やっときた! 300万語

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5022. やっときた! 300万語

お名前: はやけいこ
投稿日: 2005/2/18(20:48)

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こんにちは。はやけいこです。

1月下旬に300万語を通過しました。
そして、もうすぐ2周年です。

以前、
「300万語読んだら解像度が上がった」というコメントを読んで、
それ以来とても楽しみにしていました。
確かにそうだな、と感じることが時々あります。
言葉を見て連想する、風景や場面のバリエーションが増えたからだと思います。
ひとつひとつの言葉の味わいが深くなってくると、
物語はもっと面白くなりますね。

でも、ここまできて一番良かったと思うのは、気負いがなくなったことです。
200万語付近では、あれができない、これがわからないと、ブツブツ言っていました。
今でも状況はあまり変わりませんが、
いちいち気にしないで読めるようになりました。
大人になったなぁ・・・。

しかし! 100万語を読むスピードは皆さんと逆で、
なぜかだんだん遅くなっています
(最初の100万語は7カ月、次は8カ月、今回は9カ月)。
原因はわかりません。
同じペースで読んでいるつもりなので、ちょっと不思議。

■聞くことについて
BigtoeやLitteltoeなど、いろいろなところから集めたものをiPodに入れています。
入れているだけで満足してしまって、あまり聞いていないのですが・・・。
やさしくて聞きやすそうなのはみんなカセットなので、
やはりウォークマンを買うべきなのかな。

■書くことについて
たまに、chatの広場に書かせていただいています。
子供のように覚えたての言葉をうれしがって使っています。
無理して書くと日本語が先に出てきてしまうので、
自然に書ける時だけ、自己満足で書いています。
ちょっと書くだけでも、なんかうれしい・・・。
書くことで、やさしいレベルの本をたくさん読むことの必要性を改めて感じました。

■再読について
はまこさんがchatの部屋でbook reportされていた
walk two moonsを読みました。
普段絵本以外で再読をすることはほとんどないのですが、
今、この本をとても自然に再読しています。
2回目はまた違った視点で読めるようになっているので
ぜんぜん飽きないし、より深いし、よりせつない。
再読とはいいものだな、と初めて思いました。

■おすすめな本
私がこの100万語の間に読んだ、
とってもおすすめ!! な本をご紹介します。

●児童書
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Anastasia Krupnikシリーズ  ★★★★★  Lois Lowry   L4.5〜5.5
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 Anastasiaは10歳(巻を進むごとに大きくなります)。
 少しずつ人生のおかしみや悲しみを学んでいくのですが、
 そのたびに繰り広げる家族とのやりとりがとてもいいのです。
 詩人で大学教授のお父さん、
 画家でイラストレーターのお母さん、
 そして日々の出来事に真剣に取り組むAnastasia(時々ちょっと小生意気)。
 この家族が大好きです。

☆Number the Starsの著者です。
 ボストン在住のぽんきちさんのおすすめでした。
 弟を主人公にしたシリーズもあり、そちらも面白そうです

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 Gooney Bird Greene ★★★★★ Lois Lowry          L3
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 変わった名前と変わった服装の転校生。
 名前の由来は? 王子様からもらったダイヤモンドの指輪って?
 空飛ぶ絨毯に乗ったって?? ウソのような話ですが、
 彼女は全てがabsolutely trueだと言うのです。
 彼女の素晴らしいStory Tellingにクラス中は魅了されます。
 もうすぐ続編も発売されるようなので、楽しみです!

☆今回のイチオシです!

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 DSAの1巻  ★★★★★                    L3
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 1巻は内容が盛りだくさんで楽しいです。
 Knock Knockジョークに始まり、
 貧乏家族の一員であるWiglafがDSAに入学して、
 ドラゴンに立ち向かうまで、一気に読ませます。
 子供の頃のように物語の世界にはまり込んでしまいました。
 出てくる食事のまずそうなこと!
 Pig Latinを話す子豚のデイジーがかわいいです。

★書評にもあるとおり、2巻以降はパワーダウンしています。残念〜。

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 The Witch of blackbird pond ★★★★★           L6.5
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 主人公のKitはバルバドスで農場を営む祖父と裕福に暮らしていましたが、
 その祖父が亡くなり、唯一の親戚をたよってアメリカにやってきます。
 しかしそこでの生活は厳しく、
 今までなに不自由なく原色の大地でのびのびと育ったKitは、
 なかなかなじむことができません。
 そんなある日、土地の人から「魔女ではないか」として避けられている
 老女に出会います。
 貧しい土地で、しっかりと根を張り、力強く生きる叔母夫婦、
 若い牧師の卵、従姉妹たち、船長の息子など、
 それぞれに魅力ある人物たちが登場します。
 魔女裁判にハラハラ。
 ロマンスもあり。
 終わり方もよかった。

☆これは、アマゾンでいろいろ見ている時に偶然見つけた、
 子供の頃に読んだ本の原作です。
 なつかしい友に会ったようで感激。

●GR
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 Three men in a boat ★★★★                 L4
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 僕たち体の調子悪いし、憂うつだし、
 何か健康的で気分が晴れるようなことしない?
 というわけで、テムズ河をボートで上ることにした男たち3人の珍道中
 (もともとは、テムズ河流域の歴史をからめつつのガイドとして書き始めた本だとか)。

☆こういうの大好きです。男ってアホやなぁ〜と思いつつ、
 ちょっとうらやましくなります。すごくイギリスらしい、とも思う。
 こういうのをユーモア小説というのですね。
 昔、翻訳を読んだことがありますが、原作はゴテゴテした文体なので、
 GRの方がスッキリしていて読みやすいです。

 注意)何か大事件が起こってスゴイことになって、
    グイグイ読める、というお話ではありません。
    ダラダラと川上りが続きます・・・。
    好みが分れそうです。
    

●ICR
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 Ghosts! Ghostly Tales from Folklore  ★★★★★       L1
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 幽霊小話がちょっとづつ。
 「コワかわいい」味わいのイラストがとっても気に入りました!
 話も短くて、気が利いている感じ。

 ☆イラストが苦手な人がいるかもしれません。
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 Dancing Dinos ★★★★★                  L2
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 踊る、踊る、Dinos が踊る!
 筋肉質で、一見かわいくない恐竜たちが、逆にすごくキュート。
 毎回歌うように節をつけて読んでしまいます。

●絵本
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 mommy laid an egg ★★★★                L2
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 ママとパパはある日神妙な顔をして2人の子供に切り出します。
 「あなたたちに、赤ちゃんがどうやってできるのかを教えるわ・・・」
 ところがママとパパが言うには、クッキーを焼くみたいに作るんだとか、
 土の中から出てくるんだとか、恐竜が運んでくるんだとか、
 もうめちゃくちゃ。
 なーんだ、2人ともぜんぜんわかってないね!僕らが教えてあげるよ!
 ということで、子供たちが正しい赤ちゃんのつくりかたを説明します。
 え!と思うようなこともさらりと載っています。
 子供の性教育に良いでしょう。

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みなさん風邪やインフルエンザにはくれぐれも気をつけてくださいね。
それではまた。

 


▼返答


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