Re: おとな式を捨てる

[掲示板: 〈過去ログ〉音のこと何でも -- 最新メッセージID: 3373 // 時刻: 2024/5/8(11:55)]

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2955. Re: おとな式を捨てる

お名前: たむ
投稿日: 2007/2/1(11:54)

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先生、こんにちは。たむです。

〉そこでですね・・・

〉どうして捨てることができたんでしょう?
〉ご自分が大人式だと納得したからでしょうか?
〉そして、こども式のほうが当たりだなと思われたのは?
〉多読と似ていたから?

多聴多読マガジン創刊号を読んですぐ、こども式に変えた
ほうがいいと思うと同時に、もごもごに抵抗というのか
できないという感じもしました。もごもごしないように
練習してきたのに、という感じです。

自分で実際にもごもごをやってみるまで、あれこれ
考えました。

おとな式があまり効果がないような気が、前からして
いました。一つの素材を丁寧にやって、十分にやった
と思っても、どうもそれほど聴くちからにも話すちから
にもなっていないようだ、と。これはどうしてなのか、
何年も前から気になっていました。

もごもごから、素材をゆっくりめのものに下げてゆくと
あるところでカタカナに戻ってしまう、という説明があり
ました。

これで、こんな構図が浮かびました。英語を聴くとき、
だれでもあるフィルター装置のようなものを通して
聴いている。この装置は、それまでの英語経験から
できあがっている。経験が多かろうとすくなかろうと
だれにもある。

カタカナは自分の経験で処理できる範囲なので、
存分にフィルター装置を使って聴き、口から出す。
もごもごは、自分のフィルターで処理できる範囲
を超えているので、どうしようもなくて、もごもごに
なる、と。

そうすると、発展途上の私としては、このフィルター
装置そのものを改良というか、つくり変えなくては
ならない。あるいは、どんどん進歩してゆくような
構造が必要なんだ、と。

おとな式は、このフィルター装置におおきく依存した
ままで、改良しないわけではないけれども、ほとんど
効果がない、のではないか。それで、投じたエネルギー
のわりに、あまりちからがついた気がしないのでは?

1月はじめにBさんが講演会とシャドーイングの会を
開いてくれました。ここでAさんのお話で、意味のことは
棚上げ、大丈夫だから、と聞いて、多読とおなじだなと
はげまされました。Bさんには、モゴモゴを実際にやって
みてとリクエストしました。これで、モゴモゴも奥が深そう
と思いました。理想的な英語があるとすれば、それと
モゴモゴは接続しているものだろう、別の断絶したもの
ではなさそうだ、と思いました。

こういう流れで、自分のフィルター装置そのものを変えよう
と思いました。おとな式では、先行き短いのにらちがあかない!
それに、おとな式だと気持ちが萎縮してしまって、いろいろな
素材を聴きたいと思いながら、やれる範囲をこつこつと、という
感じでしたから。(この点で、多聴多読マガジンにいろいろな
素材が入っていたことも、とても役に立ちました。)

要するに、早くもごもごをやってみればよかったのに、
あれこれ考えこんでしまいました。我ながらいい性格では
ないようです。「下手の考え休むに似たり」でした。


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