Re: おまけの所

[掲示板: 〈過去ログ〉YL・語数・書評システム情報 -- 最新メッセージID: 1253 // 時刻: 2024/5/10(20:32)]

管理用 HELP LOGIN    :    :


上へ上へ | 前のメッセージへ前のメッセージへ | 次のメッセージへ次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む返答を書き込む | 訂正する訂正する | 削除する削除する

[汗] 442. Re: おまけの所

お名前: 成雄
投稿日: 2004/9/27(07:23)

------------------------------

akoさん、こんにちは。成雄です。

〉成雄さん、こんにちは、akoです。
〉ご返答ありがとうございました。

〉〉お名前を書くと、「akoさん、出てきてちょうだい」みたいに読めるので、遠慮しました。

〉書かれた方が喜ぶタイプの人間ですので、遠慮なくどうぞ!(^^)

なるほど。
理解しました。次回からはそうします(笑)

〉書評チャレンジへのアドバイス、ありがとうございます。
〉今すぐはまだちょっと手を出せなさそうですが、いつか挑戦してみようと思います。
〉(「挑戦」なんて言ってるところが、肩に力が入ってる証拠ですね(^^;)

はい。そう思います (笑)
「YLの入力が引っかかる」という意見があるということは聞いています。

〉〉今回の投稿では、特定の英文の取っつきにくさを言いたいのではないのです。
〉〉『理路整然とした、隙のないキチッとした明瞭な書き方』みたいな感覚なんです。
〉〉akoさんに示した文は、そういう流れのなかにある説明的な文だと私が思った文です。

〉ここをお話いただいて、とても有益でした。
〉PCの前で、左手の手のひらを、右手のこぶしで叩いて、なるほど!と手を打ちました。
〉と言いますのは、
〉前回の投稿で、私自身が下記のように書いているくだりがありますが、

〉〉〉私自身が、これまでの酒井先生の多読論を読んできた印象では、
〉〉〉このように特定の英文をとりあげて話題にするのは、
〉〉〉意識しすぎてしまってよくない、という可能性も感じます。

〉まさに、これを書いている時、
〉特定の部位をとりあげることに、自分自身でも何か違うような、
〉ハッキリとしない抵抗感があったからなんです。

〉成雄さんからのご返答を読み(何回か時間をおいて読み、少し考えをめぐらせていましたが、これが実に楽しかった!)、
〉そのあいまいさが明確になりました。

〉つまり成雄さんが、Rookie のシリーズを複数冊よんでみて、
〉ORT等を始めとする物語系のものとは違う、と感じられたのは、
〉いくつかの個々の文章について感じたものではなく、
〉本の文章(文体?)の全体の印象だったということなのですね!?

内容も最初から違います。
例えば、
さきほどしおさんに返事した投稿で例にあげた本 "Flies Are Fascinating" ですが
ちょっと書いてしまうと、
一番最初のページに
糸トンボ(だと思う)が飛んでいる写真と一緒に
Most adult insects fly.
とあります。
そして、ページをめくります。
次に、
蝶々の写真と一緒に、
Butterflies have four beautifully colored wings.
と出てきます。

つまりこの瞬間に、butterflies が insects なんだとわかるようにうながしています。
私なんか、これを読んだ瞬間に、「そうだったけぇ?」とか、「なるほど〜」とか
思ってしまいます。

『誰と誰が朝食をとって、ピクニックに行こうとしています。母親が…』
というような物語系の流れと違う、と私は思います。

〉特定の文章例をここにあげて検討するよりも、
〉私も、あのシリーズを何冊も読んで、自分で、ノンフィクション系の本の全体の印象を感じてみるのがいいだろうと思いました。
〉(「考える」というより、「感じる」という方が適切な気がしました)

〉ですからもちろん、当初の提案は取り下げです。
〉これはもう、その意義を十分に納得してのものですから、どうぞご心配なく!
〉Rookieシリーズは、まだ未読でしたが、早速、取り掛かりたくなりました!
〉口頭でお話した時の内容がさらに補足された丁寧な説明をいただけて、
〉ありがとうございました!

他にも、科学系の本はありますし。どれでもいいので、
何ページか、パラパラ読んでみて、気に入った感じのものがあれば、
読んでみられたらよろしいと思います。

〉それと、特定の部位と全体の印象、という話も有益に思いましたが、
〉もう一つ感心したのは、やさしい洋書について、また一つ新しいことがわかったことです。

〉今回の話だと、レベルゼロの本でも、すでに、フィクション系と、ノン・フィクション系で、
〉文体の全体の印象の違いを体感できる、ということになりますね。
〉これは、なかなか凄いことではないかしら?

〉成人の英語やり直しでも同様ですが、
〉中学生などの、本当に英語初心の段階から、そういうことを感じることができたとしたら、
〉英語に関して、非常に自信がつくように思います。

いや、そうでもないです。
すでに書いたように、科学系や文化(宗教)系の絵本であっても、
物語のように書かれている本も多いです。
対象分野で文体が変化するのではなく、編集方針で違ってくるのだと思います。

〉〉物語系の文であっても、短編って読みにくくありませんか?
〉〉(読みにくくない方もたくさんいらっしゃるでしょう)
〉〉短編は文章にキレがありますが、でも少し飛びこえて読むと、全然内容が理解できなくなるとか…
〉〉うまく言えませんが、そんな感覚なんです。

〉読みにくいかどうか、考えたことがないまま読んでいましたが、
〉成雄さんが言おうとしている感覚、言われてみれば、わからなくもない、という感じがします。

読みにくくなければ最高じゃないですか!
何も考えずにそのまま読めれば、その方がいいですよ。私もそうなりたいです。

〉レベルゼロあたりの総語数の少ない(ORTステージ5以下程度?)物語系の本は、文章の数が少ないので、しょうがないかな、とも思いますが、
〉もし、読みにくくないと感じる人がいらっしゃるとしたら、
〉そういう方は、文字に書いていない部分を、絵を参考にして自分の想像力でつないで読んでおられるのではないかと、考えてみました。
〉これは私の推測にすぎませんが。(こういう推測をするのって楽しいです)

例えば、季節の移り変わりや恋心を俳句や短歌というような形式で発表するのと同じで、
編集方針として、文章量を短くしてあるのが短編なんだと思います。
物語を語ると言っても、文章量の大小で、受け取り方が違うとか、そんな感じです。

〉〉もちろん、このシリーズ本は読みやすいという方が多ければ、それはそれでかまわないのです。
〉〉そのあたりがわからないから、この掲示板に投げかけて聞いているのです。
〉〉それがakoさんの言われる、摺り合わせということになるかもしれません。

〉新しく書棚に入ったシリーズなので、今後、多様な感想があがるのが楽しみですね。
〉いろいろな違う体験が集約されて、多読論が普遍性をもった理論へと昇華されるといいと思います。

〉〉『こういうのは読みにくい』という多読学習者の声が実際にあがらないと、
〉〉なかなか議論にならないと思います。
〉〉ちょうど、Magic Tree House が読みにくいという声があがってきて
〉〉「… 時空を越えて旅するストーリーにはなじめない人もいるようですが、概ね楽しく読めると
〉〉好評です」(『読書手帳』p.112, Ver 3.18)
〉〉と、配慮されてきたように。

〉なるほど。
〉読書手帳の巻末の説明も、随時更新されるんですね。
〉どんどんよくなり、普遍性に近づく、と考えるとワクワクします。

はい。YL評価が変更される場合があります。そちらの方がメインです。
多くの方がいろいろな本について、この掲示板でYL評価について語っています。
それがYL表に反映されています。YL表を説明する文も変わっていきます。

〉〉では最後におまけの情報を。
〉〉Google ( all ) で検索をかけてみたら、
〉〉・You need wind to fly → 10件
〉〉・You need wind to sail → 6件
〉〉・You need him to → 約3,750件

おまけで書いたので、ちょっと忘れてました(笑)
・You need wind to → 60件でした。

〉オマケ、ありがとうございます。

〉3つめが圧倒的に件数が多いのは、統計上、有意ということになるでしょうか。

比べてみれば、よく見る回数が多い(少ない)でしょうということで、書きました。
質を示しているわけではありません。

〉3つめは、to の後ろが特定されていないので件数が多くなったのかもしれませんが、
〉この部分だけでも、3人の人物が関与する印象があり、物語系表現という感じを受けます。

自分でおまけまで載せておきながら、こういうのもヘンなのですが、
文章に物語系の文とか、あんまり意識しない方がよろしいと思います。
いままでのakoさんの読み方を進めた方がいいと思います。
その方が、例えば、
人間や生物だけに go や run を使うわけではない文章をすんなり受け入れられると思います。

〉すごく有意義なお話が出来て、充実しました。こういう話、大好きなんです!
〉ではまた!

ではでは


▲返答元

▼返答


Maintenance: SSS 事務局
KINOBOARDS/1.0 R7.3: Copyright © 1995-2000 NAKAMURA, Hiroshi.