Re: 間(はざま)の補足。

[掲示板: 〈過去ログ〉音のこと何でも -- 最新メッセージID: 3373 // 時刻: 2024/5/19(05:43)]

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2080. Re: 間(はざま)の補足。

お名前: はまこ
投稿日: 2005/6/27(13:54)

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慈幻さん、こんにちはー。はまこです。

慈幻さんのレスや他の方とのやり取りを読んで、私の書き込みに
相当言葉が足りなかったみたいだ、と気がついたので、
補足させてもらいます。
(だって慈幻さん(苦笑)ばっかしてるんだもん。くしょー。)

が、いろいろと読んでいて頭の中が@@@@@@なので、
補足になっているかどうか・・・。
私の理解が間違っている箇所があれば、優しく、易し〜〜く
教えていただければ嬉しいです。

まず最初に言っておきたいのですが、私はあまり耳は良い方ではありません。
身体的な機能の問題ではなく、「聴解力」があんまり良くないなー、と
子供の頃から思っていました。よく人の話を聞き落としてたんですね。

ただ「聞く」ことは大好きで、特に台所にいる時間が長くなってからは
ずっとラジオっ子(子?)でした。

だから、慈幻さんに「聴覚」優位代表だと言われると、自分では
変な気がします。「聴解力(この言葉も合っているのかどうか・・・)」と
好き、ということは別物なんでしょうかね。
 
 
私が慈幻さんの最初の書き込みを読んで、すごく共感したのが

〉(実際、私には、シャドウイングは難しすぎるというのが正直な感想です)

だったんです。私も英語のシャドウイングはあまり好きな方ではありません。
実際酒井先生にシャドウイングの指導をしてもらった後は、大嫌いになります。
(先生ごめんなさーい)
自分とはちょっと違うな、と思ったのは、
シャドウイングが「アウトプットの訓練」という部分です。
「アウトプットの訓練」だと意識してやったことはないからです。
多読と一緒に英語の音を聞き始めた頃に、聞いていると面白いので、
追っかけてみたらどんどんクリアに聞こえるようになってきて、
ますます面白いのでもっとやる、という感覚でやってました。
他の言語も英語以上に雑音にしか聞こえなかったんですが、
これも少しづつの積み重ねの効果なのか、1年もするとどの言語も雑音がなくなりました。(英語と違って、意味は全くわからないままです。)
どの言語と言ってもせいぜい10ヶ国語程度しか聞いてないと思うんですが。

と、書くと「聴覚優位だ」と思いますか?自分では「視覚より、ほんの少し聴覚が優位なのかなー」
ぐらいに思うのですが。

〉視覚が優位な人なら、「色や形、鳥瞰した光景、抽象化した図形」なんか
〉のイメージが浮かばないと「分かった」という感覚が得られないようです。
〉聴覚が優位な人は、はまこさんのように、「音の響きやリズム」のイメー
〉ジが浮かばないと「分かった」という感覚が得られません。

確かに私は、”「音の響きやリズム」のイメージが浮かばないと「分かった」という感覚が得られません。”
でしたが、同時に、”「色や形、鳥瞰した光景、抽象化した図形」なんかのイメージが浮かばないと「分かった」という感覚が得られないようです。” なのですよ。
私が読書している時の頭の中はこうだと思います。多分。

1.文字を見る。(数文字まとめて目に入ってきます)
2.音がわかる。
3.音の響きとリズムが気持ちいい。
4.物語をカラーの映像で観ている。
5.内容を味わっている。

3.4.5.は同時進行だと思うし、順番もその時々で入れ替わっていると思います。
私は慈幻さんのように身体感覚は優れていないので、”「手触りや動きの感
〉覚、暖かさや寒さ」といったイメージが湧かないと「分かった」という気
〉になれません。”
というのはないですけど。いや、100万語ぐらい(それよりずっと先かも)までの
手探り状態だったときは同じように思っていたような気も・・・忘れました。

それから読み方も、先月ぐらいからガラッと変わってきました。
以前は2.の音がわからなかったときはそこで止まってしまっていたのですが、
今は見た瞬間にわからなかったら飛ばせるようになりました。(^^)v
理由は二つあって、一つはたくさんディクテーションをしてみて、
「つづりの間違いは多々あるけど、聞いたまま文字に起こしてもだいたい合ってる」
と自分の状態がわかったからです。見た瞬間の音もほぼ合っているのだろう、
ということで、目で流せるようになりました。
もう一つは学校英語と言うか、文法を知らなくても読めるようになってる、
と気付いてコンプレックスから解放されたからです。

多読を始めた頃は、「ここにwere とか is とかあって、こっちにないのは何故だろう?」
とか、「ここにs や 's があって、こっちにないのは何故だろう?」と?だらけの状態でした。
分の区切りも最初の頃はどこだか全くわからなかったですね。
返り読みは、今でもどうやるのかわかりません。(わかる必要はないのでしょうが。)
500万語近くになっても、「なんでbeing? beってing が付くの?」と謎でした。
(ひどい?)

ただ、深くは追求することはなく、とにかく読むのが楽しいので読めるままに
読んでました。が、これでいいのか3月頃に悩んだんですね。
話は省略しますが、とにかくこれでいいのだと気が付いたとたん
脳内音読の速度が急激に上がり、黙読やLRも出きるようになりました♪♪♪
今までLRをするとイライラしてたんですね。もちろんオーディオブックは
大好きなのですが、LRはダメでした。だからまず聞いて、その後に読んで、
気に入ったらまた何回か聞く、といった感じでした。
黙読の方はずっと憧れていたんですが、今は2Pぐらいなら黙読できるように
なったという段階です。無声音に切り替えると「こっちの方が物語が生き生き
するなー」と思うので、完全な黙読にはもう少し時間がかかるでしょうか。
 
 
それから↓

〉従って、同じ出力を行うにしても、個々の優位感覚に基づく情報処理過程の個性に応じて、自由に速度を調整できる訓練法の方が有望だと予想されます。
〉その意味で、ゆっくりな音源でシャドウイングをするよりも、自分の好きな本を音読したり、気に入った歌を歌ったりする方が、「聴覚」以外の感覚が優位の人にはまだやさしいという気がします。
〉と、言うわけで、英語のPBを「音読」する傍ら、こっそりと「英語の歌」の練習も始めました。

私が「音」を聞き分けられるようになったのは、「自分の好きな本を音読したり、気に入った歌を歌ったり」
したからだと思っています。
洋楽を聞き始める2ヶ月前、「英語は耳からマスターする!」という本を読んでナルホドー!と
思い、ラジオニュースを聞いてみたんですね。速攻で寝てしまいました。
それでも「聞けるようになるかもっ!」という期待に胸を躍らせて2週間近くは聞いてみては
10秒ぐらいで眠りこけ、1ヵ月後にやっと、「ある程度知識がある人に有効なんだ」とわかりました。
その時に「シャドーイングをやるといいよ」と言われても、面白いぐらいストンと眠りに落ちてたので
無理だったでしょうね。

4月から洋楽を聞き始め、同時にフォニックスを勉強し、(このフォニックスがなかなかの曲者なのですが)
5月から音読(朗読)を始め、BBCラジオの2を聞きながら、だんだん少しづつ音というものが
わかってきたんですね。ほんと楽しかったなー。
この「楽しい」というのがポイントでしょうね。多読と一緒ですね。
聞くのが楽しい、というのは「全くわからなくて当たり前!」という大前提があったのも
大きかったでしょうか。英語なんて読んでもわからないし、聞いてもわからなかったのですから。
だから私の「聴覚」はまさに慈幻さんがやりだしたやり方で培われたものだと思います。
 
 
それから私が、「音が先で文字は後」と言ったのは、このことに長らく苦労したからです。
私が多読を始めたときは、CDセットなどなく(くすん)自分の推測だけで朗読していました。
(でもこれで頭の中が劇的に変わったのですが)
これが身に染み込んだためか、音を聞くとそのまま聞くのに、文字(例えば歌詞)を見ながら
歌ってみると、めちゃ変なんです。聞いたまま歌おうとせずに、文字に音を合わせて
何とか歌おうとするから、めちゃめちゃ変でした。またフォニックスを意識して、
一つ一つ丁寧に音を作り出そうとするからまたずれてくる。まぁ手におえませんでしたね(笑)

最近改善したのが「r」です。多読を始めた頃は、フォニックスを参考に、舌をきっちり丸めていました。
また、フランス語の「r」は舌を後ろにぐっと引く、などと目にしたために、舌がつりそうなことも(笑)
たくさん声に出して読んでみて、「日常的にこんなことしながら喋っているはずがない」と気が付きました。
あと「v」もそんな噛んでいるわけがない、とか。こっちは映画をたくさん見て気が付いたんですが。
そういう風に頭の中でわかって直したつもりでも、「r」はかなり作り込んでたんですね。
先月自分の声を録音して聞いてみてびっくりしました@@
「r」の音が泳いでいるんです。丸めすぎで。
この癖を完全に抜くのに2週間ほどかかりました。
他にも挙げればいっぱい出てきます(笑)

そういう経験があるので、「視覚優位」の慈幻さんがこれから楽しく歌うのにあたって
変な癖がつかないといいな、という老婆心で言ったまでのことなのです。
映画の方も、自分の間違いと言うか、一生懸命内容を聴き取ろうとして、返って
わからなかったという経験があるから言ったのです。Webラジオの前に座って一生懸命
聞こうとしてもよく聞こえないけど、カーラジオだとよく聞こえる、というお話は他の方も
よくしていませんか?緊張すると聞こえにくくなる、と思うんですよね。
 
 
あと、「音読」っていいですよ。「ちょびっと黙読」と「LR」ができるようになってわかりました。
私は「音読」(自分では朗読だと思っていますが)をした日は、夢の中でそのまま本の内容を
文字と音声付で再現していました。
最初はほんとに数語だけから始まって、半年ぐらい前とかだと、延々と出てきてました。
それはそれでうるさいのですが・・・
暗記しようと思ったことは一度もないです。ただ、読んで強く印象に残った箇所が
そのまま出てくる、私は音全般が好きなので、内容だけでなく、音の印象によっても
出てくるという感じだったでしょうか。
5千語ぐらいなら軽く出てたんじゃないかな?何となくの印象ですが。

それから、私はずっと書評やレビューが書けませんでした。
読んでるときは感動しているのですが、読んだ後は音やリズム、響きの印象に
圧倒されて、内容の感想が日本語で出てこなかったんですね。
だけど、とうとう出てきた!と思ったらそれは英語ででした。
もちろん最初はほんの少し。それがだんだん増えてきて、文法とか
めちゃくちゃでも人に説明できるようになってきたんです。
それが今年に入って、いろいろあってあまり本を読まなかったり(読んでも
雑誌とか)しているうちに、むにゃむにゃっとあって、黙読やLRができるようになったら、
夢の中でほとんど出てこなくなりました。
同時に感想も出てこなくなりました。

ただ、これも何かの移行期間なのかもしれませんが。
読んだすぐ後にそのまま頭の中で再現するようになってきたんですね。
これがそのうち自分の感想としてすぐに頭の中にバーっと浮かんでくるようになるかも、
という気もしています。
だけど、断言して言えるのは、自分で声に出して読もうとする音読と、
黙読や人に読んでもらうLRとはインパクトが全然違います。

まぁ、これも人によって受け止め方が違うんでしょうけど。

 
 

こんなところかなー。。。 
また慈幻さんの考えや聞こうとした事から大きくはずれているでしょうか。
よっしゃ、の気持ちでお許しを〜。

では〜。

 
ps.酒井先生、秋ちゃん、ご心配をお掛けしました。
あと一週間か十日もすれば完治すると思います。

ps.海ちゃん、Wee Sing のハロウィン、もちろん好きよ〜。
ありがとね!

3人ともここまで読んでくれてたかしら。こんな長い文章に付きあわせて申し訳ない〜。


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