Re: すぐやる課、任務完了報告(後半)

[掲示板: 〈過去ログ〉YL・語数・書評システム情報 -- 最新メッセージID: 1253 // 時刻: 2024/5/21(01:17)]

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484. Re: すぐやる課、任務完了報告(後半)

お名前: ako
投稿日: 2004/10/17(04:00)

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成雄さん、すぐでもなかった課… akoです。先週の台風で一週遅れました…我ながら不覚。
以下、引用が前後しております。あらかじめご容赦ください。

〉akoさん。以下の文章を全部読んだうえで最初に書きますが、
〉各本の感想。レビューに載せればいいと思うんですけれど…。

〉YL表の数値と、書評システムのYLは一致しなくてもとりあえず問題ないので、
〉ご自分のYL感覚を入れればいいと思います。

〉〉●From Tadpole to Frog 350語●
〉〉●Fireflies in the Night 580語●
〉この2冊の感想↑は、、そのままレビューとして上げていいと思うんですけどね。

書評に関する記載を短く編集してしまいましたが、
いただいたご返答投稿で決心しました。近日中に、まずはレビュー登録に挑戦いたします。
背中を押していただきました。ありがとうございます。
(YLは…多分、迎合します(笑)←はらぺこあおむしさんの「告白」投稿へ敬意を表して)

●Let's-Read-and-Find-Out Science seriesについて●
〉〉もし、日本語で「こうもりは…」とか「リスは…」とか読んでも、そういうことは表現できないのではないか? と考えると、英語で読むことの値打ちというか、楽しみに、こんなこともアリなら、実に楽しいです。
〉〉(全然カン違いでしたら大恥)

〉アリアリだと思います。
〉このあたりは、動物によって、複数形が無いものとか、そういう話につながりますよね。
〉私は、ORTを読んだ時に、犬などに it を使うのか、he/she を使うのか気になりました(笑)
〉あと、子供向けGRでも、憎たらしい動物と思える場合、it が多いのかとか。

あはは! 「IT」には泣かされてます。人間の赤ちゃんが「IT」になってるものもあったような気がしますが、
そのへん、英語圏の人ってどういう基準で「IT」を使うんでしょーねー。

〉〉成雄さん、改めてこのシリーズのことがだんだんわかってきました。
〉〉サイエンスを、こんなに情緒的に見せてくれるとは嬉しい。全部よみたくなりました。

〉このシリーズ(Stage 1)は、Rookie より読みやすいものが多いと思います。
〉(だんだんYLの話になってきましたよ)
〉最初に科学系のものを読むなら、Rookie より、こちらのシリーズを読まれた方が
〉スムーズにいきそうだと私は思います。

同意です。ORTやLLLなどで、物語を読み慣れているアタマで読むと、
Let's-Read-and-Find-Outは、科学系ノンフィクションだとは感じずに読めそうです。

〉私も所蔵されている本は全部読みたいと思っています。
〉Stage 1 は、7 / 31(全部所蔵していれば)冊、読みました。

「1」だけで31冊もあるんですかー。成雄さんを追っかけていきま〜す。

〉Let's-Read-and-Find-Out Science series は、そういう意味で、本筋なんだと思います。
〉あと、DKG1も読みやすいと思います。鮮明な写真もお薦めだし。
〉Rookie Read-About Science はこれらの本を読んでから読むと、
〉コンパクトにまとまった本という感じかなぁ。
〉ステージわけされていないだけに、最初にこれを読むと、難しい本にぶつかる場合もあると思う。
〉そうすると、後回しの原則で、どんどん科学の本から遠のいてしまう可能性を感じます。

その可能性はあるかもしれないですね。
冊数が非常に多くて、akoもどれから読めばいいかがわからなかったので、
先日ブッククラブの書棚で、SSS事務局のご協力のもと、
「地理」「休日」「健康」「科学」の大きい4つのジャンルだけ仕切りを入れて、分類整理しました。
これで多少は選びやすくなったかなと思います。
あとは、語数シールで総語数を見てもらって、そこでレベルを判断してもらうことになるかと思います。

DKGというのは、まだ全く知りませんでした。今後の課題図書にします(笑)

■ではRookie Read-About Science の報告です■

●読んだもの●
Gator or Croc ?
Horns and Antlers
Good Mushrooms and Bad Toadstools
Of Mice and Rats
どれも、400〜500語のものです。

●第一印象は「縁の下の力持ち」かしら?!●

〉何か関連性があると、何度も遭遇する難しい言葉に、親しみを持つことも多いと思います。
〉私がシリーズ本を読むのは、そういうこともあります。

とっても同意です。読んでみてよくわかりました。

縁の下の力持ちのような本ですね!
ICR等で当たり前のように出てくる動物で、イマイチわからない生き物がいたんです。
具体例として、ICR・1の「Morris the Moose」です。
お話を読んでいく分には問題はないので、そのまま読みましたが、
ムースという動物がこの世に存在する、ということ自体、知らなかったです。
ICRのようなコドモ向きのお話本に登場するからには、馴染みの生き物なんだろうという程度の認識しかできずにいましたが、
「Horns and Antlers」で登場して合点が行きました。ガッテンガッテンガッテン!

今後も物語を読んでいく時に、こうして日本では馴染みのない動植物に出会うのでしょう。
折に触れて、こういったノンフィクションを混ぜて読んでいくと、
英語圏の人たちが、子供の頃に馴染んだ物事の一端を垣間見ることが出来るように思えてありがたいです。
だから、お話を読むという視点からだと、Rookie シリーズは、縁の下の力持ち!

●ノンフィクションそのものの読書の楽しさ●

〉児童書を読んでいると、これらの動物の名前や、物語(クリスマスとか)に登場してくるので、
〉そういう情報を知っていると、もっと、こうした動物に対する「近さ」が違ってくると思うので。

ホントですね!!
「知識そのものを得る」という視点からも、英語で新しいことを知ることができるのが純粋に楽しいですね!
洋書では当たり前のように紹介される動物が、日本には生息しない動物であることも多く、
当該する文化圏(英語圏といっても様々ですものね)の小・中学生が、当たり前のように知っている生き物の全体像というものは、
自分がこれまでに「動物とは?」と言われて想起する全体的なイメージの範囲と、大きく違う(一部重複はあったとしても)ことがわかってきました。

Rookieシリーズが子供向けの本だから、なのかどうか、理由はわかりませんが、
新しいことを知る際の知り方についても、
個々の動物に関するデータとして知る、という知り方ではなく、
映像的に、…と言いますか、どう説明すればいいのかしら…、写真のある本だから、なのかもしれませんが、
数学でやった集合の図が浮かんできて、集合Aの楕円の中に、日本にいそうな動物たちの絵が色々ちまちま描いてあって、
集合Bの楕円の中には、今回Rookie Read-About Scienceで知った動物たちが絵で描いてあって、
2つの楕円は、一応、数学でよく見た通り、中央で一部分は重複しているんだけれど、
今はまだ、A∩Bの部分には、deer とか、東京で見たことがある rat ぐらいしか描いてない、といった図が、頭に浮かんでます。
(あ〜、絵を描きながらお話したい〜)

ホーンとアントラーの違いも、すごくわかりやすい説明で、なるほど納得でした!!
おまけに、少し前の多読にて、ディズニー絵本「バンビ」にアントラーズがあって、
おお、鹿島アントラーズだ!と思ったことがありましたが、これで改めてわかって「そうだったのか!」です。

●両シリーズの違いから、多読の長所発見!●
明らかに Let's-Read-and-Find-Out Science series との違いがよ〜くわかりました。
Let's-Read-and-Find-Out は、お話風の色付けがあり、Rookieは普通の説明ですね。

ただ「普通」と言いましても、英語は平易でわかりやすく、
説明は、かゆいところに手が届くような感じで行き届いていて(「Gator or Croc ?」は秀逸!)親切な印象を受けました。
Let's-Read-and-Find-Out とは、種類の違う親切さだと感じます。

多読ってやはり面白い!!! つながるんですね、つい少し前に読んだお話の絵本とつながるんです。
英語との付き合い方が、有機的でカラフルです。

自分の中で、これまである程度できあがってしまっているイメージ、
言い換えると、物事を無意識のうちに仕分け、分類している区分のような線があり、
その線が、やさしい英語の多読により、区分の位置が変わるような感じ…
…とでも言えばいいのか…、自分内部のOSが変わるような感じ…と言えばいいのか、そんな感じです。

〉From Caterpillar to Butterfly (Let's-Read-and-Find-Out Science series:Stage 1) を
〉読んでみました。

はい、akoも読みました。教室で、小学生達と一緒に蝶の成長を見守るような体験をしつつ、
蝶に関する知らない単語を知り、同時に、語りかけるような英語を感じることが出来ました。

●YL感覚の小さい練習●

同レベルのままで、分野だけ平行移動して、別の分野も同時に読む、という読み方、
akoにはいいですわー。楽しい!

まず英語レベルが、これまでの多読で普段よんでいるレベルなので、抵抗がないです。
いくつか知らない単語があったうち、動植物の部位の名称は、もともと日本語でも知らないので、
知らないことが抵抗にはなりません。
部位名称以外の、説明文の部分でわからない英語が、1冊に付き2ヶ所ずつくらいありましたが、
その程度なら、すでにこれまでの多読で、2〜3ヶ所わかんなくても平気、という事に慣れたおかげか、
「ここはわからないな」とは思っても、それが「読みにくい」と感じることには全くつながらなかったんです。

なので、印象として、YLは、1ぐらいでいいのだろうと思いました。
そこで、YLのコンマ以下について、この際、少しYL感覚練習、と思って考えてみました。
ちょっとだけ練習に付き合っていただけますか? ご相談を兼ねた試行です。

〉YLの数値を意識しながら読むというような、
〉読書スタイルを変えてしまうような読み方になられないように(それはご承知だと思いますが)
〉いままでと同じように、楽しんで読書して下さいね。

はい。読書中には考えません。
読書そのものを楽しむ時は、別人格になれるほうです。
分析思考からは完全に離れていますからご安心ください

現在、ORT,LLLを下から読み進め、ORTのstage 6と7、LLLのstep7を平行して読んでいる段階です。それより上のレベルのORT,LLLはまだ未読です。

ORT7(YL0.7)は1冊語数約800〜900語、LLL7(YL1.0)約700語なのですが、
akoには、Rookie Read-About の500語の方が読みやすく感じるくらいでした。
「あら、もう終わり?」位の感じ。簡単に感じた、と言っていいと思います。
YL感覚は、読み方によって変化していくものだという記載を、先ほどの成雄さんの投稿で拝見したばかりですが、
その通りと思います。
私的なことで恐縮ですが、500語を「もう終わり?」と感じられるようになったのは、自分としては画期的なことなもので…。

以下はおそらく、個人差から生じる部分かと思うのですが、
akoは、英語レベルが同程度でも、長さに弱いです。
だから、Rookie の500語が、ORT7(YL0.7 総語数約800語)より簡単に感じた可能性があるかな、と思っています。
あるいは、物語よりも、もともとノンフィクションの方が好きなのかもしれないですが、そこは、まだちょっとわかりません。

そのへんに曖昧さがあるので、今回読んだ上記4種の Rookie が、ORT7(YL0.7 約800語)より簡単に感じたからといって、
これらの本のレビューを(仮に将来)書くとしても、すでに0.8となっているこれらの本に、
自分の感覚としてYL0.6にしよう、というほどの気持ちはないんです。
ここは、古川さんのYLの説明の投稿で、YLのコンマ以下の数値について、±0.2ぐらいの差はあまり大きな意味は無いという記載もありますので、
多少、差を感じるとしても、問題にするほどではないと考えていい、と思われますが、いかがでしょう。

やはり、もう少し多読経験の蓄積と、読んだ本の幅広さ(ジャンルもレベルも)が、自分に必要だと感じている次第です。
でもそうやって経験豊富になると、古川さんのYLのスレッドにもありましたが、
「上のレベルを読むようになると、前に読んだ同じ本が、以前より簡単に感じられるので、自分のYL感覚が変化する」とあります。
なので、もしかしたら、あまり多読経験がない者が、経験の少ないうちに中途の段階で感じる感覚を、
このように報告しておくことも意味があることかもしれません。

このへん、意義があるかどうかは、本人ではわかりませんので、
何年も続けてきた方が、お考えになっていただけばいいことと思います。

●レベル1程度のノンフィクション読書を報告させて頂いて
今回、こんなに楽しめたのは、このシリーズに関して、全く知らなかったことが幸いしていると思います。
物語を読むために、下準備として読んでおこうなんていう目算をもって読むことも悪いとは言わないですが、
今回のように、「純粋にノンフィクションが楽しい!」と感じることが出来たかどうかはわかりません。

でも一度、ざーーとシリーズを見渡しておけば、
今後、物語の児童書を読んでいて、知らない動物が出た際に、
Rookieに戻って確認する、なんていうことができたら、私の場合は楽しいなーと思います。
英語の本を読んでいて、それを別の英語の本で資料として調べ物をするわけですから!
(もちろん、そういう作業をつまらない、と感じる人が、わざわざやる必要はないと思います。)

成雄さん、今回の件って、ブッククラブで成雄さんと偶然お会いして、
その際の、ちょっとした立ち話で、Rookieの「タコを飛ばす」という部分のことを成雄さんが言って下さったことから、
このように展開したんだなーと思いますとですね、
あの小さな機会がなかったら、
akoは、しばらくはICRや 一般の絵本やNate the Great 等、
お話のものを読み続けてレベルを上げていこうと考えていたところでしたので、
実に実に、ありがたい機会となりました。これはもう、本当に希少な機会をいただけた、と思っています。
ありがとうございます。

〉せっかく、動物の話をしているので、パンダ読みと言うことで、
〉akoさん、OFF1 読みませんか?

〉お薦めは、Tim Vicary の
〉Kings and Queens of Britain
〉ノンフィクションの歴史物です。
〉Scotland
〉これは、風景写真が美しいです。

了解しました。ではDKGの前に、来週は、OFFという未体験ゾーンを試してみたいと思います。
ご案内いただいている各シリーズを数冊ずつ読んでみて、その後、気に入ったシリーズはどんどん読み進めようと思います。

西洋史好きなので、ご紹介のタイトル、実は垂涎です。問題は総語数の壁ですがチャレンジしてみようと思います。
多読初期の段階で、いい示唆をたくさんいただいています。ありがとうございます。

PS

〉〉「旧」思考では、「grow = 成長する」という昔の記憶があるのですが、
〉〉日本語で「成長する」と言ってしまうと、どうも拡大する方向しか浮かんできませんが、grow は、違うのかもしれない、と仮説段階です。

〉この仮説がどうなるか楽しみですね。

この成雄さんのご返答で、実は、酒井先生がご自身の多読授業原則で「教えない」という方法論を実践しておられることを思い起こしました。
その考え方に関心はあるのですが、具体的にはわからずにおります。
こういう時に、なるほど、この一言は近いかも、と思った次第です。


▲返答元

▼返答


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