二周年。

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4798. 二周年。

お名前: みちる http://blog.goo.ne.jp/michiru_tsukiusagi/
投稿日: 2005/1/13(01:19)

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みなさま、こんばんは。みちるです。

1月11日で多読を初めて二年になりました。

去年の報告がこちら。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-f-g-old&c=e&id=9367]

Dr. Seussが疲れてしまって読み切れない・・・が始まりだったことを考えると、
とりあえず、今はすごいです。(笑)

テストの点があがるかどうかは分かりませんが、絶対に読んだら読んだだけ読めるように
なるし、聞いたら聞いただけ聞けるようになるというのは間違いありませんね。

まだまだ、ペーパーバックをさくさくととはいいませんが、レベル3位の本は日本語の倍
位の時間で読めるようになりました。
最初のころは、そのくらいのレベルで、日本語の6倍くらいの時間だったのですよね。
2時間かけて読んでいたMTHが30分で読めるようになったというのが、
すごくうれしいですね。

1年前から変わったことといえば、聞くことなのかなぁと思います。
映画が英語字幕で問題なく見られるようになったことと、
最近(ここ一月半くらい)リスニングだけというのを結構やっているのですが、
PGR3の「David Copperfield」はすごく私にはあっていたようで、スピードを結構速めて
聞いたのですが、聞きながら買い物もできたりして。
こんなことは滅多にないですが、すごく分かる。うれしいーって思いました。
読む方は上にも書いたけれど、レベル3くらいがかなり気持ちいい速さで読めるように
なったというくらいかな。

なんとなく、今回は好きな本を並べたくなりました。5冊ずつ。

☆絵本☆
Lane Smith「The Big Pets」
日本語でも英語でも持っています。大好きな絵本。

Alice & Martin Provensen「The Mother Goose Book」
一番大好きなマザー・グース絵本。絶版なんです。欲しい・・・。

Henriette Willebeek Le Mair「Mother Goose Treasury」
Le Mairはすごく大好きになって、何冊買ったことでしょう・・・。ちなみにこの本は二冊買いました。

Eleanor Farjeon+Anne Mortimer「Cats Sleep Anywhere」
このネコには、メロメロになりました。Mortimerの本も大好きになって5冊も買いました。

J. R. R. Tolkien「The Father Christmas Letters」
絵本というのか微妙ですが、何年も積み重ねられたお父さんの愛情が形になった本ですね。

☆GR☆
Anne Tyler「The Accidental Tourist」(PGR3)
高層ビルにのぼって、降りられなくなるような気持ちがよくでていてよかったです。
地上から離れてしまうような心許なさ。この体験がこの物語の核で、結末の選択に
結びついたのだろうなと思います。

Edith Wharton「Ethan Frome」(OBW3)
評価の分かれる本のようですが、私が読んだGRの中では一番上手いなと思いました。
狭い世界の中に互いが互いを閉じこめてしまうような息苦しさ。周りは見えない状況での
自分の居場所の物語。どの立場の人もすごく分かると思いました。
「不幸な話」となっているようですが、これはこれで皮肉ながらもハッピーエンドなのかも
しれないと思う部分もありました。誰もが欲しい居場所を手に入れたのですから。

Anita Loos「Gentlemen Prefer Blondes」(PGR2)
紳士は金髪がお好き(でもブルネットと結婚する)と二部作の一作目のようです。
日記スタイルで、最近読んだのが残念と思うほど、しゃれていて面白い本でした。
原作も買ったのですが、原作もやっぱり楽しいです。

Simon Winchester「THE SURGEON OF CROWTHORNE」(PGR5)
これって「博士と狂人」と同じだと思うのですが、(USとUKで題名が違うのかな?)
和書で「博士と狂人」を読もうと思って買ってあったので、書評でこの本を見つけて、
読みたいってすぐに買いに行きました。すごく面白かったです。
OEDの作製に携わった博士と狂人の話です。
辞書作りの話でもあり、二人の伝記でもあり、偉大な記録だなと思うのです。

Gavin Maxwell「The Ring of Bright Water」(PGR3)
カワウソの話ですが、ネイチャー・ライティングは好きなのですごく面白かった。
切ない場面もありますが、人間に依存させすぎないようなカワウソとの関係が
いいなと思いました。この本も原作を買ったのですよね。

4冊まで原作を買ったのですが、こういう原作を買いたくなる本に出会えたというのは
なんだかうれしいです。
3冊まで道化師さんのオススメ本。やっぱりGRをたくさん読んでいる人にきくと、
面白いGRが見つかるんだなって思いました。

おまけ
Longman Literacy Land Story Street
これは、ほんとすばらしかったー。
ファンタジーも、ミステリも、ロマンスも、YAも、家族物も・・・とにかくいろいろな物語が
入っていて、全体でも素敵な物語になっていて。
本屋で見かけるたびに、欲しくなります。。

☆児童書&YA☆
David Almond「Kit's Wilderness」
David Almond好きなんですよね。「Heaven Eyes」と「Kit's Wilderness」は宝物です。
どちらも日本語でも読んでいたのですが、原書で読みたいと思っていたので読めて
うれしかった作品です。

Sharon Creech「Love That Dog」
洋書が読めるようになってよかったーと思う本。愛おしくって大好きです。

Louis Sachar「Someday Angeline」
「Love That Dog」と並んで、洋書が読めるようになってよかったーと思う本です。
今まで読んだ洋書の中で一番思い入れのあるキャラクターはといったら、
やっぱりAngelineだなぁ。この本については、あちこちで語りました・・・。

Pam Munoz Ryan「Esperanza Rising」
今日読み終わったばかりなのです。これはLRでオススメしたい。
「Riding Freedom」もよかったのですが、こっちの方が私はもっと好きかなぁ。
どちらの本も、女の子が厳しい状況を切り抜けて、輝きながら生きていくような話。
こちらの本は、著者のおばあさんをモデルに書かれた本だそうです。
メキシコの大金持ちの家の女の子Esperanzaは、誕生日のお祝いの準備をしていた
ころ、強盗に襲われて父が死んだことを知ります。その後に叔父が圧力をかけて
母に結婚を迫るのですが、圧力から逃れて、アメリカに渡り・・・という物語です。

Polly Horvath「Everything on a Waffle」
先に日本語で読んでいて、日本にはこういうYAはないなーといたく感動した本です。
なので、英語でも読みたいと思っていて、読めたのがうれしかった本。
ロベールの「Uncle Elephant」のYA編のような気も。

シリーズもの
「Mr. Putter & Tabby」
PutterさんとねこのTabby、おとなりのTeaberryさんといぬのZekeの絵本。
母もお気に入りになったシリーズ。子供からご年配の方まで楽しめそうな本ですね。

「A Jigsaw Jones Mystery」
児童ミステリの中では一番のお気に入りです。
教室で先生が本を読んだり、本に慰められたり、多読でおなじみの本がたくさんでてくる
のもいいなぁと思いますし、結構きっちりと一日一ドル取るのだけど、犯人に欲しい物を
あげたり、だます手伝いをさせようと思った依頼人には、お金では買われないとお金を
返したり、このお金はポケットに入れるわけにはいかないと募金したり、そういう私立探偵
ものの、格好良さがあるのも好きだし、相棒物としても楽しいんですよね。
児童ミステリだと「Nate The Great」や「Cam Janson」もお気に入り。

「The Zack Files」
パパと息子の関係が、一番好きなのかなーと思ったりもします。
おばあちゃんもいいよね。
ちょっと奇想天外系なへんてこな話なのだけど、とりまく設定があったかくて
気持ちがいいなぁって思うのですよね。

「Heartland」
傷ついた馬や素行が悪い馬を治す牧場が舞台。人も傷つくのですが、一頭の馬が
癒えるのと同時に人の心も癒えていきます。
アロマテラピーで馬を治していったりなどのディテールが丁寧な感じが好きです。
恋愛も絡むのですが、ティーンズ・ラブ物という感じではなくもうちょっと落ち着いた
感じなのも好きです。

「American Girl History Mysteries」
American Girlのお姉さん版。小学校高学年から中学校向けという感じなので、
かなり読み応えがあります。
一人の少女の物語を楽しみながらアメリカの歴史が感じられるところが気に入って
います。22冊でていて、全部集めました。

☆大人向けPB☆
Keith Lowe「Tunnel Vision」
日本語でも読んでいて、すごく好きな本だったので原書でも読みました。
イギリスの地下鉄マニアの青年が主人公。明日が結婚式というのに、地下鉄全駅を
一日で制覇するという賭をしてしまいました。賭けたのは結婚式に行くための
電車のチケット・・・。全駅制覇できるのか?二人の結婚は?
はらはらどきどき、ときにしみじみ、物語が進んでいきます。最高に面白い本です。

Jane Austen「Pride and Prejudice」
あこがれのオースティンを読みたいとの一心で読んだような本です。
やっぱり、古典は語彙が難しいと思います。でも、それだからこそ、読めた時は
うれしかったです。

William Shakespeare「As You Like It」
私の多読で、大きかったなぁと思うのはマザー・グースとシェイクスピア。
とても文化を感じさせてくれた物であるし、これを介しての人との出会いもありました。
この作品はLRで何度も聞いて楽しんだ作品です。
英語でのシェイクスピアの面白さと、LRの楽しさの両方を教えてくれた本かも。

Don Winslow「A Cool Breeze on the Underground」
話題になりましたねー。ドン・ウィンズロウの「ストリート・キッズ」
英語でPBが読めるようになって、このシリーズを読みたいってシリーズ5冊買った
作品です。この作品が洋書を読んでいて一番、英語っていうことを忘れて読んだ作品かな。
やっぱり、好きな作品を読めるというのは幸せです。

Graham Swift「Last Orders」
大人の文学作品。
なんか、こういうのが読めるようになったというのはすごく感激しました。
これもLRで読んだのですが、このオーディオブックが素晴らしいんですよね。
ストーリーは、ある男が死んで、彼の遺志によって、遺灰をまきに友人や息子たちがあつまる
場面からはじまり、道中のみんなの回想というか、思いが断章形式で書かれていきます。
そこにいない故人の妻なども交えて。
断章形式で、パズルのピースを埋めるように物語が進んでいき、バラバラな事柄が
結びついて、一つの大きな物語が形成されていきます。
オーディオブックでは、登場人物の数だけ声を出す人がいて、それぞれの回想が
それぞれの人によって語られていきます。

まだまだ素敵な本があるのですが、ご紹介はこのくらいで。

これからも、素敵な本にたくさん出会えたらいいなと思います。

三年目は、少し表現することもできるようになりたいです。

それでは、みなさまも、はっぴー・りーでぃんぐ♪


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