Re: リスニング10万語報告

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1786. Re: リスニング10万語報告

お名前: 秋男
投稿日: 2005/2/17(16:26)

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 バナナさん、みなさん、こんにちは。秋男です。

 ここに乗っからしてもらって、自分のやってることを少し・・・

・『英語は絶対、勉強するな!』という本の考え方がいいなあと思っています。
 このごろますます、その感を強くしてます。よかったら読んでみてください。

・いまは、映画がおもしろくて、よく見ています。
 字幕を出さず、イヤホンつけて。
 
・意味がわからないところもいっぱいあります。
 むしろ、意味を考えないようにして聴いています。
 なるべく「音」として聴くようにしています。
 俳優の口が映っていれば、口の動きを見ています。

・いろんな映画を見ますが、基本的には、同じ映画を繰り返し見ます。
 繰り返し見るのは勉強とか修行みたいになってイヤだという方もおられるでしょうが、
 繰り返しというのは、コツをつかめばとてもおもしろいものです。
 その「コツ」というのは・・・
 なんて言ったらいいのか・・・
 つまりは、「どういうことを言ってるんだろう」と意味を考えず、
 ただただ聴く、ということに尽きるのですが・・・

・「Thank you.」って聞いたら、どんなに「意味をわかりたくない!」とがんばっても、
 意味がわかってしまいますよね。
 どの英語を聞いてもそういうふうにわかるようになりたい。

・繰り返し聴いてると、わからない部分はもちろん残るものの、
 いやでもわかってしまうところも増えてくる。このへんがとても快感です。
 わかろうとしてないのに意味がわかってしまう。ネイティブの言葉の習得方法って
 こんな感じなのかなーと、ひとり嬉しがる。

・英語が聞こえる→なんて言ったのかなと考える→意味を考える
 そういう方法では、いつまで経ったって聞こえるようになる気がしない。なんとなく。
 すごく勉強すれば聞こえるようになるのかもしれないけれど、なぁ・・・。
 やっぱり、もっと生理的にというか肉体的にというか無意識的にというか、
 そういうふうにわかるようになりたい。

・LRをやったことがない。字を見てしまったら、なんらかの「意味を考える」が
 入ってきてしまうと思うから。

・映画見てても、映像とか前後のこととかで「類推して」意味がわかってしまったりするんだけど、
 そういう頭でっかちな分かり方(日本語で考えた分かり方)はよくないと思って、
 あえて、「分かってない自分」に戻る。(むずかしいんだけど・・・)
 音に集中する。まったく知らない言語を聴くような気持ちで聴く。

・言葉で表現するとこういうふうにむずかしくなるんだけど、
 なんとなく音に気をつけて、ただ好きな映画を楽しんでるというにすぎません。
 このごろ繰り返して見てる映画は、ヒッチコックの『ダイヤルMを廻せ!』。
 レイ・ミランドの口調がたまらない。

・やさしいものから段階的に聴いていく、というのは、わからなくてイライラするのを防ぐ、
 わからなくて寝てしまうのを防ぐ、飽きてやめてしまうのを防ぐ、
 という限りにおいて良いと思います。
 けどまあ、聴きたいものを聴けばいいんだと思います。
 このへんは、多読とは違うところです。
 こどもはなんでも聞けるけど、なんでもは読めない。ということです。

・多読は続けていますが、ちょっと、やり方が変わりました。
 っていうのも、多読で大人向けPBが読めるようになるのに、
 聞いたり話したりっていうのが こども程度にもできないってのは、
 すごくいびつなことなんじゃないだろうかと最近悩んでたのです。
 PBを読めればいいという目的の人にはそれでもいいけれど、
 オレは英語でいろいろできるようになりたいしなあ・・と。

 それでまあ、なんというわけでもないのですが、朗読をやってみようかと。
 やっぱり言語は耳と舌だ、と。
 それで、Zack Files なんかを朗読したりしてます。
 なるべく速く読むようにすると、意味をごちゃごちゃと考えることも防げるし、
 リスニングにも効果があるような気がします。

 そして、あんまり難しいものは読まないことにしました。
 ここで「難しいもの」というのは、朗読(ひいては脳内音読)が
 スムーズにいかないようなものです。必ずしも内容が難しいということではなく。
 音がなめらかに行かないものは、知らず知らず日本語的な考えが入ってきてしまって、
 害になってるんだろう、と思ったわけです。

 それから、気に入ったものはよく再読するようになりました。
 これは、同じ映画を何回も見るのと同じような理由からです。
 The Message of a Master という1万語ぐらいの本は、ふた月で24回読みました。
 よ〜く意味を考えたい本は、立ち止まって考えずに、何回も何回も繰り返し読むのが
 いいかなーと思った次第です。

・なんかややこしいことをごちゃごちゃと書きましたけど・・・ 
 なにかの御参考になれば幸いです。
 
・Playscripts の紹介、ありがとうございました。
 Sherlock Holmes Two Plays は、多読のいちばん最初、初めて買ったGRで、
 京都河原町の丸善で買って、河原町三条のカレー屋「スパイシー」で
 カレーを待つあいだも惜しく読み始め、「おー!英語が読める!」と感動した
 忘れられない本です。(っていうか、いま思い出しました。)
 ぜひテープを手に入れて聴いてみたいと思います。

 では〜


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