そういう時こそ一冊で二度おいしい再読の薦め

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1104. そういう時こそ一冊で二度おいしい再読の薦め

お名前: ちんげん斎
投稿日: 2003/11/11(00:10)

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こんにちは、ちんげん斎です。

〉さて、多読中毒で悩みが出てきました。
〉60万語までは絵本中心にORTやICRといった簡単なので語数を稼
〉いできたのですが、皆さんの話を聞いていると少し上の物語が読みたく
〉てMagic Tree Houseに手を出しました。
〉これが何とすいすい読めるのです。
〉但し、酒井先生が指摘する脳内音読であることは間違いない。
〉ただ、困ったことに、苦もなく読み進むのに物語としての把握が出来て
〉いない。(雰囲気、大粗筋はかろうじて分かっても、粗筋として説明で
〉きない状態)
〉単語は9割は大げさでも7,8,6割は知っていると思うのに。
〉1から順に読まなかったのは反省していますが、何の為に物語を読んで
〉いるのか、こんな読み方でも良いのでしょうか?

えーと思いますよ。
3原則に従うと、
わからなければとばす。
つまんなくなればやめる。
ですから、とばしにとばしてつまんなくなる前に読み切っちゃったんなら
それもありでしょう。
MTHで単語の9割がわかるというのは大したものだと思います。
さすがに、ORTやICRなどネイティブの子供向けを沢山読まれた効果ですね。

〉まるで、ちゃんとした蕎麦屋で天ぷらソバを食べているのに、駅の立ち
〉食いソバ屋で冷やしたぬきを食べ終わった感じ。
〉エビ天を食ったのに揚げ玉の感触しか残っていない状況です。

そいじゃ、一旦寝かせておいて、
100万語ちかくか、超えてからもう一度読んでみてはいかがでしょう?
そばと違って置いといてものびてしまわないですからね。
ひょっとすると”天ぷらそば”に化けてるかもしれませんし、
もともと、ストーリーだけ見るとすごく深いというお話ではないので、
今度読んだときは、
「なんだエビ天じゃ無くて、やっぱりたぬきだったんだ。」と
自信を持って言い切れるかもしれませんよ。

みんなに評判の高い本が自分に合うとは限りません。
MTHは、GRからネイティブの子供向けの橋渡しとして丁度良い手強さなので
GRから読み進めた人には新鮮で驚きなのですが、
ICRやORTで鍛えた人にも同様に新鮮なのかは
わたしには判りません。

〉”タヌキ読み”とでも申しましょうか(勝手に命名してすみません!)
〉何となく無駄な努力をしている感じ。
〉少し、反省して元の絵本中心に戻そうと思いますが、辞書引かず分から
〉なければとばす、この裏には理解できているから細かい部分は重要視し
〉ないというように判断した方がよいのか。
〉ちょっとショックです。

「わからなければとばす」は、
読めないところを神経質に気にしないで、
読めるところをどんどん読んでいきましょうと云うことだと理解しています。
沢山読んでいけば、これまでは飛ばしていたところも
いつの間にか読めるようになっていますから。
読めるところが増えてくると、今度は同じ話を読んでも
詳しく、深く読めるようになります。
ご心配なく。


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