300万語 — 愛の讃歌

[掲示板: 100万語超 報告・交流 -- 最新メッセージID: 13567 // 時刻: 2024/5/11(20:32)]

管理用 HELP LOGIN    :    :


上へ上へ | 前のメッセージへ前のメッセージへ | 次のメッセージへ次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む返答を書き込む | 訂正する訂正する | 削除する削除する

4475. 300万語 — 愛の讃歌

お名前: チクワ
投稿日: 2004/12/5(02:33)

------------------------------

みなさま、こんばんは。明日に備えてもうお休みのかたもいらっしゃると思います。
そんな中を静かにお騒がせいたします。チクワです。

・・・と、昨日書き始めて一晩で仕上がらず。今12月5日の夜中ですー。(爆)
 
 
  
11月30日火曜日 多読300万語を通過いたしました。

冊数は801冊。(0〜300万語)
 [うちわけ:〜100万語/〜200万語/〜300万語 − 256冊/250冊/295冊]

通過本は「Midnight」 Jacqueline Wilson です。
 
 
300万語って100万語の3倍ですねー。
そして1000万語の1/3弱かー。ふむふむ、なるほどー。(←何がでしょうか・・・?)


☆通過本「Midnight」について。
なんだかこれまでのJacqueline Wilsonとはすこし趣の異なる本でした。でも良かったです。
4万語を2日で読めました。私にはめずらしいことです。

お話の人物、状況の描き方(設定というか?)もちょっと違っていたし。
なんか、華やかというか豪勢なエピソードも出てくるし。
いやそれより何より、Nick Sharrattさんの絵が「緻密」! 
(その理由はお話の内容に深く関わっています。)
表紙絵もキレイ。紫の地にクリーム色の三日月。その下端に主人公Violetが腰かけ、
そして影絵風の妖精たちが舞っている・・・。



じつは、私、200万語通過の報告をさぼったんですが、
PCに下書き(未完成) が残っていましたので、データ部分だけでも。

<100万語〜200万語> データです。
(1) 冊数(タイトル数)− 250冊以上くらい。
(2) 通過日 − うーん、じゃあ5月1日ということで。
(3) 通過本 − Grasshopper on the Road(ICR2)でいいでしょうか。

・・・とか書いてありました。
その他の口上は驚くほど今書きたいことと同じで、気持ちの変わっていない自分が嬉しいです。
同時に、
ある程度報告が書いてあったのに、完成させず投稿しなかった自分の根性なしがくやしーです。
 
 
 
☆ チクワ的よみかたについて。その1・・・浮きまくり。(←治らない。わははー。)

今は昔。チクワのこの掲示板への初投稿は読みの(聴き、も入れて)上滑りについて、の
ご相談でした。読んでいて違うことを考えてしまう、と。
ごはんのメニューとか、この後の予定とか。

どうも物語世界への入り込みが悪いようで、のれるまでにかかる時間が長くって。
(単に「のる」前の段階にあるだけなら、投げません。 お話がつまらないわけじゃないから。)

でもとにかく!300万語読みました。ノリが悪かろうがなんだろうが読みました。
そして、ゆるぎない真理、「量がすべてを解決する」の裏解釈を見出しました。
「解決しなかろうがなんだろうが、量は積み重ねられる!(楽しいから)」
で。
「量を読めば、それだけの楽しさは経験できたということ!」

なお、この「浮きまくり」のため、2〜3文、〜1パラグラフくらいは
戻って読み直すことがあります。げ、今、浮いてた〜、と思うとき。
そう気づいたときでも目が先へ先へと走ってしまって、戻らずにすむこともあります。
「目まかせ」ですね〜。

小さいときから「読書百遍意おのずから通ず」と言われて育ったんです。
私が本を読んでいてわからないことがあって親にきくと、意味を教えてもらえず、
代わりにこういわれていたように思います。(つまり、親もわからなかったor面倒だった?)

あ、念のため、この戻り読みでは分析や和訳につながることはありません。
スピードは落ちない、上がることもある。
それでもあんまりいいことじゃないでしょうけれど。
 
 
 
☆ チクワ的よみかたについて。その2 ・・・ My Own 感動 もしくは得手勝手流。

<Harry Potter and the Order of the Phoenix>
一般的な泣きどころでも、泣けましたが、こんなところで泣くひとはいないだろうな
というところでも泣けました。前半です。

多読が学校に普及するならこんな経過かも!と思わせるようなエピソードがあったんです。
「こんな経緯でしか、学校への多読普及は無理なのかも。でもこんなふうにできたら
素晴らしい!」と。
その後はこういう授業(魔法関係の、ですね。)は多読授業の理念とは違うなー、と
思いましたが。(はい、当たり前です。)

<Grasshopper on the Road (Lobel)・・・私称、200万語通過本)
旅に出ている(っていう言い方でいいのか?)Grasshopperの言動が多読的に見えまして・・・
対してGrasshopperが出会う相手たちの言動は、従来の英語教育的に見えまして・・・

<Escape North (SIR)>
Harriet Tubmanが酒井先生に見えました。・・・つまり奴隷制度が従来の・・・言うまい。
そして私は「クェーカー教徒の家」になりたいなー、と思ったのでした。
うーむ、南北戦争が必要でしょうか。(チクワ@平和主義者なんですが。)
 
 
読み手側の、その人その人のこれまでの人生、現在の生活が、本の読みでを変えるのですよねー。
(しかし、私のは行き過ぎかー。)
みなさんにも、何か得手勝手流があったら、聞きたいなー。
  
 
  
☆ 辞書 ☆

わからなくて気になる単語を、読み終わったあとまで覚えているなんて、
めったにないことなので、ま、基本的に辞書はあんまりひきません。

辞書の説明文って、どの文脈に出てきた語にも対応できるよう一般化された説明なわけで、
一定のテイストのあるひとつの物語の途中で見るのは
いくら英英でも私にはジャマだったりして。(←わがままー)

これは多読と関係なく以前から思っていたことですが、どうせ辞書をみるなら
説明文より例文を一気に見たい。それと、ひく単語の前後の単語も見たい
ってことで、電子辞書も苦手、紙の辞書のほうがスキだったりします。(古いヤツだと・・・?)
(紙の辞書は、ページをめくる間につい、他の語に浮気してしまう、という難点が・・・爆)

しかし最近。あ、こんなのならー、と思った辞書使用法は、「類語辞典」を使う。です。
類語の一覧を見渡して、その語のエッセンスを感じ取ろうとする
ーみたいなやり方を試しています。
知らないことばもリストにバンバンでてきますが、そういうのは「読み飛ばし」で。(笑)
 
 
 
☆ 試しに ☆

GRの巻末のActivitiesに手を出したりすることがあります。ほんの最近です。
英問英答の問題だけです。問題を読んでみて、答を思い当たれば「言ってみる」。
覚えがなければ「飛ばす」(again!)。本文の該当箇所を探して読み直すことはしない。
答あわせをすることは、ない。合ってるかどうか、気にしない。
単にresponseの練習、英語を口にする練習、という感じでしょうか。
 
 
 
☆ 多読について。☆

まず100万語、の多読は、語学の学習法として*最高の基本スタンス*になると思います。
分析、テスト、評価等から離れてとにかくある程度「楽しい本」「楽しく」読み重ねるうちに
歌や映画などの自分のすきな別の方面へも英語の興味が波及し、
多元的に英語に関われるようになるし。

「読む」ことで英語を英語のまま理解することに慣れ、リスニングにも効く。
アウトプットしてみたいなという気持ちにもなれる。

継続できるからたえず英語に触れていて、で、いろんな形や方法を求めるようになれる。

学校英語など、「ルール」から入る英語は、そこにまったく「人」の気持ちがのりません。
どう書いたらマルがもらえる、こう書かないとペケになる。これは、計算や駆け引きです。
そりゃ、あかんわ。

英語はひとの言葉でしょ。気持ちをやりとりするための手段でしょ。
どうせならあたたかい気持ちを分かちあいたいですよね。だから言葉は感動から学ばなくちゃ。
うん、やっぱ多読っしょ。
 
 
 
☆ 多読と「英語ができる」☆

多読で「英語ができる」ようになるか?私は信じてますよー。「なる」って。

「英語ができますか?」って突然聞かれたら、
それに答えるとき、「英語ができる」の基準をどこに置きます?
とりあえずのイメージは「英語ペラペラ」でしょうかね。ぶっちゃけた話。
きっと質問したひとがそういうイメージで聞いてるのだろうなって思っちゃいますよね。
日本人が質問者ならとくに。うーん、なんかヤですね。

英語ではDo you speak English?でしょうか。
これにI’ll try. とでも答えて逃げずにコミュニケーションをとる。飾らない言葉と笑顔で。
・・・まずこのくらいに「英語ができる」の基準を置きませんか?それでいーと思うんです。

(ちょっと横道にそれて、よけーなお世話の提案ですが”A little”って答えるのやめません?
反射的に口から出ちゃいそうですよね。そこをおさえて。いかがでしょう。
気持ちまでが小さく(a little)なっちゃうと思うんですけども)

こういう、話しかけてきた人に暖かい気持ちを返そうとするココロって、多読で培えるものだと
思います。

多読で何百万読んでも・・・とおっしゃる方は、まず、上記のような観念的なことが
心の壁なのでは?とも思いますが、もう少し実際的なことで、こういうことがあるかなーと
思うのは。うーん、まずイメージでお伝えしてみます。

「甕に水が満ち、それが溢れ出す」っていうアウトプットのイメージがありますね。
結構その甕のキャパシティが私たちが思うより大きいのかもしれません。
入れても入れても溢れないみたい・・・人間の素晴らしい能力の深さ、いくらでも入る♪

あら、そうしたらどうやって出しましょー?
やっぱり横穴をキリキリと開けるのがいいかも。
中に水がなければ穴を開けても何も出ないから、やっぱり多読の、事前のインプットは前提。
その横穴開け作業にあたるのが、シャドウイングやチャットの広場でのお気軽ライティング。
・・・かな?ん?あらら、別に新しい意見じゃないじゃない。

ごちゃごちゃ長々書いてきましたが、ここまでの25行ほど(空白行のぞく)をまとめると、
うーん、SSS多読って英語学習法としてやっぱりよくできてるわー。なのです。
みんながうまく作り上げてきたともいえますよね。

酒井先生、SSSのみなさん、掲示板に関わっている方もいない方も、多読している人みーんな、

えらい!!!

この一端に関わっていられる幸せにこころから感謝しています。
みなさまにお礼申し上げます。

Thank You Very Much and Happy Happy Reading!


▼返答


Maintenance: SSS 事務局
KINOBOARDS/1.0 R7.3: Copyright © 1995-2000 NAKAMURA, Hiroshi.