4周年、たぶん780万語くらい報告

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[報告] 7312. 4周年、たぶん780万語くらい報告

お名前: ぷぷ
投稿日: 2006/2/13(03:15)

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みなさん、こんにちは。

2月10日で多読4周年、たぶん780万語くらいの報告です。
超長文です! お暇な方へ。

東京に住んでいたのに、去年の夏、アメリカに引っ越しました。そしたら、英語がすごくよくわかる・・・ということはなく、
ぜんぜんわかりませんーーー。そういうときに、レベル2くらいのものを引っ張り出し、4年前はこの本も全然わからな
かったじゃん!!と、自分をなぐさめております。

いえ、生の英語は手ごわいです。スーパーのレジのおばさんの言うことが全然わからない。
半年たって、やっとちょとわかるようになってきました。
アメリカの田舎の人たちは、おおざっぱで親切です。レジの人もよく、子どもに「何才なの?」「その服かわいいね」
など話しかけてくれます。つい固まりますが。

道路も広く、ペーパードライバーだった私も、ずいぶん運転に慣れてきました。歩行者というものが存在しないので
とても楽です。一番怖いのは、リスの飛び出し。 けっこうよく、道路を横断していて、急ブレーキを踏みそうに
なります。夜はいろんな生き物が横断しているようで、大きなシカが死んでいるのを3回みました。アライグマや、
たぶんヤマアラシ?のようなのや妙に大きいトカゲや・・・・・いろいろよくわからない生き物がつぶれているのには
心が痛みます。東京での運転暦の長い妹によると、東京ではよくネコがつぶれているそうなのですが、そうなの
ですか? 全然知りませんでした。アメリカはまだまだ、野生の生き物の場所で、そこに人間がお邪魔して生きている
ような気がします。

図書館にももちろん、児童書はたくさんあるし、でも試してみて、性格的に図書館の本はあまり利用できないことに
気がつきました。気分が乗らないと読めないので、そのまま返してしまうことが続いたのです(−−;
日本語の本ならそんなことはないのになー。やっぱり英語だとちょっと違う。
結局、買ってきています。日本からほとんど本を持ってきてなくて本棚が寂しいので、それも嬉しいです。

そうそう、未読本を増やそう!と試みてみました。やぱりいろんなレベルの本が手元にあったほうが、いいと
思って。で、20冊くらいで・・・もうそれ以上買えなくなりました。うーん、和書でも未読本が本棚にあることに
耐えられない性格なのです。罪悪感というかなんというか。とにかく気になって。しばらく手元の本を
読みます。

週に2回、英語の個人レッスンがあります。途中で先生が変わって、2人目の先生が私にとってアタリ。
こんなに私の英語がひどいにもかかわらず、雑誌の切抜きをもってきて、それを読んで意見を言えといいます。
先生自身が興味のあるものを持ってきてくれるので、その分、先生のほうも内容のある意見を持っていて、
ひどい英語でも意味のあるやりとりになります。時間の半分は文法をしていますが、これは仕方ないですね。
そして、私がハリポタや大草原の家のシリーズを読んだことをつい話してしまい、それなのにこんなに話せないという
ことに先生も頭を抱えています(笑)

こんなに「リーディング」と「スピーキング」の技術が違うものだなんて、以前は想像もしませんでした。不思議。
なんとなく英語ができればなあと思っていましたが、今のような状態の自分は考えられませんでした。
最初はレベル0の本は値段が高いという理由で(!)レベル2のGRを辞書なしで読んでみました。でもすぐに眠く
なってしまって進まない。結局10日もかかって、全然楽しめないで終わってしまいました。
その後、SSSの基本にしたがってレベル0を、まずは10冊読むところから始めて4年。
最初の100万語に半年かかったときに、このペースだと5年で1000万語だなーと思いました。読むのは
早くなるはずなのにな。それがやっぱり、今でも半年約100万語ですねー。うーん、なんでかな。
でもこれで、最初の予感どおり、あと1年でだいたい1000万語になりそうです。ほんとかな。

さてではざっと、読んだ本の報告です。でもいつものようにすでに紹介されたものばかりなので、簡単に。
ちょっと感想をつけます。こうして見ると、冊数がすくないなあ!PBを一年に読める冊数って本当に限られて
しまいます。もっと厳選して、本当に大事な本を読んでいかないと、一生のうちに読める本って
少ないですね・・・・・・

○ハリーポッター4巻後半〜6巻 合計50万語(笑)
紹介の必要もないですね。1巻を読んだのは、たぶん3年位前。150万語くらいのときだったかな。もー、全然
わからない。1ページまるまるわからなくて飛ばしたり、わかるところのほうが少なかったのではないかな。
それでも最後まで読んでしまうところがハリポタのすごさですが、キリンすぎて、その後リハビリが必要でした。
その後、少しづつ読んできて、でも4巻の真ん中で中断。あの巻ながいですよねーーーー。ずーっとそのまま
存在を忘れてました。今回の引越し後にその残骸を発見。意識的に飛ばして読むと、おもしろい。
そのまま5巻、6巻と読み続けました。おもしろかった!やっと十分にハリポタを楽しめるようになった気がします。
ハードカバーは買わない主義の私ですが、6巻はハードカバーを購入。すぐに2つに切断。重いのがイヤでなので。
7巻も予約してしまうかも。
いつか1巻を再読してみたいなあ。一巻は薄いし。4巻や5巻に比べればね。

○ヴァルデマール年代記、ヴァニエル君3部作(爆) 合計45万語(・・・・・・)
非常に特殊な本です(え?) 子ども向けの文章ではない、異世界ファンタジー、しかも長い。
少なくともYL9だと思われます。また内容的にも読む人を選びます。基本的に女性向け(!)
日本では翻訳もあまりでていないこの作家さん、マーセデス・ラッキー。アメリカではとても人気のようです。
安売りスーパーの一角に、その時売れている本だけを並べたところがあるのですが、ラッキーの新刊が
そこに置いてありました。この棚の常連は、ノラ・ロバーツ、ジョン・グリシャム、キング、スパークスなど。
またはハリポタやエラゴンなど、そのときに数が売れている本だけが置かれているようです。
そこに置かれるような作家だったとは!知りませんでした。

女性作家の本が好きで、本格異世界ファンタジー、しかも長い本が大好きというアナタにしかお勧め
できませんが、そういう人には超オススメ。読み始めると止まらない、きっと泣けます。
異世界ファンタジーといっても、キャラの魅力で引っ張っていき、主人公と一緒に泣いたり笑ったりしているうちに
お話がどんどん進んでいくタイプのものです。細かいところがわからなくても大丈夫。
SSSの掲示板でれなさんが紹介してくださらなかったら、一生出会わなかったかもしれない本です。読んでよかった!
詳しいタイトルを知りたい方、いらっしゃいます??
2年以上、本棚に飾っていた本でした。やっと読めて本当に嬉しい。

○そして誰もいなくなった (5万語くらいかな)
こういうタイトルのパソコンゲームがあって、それを買ったら本がついていて読んでしまいました。
おもしろかった! 予想よりずっと楽しめました。もともとクリスティーは大好きなのですが、今回他の本が
たまたまとても長かったので、あっという間に読めた気がします。そして文章が簡単。
えええ〜〜〜!!私がクリスティーの文章を簡単だなどと表現するときがこようとは(号泣)
クリスティーでも本によって違うのでしょうが、この本は10人もの人が死ぬわりには短いし、複雑な描写も
なく、簡潔にぴしぴしと話が進みます。一文が短い。クリスティーの中でも読みやすいものなのでしょうが、
PBを読む人のなかでは、クリスティーは簡単だと言われているというのは聞いたことがありました。
そうなのかな? 他の本もいつか読んでみたいです。

○The Boxcar Children 1巻 (1万5千語くらい)
これはもっと早くに知りたかったなー。YL2でこんなに長く楽しい話があるなんて知りませんでした。ここで評判に
なっていたのは見ていたのですが、手に取るまで私にとってのその価値がわかりませんでした。

この本を読んで自分についてわかったことがあります。これまで私は、一度レベル4以上が読めるようになって
きたあと、なかなかレベルを落としたものが読めませんでした。基礎力の足りなさを自覚しているにもかかわ
らず。かのパンケーキ探偵Nateのシリーズでさえ楽しめない。絵本にもあまり興味がもてない。
とくにアメリカ行きが決まってからは、会話にはレベル2までが必要といわれているし、どうしたものかと思って
いました。それがあるとき手にしたこの本は、けっこう楽しい。なぜかと考えていて、わかったことは
「長いから」。そう、私は短い本を楽しむことができなかったのです(−−;
レベル2でこれだけ長いものはあまりありませんね?その長さが私には心地よいようなのです。
そうだったのかーー! 
ということで、これからもこの本、何冊か買って常備したいと思います。

○ローラのご先祖様シリーズ
実はまだ読み終わってはいないのですが。もともと大草原シリーズは大好きなのですが、わりと最近気づいた
のが、ローラはたった100年前のひとだったということ。1867年生まれです。ちょっとびっくりしませんか?
てっきり私は、200年位前のひとだと思っていました。たった100年前にあの生活かー。
ということで、興味が再燃し、徐々にローラのご先祖様の本を読んでいこうとしています。
アメリカにわたってきたのはなんと、ローラより100年前のひいおばあちゃん、スコットランドから。ということは、
ローラはすでに最初の移民から4代目なのですよ。すごーい!ローラのお母さんがよくあんな生活に耐えられた
ものだと感心していたのですが、お母さん自身も子どものころから、ああいう生活だったのですね。
そして、ローラのひいおばあちゃんの最初の本はスコットランドが舞台。ずっと読んでいくと、いつかローラの
時代にたどり着くのだなーと思うと、楽しみです。ただまだ刊行途中で、全部の時代がつながってはいない
ようですが。

あとこれと似たような本に「アメリカンガール シリーズ」というのがあります。まりあさんが紹介してらした
気がしますが。アメリカのいろんな時代の女の子を主人公にして、楽しく本を読みながらアメリカの昔を実感
できるというものです。本もたくさんでているし、テレビドラマや映画にもなっています。そして、それぞれの
シリーズの女の子が、お人形になってる!本屋さんで売っているのですが、つい欲しくなってしまいます。いえ
本ではなくて、お人形が。
黒人奴隷だった女の子、インディアンの女の子、などももちろんシリーズの主人公になっています。
アメリカって本当に、歴史が浅く、そしてだだっぴろい。そしてこれだけの超大国になってしまって。
不思議な国ですよね。

そういえば、ニューヨークのど真ん中、5番街に、このアメリカンガールのお人形の専門店ができています。
ちょうど子どもが抱っこするのによい大きさで、髪や肌、眼の色がたくさんあって、「アナタとおなじ人形
があります」というのが売りです。1体1万円くらいで、そのお洋服も3千円以上という感じの、かなり
高級なおもちゃです。そしてお人形と同じデザインの子供服も売っている。写真スタジオもありました。
自分と同じお人形と同じ服を着て、写真を撮ろうということのようです。そしてとても賑わっています。

たまたま冬にニューヨークに行って偶然そのお店の前を通りかかりました。それで、買うつもりもないのに
中にはいって、6才の娘に、「もし買うとしたらどの子がいい?」ってききました。(ひどい親ですね)
内心、金髪に白い肌、青い眼のお人形を選ぶのかなーと思っていたら、黒い髪、黒い眼、褐色の肌の
お人形を選びました。娘の肌は日焼けして、黄色というより褐色です。
どうしてその子がいいのかきいたら「自分と同じだから」って!
すごくびっくりしました。お店の宣伝を聞いたことはないはずなのに。子どもってもともと、自分とおなじような
お人形が欲しいものだったのでしょうか?自分がリカちゃんでしか遊んだ記憶がないので、よくわかりません。
私がお人形を選ぶとしたら、やっぱり金髪か、せいぜい茶色い髪のお人形だろうなあ。

なんだか、とりとめのない話になってきてしまいました。
4年間もこの掲示板にお世話になってきたのだなーと思うと、不思議な気分です。
そしてどんなに遠くに引っ越しても、こうしてまた書き込んだり、みなさんの投稿を読んだりできて。
最近はあまり、書き込みもしませんでしたが、いつも楽しませていただいています。
そしてきっと、来年には5周年、そして1000万語報告です。
あああーーー長かった!(あ、まだでした)

なにはともあれ、ハッピーリーディング!

▼返答


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