「脳内音読」にも色々とあるようですね(笑)

[掲示板: 〈過去ログ〉音のこと何でも -- 最新メッセージID: 3373 // 時刻: 2024/5/19(04:22)]

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2076. 「脳内音読」にも色々とあるようですね(笑)

お名前: 慈幻 http://mayavin.txt-nifty.com/labotadoku/
投稿日: 2005/6/26(23:06)

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どうも慈幻です。

〉慈幻さん こんばんは 久子です。
〉読ませていただきました。それで、ちょっと書いてみたくなりました。
〉慈幻さんの趣旨とはずれていそうな気がしなくもないのですが....

いえ、関連事項であれば、何でも参考になります(笑)

〉私は「脳内音読」してますが、ぱっと見て発音が推測できない単語は
〉さくっと黙読しているようです。で、何回か見かけているうちに
〉なんとなく音が推測できてくる単語もあれば、未だに良く分からない
〉単語もあります。

はい。私も「脳内音読派」ですが、発音の分からない単語は「読み飛ば
し」てます。

この「読み飛ばし」が久子さんの言う「さくっと黙読」に相当すると
思います。

多分、「脳内音読」と一口に言っても、色々と種類があるし、個人に
よっても細かな違いがあるのではないかということを提示するのも今
回の論考の目的ですので、非常に参考になります。

〉英語との出会いは、小学生の時のFENでした。当然、ほとんど分からない
〉ので、ポツポツ聞き取れた単語から適当に内容を推測していました。
〉そのころは、英語はほとんど読めませんから とにかく音だけ覚えた時期
〉でした。
(中略)
〉そのころの英語の処理は、最初はこうだったと思います。

〉 1 「ドッグ」という「音声」を入力。
〉 2 「いぬ」という「音声」に変換。
〉 3 「犬」を撫でた手触り、顔を舐められた感触、抱きしめた時に感じた体温などを思い浮かべる。)

〉でも、次第に2をやっていると、追いつかないので2を省略するようになって
〉きました。

「多聴」だけでも、「翻訳処理」の省略は可能になるということで、非常に
興味深い報告です。

〉そして、中学校入学 ここで学校とNHKの基礎英語で英語を勉強し始め
〉当然、こういった形で教わります。

〉 1 犬が出てくる絵本のページを読む。
〉 2 「Dog」という「映像」が入力。
〉 3 「ドッグ」という「音声」に変換。
〉 4 「いぬ」という「音声」に変換。
〉 5 「犬」を撫でた手触り、顔を舐められた感触、抱きしめた時に感じた体温などを思い浮かべる。)

〉小学生時代に、4を省略しすることが身についてしまったので中学の授業は、
〉かなりストレスでした。NHKの基礎英語は、英語の朗読は真面目に聞いてました
〉が、日本語の解説は聞き流してました。あと、当時は土曜日は、マザーグース
〉を紹介する番組でしたので、それは 繰り返し音読してました。

〉で、どうなったかと言うと、英文を読んで意味がわかっても日本語に
〉うまくできない という状態になりました。幸い中学校の英語の教科書は
〉それほど難しい内容が書いていないのと、イデオムも少なかったので
〉和訳するときは、いったん自分の中に取り込んだ意味を反芻して、新しく
〉日本語で作文するということをしていました。機械的に返り読みをして、
〉それぞれの単語に日本語を当てはめて、日本語にするということは苦手でした。

つまり、

1 犬が出てくる絵本のページを読む。
 2 「Dog」という「映像」が入力。
 3 「ドッグ」という「音声」に変換。
 4 「犬」を撫でた手触り、顔を舐められた感触、抱きしめた時に感
   じた体温などを思い浮かべる。
 5 「いぬ」という「音声」に再変換。

という余計な処理をしないと、「和訳」したことにならず、「日本の英語
授業の測定基準」においては、「理解」したとは見做されなかったという
ことですね?

〉うーん 振り返ると中学時代に多読に出会っていれば、苦労することが
〉無かったのではないかと しみじみ思います。
〉「脳内音読」から話がずれてしまいましたが、これが私の英語の経験です。

非常に興味深い報告です。ひょっとすると、「聴覚」優位な方の場合、

1 「多聴」で「英語回路」を形成する。
2 「音」と「文字」をLRで対応させる。
3 「多読」を始める。

という方が、スムーズなのかもしれません。

〉英語については、音から入ったので、たぶん私は、Reference Systemも
〉聴覚なんだと思います。
〉スペイン語は、文字から入ったので 同様に「脳内音読」であることには
〉間違いないのですが、どうも文字「視覚」に依存しているような気がします。
〉まだ、はっきりするほど読んでいないので、もう少し様子をみる必要がありそう
〉です。

もし、そうだとすると、最初の接触方法によって、「言語」ごとに「優位
感覚」が違う場合もあるということですね。

「多言語多読」を考える上でも、非常に興味深い報告です。どうも有難う
御座います。

〉それは感じます。アウトプットも語数なのではないかな とも思います。
〉下手でも、ダメでも 続けて 出力語数を重ねていけは、次第に向上して
〉いくはず なんですが、手段が少ないですね。

はい。ですから、「多読」が「楽しみながら出来るインプット」だとした
ら、それに対応する「楽しみながら出来るアウトプット」も開発する必要
があるということです。

そして、残念ながら、聴覚が優位でない人間にとって、シャドウイングは
「楽しみながら出来るアウトプット」にはなり難いのではないかというこ
と、それに代わる方法論として、「音読」や「多唱」があるのではないか
と言いたかった訳です。

〉で、中学生のころからやっている私のアウトプットですが、書くのは
〉めんどうなので 片端から目についたものを英語にする。感じたことを
〉単語 だけでも言いから英語で言ってみる。
〉ということを意識的にしてました。
〉Blue sky, so cold, Where are you go? It is hot today. みたいな
〉感じ、幼児が独り言言っているようなものです。

〉多読前は、本当にポツポツだったのですが、ある程度語数が進んだ時に
〉あれっと 思うくらい進歩を感じました。
〉最近は、気が向いたときに テーマ 例えば 「私は花が好き」と決めて、
〉その理由を英語で説明する ってなことをやってます。 あまり難しい
〉テーマにするとなーんにも浮かばなくて めげるので単純なものを
〉選ぶのがコツでしょうか。 あと、一つ重要なことは、絶対答え合わせ
〉(きちんとした英語かどうか確かめる)しないことです。

答えあわせが苦にならなければ、有効な練習法ですね(笑)

〉これは私にとって非常に敷居が高い。
〉でも、音読は好きです。気に入った場面をブツブツと小声でやってます。
〉このとき、多聴で蓄積した音が役にたつようです。自然とそれを真似て
〉音読するようになってきました。

そうすると、シャドウイングの敷居の高さは、「聴覚」の問題だけでは
ないことになる?

〉なんか嬉しいです。結構、そういう人は多いと睨んでいるのですが、
〉皆さん沈黙されているのかしら。

私のように、酒井先生が勧めているものに平気で文句をいう厚顔無恥
な人間が少ないのでしょう(笑)

〉おぉ 私、英語の歌を歌うのは好きです!
〉難しいもの、あまり早口なものは とてもダメなので
〉ゆっくり目のものが楽しいです。

はい。難しいものだと、私も舌をかむばかりで、全然楽しめません(苦笑)

〉まとまりの無い文章になってしまいましたが、慈幻さんに触発されて
〉少しばかり書いてみました。
〉ではでは、また

はい。非常に貴重な報告でした。どうも有難う御座います。

以上、要件のみですが、今回はこれで失礼します。


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