Re: Yeats

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2626. Re: Yeats

お名前: はまこ
投稿日: 2008/3/8(08:55)

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せんせー、こんにちはー。

〉〉とてもいい詩が書いてあるのに、話題に上がってないので前まで引っ張ってきました。
〉ありがとー!
〉おかげさまで、ぼくが出てこなくてもこんなに盛り上がっている!
〉うれしーなー!!

ねー(^^)

〉で、ずーっと、最後に行ってください・・・
〉(猫さんもだよ!)

にゃーさんの詩もぐっときましたねぇ。
のんたさんのrhymeもすき。

〉〉〉このYeatsっていう人は、それこそ多読用の語彙かと思うくらい
〉〉〉身近な言葉を使うのさ。

I WILL arise and go now, and go to Innisfree,
And a small cabin build there, of clay and wattles made:
Nine bean-rows will I have there, a hive for the honey-bee,
And live alone in the bee-loud glade.

And I shall have some peace there, for peace comes dropping slow,
Dropping from the veils of the morning to where the cricket sings;
There midnight's all a glimmer, and noon a purple glow,
And evening full of the linnet's wings.

I will arise and go now, for always night and day
I hear lake water lapping with low sounds by the shore;
While I stand on the roadway, or on the pavements grey,
I hear it in the deep heart's core.

〉〉せんせー、この詩の紹介をありがとうございます!

〉〉〉ぼくはよく思うんだけど、Yeatsの詩はケルトの巨石文化のようだ。
〉〉〉単純で力強い言葉がどーんどーんどーんて置いてあってね、
〉〉〉でも日常の気持ちや心の揺れとしっかり結びついている。
〉〉〉荒々しいデッサンのようなのに、描かれているのは繊細にして
〉〉〉洗練された心持ち? どっちなんだー?っていう詩なのさ。

〉〉せんせー、この詩、深いねぇ。素晴らしいねぇ。完璧だねぇ!!!
〉〉完璧なのにどこまでもどこにも終わりがないねぇ。
〉〉ここまで音も(韻ね)言葉も意味も全てにおいて調和の取れている詩って
〉〉なかなかないんじゃないかな。
〉〉と、書いてて心がふるえてます。

〉〉〉詩を味わうために多読してるんじゃないって言うかもしれないけど、
〉〉〉もし多読した本で感動したら、それは「詩を味わう」のとおなじことだよ。
〉〉〉読書には上の詩で説明したような言葉を、訳語を通さずに知っていることが絶対必要。

〉〉私は詩を味わうために多読を始めたわけじゃないけど、
〉〉多読と多聴で音とリズムと響きのとりこになりました。
〉〉(もともとは英語で書かれたニュースや情報を英語のまま知りたいと思い多読を始めました。)
〉〉多読を始めて間もない頃から自然と本を読んでいても音楽を聞いていても韻を
〉〉踏んでいるかどうかに気がいっちゃうのは、
〉〉早い段階でマザーグースの面白さを知ったからでしょうか。
〉〉それだけじゃない気もするし・・・
〉〉そうだ、私は後ろの韻が命!(命?)だけど、先生は前の韻が好きなんでしたっけ。
〉〉言葉遊びとしては前の韻も面白いけど、例えば本のタイトルなら前の韻がいいしね。
〉〉でも、リズムを取るなら後ろですよ、やっぱり。
〉〉余韻があるもの(笑)
〉〉話はそれましたが・・・
〉〉物語を読んで心がふるえるのもすき。
〉〉でもやっぱり、詩っていいなぁ。
〉〉音でダイレクトに揺さぶられるもの。

〉〉こういう感動って書かれてある言語で味わってこそ、なのでしょうね。

〉わたしゃ、音人間ではないみたいで・・・
〉こんな風にあの詩を楽しんだのではないのだよ・・・
〉その代わり(?)、あの詩の最初の1行をwearyっていう感じで、
〉体をよっこらさと立ち上がろうとしているその絶望感というか、
〉要するに座っていた椅子から半身起こしかけたあたりの気持ちの重さは
〉わかるよ。(はまこさんもわかってるとしたら、もう一回脱帽だ)

〉尾島庄太郎っていう昔Yeats学者(?)が第1行を

〉「いざ行かめやも」とかなんとか訳していたけれど、
〉そういう心境の詩ではないと思うよ。
〉やっぱりちょっとつらそうに、ちょっと憂鬱に、ちょっと軽く、

〉「よっこらっしょっと、帰るとするか、あの島に」

〉とかはじめたいね。

詩って読み手のその時の心情によって感じ方が違いますよね。
私はせんせーのような「闘士」ではないので、
(あ、にゃーさんのブログのタイトルみたい!^^)

〉体をよっこらさと立ち上がろうとしているその絶望感というか、
〉要するに座っていた椅子から半身起こしかけたあたりの気持ちの重さは
〉わかるよ。

の部分はわかりません(^^)
でも説明されるとわかった気がする。
私が感じたのは

・リズムのよさ、言葉遊びの面白さ。
=音として、また遊びとして。
繰り返す韻と選ぶ言葉のどの一つをとっても無理がないのに、
作者の内面の表現、としても素晴らしくて。
それでもって、くすくすと笑いたくなるように面白くって。
ほんとに感動です。
この話だけでもずーっとしてたいくらいです(笑)

・静寂、息吹、生命力などの自然との一体感、そして希望。
=映像で見てます。
これは見る人それぞれで違う映像を見ているのでしょうね。

・一枚の絵。
=これは文字として観ていてうっとりします。
美しいです。

〉でもね、うらやましいです、そうやって詩のリズム、たゆたい、音楽を
〉感じられるっていうのは。

ありがとうございます。せんせーに何度か?掲示板で話したと思いますけど、
多音読、多読、多聴、多歌、多シャドーイング、多ダンス(笑)、多DVDで私の英語は育ったので、
私にとっては読んでいる英語の「全ての文字」に音と映像が付いています。
(thatとthisの距離の違いやhobbleやwobbleの揺れ方の話をしたはず・・・)

〉昔、友だちと「詩は音楽か、絵か」という論争をしていて、
〉友だちは「音楽だ」といい、ぼくは自信なく「絵じゃないかな」と
〉言っていたのだけれど、それはぼくが詩の音楽を感じとれないからだと
〉いまは思う。

論点が違うかも、って思いますね(^^)
上に私が感じた事を三つに分けて書きましたが、それぞれ独立しているわけじゃないし。
音楽でもあり、絵でもあり。絵画のような静止画ではなく、動く映像だし。
でも一枚の絵としても眺められるし。
感じ方は人それぞれだけど、どっちか、じゃないと思うけどなー。
少なくともせんせーは詩を一枚の絵として、そして動く映像としても見てるんじゃないかな。

〉ま、いいや、またこういう詩があったら、知らせ合おうね。

はーい(^^)/

〉〉せんせー、またねー。

〉おー、またねー!

〉(まだくわしい日程が決まっていないのだけれど、
〉 31日に武庫川へ行くのね。それで、ひょっとしたら
〉 みなさんと会えるかな・・・?って期待してるんだけど、
〉 なにしろ日程が決まっていないし、ぼくは一人じゃないかも
〉 しれないし・・・ うじうじしてるわけ)

先月の講演会と2次会、翌日のランチに参加した人たちは
せんせーが武庫女に来るって聞いてますよ。
私はその後のオフ会の掲示板で「にしむら」に行きたい!
とKaakoさんに駄々をこねておきました(笑)
私は紅茶派なのでコーヒーはめったに飲まないのですけど、翌日のランチに
参加した人たちのお話を読んでて、久しぶりに行きたくなったのですよ〜。
せんせーやみなさんと会ってお話できるならどこでもいいんですけどね(^^)
私はもちろん参加するつもりです。(子どもが熱でも出さない限り)
せんせーと一緒に来る方ともわいわいできるといいんですけど。

〉で、猫さん・・・

〉ありがとー! Come rain or come shine. だよね!

〉あ、みなさん、この一連のやりとり、もらっていいかな?

私はオッケーです。

〉いつになるかわからないけれど、
〉「多読村(仮称)」に、詩と絵をいっぱい並べたボロ屋を造りたいんだ。

How charm!

〉もらってほしくない人はその旨書いてください。
〉書いてない場合は許可してくれたことにしてしまう・・・


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▼返答


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