くまくまさん、おめでとうございます

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4683. くまくまさん、おめでとうございます

お名前: 杏樹
投稿日: 2004/12/30(23:58)

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くまくまさん、こんにちは。

〉年の瀬でお忙しい毎日をお過ごしかと思います。
〉最近忙しかったりだとか、あまり気持ちが外に向いていなかったりで
〉いろんな方にお祝いしたかったのに、すべて失礼させていただいてしまいました。
〉ごめんなさいー。通過報告された皆様に、お祝いの気持ちをお送りします。

〉さて、25日に450万語通過しました、と報告しようと思い、記録を見直していたら、
〉語数カウントしていない本が何冊かあり、それらの語数をわかる範囲で
〉足してみたら、17日に通過していました(笑)
〉というわけで、「Little House in the Big Woods」で17日に450万語通過しました〜。

450万語通過、おめでとうございます。
読んだ本について部分反応ですが…。

〉【絵本】

〉・Mother Goose(Brian Wildsmith)
〉Mother Gooseの詩86編に、ブライアン・ワイルドスミスが大胆な色彩で絵を
〉つけたものです。ブライアン・ワイルドスミスの絵は、色が複雑に混ざり
〉合っているところがあるせいか、濁っていたり暗い色が含まれていて、それが
〉なんとなく、不安な気分にさせるところがあります。でも、それがマザーグースの
〉世界と合っているんじゃないかな、と思います。マザーグースの絵本をいくつも
〉読んでいると、同じ詩でも部分部分が違っていて、それを発見するのも
〉おもしろいです。そして、やっぱり音が楽しい。韻を踏んでいたりするので、
〉聞いているだけでも心地よいし楽しいです。

ワイルドスミスの絵は私も好きです。水彩のにじみが効果的です。

〉・HECTOR PROTECTOR AND AS I WENT OVER THE WATER(Maurice Sendak)
〉Hectorは緑の服がきらい。女王のところにおつかいを頼まれたけれど、それもいや。
〉しぶしぶ出かけたら、ライオンやヘビに会って。。As I Went Over The Waterは、
〉船にのっていたら、怪物が船をぱくっとくわえてしまい。。Nursery Rhymesを
〉センダックが絵本にしたもの。
〉私が読んだ本には、Nursery Rhymesとは書いてなかったので、普通のお話と思って
〉読んだのですが、ナンセンス系の話かなぁと思いました。あんまり意味を考えちゃ
〉いけないというか。もとになっているNursery Rhymesを読んでから読むと、
〉また違った印象になるかなぁ。

HECTOR PROTECTOR といえばマザーグースの歌が浮かびます。マザーグースのナンセンスさを感じさせる本なんでしょうか。おもしろそう。

〉・A Time to Keep(Tasha Tudor)
〉おかあさんがわたしくらいの年のときは、どんなだったの?と孫に尋ねられた
〉おばあさんが、そのころを一月ごとに、Holidayやその月の様子を振り返って語ります。
〉それぞれの月の最初のところには、マザーグースやシェークスピア、
〉Geoffrey Chaucerなどのその月にまつわる言葉も載っています。
〉枠線までその月を表していて、とても素敵な絵本です。自然に囲まれた1年は
〉とても楽しそう。何度見ても、見ごたえありそうな感じ。

すごいよさそう!

〉・SNOW WHITE and ROSE RED(Brothers Grimm/Barbara Cooney)
〉ある未亡人に、Snow WhiteとRose Redという二人の子どもがいました。
〉彼女たちはどちらもとてもよい子たちでした。ある冬の日、くまがやってきたので
〉びっくりしましたが、傷つけないと言うのでおかあさんが家の中に入れてあげました。
〉Snow WhiteとRose Redの二人は、雪をはらってあげたり、くまにとてもやさしくして
〉あげました。春になると、くまは出て行ってしまいました。そんなある日、二人は
〉dwarfに出会います。。
〉絵がかわいいー!少女まんがチックな感じがします。かわいい絵が好きな人なら
〉めろめろになるんじゃないかなー。黒と赤の二色刷りなのですが、とっても雰囲気が
〉出ています。dwarfは、なんつーか、もう。。グリム童話だそうですが、読んだ覚えが
〉ありません。知らないお話ってまだまだいっぱいありそう。

グリム童話で昔「雪白とばらべに」というタイトルで読みました。「かわいい絵」というのにとっても興味をひかれます。

〉・Madeline(Ludwig Bemelmans)
〉マドレーヌちゃんは、パリの寄宿舎に11人のお友達といっしょに住んでいます。
〉しかし、ある夜、マドレーヌちゃんが大泣き。なぜ?
〉ついていたテープで聞き読みしました。男の人と女の人が交互に読んでいて、
〉気持ちよい朗読でした。絵本の朗読だけじゃなくて、歌が入っていたり、
〉おしゃべりが入っていたりと楽しいです(全部はわからないけど)。
〉あたたかい気持ちになれそうな絵本、かな。

マドレーヌちゃん、好きですー。シリーズ全部そろえました。くまくまさんは朗読も聞いたんですね。

〉・A Child's Garden of Verses(Robert Louis Stevenson/Henriette Willebeek Le Mair)
〉子供や自然をテーマにしたStevensonの詩に、Le Mairがイラストをつけた絵本、かな。
〉思っていたよりも字の比率が高くて、最初はちょっとびっくりしました。なかな
〉か読み進められなくて、声に出して読んでみたところ、リズムの波にただよって
〉いるような感じがとても楽しくて、ほぼ全部、声に出して読んでみました。
〉意味はわからなかったりするところもけっこうあるのですが、韻を踏んでいたり、
〉英語のリズムが楽しかったですー。そして、Le Mairのイラストはもちろん
〉やさしくて素敵。イラストを見て、ああ、なるほどと思うこともあって、
〉まさしく理解を助けてくれるといったイラストでした。何年か経って読んで、
〉もっと豊かな受け手になれていたらいいな。

声に出して読みたい本っていいですね。イラストもよさそう。

〉・Once Upon a Fairy Tale
〉「Little Red Riding Hood」「the Frog Prince」「Goldilocks and the Three Bears」
〉「Rumplestiltskin」の4つのお話が入っています。この本の特徴は、それぞれの
〉登場人物ごとにお話を語っているところ。そして、それぞれの登場人物ごとに
〉作者が違い、挿絵もすべて違う人が描いています。お話を作っているのは主に
〉アメリカの俳優さんたちで、彼ら自身の朗読CDがついています。
〉もちろん、聞き読みで読みました。どちらかというと、音声よりも文章の方が
〉簡略化されていて、文章がabridgedという印象。おそらく、CDを収録後に文字を
〉起こして、読みやすいように整えたのかなー。そんなわけで、音声についていけないと
〉お話を追いかけるのがちょっと大変です。それでも、おもしろかったー。
〉美しい挿絵も多いし、堪能しました。

みな有名な童話ですね。これ、パロディですか?それともまじめに?絵も朗読もおもしろそうですね。

〉【GR】
〉・Staying Together(Judith Wilson)(CER3)
〉IkukoとHiroshiは同じ会社に勤めていて、あるコンピュータのアプリケーションの
〉不具合がきっかけで知り合いになりました。二人は付き合いを重ね、Hiroshiは
〉Ikukoにプロポーズをします。海外経験が豊富なHiroshiと比べて、海外に行った
〉ことのないIkukoは、結婚前に外国の様子を見ておきたいと、戻ってきたらHiroshiと
〉結婚するという約束をしてBirminghamに留学に旅立ちます。最初は一人心細い日々を
〉送っていましたが、写真がきっかけでザンビア人のBernardと出会い、Ikukoは心が揺れます。
〉日本人の描写が違和感なく、割と読みやすいなーと思ったのですが、2部構成の
〉2部に入ると、なんだか苦しい展開に。無理やりっぽいというか、ありえなくは
〉ないだろうけど…。最後のオチにつながる展開が一番苦しいかなー。強引に
〉つなげましたという感じがしてしまいます。1部は楽しく読めたので、こちらを
〉もう少し膨らませて1つのお話にしてもよかったかも。1部のラストでも納得
〉できるので。久しぶりのGRで、文章はとても読みやすかったです。

これ、第2部になるとガラっと雰囲気が変わってとまどいますよね。お話自体は悪くないのですが、そのへんの違和感が邪魔してるような気がします。むしろ1部をもっと昔にして2部を現代にしたほうが良かったかも、と思います。

〉 
〉【児童書】
〉・Alanna: The First Adventure(Tamora Pierce)
〉AlannnaとThomは双子でうり二つ。違うところは、髪の長さだけです。2人は
〉父親から、Alannnaは貴婦人になるために、Thomは騎士になるためにそれぞれ
〉修行に行くように言いつけられます。しかし、Alannaは貴婦人になるよりも
〉騎士になりたいし、Thomは剣や馬は苦手で、魔術の勉強をしたいと思っています。
〉そこで、2人は立場を入れ替えて、Thomは魔術の修行へ、Alannaは女の子で
〉あることを隠し、騎士の修行をすることにしました。Alannaは一人前の騎士に
〉なることができるのでしょうか?
〉この巻では主に、Alannnaの騎士修行の様子が描かれています。まっすぐな
〉ところがあるAlannaは、敵も作りますが味方も数多くできます。 Alannaが
〉女性として身体的に成長していくところも書かれていてちょっとびっくり
〉しましたが、そういう悩みもつきものだし、よりリアリティを持たせてる、
〉のかな。完全に続き物なので、この1冊だけではちょっと物足りないし、
〉消化不良というか、もっとすっきり終わらせてくれー、と思いますが、続きは
〉とっても楽しみです。ということで、買うならThe Song of the Lioness Quartetの
〉4冊セットがおすすめ。少女漫画が好きな人ならはまるんじゃないかな。

これ、ずっと前にボックスセットで買って積んであるんです。そろそろ読めるかなー?少女マンガ好きですし…。

〉・The Princess Diaries(Meg Cabot)
〉Miaはニューヨークの高校生。胸がぺちゃんこで背が高いのを気にしている、
〉普通の女子高生。お母さんと2人で暮らしています。ところがある日、
〉お父さんがやってきて、「おまえはGenoviaのプリンセスだ」と言ってから、
〉生活が一変します。
〉前に読もうと思ったときには、プリンセスだと言われるところまで読めなかったのを
〉考えると、すごい進歩〜。長めの本を読むときには、ある程度のところまで
〉読める勢いと速さと気合いが必要かも。お話の方は、Miaの友情関係の悩み、
〉恋愛、お母さんがAlgebraの先生とデート、おばあさまと princess lessonなどなど、
〉もりだくさんです。Miaの日記という形で書かれているので、Miaのストレートな
〉感情がこれでもかとばかりに出てきます。あちこちで日記を書いているMiaの様子を
〉思い浮かべると、くすっと笑えます。Miaのお父さんが、おばあさまに弱かったり、
〉お母さんに未練があるっぽかったり、なんか気になります。続きでまた一波乱
〉あるのかなぁ。

この本も気になってます。まだ私には難しいかなーと思っていましたが、くまくまさんが読めたのなら私にも読めるかなー?

〉・The Children of Noisy Village(Astrid Lindgren)
〉Noisy Villageには3軒の家しかなく、3家族しか住んでいませんが、これらの
〉家の子どもたちはなかよしで、子どもたちの声がいつも響いています。
〉この本では、そんなNoisy Villageの子どもたちの1年の様子をLisaの目を
〉通して描いています。
〉特に大きな事件が起こるわけでもなく、日常の様子が描かれているだけなのですが、
〉それが実におもしろく、素晴らしいです。私が特に好きな話は、学校からの
〉帰り道の話、家出を計画する話、おつかいの話かなー。かわいくって、
〉ほのぼのします。わりとちょこちょこと読んだのですが、出てくる季節に合わせて
〉読んでみても楽しそうだなーと思いました。

この本も好きです。単にほのぼのしてるだけじゃなくて、子ども特有の騒がしさもあっておもしろいです。

〉・The Vicar of Nibbleswicke(Roald Dahl)
〉Lee牧師は、Nibbleswickeに赴任してきたばかりの新しい牧師さん。しかし、
〉特殊な言語障害になってしまい、ときどき言葉をさかさまに言ってしまいます。
〉そのおかげで、村は大騒ぎに…。
〉ここで笑うんだろうな、というところはわかるのですが、その意味がわからないので
〉笑えませんでした。この本は、単語を知らないと面白さが味わえないのかも?
〉Quentin Blakeの挿絵は話とあっていて、とても楽しい雰囲気が伝わってきます。
〉文を読んで、絵で笑うって感じかなー。Dahlらしく、ほかの作品の話が
〉ちょこっとでてきて、楽しかったです。

ダールの作品では評判がいまいちで手を出しかねています。言葉が難しいということかもしれませんね。挑戦してみようかな…。

〉・Ride a Cock-Horse and Other Rhymes and Stories(Randolph Caldecott)
〉9編のお話が収録されています。
〉 * Ride a-Cock Horse to Banbury Cross
〉 * A Farmer Went Trotting upon His Grey Mare
〉 * The Diverting History of John Gilpin
〉 * The House That Jack Built
〉 * The Queen of Hearts
〉 * Sing a Song for Sixpence
〉 * The Babes in the Wood
〉 * The Great Panjandrum Himself
〉 * An Elegy on the Death of a Mad Dog
〉Caldecottの挿し絵、クラシカルな雰囲気で、カラーも美しくてすばらしいけれど、
〉モノクロの方も見逃せません。Nursery Rhymesの行と行の間、ことばとことばの
〉間にも絵が入っていて、まるでまんがをみるようなおもしろさでした。
〉(なんか、こんなたとえでいいのかどうか…)お話はよくわからないものも
〉いっぱいあるんですが、ナンセンスっぽいので、あまり理解しようとするよりは
〉おもしろがる方がいいのかなー。読み終わってすぐは、いい本だけれど、まぁ、
〉一押しというほどでもないかな、と思ったのですが、だんだんじわーっと
〉いい本だなーと思えてきました。

コルデコットのマザーグース、おもしろいですよね。絵を追っていくとお話が浮かび上がってくるようで。

今回はリベンジ本がいろいろあって、多読の進歩を実感できて良かったですね。ハウルはてごわかったようですが…。
省略もさせていただきましたが、くまくまさんの読んだ本は反応したいものが多くて、報告を読んで楽しかったです。

それでは500万語に向けて
Happy Reading!


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