1周年、な500万語通過報告(長文警報!)

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4442. 1周年、な500万語通過報告(長文警報!)

お名前: Ernie
投稿日: 2004/12/3(13:09)

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Ernieです。
1周年を目前にして500万語を通過しました♪
ブッククラブに入会したのが去年の12月8日なので、ちょっとだけ早い1周年なのですが、
実を言うと、タドキスト大会に何とか間に合わせたい、
と少し頑張ってしまったというのが正直なところです。
(良い子は決してマネをしてはいけません!)

せっかくなので500万語&1周年までの総まとめをかねた報告をさせて頂きます。
(と思ったら、ものすごく長文になってしまいました・・・(汗)))

*まずはとりあえず、の400〜500万語までの冊数*

期間:9/25〜12/2  合計冊数:117冊
LLL"Story Street"  12冊 (Step11〜Step12) 44,530語
   "Info Trail"     29冊 80,417語
   "Genre Range"  17冊 5,224語
絵本  8冊
児童書  42冊
GR  9冊 PGR0x1, PGR3x1, CER4x1, PGR4x1
PRR5x1, CER5x1, OBW6x1, PGR6x1, CER6x1

*500万語までの総冊数*

期間:12/8〜12/2 総冊数:600冊
LLLのシリーズ 169冊
絵本        40冊
児童書      222冊
GR         169冊

多読開始以来、600冊もの本を読了したことになります。
もともと和書をかなり読むほうだったのですが、
それにしても1年間で600冊も読んだ、というのは冷静に振り返ってみると自分でもビックリです。

* GRについて *

ある程度の語数まで進んだり、高レベルまで読めるようになると、
皆さんに比較的敬遠されがちなGRですが、私はコンスタントに読みつづけています。
レベル5・6なら原書で読んだほうが面白い、とか
レベルに関係なく堅苦しい、という皆さんの言い分もよく分かるのですが。
私には児童書に適度に混ぜて読む、という読み方が非常にあっているようです。
GRもオリジナル作品は勿論、映画のノベライズや文豪作品のretold、
果ては現代アフリカ作家の作品までバラエティにとんでいて充分楽しめる、と思っています。
retoldということがまた敬遠される理由のようですが、
(確かにときどき、ひどく分かりにくいものもありますが。)
もともと文豪という響きだけで邦訳にさえ手が出なかった私には実は丁度いいのです。
私自身はまだまだ読みたいものが沢山!という感じです。
(しかも、今になってGRのレベル0や1を読み直すと別の意味で新鮮な笑いや驚きを味わえます(笑))

*お世話になった児童書達*

とにかくブッククラブの会員であることをめいっぱい活用させてもらおうと思ったこと、
また、皆さんの書評やお奨めも参考に、日本語だったら手を出しそうもなかったジャンルも含めて
選り好みせずに、出来る限り幅広く(手当たり次第、ともいいますが(!?))
読んでみよう、と思い、本当に様々な児童書に触れてきました。

と言いつつも、実はレベルが6以上の本はほとんど読んでませんし、PBにも一切手を出していません。
これは当分の間、変わらないと思います。
というより、レベル3〜4の児童書が楽しくて楽しくて、
レベルをあげることや、PBなどどうでもよくなってしまったのです。
一年前の自分を鑑みるに本当にビックリ!な(そして、幸せな!)変化です。

自分のためもあって、既読本リストをまとめ直したのですが、
やはり、途中に挟むにはボリュームが多すぎる気がするので一番最後に記すことにしました。
が、これだけは書いておかねば、の2シリーズだけ。

"The Gun Lake Adventure Series"

まりあさんお勧めのこの作品、(書評も挙げて下さってます。)
まだ、ブッククラブにもなく、そんなに知れ渡っていないと思うので。
(本をお借りたものとしての責務は果たしますよ〜>まりあさん(笑))
と言っても決して義理ではなく、本当に面白かったです。

車椅子の少年が主人公なのですが、著者自身が車椅子で生活しており、
少年の生い立ちや両親との関係、
周囲の逆差別(基本的に何でも自分でできるのに、必要以上に特別扱いをしようとする)等
きっと著者の体験や思いをそのまま反映したんだろうなぁ、と思わせる描写。
そのため、小説を書くために無理に設定したといううそ臭さやお涙頂戴が、一切なく気持ちよく読めます。
内容はミステリーではなく、シリーズ名にもある通り、あくまでadventure、つまり「冒険もの」です。
が、個人的には人間ドラマや障害者への理解を深めることに重点がおかれている気がしました。
全5巻で(私は4巻まで読了)1巻ごとにエピソードが独立しているので
どこから読んでも楽しめますが、やはり1巻から順に読むことをお勧めします。

Longman Literacy Land "Story Street" ( Step0〜12) 全123冊すべて読了

このシリーズは本当に楽しいです!
現実的な問題からファンタジー系のフィクションまで扱っていて
ステップを追うごとに登場人物自身や周囲の状況もさまざまに変化していきます。
私は特にStrange Streetからはじまるファンタジーの一連の作品がお気に入りです。
また、楽しいばかりではいられない厳しい現実を描いた作品も多々あり、
皆さんの評価も高い「Mouse and the Bullies」や「The Blue Game」などは
私も素晴らしいと思いました。

が、ここでは、ちょっと地味な作品をせっかくなので紹介させて頂きます。
Step11の「Old Friends, New Friends」
しみじみといいなぁ、と思った作品です。
「違う」ことを受けいれ、認め合うことの大切さがさりげなく描かれています。
終盤の経験もキャンプ等で同じような経験をした人なら分かるんじゃないかな、って思います。

LLLのシリーズは他に「Info Trail」「Genre Range」があり、
これらはノンフィクションや、昔話・劇・ポエムといった構成で
Story Streetとは全く違ったつくりになっていますが、どちらもお勧めです。

*これから*

これから、というほどのものではないのですが、
実は再読をほとんどしてこなかったので、少しチャレンジしてみようかな、ということと
今年1年は和書よりも洋書、と自分で決めて洋書最優先できたので、
少し和書もとりいれつつ、どちらということに拘泥することなく好きなように読みたいなぁ、と思ってます。
あとは、Grammer in Useを購入して少ーしずつでいいからやってみようかな、と。(←あっ、これは独り言なので聞かなかったことに・・・(苦笑))

*自分の心の赴くままに*

楽しいからいい、楽しめればいい、とことあるごとに繰り返してきました。
自分が迷ったり、不安を感じたりした時に自分に言い聞かせてきた言葉であり
掲示板で他の方へのエールとして書かせて頂いたこともあります。
でも「楽しければいい。」なんて言葉、よく考えると
どこにも明文化されてないんですよね・・・。
でも、皆さんとお話したり、掲示板で励ましていただいたり
つい人と比べてしまってあれこれ言いたくなってしまったりしながらも
ひたすらに多読を進めていく中で
最終的な自分の中での多読の大原則って、いつの間にか「楽しければいい。」になっていました(^^;
バックグランドも、多読の進め方も、本の好みも本当に人それぞれなんだ、
ということを身をもって体験していくうちに
「これが絶対、っていうものはないんだ!レベルも語数も速度も関係ない、
自分が楽しいと思える環境(本のセレクトだったり、レベルだったり、読み方だったり、の全てをひっくるめて)をいつも心がけてさえいれば
例え時に迷うことがあっても大丈夫。」と強く思うようになりました。
自分が楽しめているかどうか、自分の心の声に正直に、読みたいものを読む、
結局これに尽きるんだなぁ、ということを実感しています。
これからも多読という大海原を、「自分の心の赴くままに」を舵に読み進めていきたい、と思ってます。

なーんてちょっとかっこつけてみましたが、要は掲示板と皆様のおかげで
楽しい、楽しい、と騒いでいるうちに一年が過ぎてしまった、というだけです。
でも一番幸せなことだな、って思います。

*通過本&感謝*

最後に通過本についてちょっとだけ。
今まで、特に通過本など決めずに
その時ブッククラブで借りてきたものの中から選んだりしていた私には珍しく、
自分にとって記念すべき1周年にもあたる500万語通過はこれにしよう、
と前から決めていた本がありました。
それが「Charlotte's Web」です。
この本は私にとって特別な意味をもつもので、表紙をみただけで
幼い頃にこの本(勿論、邦訳版!)を贈ってくださった方とともに様々な思い出がよみがえります。
色あせてしまったその本に片隅には、
今は亡き愛犬のかじった跡までついており、それすらも大切な宝物です。
まさか、二十年以上もたってから
それを原書で読む日がくるとは多読をはじめた当初ですら想像もしていませんでした。

そもそも多読をはじめた当時はこの本のことも忘れてました。(本は実家にあるので。)
ブッククラブに通うようになってある日、ふと眼にとまった、ちょっと大きめの本が気になって
ひっぱり出してみたところ、それが「シャーロットのおくりもの」(邦題)であることに気付き衝撃を受けました。
(それも幸いなことに原書と邦訳版のイラストが一緒だったのです。)
落ち着いてからよく確認してみるとそれは原書そのものではなく、解説本だったのですが
とにかく、一度に様々な思いがあふれだし、ブッククラブで暫し呆然と佇んでしまいました。
「そうだ。原書で読めるんだー。」と思いたったのですが、
この本は大切に読みたい、と思って今まで寝かせていたのです。

ブレークスルーの実感が湧かない等と、いつもウダウダ言いつづけてきた私ですが、
この本を満足行くまで原書で堪能することができたのは、ひとえにこの多読のおかげだと感謝しています。

酒井先生、古川さん、まりあさん、マリコさんをはじめ、
タドキストの皆様及びこの掲示板には本当にお世話になりました。
また、オフ会等で直接刺激を受けることが、私にとっては大きな、また大切な原動力となっています。
本当にありがとうございます、
そして、これからもどうぞよろしくお願いします。
そしてそして、どうか皆様にも(本も人も含めて)ステキな出会いがありますように・・・。

さて、無事1周年も迎えましたし、
100万語達成までの期間が短くなってきていること、
いちいち自分の読書記録を振り返らなくても
好きなように読める、という自信がついてきたこと、から
100万語単位での報告はこれで一区切りにしようかな、と思っています。

でも読書記録は続けるつもりなので、そのうち気がむいたら、報告させて頂きます♪

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児童書リスト

シリーズに嵌るとずっとその本を継続して読みたくなる病のため、
ざっとまとめてみたら、結構簡単になるかな、と思ったのですが、そうでもありませんでした(汗)
既読の児童書一覧及び思いつくままにコメントを(順不同)
(「真面目な紹介」ではありませんのでご了承のほどを。)

Animorphs 22冊
 ・相変わらず突っ込みを入れつつも、Animorphsクラブ準会員として、しつこく(少なくとも40巻までは(苦笑))彼らの行く末を見届ける予定
 (それにしても22巻め、理解できなーい!ネタばれの広場で誰か相手してくださいます?(笑))

Secrets of Droon, The 11冊
 ・そろそろワンパターン気味かな、と思い出すと「ええーっ。」な展開に!という作者の術中に見事にはまり現在11巻

Boxcar Children, The 13冊
 ・どこを切っても同じ味、の金太郎飴状態なのですが(苦笑)4兄弟の活躍&成長ぶりが楽しくて読みつづけてます。

Series of Unfortunate Events, A 4冊
 ・一番の悪人は絶対に著者でしょう、そして一番Unfortunateなのは何と言っても巻き添えをくったrelativesの皆さんでしょう(笑)
 (ちなみにブッククラブでは、5巻がずっと見当たらず、私を含めて最低でも3人が待ち望んでいます!)

Baby-Sitters Club, The 8冊
 ・入手困難なのが本当に残念!なシリーズ
  等身大の女の子の日常が生き生きと描かれており、非常に楽しめました。
  
Nancy Drew Mysteries 4冊
 ・表紙の挿絵とタイトルだけでネタばれしてしまうのだけは何とかならないのだろうか、とどうしても思ってしまいます(苦笑)
Nancy Drew Notebook 6冊

Jake Drake Series 4冊 他 Andrew Clements 1冊
 ・個人的にJake Drakeはすごくお気に入り!です。
  これにも いじめの問題を取り上げている巻があるのですが、いじめる側の状況にも言及し
 また他のお話と違って先生をはじめとした大人を一切巻き込まない、非常に現実に即したお話になっていると思います。
  Teacher's PetもJakeの切なさが分かりつつも、私は笑いがこらえきれなーい!状態でした。

Julian and Huey Series 7冊
 ・このシリーズの真の主役はJulianでもHueyでもなく、間違いなくパパでしょう!
 (それにしてもパパの年齢を知った時はショックでした・・・。)

Magic Tree House 29冊
MTH Research Guide 7冊
 ・MTH本編はPeanutだの、Teddyだのと言った動物キャラ(?)Love!
  Research Guideは英語の勉強にもなり、巻にもよりますが非常に楽しめました。

Jigsaw Jones Mystery, A 1冊
Nate the Great 7冊
 ・どちらもなりきりぶりが徹底しているところ、女の子に振り回されるところ、はそっくり(!?)

American Girls Collection, The
-Kaya - 6冊読了
-Felicity - 6冊読了
 ・このシリーズは1巻目があまり面白くないという共通した欠点が(!?)
  でもそれを乗り越えるとストーリーが大きく展開し、惹きこまれます。
  フルカラーで挿絵も多く、巻末に簡単な補足がついていてアメリカの歴史の勉強にもなります。

The Cobble Street Cousins 6冊読了
High-Rise Private Eys, The 2冊
 ・最近、Cobbole St.を読んでいいなぁ、と改めて思い、他のシリーズも読むつもりです。
  が、実は多読開始後すぐに読んだHigh-Rise SeriesのJackがお気に入りです。

MAXimum Boy 2冊
Flat Stanley Series 3冊
 ・息子が大変&凄いことになってるのに、あくまで普通に接するパパとママ、というのが共通項、かな(笑)

A to Z Mysteries 4冊
 ・A〜F位までいつ、いかなる時にもブッククラブに見当たらず、私の中で長らく幻となっていたシリーズ(笑)
 (ちなみにAとBはブッククラブ外で読みました。)

Jeremy Storong 2冊
 ・まだ2冊しか読んでいないのですが、とにかく「Indoor Pirates」がおバカすぎ〜、楽しすぎ〜で大好きです。

Roald Dahl 9冊
 ・「チョコレート工場の秘密」の邦訳本が未だに家にある私。
  その割にはそれ以外の著書をあまり読んでなかったので、原書で読めて嬉しいです。

J. Wilson 7冊
 ・今まで読んだ7冊の中では「The Cat Mummy」がやっぱり一番のお気に入り、かな。

Stone Fox
 ・多読開始以来、はじめて涙した本
  犬好きの私としては、Searchlightが特にツボにはまりました。

Number the Stars
 ・様々な角度から楽しめる(内容は「楽しく」はありませんが)、そして考えさせられるお話でした。
  再読したい本です。

Marvin Redpost 全8冊読了  他Louis Sachar 2冊
Astrid Lindgren 4冊
Captain Underpants 5冊
Drogon Slayre's Academy 3冊
Zack Files, The 10冊
Famous Five, The 4冊
Catwings 2冊
Sarah, Plain and Tall
Full House Michelle
Mr Majeika
Geronimo Stilton
Arthur Chapter Book

もし、ここまでお付き合いくださった忍耐強い方がいらっしゃったらお礼申し上げます。
最後まで読んで下さってありがとうございました。


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