Re: Rookie Read-About Science のYLは 0.8 あたりが妥当なのかな?

[掲示板: 〈過去ログ〉YL・語数・書評システム情報 -- 最新メッセージID: 1253 // 時刻: 2024/5/10(17:56)]

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440. Re: Rookie Read-About Science のYLは 0.8 あたりが妥当なのかな?

お名前: ako
投稿日: 2004/9/26(23:53)

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成雄さん、こんにちは、akoです。
ご返答ありがとうございました。

〉お名前を書くと、「akoさん、出てきてちょうだい」みたいに読めるので、遠慮しました。

書かれた方が喜ぶタイプの人間ですので、遠慮なくどうぞ!(^^)

〉たいへん気に入った本を読んだ場合など、「みんな、聞いて聞いて〜♪」みたいな感じで
〉掲示板に書くようにレビュー(感想)を書いてみるというのはどうでしょうか。
〉「YLは人によっても感じ方が違うものなので、あくまで、1つの基準として
〉とらえて下さい」(『親子で100万語』p.201)

〉レビューでも、YLの入力が現在は必須になっていますが、
〉その時の自分の感覚でかまわないわけですし、
〉もし悩むほどなら、とりあえず書評と同じYLにしておくとか、
〉気軽にかまえてよろしいのでは。

書評チャレンジへのアドバイス、ありがとうございます。
今すぐはまだちょっと手を出せなさそうですが、いつか挑戦してみようと思います。
(「挑戦」なんて言ってるところが、肩に力が入ってる証拠ですね(^^;)

〉〉先日の話、焦点となった英語の部分について、少し前後の文脈を書き足して、
〉〉具体的にここへ書いてみてはどうかな、と思ったのですが、
〉〉成雄さんは、いかがお考えですか。

〉う〜ん。そんなに特定の文章だけに感じるというのではないんです。私にとっては。
〉感覚として言うと、
〉文章のリズム感というか、余白のような文が無いというか…

〉今回の投稿では、特定の英文の取っつきにくさを言いたいのではないのです。
〉『理路整然とした、隙のないキチッとした明瞭な書き方』みたいな感覚なんです。
〉akoさんに示した文は、そういう流れのなかにある説明的な文だと私が思った文です。

ここをお話いただいて、とても有益でした。
PCの前で、左手の手のひらを、右手のこぶしで叩いて、なるほど!と手を打ちました。
と言いますのは、
前回の投稿で、私自身が下記のように書いているくだりがありますが、

〉〉私自身が、これまでの酒井先生の多読論を読んできた印象では、
〉〉このように特定の英文をとりあげて話題にするのは、
〉〉意識しすぎてしまってよくない、という可能性も感じます。

まさに、これを書いている時、
特定の部位をとりあげることに、自分自身でも何か違うような、
ハッキリとしない抵抗感があったからなんです。

成雄さんからのご返答を読み(何回か時間をおいて読み、少し考えをめぐらせていましたが、これが実に楽しかった!)、
そのあいまいさが明確になりました。

つまり成雄さんが、Rookie のシリーズを複数冊よんでみて、
ORT等を始めとする物語系のものとは違う、と感じられたのは、
いくつかの個々の文章について感じたものではなく、
本の文章(文体?)の全体の印象だったということなのですね!?

これなら納得です。

特定の文章例をここにあげて検討するよりも、
私も、あのシリーズを何冊も読んで、自分で、ノンフィクション系の本の全体の印象を感じてみるのがいいだろうと思いました。
(「考える」というより、「感じる」という方が適切な気がしました)

ですからもちろん、当初の提案は取り下げです。
これはもう、その意義を十分に納得してのものですから、どうぞご心配なく!
Rookieシリーズは、まだ未読でしたが、早速、取り掛かりたくなりました!
口頭でお話した時の内容がさらに補足された丁寧な説明をいただけて、
ありがとうございました!

それと、特定の部位と全体の印象、という話も有益に思いましたが、
もう一つ感心したのは、やさしい洋書について、また一つ新しいことがわかったことです。

今回の話だと、レベルゼロの本でも、すでに、フィクション系と、ノン・フィクション系で、
文体の全体の印象の違いを体感できる、ということになりますね。
これは、なかなか凄いことではないかしら?

成人の英語やり直しでも同様ですが、
中学生などの、本当に英語初心の段階から、そういうことを感じることができたとしたら、
英語に関して、非常に自信がつくように思います。

〉物語系の文であっても、短編って読みにくくありませんか?
〉(読みにくくない方もたくさんいらっしゃるでしょう)
〉短編は文章にキレがありますが、でも少し飛びこえて読むと、全然内容が理解できなくなるとか…
〉うまく言えませんが、そんな感覚なんです。

読みにくいかどうか、考えたことがないまま読んでいましたが、
成雄さんが言おうとしている感覚、言われてみれば、わからなくもない、という感じがします。

レベルゼロあたりの総語数の少ない(ORTステージ5以下程度?)物語系の本は、文章の数が少ないので、しょうがないかな、とも思いますが、
もし、読みにくくないと感じる人がいらっしゃるとしたら、
そういう方は、文字に書いていない部分を、絵を参考にして自分の想像力でつないで読んでおられるのではないかと、考えてみました。
これは私の推測にすぎませんが。(こういう推測をするのって楽しいです)

〉もちろん、このシリーズ本は読みやすいという方が多ければ、それはそれでかまわないのです。
〉そのあたりがわからないから、この掲示板に投げかけて聞いているのです。
〉それがakoさんの言われる、摺り合わせということになるかもしれません。

新しく書棚に入ったシリーズなので、今後、多様な感想があがるのが楽しみですね。
いろいろな違う体験が集約されて、多読論が普遍性をもった理論へと昇華されるといいと思います。

〉『こういうのは読みにくい』という多読学習者の声が実際にあがらないと、
〉なかなか議論にならないと思います。
〉ちょうど、Magic Tree House が読みにくいという声があがってきて
〉「… 時空を越えて旅するストーリーにはなじめない人もいるようですが、概ね楽しく読めると
〉好評です」(『読書手帳』p.112, Ver 3.18)
〉と、配慮されてきたように。

なるほど。
読書手帳の巻末の説明も、随時更新されるんですね。
どんどんよくなり、普遍性に近づく、と考えるとワクワクします。

〉では最後におまけの情報を。
〉Google ( all ) で検索をかけてみたら、
〉・You need wind to fly → 10件
〉・You need wind to sail → 6件
〉・You need him to → 約3,750件

オマケ、ありがとうございます。

3つめが圧倒的に件数が多いのは、統計上、有意ということになるでしょうか。
3つめは、to の後ろが特定されていないので件数が多くなったのかもしれませんが、
この部分だけでも、3人の人物が関与する印象があり、物語系表現という感じを受けます。

すごく有意義なお話が出来て、充実しました。こういう話、大好きなんです!
ではまた!


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