Re: 読みたい本は山ほどある(伍百萬語報告)

[掲示板: 100万語超 報告・交流 -- 最新メッセージID: 13567 // 時刻: 2024/5/18(21:29)]

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861. Re: 読みたい本は山ほどある(伍百萬語報告)

お名前: ポロン
投稿日: 2004/2/29(21:10)

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間者猫さん、こんにちはー!ポロンです。

500万語通過、おめでとうございます〜〜〜!!!
もうすっかりペーパーバック・リーダーになった間者猫さん、
貫禄あってかっこいいです!!

〉今回は、正月休みのおかげで100万語/約2ヶ月での通過となりました。

は、はやいーーー!

〉■ペーパーバック雑感■
〉この100万語は大半がペーパーバックです。本当にうれしいです。
〉反面、”あんまり読めてないんやけどこれでええんかなあ?”と不安になったり
〉”もうちょっと分かればもっと面白いのに!”とちょっとイライラしたりします。
〉そういう時は、
〉”ペーパーバックはあらすじだけ分かればいいんだから”
〉”読んでいるうちにきっと鮮明になってくるはず”
〉と自分に言い聞かせて読んでいます。
〉とにかく”ざーっと読む”、これを大事にしています。

この姿勢、大事ですよね〜。
私も、しょせん外国語なんだから、わからないとこがあって当たり前!
と自分の力のなさをおいといてうそぶいてます(笑)
とにかく”ざーっと読む”、かっこいいなー♪
すっかり肩の力が抜けてていい読み方やなぁー。(^^)

〉John Grisham,”The Pelican Brief”の29章を読んだ時に、
〉流れるように読んでいて、そういう自分にぞくぞくしました。
〉”読めてるって、きっとこんな感じや!”
〉こういう感じを忘れないようにしたいと思います。
〉分速はたぶん200語/分ぐらいだと思います。なんか知らん間に上がったような気がします。

ますますかっこいいわー!(笑)
”The Pelican Brief”の29章って、私はあの本の中でいちばん
読みにくかったよー!
事件の核心にせまるところで、いきなり新しい情報ばっかり、
しかもず〜っと説明文でしょう?
なんか、新聞記事読んでるみたいでとっつきにくかったんですよ〜。
それを、流れるように読めたなんて、すごいです!!
分速200語かー。そうでしょう、そうでしょう。
そのくらいで読んでないと、2ヶ月で100万語は読めないですよね!

〉■講演会雑感■
〉先日、大阪YMCAでの酒井先生の講演を聞き、
〉自分は英語が全然聞き取れてない(たまに単語が分かる程度)ことを実感しました。
〉でたらめ音読のせいか、単にヒアリングをほとんどしていないせいか分かりませんが。
〉このまま読みつづけて、自然に聞き取れるようになるには
〉どのぐらい読めばよいか実験してみようと思います。
〉1000万語まで読んで変わらなかったら、ちょっと考えます。
〉やっぱり映画を字幕無しで見たいもんね。

聞くことに対しても、ゆったりかまえてるところが
間者猫さんらしいわ〜(笑)
ほんとに肩の力が抜けてるんですね。
酒井先生が、力を抜かないと英語は入ってこない、って
おっしゃってましたよ〜。
読むことも聞くことも、私も猫さんのような心境にせまりたい。(^^)

〉■児童書は苦手■
〉前回の報告で”児童書は苦手!”と書いたのですが、
〉会話文が主体の作品は、児童書・一般書に限らず苦手なようです。
〉リズムが悪くなるっていうんですかね。
〉どうも、短めの会話文は読んだ瞬間に日本語に訳しているようです。
〉全体的に児童書のほうが読んでいてしんどいです。
〉児童書が苦手なのは、小さい頃
〉ほとんど本を読んでいないからだろうという気がしますが。

”The Pelican Brief”の29章を流れるように読めたのなら、
そういう文体がすごく合ってる、ってことですよね〜。
児童書のことはもう気にせず、好きなPBをどんどん読んでいってくださいっ!(^^)

〉■分からない単語は意外に少ない■

分からない単語率5%!!
すごいなぁ〜。
大阪でお会いしたときに、間者猫さんが酒井先生からもらった宿題の
ことを聞いて、「私だったら赤ペンだらけで落ち込むかも〜」
と思ったんですが、自分で思っているより未知単語は少ないのかも
しれませんね。

〉ところで、この宿題を受けた時は、
〉先生がおっしゃている
〉”英語は単語の集合で成り立っているのではなく、最初に文章がある”
〉ということと矛盾するのではないかと思ったのですが、
〉数えながらやっぱり最初に文章があるのも知れないという思いを強くしました。
〉(先生が言う所の物語の力ってやつですかね?)
〉自分の感覚としてはもっと分かっていないだろうと思っていたのですが。

うん、うん、そうですね。
私も「酒井先生は何故そんな宿題を?」とあのときは思ったんだけど、
矛盾することをおっしゃっていたのではないんですね。
ほんとは、未知単語率がもう少し高いことを期待してらしたのかもしれない(笑)
「未知単語がこれだけあっても、最初に文章があるから読めるのだ」
ということを数字で証明してみせたいと思われたのかな〜?

〉そう考えると自分自身のストーリーを掴む力が
〉重要な役割を果たしてるということだろうと思います。
〉読解力というか、経験に基づく推理力というか
〉そういうものではないかなと思います(それがたまたま英語だったと)。
〉単語の意味が分かる分れへんというのは
〉重要なファクターではあるけれども
〉副次的な産物かもしれないと今は思います。

ほんとにそのとおりですね〜。
それと、500万語読んで、既知単語が深く根付いてるから読める、
ということも言えると思うんですよ。
間者猫さんは最初に、”読んでいるうちにきっと鮮明になってくるはず”
っておっしゃったけど、その鮮明になっていく過程というのは、
知らなかった単語がわかるようになった、ということだけでは
ないと思うんです。
わかる部分がますますイメージ深くとらえられるようになった、
それが「物語の力」と相まって、文章まるごと心に響くようになった、
っていうことがあると思うんです。
やっぱり500万語の力ってすごいんじゃないかな〜?

〉■読んだ本のレビュー■

〉”The LIbrary Policeman”, Stephen King ☆☆☆☆☆ Level8 70000
〉”Four Past Midnight”に収められている作品です。

これ、おもしろそうですね〜。
Kingは日本語では敬遠していたのに、PBではじめて読んだ
Dead Zone がすごくよくて好きになりました。
怖いのはダメなんだけど、これからもKingのおすすめをたくさん
教えてくださいね〜〜!

〉”The Firm”, John Grisham ☆☆☆☆☆  Level8 148000
〉よく分らなかった所もありますが面白かったです。最初から最後まで眼が離せません。
〉特に最後の100ページは手に汗握る展開、ドキドキしました。
〉読み手に余韻を残させる終わり方、グリシャムは本当にうまいですね。
〉先に読んだ”The Street Lawyer”よりも読みやすく感じました。(2004.1.8)

これ、多読をはじめて間もない頃に買ったのに、まだ読んでないんです。
読み出したらおもしろいのはわかってるので楽しみにしてまーす。

〉”Going Solo”, Roald Dahl ☆☆☆☆☆ Level7 48000
〉最初の”The Voyage Out”が読みにくく感じましたが、その後はそうでもなかったです。
〉Boyよりもちょっと難しかったです。しかしダールは修羅場くぐってますね。
〉”Palestine and Syria”では中東情勢が窺える一端があり、考えさせられました。
〉ダールが生きてイギリスへ帰り、お母さんに電話する所から後、涙でなかなか進みませんでした。
〉これが戦争の本当の姿なんですね。
〉どんな正当性があろうとも為政者が声高に叫ぼうとも戦争は絶対イヤです。
〉総語数は10×33×210×0.7=48,000で計算しました。(2004.1.10)

Dahlの自伝、Boyもまだだった・・・
今まで児童書を読んできて、やっぱりDahlって一流の書き手だと
思うんですね。
そんなDahlがどんな半生を送ったのか、何が彼にあの作品群を
書かせたのか、是非読んでみたいです。

〉”The Black Echo”, Michael Connelly ☆☆☆☆☆ Level8 137000
〉これはとても哀しい物語です。Michael Connellyええわ。
〉とにかく文体がかっこいい、渋い。Michael Connelly全部読みたい。
〉もうちょっと分かればもっと面白いだろうと、ちょっと歯がゆかったけど、
〉とにかく面白かった。今はそれでいい。(2004.2.26)

待ってましたーーー!(笑)
これで、ますますBoschファンが増えること間違いなし!
私、Harry Boschって好きなんですよ〜。
一匹狼で孤独で不器用で、とても人間くさくて・・・。
”The Black Echo”、最後もよかったでしょう?
せつないですよね〜?あのラストで完全にやられました(笑)

これからも、ばりばりPBを読んでいってくださいね!
また本の話、いっぱいさせてください♪


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