Shigeさんへ、遅れた返答をやっと作成しました バナナより

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2402. Shigeさんへ、遅れた返答をやっと作成しました バナナより

お名前: バナナ
投稿日: 2005/9/20(21:04)

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Shigeさんへ

バナナです。
本日時間がとれて、投稿まとめました。
ご参考になるでしょうか?
多少長いですが、ご一読ください



■私の場合

私は、「読む」だけでなく、「聴く」「話す」をある程度のコミュニュケーションを取れる
レベルまで高めたいというのが最終的な目標としています。そのため、200万語を超えて
から、いろいろな試みを行うようにしました。

(1)100万語を超えてから、シャドウイングをはじめました。が、面白くなく、
   2ヶ月程度しか続きませんでした。どんな素材がいいのか全くわからず、
   今考えると無謀ですが、とてもレベルが高いものをやっていました。
   (素材は、BBCのBigtoeという番組でやっている児童書の朗読もの。
    スピードが速いのです)
   ・理解度は、多分1割程度だったでしょうか

(2)200万語を超えてから、「朗読を聴きながら読む」ということがはやりまして、
   それをやりました。こちらはけっこう続きました。語数にして、60万語程度は
   「聴き読み」をしました。素材は、おもにGRの朗読テープとGRの本です。
   「朗読テープを聴きながら読む」と、声の表情があって、通常のGR読書よりは
   楽しかったです。
   ・文字情報がありますので、理解度は、9割程度です。

(3)(2)を続けていると、そのうち「朗読の魅力」に取り付かれました。
   「あの面白かった児童書の朗読テープ聴いてみたいな」という気持ちに
   なりまして、ブッククラブにあるテープを借りたり、アマゾンでテープを
   購入したりしました。
   知っているお話であれば、ある程度内容もつかめ、さらに、ああ、このせりふは
   こんなふうに演じているのだというのを知るという楽しみもあります。

   ・理解度は、どのくらいかな?自分の好きな話では、多分8割くらいはわかる
    でしょうか

(4)さらに「ラジオ・ドラマ・テープ」の魅力にも取り付かれました。BBCは、
   ラジオドラマで充実したのがそろっています。ロードオブザリングとか
   アガサクリスティとか。
   効果音はかっこいいですし、声優もすごいです。

   ・理解度は1−2割程度なのですが、聴いているとうっとりします。

(5)一時期は、「フルハウス」というアメリカのTV番組を教育テレビでやっているの
   ですが、それを英語音声で聴いたりもしていました。

   ・理解度は、1−2割程度。


■好みの素材と音の聞き方

(1)の時代
・僕の場合、好みの素材にめぐり合うまでが、大変でした。
 VOAのニュース系は、つまらないんですね。
 また、PGRとかOBWのレベル0、1の音源がこれまた
 つまらなくって。
・いいな、シャドウイングしたいな、聞きたいなという素材にたまに
 めぐり合っても、とても語彙レベルが高くて、しゃべるスピードも
 早いものだったりして。
・たぶん「音は文字情報に頼らずに、耳だけでわからなくてはいけない」と
 いう気持ちがあって、実はそれができるということは、私にとってとても
 レベルが高いことだったのだと思います。

(2)の時代を経て
・そういう「聴く」ことに対する障害の高さを感じていたときに、「聴き読み」って
 いうのがあるということを知って、やってみました。結果的にはこれが僕には
 よかったようです。
 (1)「聴く」だけより、ずっと理解度があがる、余裕がある。
    (聴くだけのヒアリングだと、眉間にしわよせるのですが、そういうこと
     をしなくてもいい)
 (2)余裕があるので、「声優の演技」など「声の味」などにも、心引かれる余裕が
    できた。
 (3)結果的にいっぱい音を聞くことができ、英語の音・リズムに親しめた。

(3)(4)の時代
・ここまでくると、好きな児童書の本の朗読を聴いてみたいとか、ああこの声優は
 声がいいから、べつの朗読も聴いてみたいとか、そういう欲が出てくるように
 なりました。

(5)の時代
・実は、TVとか映画って、今でも聴いてもさっぱりわからないのです。
 でも、以前と聞き方が変わってきたような気がします。
・以前は、「処理すべき音声」として聴いていたのが、「耳に入ってくる音声」
 として聴いています。簡単にいうと「眉間にしわ寄せて聞くか聞かないか」の
 違いなのですが。


■あったほうがいいハードディスク型MP3プレーヤー
(1)から(2)を経て(3)の時代に行く途中で、ハードディスク型MP3プレーヤーを
買いました。40GBです。これだけあると、自分の手持ちの音源を全部入れて、
インターネット素材を入れても十分余裕があり、僕は自分の好きな音楽も入れて
あります。
これ、手放せないのです。大体は音楽を聴いているのですが、時々気分が向いたときに
「ちょっと英語を聞いてみようか」というときに、すぐ聞けるというのは、とても
大きいです。
これがないと、テープなりCDなりとその携帯プレーヤーを事前に準備してなくては
だめなのですが。またそのとき持っている素材がその気分のものとも限りませんし。
音楽を聴いているときのほうが圧倒的に長いのですが、時々気分が向いたときに
その気分にあった英語の素材を聞けるというのは、努力せずに継続するという点で
圧倒的な差になると思います。
私も、このMP3プレーヤーを買わなければ、こんなにいろいろな英語の音を
聞かなかったと思います。
ちなみに昔ヒアリングマラソンをやっていて、そのときのCDもほこりをかぶって
いたものがあるのですが、そういうのもこのプレーヤーに入れていて、時々聞いたり
しています。


■アドバイスできるとしたら

(1)ハードディスク型MP3プレーヤーはお勧め
(2)はじめは自分の好みの音源って何なのか/無理せず「聞く」ことを継続する
   音源はどんなものなのか、がわからないと思いますが、そういう時期は
   「シャドウイングが続かない」「リスニングが続かない」「努力が足りない」
   と思わず、「素材めぐり会い」の時期なのだと思って、気長に構える、いろんな
   ことをやってみる/いろんな人のいろんなやり方を試してみるのもいいかと
   思います。
(3)そのうち、お好みの素材・お好みのやり方がだんだんわかって来ると、
   あとはあまり意識せずに、「多聴」を継続できると思います。

■ぼくのアドバイスできないこと
(1)ただし、「多聴」を続ければ「聴ける」ようになるかどうかについては、
   僕はなんともいえません。自分自身「聞いて耳で理解できる」ようになってると
   思わないものですから。
(2)ただし、英語を聞いているときの「眉間にしわ」エネルギーは、以前より
   使わなくてすむようになっているのは、事実でして、その程度であれば、
   効果はあるのかなと、思っています。

僕の経験から言えるのはこんなところです。

ちなみに僕自身のお好みの音源は、「朗読」「ラジオ・ドラマ」系なのです。
「ニュース」系、「TVドラマ・映画」系は、あまり好きではありません。

また、好みの音源探しは「好きな本の音源があったら聞いてみる・買ってみる」と
いうことにつきます。もちろんはずれもあるのですが、「好きな児童書の音源集め」は
「趣味」的なところがありまして、10買ったうちで、全部当りでなくても、そう
がっかりしないのです。「xx個はずれた。損した」というよりは「xx個当りが
あった。ラッキー」というような気持ちなのです。そうじゃないとなかなか音源を
買うのは敷居がたかいかもしれません。

ちなみに、僕が聞いた音源で、いいなと思ったものは、書評に登録してあります。
オーディオブックを買ってみる際には、参考にしてください。

あと、GRの音源についても下のURLである程度の傾向をまとめてあります。
GRの音源を聴く場合は、参考にしてください。

[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-shadow&c=t&id=1750]
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-shadow&c=t&id=1767]

ではでは

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