タドキスト大会「音のことなんでも」講演

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2461. タドキスト大会「音のことなんでも」講演

お名前: 涼音
投稿日: 2005/11/21(00:42)

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涼音です。
タドキスト大会から帰ってきました。実行委員の皆様、酒井先生、SSSの皆様、参加された皆様、ご苦労様でした。
大変楽しい、そして有意義な時間をありがとうございました。

帰宅して、再度、先生からのメッセージを読んで、思ったこと。
「子音といったっていろいろある」
これ、私は別の意味で書いていたのですが、そして、当然、講演をおききする前は全く違う意味に受け取っていたのですが、成る程、こういう意味か、とちょっと感動していたりします。

さて、忘れてしまわないうちに、酒井先生のシャドーイング講演の内容をまとめておきます。
ただし、先生のいつものご指示、「メモはとらない」に従いまして、メモは一語もとっておりません。このため、全ては私の記憶のみで記述していますので、間違い、勘違い、おおぼけ、色々あるかと思いますが、その際は、皆様でつっこんで頂けた幸いです。

■多読からアウトプットへ
ここは、あの絵がないと説明しづらいですね。ということで割愛。すいません。

■おとな式シャドーイングとこども式シャドーイング
シャドーイングとして知られている方法には実はふたつの方法がある。
「おとな式」ではまず、それぞれの子音、母音の発音方法を習い、これを結合していくことで正しい発音ができるとする。
「こども式」では個別の子音、母音の発音の方法には注目せず、最初から全体の英語をそのまままねることを行う。

■おとな式の不可能性について
本来、それぞれの音はそのでてくる場面で音の出し方が微妙に違う。
「おとな式」で習得しようとする発音方法は、その特に極端な場合の音にすぎず、すべてには所詮あてはめることができない。
このため、その方法から習得することには無理が生ずる。

■こども式シャドーイングの実態
聴いたままを口にさせるシャドーイングは、最初は殆ど意味のある言葉としては聞き取れないところから始まる。
が、10時間程度のシャドーイングで、聞き取れる発音になる部分が非常に増えてきて30時間程度のシャドーイングで95%程度が普通に聞き取れる英語になる。
このシャドーイングで気をつけることは「できるだけ大きな声で行うこと」。
もうひとつ、「英語にある気持ち悪い音は、できる限りその気持ち悪い音のまま出すこと」
(感想)これ、実際に行った学生さんのビデオを見せて頂きました。
    その音の状態は勿論すごいのですが、週1回2時間、という所で個人的にぐぇっといいました。
    2時間連続でシャドーイングって、すごくないですか?

■大人式シャドーイングからの道
大人式シャドーイングから音に入った場合、覚えた発音方法ではすべてに通用しないため、unlearnが必要になる。

■全体をおききして
私自身のシャドーイングは、全くまだ「あわあわ」のうちです。
<ー間違いようのない事実

ついでに、ここしばらく、少し発音法をすこしばかりお勉強してしまいました。
<ーやらない方がいいのかもしれない。

気持ち悪い音、いろいろあるのですが、聞こえてるような音が実の所全く出せないという事実があります。
<ー多分、そういう発音するための筋肉が口についてないんです。これは数こなす必要がありそうですね。

バナナさんのコーナーで皆さんでシャドーイングをしました。
ここで再確認したのが、私、通常の方とシャドーイングする場合の発語のタイミングが違うんだなということ。
他のかたのは大体、1単語遅れての発語なんですよね。私は聴いたその直後に発語。いいのか悪いのか、
聴いたその瞬間にやらないと忘れてしまうというか、頭のバッファにいれなければならなくなって、なおかつバッファにいれるとどんどん遅れていくことからこうなってるんですが。
でも聴いた直後の発語だと、実は聴いた音が全く口からはでてきていないのです。daときいても出す音はfaとだったりという感じで、ようは口がまわりません。確かに1単語ぐらい遅らせた方がより聴いた音に近い音になる
気がしています。
どうするのが本当のところいいのでしょうね。

ごちゃごちゃと書いてますが、も一回、やり直してみようかな、という気にさせて頂いた講演でした。
楽しい講演をありがとうございました。


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