酒井先生、ありがとうございます

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4999. 酒井先生、ありがとうございます

お名前: 杏樹
投稿日: 2005/2/15(01:04)

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酒井先生、こんにちは。

〉杏樹さん、600万語通過、おめでとー!
〉っていうのはもちろん冗談です・・・ 500万語通過、おめでとー!!
〉杏樹さんの通過は中国語もはさみこんだサンドイッチ通過だからね、
〉それで600万語にしてみました。

ありがとうございます。酒井先生がお祝いに来てくれてうれしいです。

〉おーおー、極楽在住の杏樹さんにぼくたちいろいろ荷物になって
〉いたんだ! もうしわけない・・・ でも、中国語も世界史も
〉ゆっくりでいいから、もうすこしお願いします!

お荷物なんて、とんでもありません。読みたい本を好きなように読むのが多読ですから、無理はしませんよ。…で、「極楽往生」って何ですか?

〉〉★Poppletonシリーズ
〉〉Poppleton in Spring
〉〉Poppleton in fall
〉〉タドキスト大会で借りた本です。ブタのPoppletonの、ほのぼのしながらもちょっと大人のテイストの日常生活が楽しかったです。

〉そう! なんでイギリスの児童文学には子どもの出てこない作品が
〉Esio Trotとか結構あるのかね? 日本ではそういうのあまり聞いた
〉ことないでしょ?
〉あ、宮沢賢治なんか、子どもはめったに出てこないか!

「風の又三郎」も「銀河鉄道の夜」も子どもですが…。
でもイギリスの児童文学はフシギですよね。ジャクリーン・ウィルソンみたいに厳しい現実をしっかり書いていたり。

〉〉★Geronimo stiltonシリーズ2冊
〉〉Lost Treasure of the Emerald Eye
〉〉The Curse of the Cheesy Pyramid
〉〉これもタドキスト大会で借りたもの。ポップでカラフルで楽しい本でした。ネズミの新聞記者Geronimoの冒険物語なのですが、「巻き込まれ型」といいますか、周りはとんでもないヤツばかりでふりまわされるところがまたおもしろい。

〉レベルはどうなんでしょう? 結構むずかしいでしょ?

レベル3ぐらいです。書評ではシリーズによって4ぐらいのもあるようですが。おもしろいからどんどん読めます。

〉〉そして!!今回ぜひ紹介したい掘り出しもの。
〉〉★Chinese Cinderella
〉〉★Chinese Cinderelle and Secret Dragon Society

〉ほほ、おもしろそー!
〉中国出身の人が書いた自伝的小説は比較的読みやすいものが
〉多いようなので、離陸から水平飛行に移るあたりの学生たちに
〉どうかな?

〉〉どちらもレベル4〜5ぐらいで、お話に入り込むことができればどんどん読めると思います。

〉おー、4〜5! ちょうど水平飛行に移るあたりだ!!
〉買ってみます。(いまはお金がまったくないけど)

これは児童書なのでそのあたりのレベルなんでしょうね。本格的な自伝の「Falling Leaves」はもっと難しいはずです。

〉〉★久しぶりの不幸本
〉〉5巻で止まっていた不幸本の続きを読みました。
〉〉6巻を読んだらちょっと難しいところはありましたが、このままこのシリーズを読んだほうがこの文章になじんでいいかもしれない、と思って7巻も続けて読みました。そうしたら、それまでと少々雲行きが変わって続きが気になる展開に。新たな謎も浮上し、止まらなくなって9巻まで一気に読んでしまいました。
〉〉この本を読んでdisguiseという言葉とすっかりお友達になりました。この本ではじめてこの言葉と出会い、1〜2巻ぐらいまではピンと来なくて「…かな?」ぐらいの理解だったのに、9巻に至ってはdisguiseだらけ。めちゃめちゃわかる言葉になりました。

〉間者猫さんがいってたんだっけ? チクワさんかな?
〉こういう「お友だちに」になりかたって、最高ですね!
〉わすれるわけはないなんてもんじゃない、家族とまではいかなくても、
〉突然我が家に入り込んできた外国人の同居人みたいなものかな?

入り込んできたのは唐突で「なんだ、コイツ?」と不審に思っていたのに、いつのまにかすっかり仲良くなり…といったところでしょうか。 

〉〉★Darren Shan
〉〉4巻で止まっていたダレン・シャンも最終巻が出たことですし、心置きなく突っ走るぞー!と5巻を手に取ってみたら…
〉〉難しい!
〉〉4巻で急に難しくなってよくわからないな〜と思っていましたが、あれから指輪物語を読み、400万語通過し、そろそろ500万語も見えてきたというのに…まだまだずーっと難しい!しかし5巻はものすごくアブナイところで「続く」になっていて(まるでマンガの週刊連載)、このままでは終われない、と6巻に手を出してしまいました。しかしやっぱり難しくてよくわかりません。
〉〉そもそもどうしてKurdaがあんなことを…6巻の弁明を読んでも意味不明。ダレンのTrialがどういう判定を下されたのかもわからず。6巻のラストのオチに「はぁ?!」
〉〉それでオフ会で酒井先生に「ダレン・シャンが難しくて読めませ〜ん」と訴えたのに軽く流されて終わってしまった…。本当ならこのまま読み続けて500万語通過しようと思ったのに、あまりに難しいので7巻以降は挫折。…いやいや、いずれは読みたいんですが、こんなにわからないまま読んでも不完全燃焼に終わりそうなので、もっと楽しめるようになるまでガマンします。
〉〉この本、書評ではレベル5ですが、4巻以降は6ぐらいあるんじゃないかと思います。

〉軽く受け流したっけかな? ダレン・シャンはだんだんむずかしくなる
〉そうだとは言ったような気がしますが・・・ 軽くって、だって、
〉杏樹さんはもうあとは愛を感じられるかどうかで、読めるかどうか
〉決まると思うよ。

「変人!」のひとことで済ませたじゃないですかー。

〉〉★BOY Tales of Childhood
〉〉ダールの両親はノルウェー人だったんですね。しかしヨーロッパは本当に近い間柄のようで、ダールのお父さんはフランスやイギリスやずいぶん自由に行き来してます。おかあさんも子どもの教育はイギリスで、と考えたり、国境や民族のこだわりがあまりないようです。
〉〉そして、ダールはやっぱりおもしろい!文章は難しくてわかりにくいところもありましたが、飛ばしながらどんどん読めるのがダールのいいところ。
〉〉しかし素朴な疑問が。お父さんは早くに亡くなったのに、ダールはパブリックスクールへ行ったり、教育にお金がかかってます。お母さんはどうやって生活していたんでしょう?莫大な遺産があるような家には思えないんですけど。

〉〉とにかく「やっぱりダールは好きだ〜」と再確認してめでたく楽しく500万語通過したのでした。

〉ふー、途中どうなるかと思ったけど、はらはらのあとで、ちゃんと
〉通過したんだ!

はい、おかげさまで…。ダレン・シャンの続きを読むのをあきらめた時はどうやって通過しようかと思いました。

〉〉*おまけ:投げた本*
〉〉Princes and the Goblin
〉〉マクドナルドの「お姫様とゴブリン」です。店頭で見つけ衝動買い。最初は読みやすかったので「おお〜〜、いける、いける」と思っていたのに、カーディやゴブリンが出てくると難しくなり、お姫様に戻るとまた読みやすくなり、かなり読み進みましたが…結局ゴブリンが何をしてるかわからなくなってこれじゃダメだと投げました。

〉〉サトクリフのアーサー王物語
〉〉試しにのぞいてみました。…惨敗。
〉〉最初から難しくてさっぱりわからなかったんですが、アーサー王伝説の知っているところをつないで想像で補って読み進んでみました。しかしそれだと結局自分が知ってるアーサー王物語をなぞってるだけでサトクリフの紡ぐ物語を楽しむことはできないと思って断念。書評を見てみたら…レベル9!!!そら、アカンわ。

〉どっちもそのうちまたのぞいてみてくださいね!
〉ぼくはMacDonaldの方しか読んでません。どんな英語だったか覚えて
〉いませんが、なにしろ19世紀の小説だから・・・

そういえば19世紀なんですね。英語が古いとか、違う、とかはわかりませんでした。単に最初は読みやすいと思ってだんだん難しくなってきて…。そういえば酒井先生はマクドナルドのどの本を読んだんでしょう?私は邦訳で「リリス」も読みました。「北風のうしろの国」は読み損なっていたので、これもいつか原書に挑戦したい本です。

〉サトクリフもむずかしいと思いますよ。昔読んだとき、
〉気軽には手が伸びなかった・・・ いま手に取ったらどうだろう?
〉例の「あれ、読める?」っていう感じになってるといいな。

やっぱり難しいんですね。児童文学だと思ってたら大間違い、っていう本は他にもいろいろあります。酒井先生の「あれ、読める?」なんて体験談が聞けたらおもしろそー。

〉〉●雑感

〉〉500万語まできましたが、まだまだレベルの行き来は自由自在にはいきません。6以上はどうしても難しいです。なかなか読みたいものを自由には読めないなあ、と思いましたが、しかし万年レベル3のような気がしていたのを思い出しました。100万語通過時はレベル3、200万語読んでも300万語読んでもレベル3。全然レベルアップしないよ〜と思っていましたが、ふと気がつきました。100万語頃の「自称レベル3」ってやっとレベル3が読めるようになりました、みたいなレベル3だったかもしれません。しかし気がついたらレベル3は「すらすら読める、やさしい」と感じるレベルになっているんです。今レベル5を読むと、すらすらとは行きませんがとりあえずかなり読めます。以前レベル3を読んでいるときもこの程度の理解力でレベル3を自称していたのかも。なのに気がついたらレベル3は「やさしい」と感じるようになっていました。いつ万年レベル3を抜けたのかわかりません。
〉〉多読ってやはり「いつのまにか」読めるようになっているんですね。

〉うーん、どこまでも「漢方的」なんだなあ・・・ あ、いや、
〉杏樹さんじゃなくて、多読が。

はいはい。「体質改善」みたいなものですね。

〉〉しかもなぜ読めるようになったかもよくわからないのが面白いところで…。文法は全然わかりませんし、やる気もないし。単語の暗記なんてまっぴら。ま、英語を勉強する根性があったら高校で挫折しませんわな。勉強する気もないのに本が読めるようになるなんてやっぱり多読はすご〜い。

〉これはもう多読の効き目でしょうね。でも、これはほんとにやって
〉みないとわからない・・・ もー、あちこちで「辞書引かなかったら、
〉永久にわからないんじゃないですか?」っていう質問に答えるの、
〉めんどくさくなってきた! 早くみなさんが実例になって、
〉日本中の人を納得させてください!

多読はやってみないとわからないところが多いですからね。なにしろ「辞書を引かない」というのは語学学習の世界では非常識なことですから。酒井先生以外の語学学習ではどこでも「辞書は引いて、引いて、引きまくりなさい」って言いますから。とりあえず、初心者には説明してあげないと納得しませんね。

〉〉世界史クラブのおかげで自力で本を発掘することも覚えました。前までは語数数えが面倒なので書評にある本、誰かが読んだ本ばかり読んでいました。しかし世界史クラブで誰も読んでない本を探すようになり、さらに中国語の多読ではそれこそ誰も読んでない本ばかり。「読んだら数える」が習慣になりました。でも面倒なのでかなりテキトーな数え方になってることもあります。まあ、いいかげんでオッケー、というのが多読の特徴だと思いますので…。

〉そーです!

酒井先生に同意していただきましたので、これからも面倒なときはいいかげんに数えておきます。

〉〉●これから…

〉〉英語と中国語をまぜながらぼちぼち行きたいと思います。中国語を100万字、英語で500万語、と集中的に読んできたので、両方バランスよく読んでいきたいと思います。

〉世界史クラブも中国語もパイオニアだから、まぜながらは大変だろう
〉けど、お願いしますね、杏樹さん!

まあ、読みたいから読むので…。ただ、あれもこれも読みたいのになかなか時間がないのだけが困ります。

〉じゃ、Happy reading and happy hunting!

huntingときましたか。
ではまたいろいろ発掘してみます。


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