500万語、地味に通過

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4942. 500万語、地味に通過

お名前: 杏樹
投稿日: 2005/2/9(00:22)

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1月23日に500万語通過しました。仕事が忙しすぎて、やっと報告を書いてます。
思い入れの目標本で通過した400万語の時に比べてとっても地味に通過しました。

7月に400万語(正確には24万語で報告)通過して以降の歩みは…。
まず発足したばかりでほったらかしになっていた世界史関係の本を読み、「世界史クラブ」の報告を書きました。詳しくはこちらを。

[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-game&c=e&id=232]

そこでようやく「義理は果たした」とばかりに、これまた4月に上海へ本の買出しに行ったままほったらかしになっていた中国語の多読に突入しました。そして10月に100万字達成しました。
それで今度はまた英語に戻り、世界史クラブ第2弾報告をUP。
またまた詳しくはこちらを。

[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-game&c=e&id=345]

そうしてやっとジャンルにとらわれないで他の本を読むようになりました。

★久しぶりのGR
Memoire of a Geisya(PGR6)

書評でも「読みやすい」ということでしたが、本当にPGR6とは思えない読みやすさでした。内容も面白くて、外国人がよくこれだけ日本人の話を書いたものだと感心しました。ただ、京都には四条通しか道がないのか?というツッコミはありますけど…。

★Poppletonシリーズ
Poppleton in Spring
Poppleton in fall
タドキスト大会で借りた本です。ブタのPoppletonの、ほのぼのしながらもちょっと大人のテイストの日常生活が楽しかったです。

★Geronimo stiltonシリーズ2冊
Lost Treasure of the Emerald Eye
The Curse of the Cheesy Pyramid
これもタドキスト大会で借りたもの。ポップでカラフルで楽しい本でした。ネズミの新聞記者Geronimoの冒険物語なのですが、「巻き込まれ型」といいますか、周りはとんでもないヤツばかりでふりまわされるところがまたおもしろい。

★SIR
たこ焼さんが多読通信でSIRをお勧めしてくれたので、面白そう!と思って衝動買い…。

See The Yak Yak
なんじゃ、こりゃー(おもしろがってる)

Bear Hugs
か、かわいい。こんなのも、あんなのもみ〜んなhugなんですねー。

There is a Town
文章は単純な基本形ばかりなのに、英語の考え方がしみこんでくる感じがして何度も読みました。

Dancing Dinos
リズムが楽しくて何度も音読しました。

Down on the Funny Farm
とにかくFunny!

A Dollar for Penny
アメリカの通貨を知るのに役に立ちます。

Johnny Appleseed My Story
いいなあ、しみじみ。

そして!!今回ぜひ紹介したい掘り出しもの。
★Chinese Cinderella
★Chinese Cinderelle and Secret Dragon Society

中国生まれ、アメリカ在住の作家Adeline Yen Mahの作品です。
最初丸善でDoragon Societyを見つけ、「これは私に読めといっているのか?」と思った本です。しかし購入して読み始めたら、似たようなタイトルの別の本があるのを知り、「もしやこちらは続編では…」と思い、アマゾンで購入して前者を先に読むことにしました。結果は両者は内容的には無関係、でしたが。

Chinese Cinderellaは著者の少女時代の自伝です。
Adelineは赤ちゃんのときにお母さんが死に、新しいお母さんがやってきます。お母さんはフランス人のハーフで最新流行のパリファッションや宝石を身に着けたきれいな人です。しかしAdelineに全く愛情を見せません。彼女は天津で生まれ、その後上海に移り住みます。そして上海のお嬢様学校に入ることになります。しかし登校初日から彼女はほったらかし。送ってももらえず迎えにも来てもらえず。その後も電車賃を出してもらえず歩いて通いなさいといわれます。しかし学校では彼女は成績もよく友達もできます。しかし家ではいつも肩身の狭い思いをしています。そしてそんな家庭の事はどうしても友達に話すことができません。それが彼女の心に暗い影を落とします。
日本軍の中国占領も彼女の生活に大きな変化はありませんでしたが、むしろ日本軍が撤退して中国で国共内戦が始まったことで彼女の運命は大きく変わります。
途中かなり悲惨ですが、最後はほっとしますので、めげずに最後まで読んで欲しい本です。

Chinese Cinderella and Secret Dragon Society
こちらは著者の少女時代の空想がもとになっているようです。主人公の名前も家族構成もChinese Cinderellaのものとは違っています。主人公が継母にいじめられるのは同じですが、こちらはお父さんに叱られて出て行けと言われ、本当に家を出てしまいます。そして「龍侠会」という秘密結社に入り、秘密のMissonを命じられる…という、かなり空想的な内容になっています。パンダをペットにする青年や、いるかに乗った少年が出てきたり…。
しかしこれは日本を爆撃したアメリカの飛行機が中国の南田島へ不時着したという実話がベースになっています。そしてその秘密結社にはざまざまな国との混血の少年たちがいて、民族や宗教を越えて手を取り合う大切さをも訴えかけます。
干支の説明もあり、生まれ年による占いもついてます。

どちらもレベル4〜5ぐらいで、お話に入り込むことができればどんどん読めると思います。

★久しぶりの不幸本
5巻で止まっていた不幸本の続きを読みました。
6巻を読んだらちょっと難しいところはありましたが、このままこのシリーズを読んだほうがこの文章になじんでいいかもしれない、と思って7巻も続けて読みました。そうしたら、それまでと少々雲行きが変わって続きが気になる展開に。新たな謎も浮上し、止まらなくなって9巻まで一気に読んでしまいました。
この本を読んでdisguiseという言葉とすっかりお友達になりました。この本ではじめてこの言葉と出会い、1〜2巻ぐらいまではピンと来なくて「…かな?」ぐらいの理解だったのに、9巻に至ってはdisguiseだらけ。めちゃめちゃわかる言葉になりました。

★Darren Shan
4巻で止まっていたダレン・シャンも最終巻が出たことですし、心置きなく突っ走るぞー!と5巻を手に取ってみたら…
難しい!
4巻で急に難しくなってよくわからないな〜と思っていましたが、あれから指輪物語を読み、400万語通過し、そろそろ500万語も見えてきたというのに…まだまだずーっと難しい!しかし5巻はものすごくアブナイところで「続く」になっていて(まるでマンガの週刊連載)、このままでは終われない、と6巻に手を出してしまいました。しかしやっぱり難しくてよくわかりません。
そもそもどうしてKurdaがあんなことを…6巻の弁明を読んでも意味不明。ダレンのTrialがどういう判定を下されたのかもわからず。6巻のラストのオチに「はぁ?!」
それでオフ会で酒井先生に「ダレン・シャンが難しくて読めませ〜ん」と訴えたのに軽く流されて終わってしまった…。本当ならこのまま読み続けて500万語通過しようと思ったのに、あまりに難しいので7巻以降は挫折。…いやいや、いずれは読みたいんですが、こんなにわからないまま読んでも不完全燃焼に終わりそうなので、もっと楽しめるようになるまでガマンします。
この本、書評ではレベル5ですが、4巻以降は6ぐらいあるんじゃないかと思います。

しかしあと少しで500万語なので、別に通過本を探さなくては…この際テキトーに選んでテキトーに通過してしまおうか、と思ってたところへふと見ると…
ダールの未読本が積んであるではありませんか。
レベル5まではだいたい読んだのであとは読めるようになるまでおいておこうと思っていた本の中に、今でも読めそうな本が…それは…

★BOY Tales of Childhood
ダールの両親はノルウェー人だったんですね。しかしヨーロッパは本当に近い間柄のようで、ダールのお父さんはフランスやイギリスやずいぶん自由に行き来してます。おかあさんも子どもの教育はイギリスで、と考えたり、国境や民族のこだわりがあまりないようです。
そして、ダールはやっぱりおもしろい!文章は難しくてわかりにくいところもありましたが、飛ばしながらどんどん読めるのがダールのいいところ。
しかし素朴な疑問が。お父さんは早くに亡くなったのに、ダールはパブリックスクールへ行ったり、教育にお金がかかってます。お母さんはどうやって生活していたんでしょう?莫大な遺産があるような家には思えないんですけど。

とにかく「やっぱりダールは好きだ〜」と再確認してめでたく楽しく500万語通過したのでした。

*おまけ:投げた本*
Princes and the Goblin
マクドナルドの「お姫様とゴブリン」です。店頭で見つけ衝動買い。最初は読みやすかったので「おお〜〜、いける、いける」と思っていたのに、カーディやゴブリンが出てくると難しくなり、お姫様に戻るとまた読みやすくなり、かなり読み進みましたが…結局ゴブリンが何をしてるかわからなくなってこれじゃダメだと投げました。

サトクリフのアーサー王物語
試しにのぞいてみました。…惨敗。
最初から難しくてさっぱりわからなかったんですが、アーサー王伝説の知っているところをつないで想像で補って読み進んでみました。しかしそれだと結局自分が知ってるアーサー王物語をなぞってるだけでサトクリフの紡ぐ物語を楽しむことはできないと思って断念。書評を見てみたら…レベル9!!!そら、アカンわ。

●雑感

500万語まできましたが、まだまだレベルの行き来は自由自在にはいきません。6以上はどうしても難しいです。なかなか読みたいものを自由には読めないなあ、と思いましたが、しかし万年レベル3のような気がしていたのを思い出しました。100万語通過時はレベル3、200万語読んでも300万語読んでもレベル3。全然レベルアップしないよ〜と思っていましたが、ふと気がつきました。100万語頃の「自称レベル3」ってやっとレベル3が読めるようになりました、みたいなレベル3だったかもしれません。しかし気がついたらレベル3は「すらすら読める、やさしい」と感じるレベルになっているんです。今レベル5を読むと、すらすらとは行きませんがとりあえずかなり読めます。以前レベル3を読んでいるときもこの程度の理解力でレベル3を自称していたのかも。なのに気がついたらレベル3は「やさしい」と感じるようになっていました。いつ万年レベル3を抜けたのかわかりません。
多読ってやはり「いつのまにか」読めるようになっているんですね。
しかもなぜ読めるようになったかもよくわからないのが面白いところで…。文法は全然わかりませんし、やる気もないし。単語の暗記なんてまっぴら。ま、英語を勉強する根性があったら高校で挫折しませんわな。勉強する気もないのに本が読めるようになるなんてやっぱり多読はすご〜い。

世界史クラブのおかげで自力で本を発掘することも覚えました。前までは語数数えが面倒なので書評にある本、誰かが読んだ本ばかり読んでいました。しかし世界史クラブで誰も読んでない本を探すようになり、さらに中国語の多読ではそれこそ誰も読んでない本ばかり。「読んだら数える」が習慣になりました。でも面倒なのでかなりテキトーな数え方になってることもあります。まあ、いいかげんでオッケー、というのが多読の特徴だと思いますので…。

●これから…

英語と中国語をまぜながらぼちぼち行きたいと思います。中国語を100万字、英語で500万語、と集中的に読んできたので、両方バランスよく読んでいきたいと思います。


▼返答


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