Re: 【意見募集】レベル2〜3児童書シリーズの読みやすさ順は?

[掲示板: 〈過去ログ〉YL・語数・書評システム情報 -- 最新メッセージID: 1253 // 時刻: 2024/5/4(22:54)]

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550. Re: 【意見募集】レベル2〜3児童書シリーズの読みやすさ順は?

お名前: メリザンド
投稿日: 2004/11/1(17:57)

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最近、掲示板に仲間入りさせていただいたメリザンドと申します。
1年半ほど前に多読を始めて、約120万語を通過したところです。
これまではほとんどGraded Readersばかりを読んでいたのですが、
最近になって児童書の面白さに目覚めました。
ちょうど今、しおさんが挙げられた対象シリーズのあたりを読んでいまして、
このツリーの皆さんのコメントがとても参考になっています。
また、他の掲示板でs-barbaさんに参加を勧めていただいたこともありまして、
私もちょっと自分の感想を書いてみようかな、という気持ちになりました。

読んだことのあるのは以下の4シリーズで、
読んだ時期はいずれもここ2週間以内(100万語通過前後)です。

A to Z Mysteries(8冊)
Catwings(1冊)
Magic Tree House(4冊) 
Marvin Redpost (8冊)

個人的な意見ですが、「読みやすさ」というのには2つの要因があるような気がしています。
(よく考えればもっとあるかも知れませんが。。。)
1つは、語彙の難しさ・一文の長さや複雑さ、などの「英語そのものの難しさ」で、
もう1つは、内容の好み・自分との相性といった「個人的な感覚」です。

それで、1つ目の「英語の簡単さ」で順位をつけると、

Marvin>=Magic Tree House>>A to Z Mysteries>Catwings

という風に私は感じました。(右へ行くほど難しい)

MarvinはA to Zを何冊か読んだ後に読み始めたのですが、
一分の長さが短くて文の構造が簡単で、より楽に感じました。
MarvinとMagic Tree Houseとの差は、私はあまり感じませんでした。
Catwingsは、確かに語彙は他に比べて一番難しいと思います。
また文の構造もちょっと複雑なものが見られたので、こうなりました。
ただ個人的には、A to Zとの差はあまりないような気がします。

2つ目の「個人的な読みやすさ」で順位をつけると、

Marvin>A to Z Mysteries=Catwings=Magic Tree House

という感じです。(右へ行くほど読みにくい)

Marvinは最初は他愛ない話と思って読み飛ばしていたのですが、
だんだん引き込まれて、シリーズ中盤以降は夢中になって読んでいました。
英語の簡単さ&面白さの両方で、一番読みやすいと感じました。
A to Zはストーリーが結構よくできていて、それにつられてテンポよく読み進められました。
ミステリーが好きな人にはMarvinより読みやすいかも知れません。
Catwingsはレベル4に分類されているし、「難しい」というコメントが多かったですが、
私にはそれほどバリアが高くありませんでした。
個人的にこういう話は大好きなので(猫も好きです)、好みにぴったり合っていたし、
他の3シリーズの、現代アメリカっぽいちょっと軽いノリの英語と全く違う、
詩のような幻想的な美しい文体に惹きこまれて、味わいながら読めました。
Magic Tree Houseは英語自体は難しくないのですが、
ワンパターンな展開が退屈で、そのせいでちょっと読みづらい気がしました。

他の皆さんのコメントも興味深く拝見させていただきましたが、
読む人によってこれほど違うものかと、ちょっとビックリといった感じです。
たぶん、1つ目の「英語の難しさ」には、ある程度客観的な評価ができるのでしょうが、
2つ目の「個人的な感覚」の及ぼす影響がかなり大きいため、
このあたりのシリーズにおいては、1つ目の順位を覆してしまうケースが多いのではないか、
と考えています。

私としては、あんまり些細なレベル差にとらわれ過ぎずにいろいろ読んでみて、
自分と相性の合う好みのシリーズを見つけるのがいいのかな、と思いました。
参考になれば幸いです。

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