Re: おすすめ:「桃色(ピンク)の店」(THE SHOP AROUND THE CORNER)

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1977. Re: おすすめ:「桃色(ピンク)の店」(THE SHOP AROUND THE CORNER)

お名前: 秋男
投稿日: 2005/5/31(01:45)

------------------------------

 杏樹○ん、こんばんは。

 うおー、濃いですねー!(笑)

〉〉〉私は「ユー・ガット・メール」は見てないのでなんとも…。
〉〉〉でも「桃色の店」はあの時代だからこそ、のもどかしい奥ゆかしい恋愛模様だと思いました。

〉〉 なるほどね。そうですね。
〉〉 プラハが舞台で、ヨーッロパ〜な感じもいいですね。

〉違いますぅ〜〜〜。ブダペストです。ハンガリーの。ハンガリーが好きだから興味をひかれたというのもあって見たんです。もともとこれはハンガリーの作家、ラースロー・ミクローシュの書いた戯曲なんです。それをハリウッドで映画化したわけで、まあ当時のことですからロケなどしてなくてセットでしょうけれど。

 ブダペストでした。 はずかし〜…。

 ハンガリー好きなんですか。 おなかすいてるとか? Are you ハンガリー? 

 …それはともかく、ハンガリーに関する知識って、かなりマイナーだと思うんですけど、
 あいかわらずよくご存じですねー。

 (ん? でも、オーストリア=ハンガリー帝国とか聞いたことがあるから、昔はすごかったんでしょうか、ハンガリー。)
 (↑ほんとに世界史知らずで・・・)

〉〉〉俳優と監督のいもづる式展開。そうやって関係をたどっていうと面白いですね。
〉〉〉フランク・キャプラ監督では「我が家の楽園」が良かったです。コメディで、変人だらけでとってもおかしくて、でも最後はほのぼのじんわり感動します。

〉〉 おー! 「変人だらけ」、「最後はほのぼのじんわり」、に激しく反応です!
〉〉 (ン? なんか、テレビでチラッと見たことがあるかもしれない。留置場のシーンがあるやつかな。)

〉ふっふっふ。見るべき映画がまた増えましたねえ。私はBSでやったときに見ました。

 おー! ぬかったー!
 これは意地でも見ないと!

 テレビでやってる映画は要チェックですねー。特に、古い映画は。意外とチャンスが無いから。
 だいぶ前ですけど、プレストン・スタージェス監督の映画をWOWOWでやってたんですが、
 その時は何とも思ってなかったので、見そこなってしまったんですよねー。あ〜、痛恨。

 NHK−BSで、けっこう、古い映画やってますよねー。
 ヒッチコックの「三十九夜」、「間諜最後の日」、「サボタージュ」、「バルカン超特急」なんかも
 近々やってくれるみたい。

〉〉 私は、フランク・キャプラ監督では、「素晴らしき哉・・」と「或る夜の出来事」を見ました。
〉〉 「或る夜の出来事」は、スクリューボールコメディー(って何なのか…)の元祖といわれ、
〉〉 クラーク・ゲーブルを一躍スターダムにのし上げ、アカデミー賞の主要部門を独占した作品ですね。
〉〉 感想を言いたいのですが、だいぶ前に見たので、細かいところを忘れてしまった…。(なんだいそりゃ)

〉スクリューボールコメディーは、30年代によく作られたジャンルで、次々とギャグが繰り広げられるテンポのいいコメディ…といっても「或る夜の出来事」を今見るとそこまでギャグ連発か?と思うかもしれませんが…。他愛のないラブコメディが多いようです。マルクス兄弟みたいなシュールでぶっ飛んだのは「スクリューボールコメディ」とは言わないようです。

 なるほどー。(ほんとに何でも答えが返ってくる御人だ・・・)

 マルクス兄弟の「我輩はカモである」を見てみたいんですよねー。
 AFI(American Film Institute)が選ぶ映画100の中にも入ってたし。

〉でもクラーク・ゲーブルがコメディ映画からスターになったというのはおもしろいです。

 そうですねー。
 コメディーのできる二枚目が、ほんとのスターになれる、ってことかしら。

〉〉 クラーク・ゲーブルといえば、これまたアカデミー作品賞(1935年)を取った
〉〉 「戦艦バウンティ号の叛乱」(MUTINY ON THE BOUNTY)のDVDが出てたので買いました。
〉〉 (このお話、OBWにあります。リメイク版のメル・ギブソンの写真が表紙。)
〉〉 こないだ言ってた、ビリー・ワイルダーの「情婦」に出てた弁護士役の名優チャールズ・ロートンが、
〉〉 叛乱されてしまう船長の役を、異常に明るく、憎たらしく演じてるそうなので、見るのがとても楽しみ♪

〉私は俳優や監督をあまり気にしないで見てすぐ忘れてしまいます。いろいろつながりを調べていったらおもしろいですね。OBWのバウンティ号の反乱は読みました。クラーク・ゲーブルで映画化されてたんですね。

 ええネタ(?)ゆえか、今まで4回も映画化されてるみたいです。

〉〉〉当時の映画のセリフは聞きやすいですね。

〉〉 ほんとにそうですねー。
〉〉 それと、ジェームズ・スチュアートの英語は、個人的に最近、ヒッチコック映画とかでもよく聴いてるので、
〉〉 聴きやすく感じるのかもしれません。
〉〉 そういった意味で、トム・ハンクスとかベン・スティラーの英語も、聴くことが多いためか、
〉〉 私には聞きやすいです。

〉慣れもあるかもしれませんね。でも「なーさん?」みたいな縮め方をしたりスラングが多いとわかりにくいです。昔の映画だとそういうのがないから。

 そうですねー。
 昔の映画は、カメラの前で演じる舞台劇、みたいな考えからか、しっかり・はっきり発音してますもんねー。
 「風と共に去りぬ」で、クラーク・ゲーブルの最後のセリフ、「I don't give a damn.」が大問題に
 なったぐらいだからスラングは無いし。

〉〉〉〉 (なお、「ユー・ガット・メール」と全く同じセリフがあったりするので、
〉〉〉〉  「ユー・ガット・メール」を先に見ておくと、英語的(?)に、かなり楽しめます。)

〉〉〉おお〜、そんな隠し技(?)が!
〉〉〉「桃色の店」が先で、「ユー・ガット・メール」が後でもいいのでは。

〉〉 そ、それでもいいと思います。 (弱い…)

〉なんでそんなに弱気なんですか?

 サンセット大通りの邸に迷い込んだ脚本家のような心境に…

〉〉〉「ニノチカ」を見たら「絹の靴下」もどうぞ。
〉〉〉ルビッチ監督ってほかに何があったっけ…。

〉〉 「極楽特急」、「生活の設計」などがあるようです。全部見たい!

〉うーん、見てません。見たら教えてね。

 はーい。
 小林信彦氏によれば、「極楽特急」は、「ルビッチがいう<スタイルの頂点>であり、
 この監督独自の省略法がぞんぶんに発揮された傑作である。」そうです。
 (「コラムの冒険」新潮文庫 p.38)

〉〉 古い映画は聞こえやすい、とはいっても、やっぱり「大人の英語」ですもんねー。
〉〉 でも、このごろよく映画を見てるためか(私はしっかり音を聴きたいのでイヤホンをしてますが)、
〉〉 楽しんでるだけなのに、なんだか英語が聞こえやすくなってる感じがします。
〉〉 やっぱり「量」ですかねー。
〉〉 (そして「量」をこなすためには「楽しむ」ことが大事、と。)

〉おお、多読精神。楽しく大量インプットの効果が出ているようですね。

 そういう気がするだけかもしれないけれど・・・

〉〉 そうそう。「踊らん哉」って、Shall we dance?、だったんですね。ついこないだ気がつきました…。
〉〉 アステア&ロジャースがブリナー&カーに、そして役所&草刈(または役所&渡辺?)とつながって
〉〉 ギア&ロペスとなったわけですねー。

〉この邦題、時代を感じさせますねー。
〉でも「王様と私」はもともとブロードウェイ・ミュージカルで、最初のキャストは王様のユル・ブリンナーはそのままで、アンナはガートルード・ローレンスなんです。
〉ついでに、「踊らん哉」のミュージカル・ナンバーを作曲をしたのはガーシュインです。

 おー! さすが杏樹さん、ミュージカル王!
 
 ガーシュインは、有名ですけど、「ラプソディー・イン・ブルー」が、たまらん好きですねー。
 タタタ、タララン、タタ っていう、不安定な、都会のメランコリックな遊興の感じがいい。

〉〉 そうそう。ミュージカル映画といえば、久しぶりに映画館に行って、「五線譜のラブレター」
〉〉 (De Lovely)を見てきました。
〉〉 「作曲家コール・ポーターと妻リンダの不滅の愛と音楽を描いた感動のミュージカル・ドラマ」。

〉…と、思って見たら、けっこう複雑な夫婦関係だったんですよね。

 理解のある奥さんですよねー…。

〉〉 ケビン・クラインとアシュレイ・ジャッドが主演です。
〉〉 だいたいが、愛しのアシュレイ・ジャッド様を見たくて見に行ったのですが、映画も良かったです。
〉〉 音楽がすごく良かった。
〉〉 コール・ポーターの曲っていいですね〜♪ 素晴らしいわ。
〉〉 「Anything Goes」って、インディー・ジョーンズがコッペパンみたいな石を取りに行く映画の
〉〉 冒頭で女の人が歌ってる歌ですが、コール・ポーターの曲だったんですねー。楽しいわ♪

〉「コッペパンみたいな石」…。ま、確かにその映画の冒頭の豪華レビューシーンにその歌を使って時代の雰囲気を出してるわけですね。アメリカ人だったらわかるんでしょう。この歌は同名の「エニシング・ゴーズ」というミュージカルの歌です。「五線譜のラブレター」のラストのエンディングタイトルの間に流れてた「You are the Top」も同じミュージカルの歌です。

 おー、そうなのかー。
 アメリカ人にとっては、古賀メロディーぐらいにスタンダード・ナンバーなのかなぁ。
 (たぶんちがうなぁ。)

〉〉 「Night and Day」も、思わずゾクゾクーってくる名曲だし。

〉それならアステア&ロジャースの「コンチネンタル」を見ましょう。この歌が使われていて、歌って踊ってます。「コンチネンタル」はもともとコール・ポーターが作曲したブロードウェイ・ミュージカル「Gay Divorce」という作品で、アステア最後のブロードウェイの舞台出演だそうです。「Gay Divorcee」というタイトルで映画化され、アステアはそのままで、ロジャースとのコンビの作品になりました。邦題の「コンチネンタル」は映画の中のナンバーの一つで、これまた素晴らしい群舞の場面です。

 「Gay Divorce」とは、なんとも意味深なタイトルですねー・・・。
 でもほんと、昔の映画は群舞が凄いですよね。カラーよりも豪華な感じがする。
 「コンチネンタル」も是非見てみます!

〉〉 Let's fall in love〜♪って歌ってるあの歌も、これでもかっていう、しつこさがいいわ〜♪

〉コール・ポーターの歌はいいですね。映画を見た後、ポーターのCDを探して買いました。昔の歌手が歌っているのを集めたものです。でも歌詞カードがないので楽譜も探しました。そうしたら安いのがアマゾンで見つかったので買いました。安いけど分厚くてたくさん歌が入っています。当時のポスターや写真もたくさん載ってます。

 あの映画を見ると、なんか買いたくなりますよね。
 コステロとかが歌ってたので、「五線譜のラブレター」のサントラを買ってみよかなーとか思ってますが、
 DVDが出たら、それでもいいのか・・・。

〉〉 コール・ポーターといえば、「ザッツ・エンタテインメント」で、フレッド・アステアと
〉〉 エレノア・パウエルが「Begin the Beguine」に合わせて踊ってるシーンは、素っ晴らしいですね。
〉〉 毎日1回は見てしまう。
〉〉 そもそも、アステアも素敵だけれど、この、エレノア・パウエルというお姉さんは何でしょう。
〉〉 この方の「ロザリー」が「ザッツ・エンタテインメント」に入ってますけれど、
〉〉 このシーンも毎日見てしまいます。目が釘づけになる。

〉エレノア・パウエルはすごいですよー。どの映画でも、もうガンガン踊りまくってます。

 そうですかー。ほんとに、すごいですよねー。
 すらっと長い脚に、あの美貌で、かっこよくパワフルなダンス。
 「ロザリー」でも、頭が飛んでってしまわんかっちゅうぐらい回りまくってますね。

〉〉 あ〜、半世紀以上も前の映像に、心うばわれてますわ〜。

〉やっぱりいいものは何年たってもいいんです。
〉さすがにサイレント映画を見てうっとりしてると「私って物好きかなー」と思います。でもサイレント時代でもいいものはいい!…確かに「名作」というのにふさわしい作品があることは確かですが、そういうのに関係なくあのザラついた画面を見るだけで時代を感じてうっとりしてるというのがまあ、ちょっと、何ですが…。この間は1920年のヒット曲の復刻CDを見つけたのですが、すっかりハマって毎日のように聞いてます。

 すごいですね。 かなわんなあ・・・。
 でもほんま、サイレント映画もいっぱい見ておきたいと思いますー。
 映画は、トーキーになってから発展したのだとばかり思っていましたが、
 サイレント映画の時代というのが30年間ぐらいあり、その間に映画産業は
 ひとつの頂点を迎えていた(むしろ1940年代以降は下り坂)そうですね。
 「サイレントなんて、未熟な表現形式」という認識を改めねばなーと思っています。
 (英語の学習からは、どんどん遠ざかっていきますが・・・)

〉そういえば先日本屋さんへ行ったら500円DVDを売ってるコーナーがありました。「踊る大紐育」「オズの魔法使い」「雲流るる果てに」なんぞがあって「うわ〜〜〜!」でした。「雲流るる果てに」はジュディ・ガーランド主演のMGMミュージカルです。あまり有名でない作品だと思うのに500円DVDになっているとは。

 ほんとにねー。最近のDVD価格の下がりようは何なんでしょうねえ。まあ、おもしろくなってきましたけど。

〉〉 ありがとうございました〜。
〉〉 また濃い〜話をしてください。

〉ずぶずぶ深みにはまり込んでいくようで…。
〉それでは…。

 楽しいです♪
 それでは…。


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1979. Re: おすすめ:「桃色(ピンク)の店」(THE SHOP AROUND THE CORNER)

お名前: 杏樹
投稿日: 2005/6/2(01:24)

------------------------------

秋男さん、こんにちは。

〉 杏樹○ん、こんばんは。

どうしても伏字を使いたいようで…。

〉 うおー、濃いですねー!(笑)

ホント、どこまで行くんでしょうね。

〉 ハンガリー好きなんですか。 おなかすいてるとか? Are you ハンガリー?
 
…………

〉 …それはともかく、ハンガリーに関する知識って、かなりマイナーだと思うんですけど、
〉 あいかわらずよくご存じですねー。

〉 (ん? でも、オーストリア=ハンガリー帝国とか聞いたことがあるから、昔はすごかったんでしょうか、ハンガリー。)
〉 (↑ほんとに世界史知らずで・・・)

高校の教科書に載ってます、「オーストリア・ハンガリー二重帝国」。なんて不思議な国名…と強く印象に残りました。いつかハンガリーへ行きたいと思って、実際に行ってみたらすっかりハマってしまいました。「ハンガリー」は英語名で、現地語では「マジャロルサーク」といいます。マジャール・オルサーク、つまり「マジャール人の国」という意味です。本当はハンガリー語の多読もしたいんですが、素材が手に入りにくい上、これ以上手を広げる余裕がなくて…。

〉〉ふっふっふ。見るべき映画がまた増えましたねえ。私はBSでやったときに見ました。

〉 おー! ぬかったー!
〉 これは意地でも見ないと!

ふふふふふふ…勝った!

〉 テレビでやってる映画は要チェックですねー。特に、古い映画は。意外とチャンスが無いから。
〉 だいぶ前ですけど、プレストン・スタージェス監督の映画をWOWOWでやってたんですが、
〉 その時は何とも思ってなかったので、見そこなってしまったんですよねー。あ〜、痛恨。

時々古い映画をさりげなく放送しているので要チェックです。一時期、番組誌で年代をチェックして30年代の映画をこまめに見ていたことがあります。

〉〉スクリューボールコメディーは、30年代によく作られたジャンルで、次々とギャグが繰り広げられるテンポのいいコメディ…といっても「或る夜の出来事」を今見るとそこまでギャグ連発か?と思うかもしれませんが…。他愛のないラブコメディが多いようです。マルクス兄弟みたいなシュールでぶっ飛んだのは「スクリューボールコメディ」とは言わないようです。

〉 なるほどー。(ほんとに何でも答えが返ってくる御人だ・・・)

〉 マルクス兄弟の「我輩はカモである」を見てみたいんですよねー。
〉 AFI(American Film Institute)が選ぶ映画100の中にも入ってたし。

「ザッツ・エンタテイメント」にもホテルに人がギュウギュウ詰めになる場面が入ってますね。私は似たようなことを実体験したことが…。こんな狭い部屋にこんなたくさんの人が…とあきれて笑ってしまったというようなことが…。

〉〉〉〉〉 (なお、「ユー・ガット・メール」と全く同じセリフがあったりするので、
〉〉〉〉〉  「ユー・ガット・メール」を先に見ておくと、英語的(?)に、かなり楽しめます。)

〉〉〉〉おお〜、そんな隠し技(?)が!
〉〉〉〉「桃色の店」が先で、「ユー・ガット・メール」が後でもいいのでは。

〉〉〉 そ、それでもいいと思います。 (弱い…)

〉〉なんでそんなに弱気なんですか?

〉 サンセット大通りの邸に迷い込んだ脚本家のような心境に…

私がノーマのようだとでも…。

〉〉おお、多読精神。楽しく大量インプットの効果が出ているようですね。

〉 そういう気がするだけかもしれないけれど・・・

自分が楽しかったらそれでいいんです。気のせいでその気になるならそれでオッケー!

〉〉〉 そうそう。「踊らん哉」って、Shall we dance?、だったんですね。ついこないだ気がつきました…。
〉〉〉 アステア&ロジャースがブリナー&カーに、そして役所&草刈(または役所&渡辺?)とつながって
〉〉〉 ギア&ロペスとなったわけですねー。

〉〉この邦題、時代を感じさせますねー。
〉〉でも「王様と私」はもともとブロードウェイ・ミュージカルで、最初のキャストは王様のユル・ブリンナーはそのままで、アンナはガートルード・ローレンスなんです。
〉〉ついでに、「踊らん哉」のミュージカル・ナンバーを作曲をしたのはガーシュインです。

〉 おー! さすが杏樹さん、ミュージカル王!
〉 
〉 ガーシュインは、有名ですけど、「ラプソディー・イン・ブルー」が、たまらん好きですねー。
〉 タタタ、タララン、タタ っていう、不安定な、都会のメランコリックな遊興の感じがいい。

「巴里のアメリカ人」もガーシュインですよ。ジーン・ケリーのMGMミュージカル。

〉〉「コッペパンみたいな石」…。ま、確かにその映画の冒頭の豪華レビューシーンにその歌を使って時代の雰囲気を出してるわけですね。アメリカ人だったらわかるんでしょう。この歌は同名の「エニシング・ゴーズ」というミュージカルの歌です。「五線譜のラブレター」のラストのエンディングタイトルの間に流れてた「You are the Top」も同じミュージカルの歌です。

〉 おー、そうなのかー。
〉 アメリカ人にとっては、古賀メロディーぐらいにスタンダード・ナンバーなのかなぁ。
〉 (たぶんちがうなぁ。)

時代を感じるという点では違うこともないかも。コール・ポーターの歌はそれこそ日本人にとっての古賀メロディーなみに親しまれてきたのではないかと思います。

〉〉〉 「Night and Day」も、思わずゾクゾクーってくる名曲だし。

〉〉それならアステア&ロジャースの「コンチネンタル」を見ましょう。この歌が使われていて、歌って踊ってます。「コンチネンタル」はもともとコール・ポーターが作曲したブロードウェイ・ミュージカル「Gay Divorce」という作品で、アステア最後のブロードウェイの舞台出演だそうです。「Gay Divorcee」というタイトルで映画化され、アステアはそのままで、ロジャースとのコンビの作品になりました。邦題の「コンチネンタル」は映画の中のナンバーの一つで、これまた素晴らしい群舞の場面です。

〉 「Gay Divorce」とは、なんとも意味深なタイトルですねー・・・。
〉 でもほんと、昔の映画は群舞が凄いですよね。カラーよりも豪華な感じがする。
〉 「コンチネンタル」も是非見てみます!

タイトルの意味は映画を見ればわかります。アステア&ロジャースの映画はみなコメディですので、意味深というのではないですね。

〉〉〉 Let's fall in love〜♪って歌ってるあの歌も、これでもかっていう、しつこさがいいわ〜♪

〉〉コール・ポーターの歌はいいですね。映画を見た後、ポーターのCDを探して買いました。昔の歌手が歌っているのを集めたものです。でも歌詞カードがないので楽譜も探しました。そうしたら安いのがアマゾンで見つかったので買いました。安いけど分厚くてたくさん歌が入っています。当時のポスターや写真もたくさん載ってます。

〉 あの映画を見ると、なんか買いたくなりますよね。
〉 コステロとかが歌ってたので、「五線譜のラブレター」のサントラを買ってみよかなーとか思ってますが、
〉 DVDが出たら、それでもいいのか・・・。

まあ、どちらでも…。私はどうしても古い音源で欲しかったので。

〉〉エレノア・パウエルはすごいですよー。どの映画でも、もうガンガン踊りまくってます。

〉 そうですかー。ほんとに、すごいですよねー。
〉 すらっと長い脚に、あの美貌で、かっこよくパワフルなダンス。
〉 「ロザリー」でも、頭が飛んでってしまわんかっちゅうぐらい回りまくってますね。

このころのミュージカル映画ではロングでずーっと踊ってる場面を映し続けてます。ヘンにカット割りするよりダンスのすごさが伝わってきます。アステアは練習に時間をかけ、本番は一回で収録する主義でした。ロングでワンカットです。
アマゾンで検索したらアステアの本がいくつかヒットしました。自伝もありました。日本語訳の伝記は一冊持ってますが、多読をしてるからには英語で読んでみたいです。自伝などおもしろそう。

〉〉〉 あ〜、半世紀以上も前の映像に、心うばわれてますわ〜。

〉 すごいですね。 かなわんなあ・・・。
〉 でもほんま、サイレント映画もいっぱい見ておきたいと思いますー。
〉 映画は、トーキーになってから発展したのだとばかり思っていましたが、
〉 サイレント映画の時代というのが30年間ぐらいあり、その間に映画産業は
〉 ひとつの頂点を迎えていた(むしろ1940年代以降は下り坂)そうですね。
〉 「サイレントなんて、未熟な表現形式」という認識を改めねばなーと思っています。
〉 (英語の学習からは、どんどん遠ざかっていきますが・・・)

サイレント映画は字幕がありますので、英語字幕のみで見たら英語学習になると思います。日本には弁士がいて説明するのが普通でしたが、外国に弁士はいなくて、演奏だけつけて上映しました。ですからセリフの字幕だけで内容がわかるように作られています。
サイレント時代は映画は音がないのが「当たり前」だったので、その状態で映画表現を極めたのです。私もサイレント映画を見始めたら、すごい作品がいっぱいあってビックリしました。

〉〉ずぶずぶ深みにはまり込んでいくようで…。

〉〉それでは…。

〉 楽しいです♪

サイレント映画の話題なんか振ったら、もっともっと掘り下げて語ってしまいますので、この辺にしておきます。

〉 それでは…。

それでは…。


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1984. Re: おすすめ:「桃色(ピンク)の店」(THE SHOP AROUND THE CORNER)

お名前: 秋男
投稿日: 2005/6/3(23:17)

------------------------------

 杏樹さん、こんばん○。

〉〉 …それはともかく、ハンガリーに関する知識って、かなりマイナーだと思うんですけど、
〉〉 あいかわらずよくご存じですねー。

〉〉 (ん? でも、オーストリア=ハンガリー帝国とか聞いたことがあるから、昔はすごかったんでしょうか、ハンガリー。)
〉〉 (↑ほんとに世界史知らずで・・・)

〉高校の教科書に載ってます、「オーストリア・ハンガリー二重帝国」。なんて不思議な国名…と強く印象に残りました。いつかハンガリーへ行きたいと思って、実際に行ってみたらすっかりハマってしまいました。「ハンガリー」は英語名で、現地語では「マジャロルサーク」といいます。マジャール・オルサーク、つまり「マジャール人の国」という意味です。本当はハンガリー語の多読もしたいんですが、素材が手に入りにくい上、これ以上手を広げる余裕がなくて…。

 実際に行ってみたっていうのが、杏樹さんらしくてスゴイですねー。
 「まじゃろるさーく」って、「ハンガリー」とぜんぜん違いますねー。なんで「ハンガリー」っていうんだろう。
 「ハン」とか「フン」とかが関係してると聞いたような気が微かにします。
 ハンガリー語も、あきらめないで、是非やっていただきたいです。ハンガリー精神で。

〉〉〉ふっふっふ。見るべき映画がまた増えましたねえ。私はBSでやったときに見ました。

〉〉 おー! ぬかったー!
〉〉 これは意地でも見ないと!

〉ふふふふふふ…勝った!

 杏樹さんに勝てるわけがないです・・・。

〉〉 テレビでやってる映画は要チェックですねー。特に、古い映画は。意外とチャンスが無いから。
〉〉 だいぶ前ですけど、プレストン・スタージェス監督の映画をWOWOWでやってたんですが、
〉〉 その時は何とも思ってなかったので、見そこなってしまったんですよねー。あ〜、痛恨。

〉時々古い映画をさりげなく放送しているので要チェックです。一時期、番組誌で年代をチェックして30年代の映画をこまめに見ていたことがあります。

 やってますねー。さすが!

〉〉 マルクス兄弟の「我輩はカモである」を見てみたいんですよねー。
〉〉 AFI(American Film Institute)が選ぶ映画100の中にも入ってたし。

〉「ザッツ・エンタテイメント」にもホテルに人がギュウギュウ詰めになる場面が入ってますね。私は似たようなことを実体験したことが…。こんな狭い部屋にこんなたくさんの人が…とあきれて笑ってしまったというようなことが…。

 「ザッツ・・・」に入ってましたか? 2か3かな。
 狭い部屋にギュウギュウ詰めって、僕も若いころに何度かやりました。
 誰でも一度は経験するのかなー。

〉〉〉〉 そ、それでもいいと思います。 (弱い…)

〉〉〉なんでそんなに弱気なんですか?

〉〉 サンセット大通りの邸に迷い込んだ脚本家のような心境に…

〉私がノーマのようだとでも…。

 いえ、決して、そんな…。

〉〉〉おお、多読精神。楽しく大量インプットの効果が出ているようですね。

〉〉 そういう気がするだけかもしれないけれど・・・

〉自分が楽しかったらそれでいいんです。気のせいでその気になるならそれでオッケー!

 そうですね! その気になったもん勝ち!

〉〉〉ついでに、「踊らん哉」のミュージカル・ナンバーを作曲をしたのはガーシュインです。

〉〉 おー! さすが杏樹さん、ミュージカル王!
〉〉 
〉〉 ガーシュインは、有名ですけど、「ラプソディー・イン・ブルー」が、たまらん好きですねー。
〉〉 タタタ、タララン、タタ っていう、不安定な、都会のメランコリックな遊興の感じがいい。

〉「巴里のアメリカ人」もガーシュインですよ。ジーン・ケリーのMGMミュージカル。

 そうですね! 「ザッツ・エンタテインメント」のラストにたっぷり入ってました。

〉〉 アメリカ人にとっては、古賀メロディーぐらいにスタンダード・ナンバーなのかなぁ。
〉〉 (たぶんちがうなぁ。)

〉時代を感じるという点では違うこともないかも。コール・ポーターの歌はそれこそ日本人にとっての古賀メロディーなみに親しまれてきたのではないかと思います。

 なるほどねー。メロディーが、とってもきれいですもんねー。

〉〉 「Gay Divorce」とは、なんとも意味深なタイトルですねー・・・。
〉〉 でもほんと、昔の映画は群舞が凄いですよね。カラーよりも豪華な感じがする。
〉〉 「コンチネンタル」も是非見てみます!

〉タイトルの意味は映画を見ればわかります。アステア&ロジャースの映画はみなコメディですので、意味深というのではないですね。

 意味は無くってもいいですよね。楽しければ♪

〉〉 あの映画を見ると、なんか買いたくなりますよね。
〉〉 コステロとかが歌ってたので、「五線譜のラブレター」のサントラを買ってみよかなーとか思ってますが、
〉〉 DVDが出たら、それでもいいのか・・・。

〉まあ、どちらでも…。私はどうしても古い音源で欲しかったので。

 杏樹さんらしいこだわりですねー。

〉このころのミュージカル映画ではロングでずーっと踊ってる場面を映し続けてます。ヘンにカット割りするよりダンスのすごさが伝わってきます。アステアは練習に時間をかけ、本番は一回で収録する主義でした。ロングでワンカットです。

 ほんとにすごいですよねー。
 ぜんぜん、そんな、がんばって練習したっていう感じじゃないですよね。ものすごく軽い。
 effortless。粋だわ。

〉アマゾンで検索したらアステアの本がいくつかヒットしました。自伝もありました。日本語訳の伝記は一冊持ってますが、多読をしてるからには英語で読んでみたいです。自伝などおもしろそう。

 そうですねー。
 わたし中学生のころ、チャップリンにハマってたことがありまして、
 (杏樹さんのハマりかたを見ると、「ハマってた」と口にするのが恥ずかしいですが…)
 チャップリンの自伝を、新潮文庫か何かで読んだことがありました。
 確か上下に分かれてて、上しか無かったんじゃないかなー。(そんなことはないか…)
 今だったら、原書にチャレンジしてみてもいいんだなー!

〉〉 (英語の学習からは、どんどん遠ざかっていきますが・・・)

〉サイレント映画は字幕がありますので、英語字幕のみで見たら英語学習になると思います。日本には弁士がいて説明するのが普通でしたが、外国に弁士はいなくて、演奏だけつけて上映しました。ですからセリフの字幕だけで内容がわかるように作られています。

 なるほど。トーキーよりもサイレントのほうが、より「多読的」だということですね。(笑)

 サイレント映画だったら、それこそ日本語字幕がなくてもわかるのが多いから、
 北米とかで出てる安いソフトを手に入れて、リージョンフリーのDVDプレーヤーとかで見る
 っていうのが良さそうですね。

 それにしても、外国に弁士はいなかったんですか! それは知らなかった。

〉サイレント時代は映画は音がないのが「当たり前」だったので、その状態で映画表現を極めたのです。私もサイレント映画を見始めたら、すごい作品がいっぱいあってビックリしました。

 「散り行く花」(Broken Blossoms 1919年)を見ました。D.W.グリフィス監督。リリアン・ギッシュの。
 はかなげで可愛らしいギッシュと中国人青年との純愛がいじらしかったですわ。サイレントならではって感じです。
 (それにしても、私もついに1910年代の映画を見てしまったって感じです。80年以上も前の…)

 チャップリンも、言わずと知れたサイレントの王様で、極めましたねー。

〉サイレント映画の話題なんか振ったら、もっともっと掘り下げて語ってしまいますので、この辺にしておきます。

 そうですか…。

〉それでは…。

 では…。


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1986. すっかり雑談

お名前: 杏樹
投稿日: 2005/6/4(02:10)

------------------------------

秋男さん、こんにちは。

スペースをとるのでタイトルを短くしてみました。
ずっと雑談ばかりでいいのかと思って、内容もできるだけ短くするよう心がけてみました。

〉 杏樹さん、こんばん○。

こんばんみ?

〉 実際に行ってみたっていうのが、杏樹さんらしくてスゴイですねー。
〉 「まじゃろるさーく」って、「ハンガリー」とぜんぜん違いますねー。なんで「ハンガリー」っていうんだろう。
〉 「ハン」とか「フン」とかが関係してると聞いたような気が微かにします。
〉 ハンガリー語も、あきらめないで、是非やっていただきたいです。ハンガリー精神で。

なんで「ハンガリー」なのか、私も謎に思っています。フン族に関係あるのかどうなのか…。「実際に行ってみた」って、高校卒業して○年もたってますよー。

〉〉〉 マルクス兄弟の「我輩はカモである」を見てみたいんですよねー。
〉〉〉 AFI(American Film Institute)が選ぶ映画100の中にも入ってたし。

〉〉「ザッツ・エンタテイメント」にもホテルに人がギュウギュウ詰めになる場面が入ってますね。私は似たようなことを実体験したことが…。こんな狭い部屋にこんなたくさんの人が…とあきれて笑ってしまったというようなことが…。

〉 「ザッツ・・・」に入ってましたか? 2か3かな。
〉 狭い部屋にギュウギュウ詰めって、僕も若いころに何度かやりました。
〉 誰でも一度は経験するのかなー。

あー、「2」だったかも。ビデオ回して確かめてるヒマがありません。ギュウギュウ詰めはそんなに若い時でもなかったんですけどね…。

〉〉〉 「Gay Divorce」とは、なんとも意味深なタイトルですねー・・・。
〉〉〉 でもほんと、昔の映画は群舞が凄いですよね。カラーよりも豪華な感じがする。
〉〉〉 「コンチネンタル」も是非見てみます!

〉〉タイトルの意味は映画を見ればわかります。アステア&ロジャースの映画はみなコメディですので、意味深というのではないですね。

〉 意味は無くってもいいですよね。楽しければ♪

そうそう、多読でもなんでも楽しいかどうか、が全ての基準。

〉〉〉 あの映画を見ると、なんか買いたくなりますよね。
〉〉〉 コステロとかが歌ってたので、「五線譜のラブレター」のサントラを買ってみよかなーとか思ってますが、
〉〉〉 DVDが出たら、それでもいいのか・・・。

〉〉まあ、どちらでも…。私はどうしても古い音源で欲しかったので。

〉 杏樹さんらしいこだわりですねー。

というか、なぜか古いレコードの音に妙に心惹かれるんです。蓄音機時代のレコードを復刻したものを聞くと心が騒ぎます。

〉〉このころのミュージカル映画ではロングでずーっと踊ってる場面を映し続けてます。ヘンにカット割りするよりダンスのすごさが伝わってきます。アステアは練習に時間をかけ、本番は一回で収録する主義でした。ロングでワンカットです。

〉 ほんとにすごいですよねー。
〉 ぜんぜん、そんな、がんばって練習したっていう感じじゃないですよね。ものすごく軽い。
〉 effortless。粋だわ。

そう!!!アステアの一番の特徴はあの軽やかさです。すべるようになめらかで、心が浮き立つような軽やかさ。実はあの軽さは鍛錬の賜物です。どんなことでもむずかしそ〜にやってるうちは半人前。軽々とこなせるのが一流の証。

〉〉アマゾンで検索したらアステアの本がいくつかヒットしました。自伝もありました。日本語訳の伝記は一冊持ってますが、多読をしてるからには英語で読んでみたいです。自伝などおもしろそう。

〉 そうですねー。
〉 わたし中学生のころ、チャップリンにハマってたことがありまして、
〉 (杏樹さんのハマりかたを見ると、「ハマってた」と口にするのが恥ずかしいですが…)
〉 チャップリンの自伝を、新潮文庫か何かで読んだことがありました。
〉 確か上下に分かれてて、上しか無かったんじゃないかなー。(そんなことはないか…)
〉 今だったら、原書にチャレンジしてみてもいいんだなー!

そうそう、原書にチャレンジ!です。上しかなかったのは途中で挫折したのかもしれません。今なら原書で全部読めるのでは?

〉〉〉 (英語の学習からは、どんどん遠ざかっていきますが・・・)

〉〉サイレント映画は字幕がありますので、英語字幕のみで見たら英語学習になると思います。日本には弁士がいて説明するのが普通でしたが、外国に弁士はいなくて、演奏だけつけて上映しました。ですからセリフの字幕だけで内容がわかるように作られています。

〉 なるほど。トーキーよりもサイレントのほうが、より「多読的」だということですね。(笑)

たしかにそう言えるかもしれませんね。画面が変わる前に読むという時間制限はありますが。…一時停止したらいいか。

〉 サイレント映画だったら、それこそ日本語字幕がなくてもわかるのが多いから、
〉 北米とかで出てる安いソフトを手に入れて、リージョンフリーのDVDプレーヤーとかで見る
〉 っていうのが良さそうですね。

セリフもあまり複雑ではないものが多いと思います。

〉 それにしても、外国に弁士はいなかったんですか! それは知らなかった。

弁士は日本の文化です。語り物の伝統を引き継いでいるのかもしれません。

〉〉サイレント時代は映画は音がないのが「当たり前」だったので、その状態で映画表現を極めたのです。私もサイレント映画を見始めたら、すごい作品がいっぱいあってビックリしました。

〉 「散り行く花」(Broken Blossoms 1919年)を見ました。D.W.グリフィス監督。リリアン・ギッシュの。
〉 はかなげで可愛らしいギッシュと中国人青年との純愛がいじらしかったですわ。サイレントならではって感じです。
〉 (それにしても、私もついに1910年代の映画を見てしまったって感じです。80年以上も前の…)

「散りゆく花」いいですねー。リリアン・ギッシュの可憐なことったら!まさしく薄幸の少女。(この可憐な少女が80過ぎても現役女優を続けてるというのがまたすごい。)それにこの映画は当時のアメリカ人が作ったにしては中国人に対する偏見がほとんど見られないのも驚異です。グリフィス監督&リリアン・ギッシュはいいですよぉ〜。おすすめは「国民の創生」「嵐の孤児」です。「イントレランス」は気合を入れて見ないといけません。

〉 チャップリンも、言わずと知れたサイレントの王様で、極めましたねー。

でもハロルド・ロイドとバスター・キートンと「三大喜劇王」といわれていた時代は、3人見比べると遜色ありません。差がついたのはトーキー以後ですかね。チャップリンは自分で監督も主演も全部こなして水準以上のものを作り続けることができましたが、キートンはある時期から脚本や監督に恵まれなかったようです。

〉〉サイレント映画の話題なんか振ったら、もっともっと掘り下げて語ってしまいますので、この辺にしておきます。

〉 そうですか…。

「散りゆく花」とチャップリンであれだけ語ったということは…。
このへんにしておくのがよろしいようで。


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2007. Re: すっかり雑談

お名前: 秋男
投稿日: 2005/6/8(00:45)

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 ○杏樹さん、こんばんは。

〉スペースをとるのでタイトルを短くしてみました。
〉ずっと雑談ばかりでいいのかと思って、内容もできるだけ短くするよう心がけてみました。

 お気遣いありがとうございます。本来なら私が配慮すべきところ・・・。

〉なんで「ハンガリー」なのか、私も謎に思っています。フン族に関係あるのかどうなのか…。「実際に行ってみた」って、高校卒業して○年もたってますよー。

 いやー、たとえ○年たってても、行ってみるっていうのは素晴らしい!
 しぶとく夢を実現するのは素晴らしい!
 私にはそういう夢があるかなあ・・・。
 今とりあえずホットドッグが食べたいとかそんなんやな・・・。

〉〉〉〉 マルクス兄弟の「我輩はカモである」を見てみたいんですよねー。
〉〉〉〉 AFI(American Film Institute)が選ぶ映画100の中にも入ってたし。

〉〉〉「ザッツ・エンタテイメント」にもホテルに人がギュウギュウ詰めになる場面が入ってますね。私は似たようなことを実体験したことが…。こんな狭い部屋にこんなたくさんの人が…とあきれて笑ってしまったというようなことが…。

〉〉 「ザッツ・・・」に入ってましたか? 2か3かな。
〉〉 狭い部屋にギュウギュウ詰めって、僕も若いころに何度かやりました。
〉〉 誰でも一度は経験するのかなー。

〉あー、「2」だったかも。ビデオ回して確かめてるヒマがありません。ギュウギュウ詰めはそんなに若い時でもなかったんですけどね…。

 あー、なるほどね…。

 マルクス兄弟のギュウギュウ詰めは、「オペラは踊る」のようですね。

〉〉〉まあ、どちらでも…。私はどうしても古い音源で欲しかったので。

〉〉 杏樹さんらしいこだわりですねー。

〉というか、なぜか古いレコードの音に妙に心惹かれるんです。蓄音機時代のレコードを復刻したものを聞くと心が騒ぎます。

 うーむ。
 そう言われてみると私も古い音が好きですねー。大正・昭和初期の日本の歌なんかいいですね。SP盤てやつ。
 プツプツ雑音が入って、高い声は割れてしまうんですけど、それがいいんですよねー。
 ほんとに声の振動をそのままレコード盤に刻んだ、って感じがして、なまなましいですよね。

〉〉〉このころのミュージカル映画ではロングでずーっと踊ってる場面を映し続けてます。ヘンにカット割りするよりダンスのすごさが伝わってきます。アステアは練習に時間をかけ、本番は一回で収録する主義でした。ロングでワンカットです。

〉〉 ほんとにすごいですよねー。
〉〉 ぜんぜん、そんな、がんばって練習したっていう感じじゃないですよね。ものすごく軽い。
〉〉 effortless。粋だわ。

〉そう!!!アステアの一番の特徴はあの軽やかさです。すべるようになめらかで、心が浮き立つような軽やかさ。実はあの軽さは鍛錬の賜物です。どんなことでもむずかしそ〜にやってるうちは半人前。軽々とこなせるのが一流の証。

 そうですねー。タップ自体がうまい人はいくらでもいるけれど、あの軽やかさと華麗さは随一ですね。

〉〉〉アマゾンで検索したらアステアの本がいくつかヒットしました。自伝もありました。日本語訳の伝記は一冊持ってますが、多読をしてるからには英語で読んでみたいです。自伝などおもしろそう。

〉〉 そうですねー。
〉〉 わたし中学生のころ、チャップリンにハマってたことがありまして、
〉〉 (杏樹さんのハマりかたを見ると、「ハマってた」と口にするのが恥ずかしいですが…)
〉〉 チャップリンの自伝を、新潮文庫か何かで読んだことがありました。
〉〉 確か上下に分かれてて、上しか無かったんじゃないかなー。(そんなことはないか…)
〉〉 今だったら、原書にチャレンジしてみてもいいんだなー!

〉そうそう、原書にチャレンジ!です。上しかなかったのは途中で挫折したのかもしれません。今なら原書で全部読めるのでは?

 うーむ、どうかなぁ・・・。
 なんて迷ってたらS先生に怒られますね。とりあえず買っとこう!

〉〉〉〉 (英語の学習からは、どんどん遠ざかっていきますが・・・)

〉〉〉サイレント映画は字幕がありますので、英語字幕のみで見たら英語学習になると思います。日本には弁士がいて説明するのが普通でしたが、外国に弁士はいなくて、演奏だけつけて上映しました。ですからセリフの字幕だけで内容がわかるように作られています。

〉〉 なるほど。トーキーよりもサイレントのほうが、より「多読的」だということですね。(笑)

〉たしかにそう言えるかもしれませんね。画面が変わる前に読むという時間制限はありますが。…一時停止したらいいか。

 一時停止すると音楽が切れますしねぇ…。
 でも、時間制限内に読むことで返り読みを防止し、飛ばし読みを身につける訓練になるかも!
 (映画で訓練しなくてもいいか…)

〉セリフもあまり複雑ではないものが多いと思います。

 そうですねー。ただ、言いまわしが古風だったりしますけどねー。

〉〉 それにしても、外国に弁士はいなかったんですか! それは知らなかった。

〉弁士は日本の文化です。語り物の伝統を引き継いでいるのかもしれません。

 なーるほど! 

〉〉 「散り行く花」(Broken Blossoms 1919年)を見ました。D.W.グリフィス監督。リリアン・ギッシュの。
〉〉 はかなげで可愛らしいギッシュと中国人青年との純愛がいじらしかったですわ。サイレントならではって感じです。
〉〉 (それにしても、私もついに1910年代の映画を見てしまったって感じです。80年以上も前の…)

〉「散りゆく花」いいですねー。リリアン・ギッシュの可憐なことったら!まさしく薄幸の少女。(この可憐な少女が80過ぎても現役女優を続けてるというのがまたすごい。)それにこの映画は当時のアメリカ人が作ったにしては中国人に対する偏見がほとんど見られないのも驚異です。グリフィス監督&リリアン・ギッシュはいいですよぉ〜。おすすめは「国民の創生」「嵐の孤児」です。「イントレランス」は気合を入れて見ないといけません。

 う〜む。見るぞー!
 いやはや、サイレントもあなどれませんねー。
 リリアン・ギッシュは90歳のときに「八月の鯨」で79歳のベティ・デイヴィスと共演。すごい…。

〉〉 チャップリンも、言わずと知れたサイレントの王様で、極めましたねー。

〉でもハロルド・ロイドとバスター・キートンと「三大喜劇王」といわれていた時代は、3人見比べると遜色ありません。差がついたのはトーキー以後ですかね。チャップリンは自分で監督も主演も全部こなして水準以上のものを作り続けることができましたが、キートンはある時期から脚本や監督に恵まれなかったようです。

 そうでしたかー。
 チャップリンは「キッド」以降、一本一本に数年かけて、じっくり作っていきましたねー。
 キートンは「サンセット大通り」にちょろっと出て、「ライムライト」でチャップリンの相方役を演りますね。

〉〉〉サイレント映画の話題なんか振ったら、もっともっと掘り下げて語ってしまいますので、この辺にしておきます。

〉〉 そうですか…。

〉「散りゆく花」とチャップリンであれだけ語ったということは…。
〉このへんにしておくのがよろしいようで。

 ほんとに恐ろしい埋蔵量で…。
 またいろいろ教えてください。ありがとうございました♪
 


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