Re: バビロンまでは

[掲示板: 〈過去ログ〉SSS雑談の掲示板 -- 最新メッセージID: 3556 // 時刻: 2024/5/15(18:27)]

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1224. Re: バビロンまでは

お名前: Ryotasan
投稿日: 2006/10/6(17:02)

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How many miles to Babylon?
Three score and ten.
Can I get there by candlelight?
Aye, and back again.
If your feet are nimble and light,
You'll get there by candlelight.

『ひょっこりひょうたん島』を放送していた1960年代に、マザーグースでもあまり有名ではないこの歌を知っていた井上ひさしさんも大したもんだと思いましたが、酒井先生のお友達も凄いですね。

お友達のことを伺っていて、セオドア・ドライサーという米国の作家のことを思い出しました。両親がドイツうまれで、ドライサーが幼いときの言語環境は良く分からないのですが、学校時代、文法の授業は滅茶苦茶でも、作文 (Composition) の授業では非常に優秀だったそうです。家が貧しかったドライサーは大学へ進学せず働いていたのですが、彼のことをずっと気にしていた先生が、教職を引退してから自腹でドライサーに奨学金を与え、インディアナ大学への入学を薦めました。ドライサーは一年ほどで大学を中退し、新聞記者になり、最終的には小説家になりました。試験などで測定できない言語能力ってあるんでしょうね。

『ひょうたん島』の時代、僕は小学生でした。あの番組がきっかけでハムレットやドンキホーテのことを知りました。中学生になって初めて買った英語の副読本は Longman 社から出ていた Don Quixote でした。

多読に目覚めたのはもっとあとです。大学院生になってから Hamlet は原書で読み、Don Quixote の非常に長い原作も英訳で読みました。


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