Re:200万語おめでとうございます! 長レスすみません。

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3803. Re:200万語おめでとうございます! 長レスすみません。

お名前: ぷぷ http://blog.livedoor.jp/pupu_sakura/
投稿日: 2004/10/18(11:20)

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ガビーさん、こんにちは。

秋の夜長に英語で読書できるなんて、本当に幸せですよね。

さて、なんだか、私がコメントする必要などすでに全然ないのですが、
ガビーさんが、文通したいという、そのためになぜ文法が必要だと
思われたのだか。あんまり刺激的なテーマなのでお邪魔させてください〜

文法書というのは、つまり実際の用例を集めてその公約数的なことを
書いてあるわけで、「実際の用例」と「文法書」が違ったとすると、
どちらが正しいかというと、「実際の用例」だと思う。
そうして、最初は例外的な「若者言葉」と言われているような言葉の
使い方が、だんだん一般化するとそれが普通になって、そのうち
改訂版の文法書に載るんですよ、きっと。

学校英語や初心者用の文法書で、まるで「文法」というのは、数学の
ように正解があるように書かれているので、混乱するのですが、
文法的に正しいかどうかは、実は、「実際の用例」があるかどうか
でしかないんじゃないかなー。
専門的な文法書だと例外だらけですよ、たぶん。

ドイツ語で、おもしろい話があるのですよ。

実はドイツ語のある「文法」について、日本人が「発見」したのです。
ドイツ語の仮定法過去ナントカカントカという用法について、それまで
ドイツ人はそんな文法的規則があるとは知らなかったのですね。
ところがそれをドイツ語学者の日本人が発見したのです。
それは正式にその人が「発見」した文法として、ドイツの文法学会(?)
でも認められているそうです。

もちろん、そんな「文法」があるなんて、ドイツ人は知らずに、でも
その「文法」を使ってずっと生活し、本を読み書きしてきた・・・

でも一方、英文法を勉強しながら英語を身につけた人達ももちろん
いるわけですが、その人達もどこかの時点で、実際の英文を大量に
読む(聞く)経験をしているのではないでしょうか。

結局、ある外国語を身につけるには、大量にその言葉に接するしか
なくて、「文法」を頼りに意識的、分析的に英文に取り組むか、
またはSSSのように、無意識的、包括的に簡単なお話から
文章に出会っていくか。それはどちらでもいいんじゃないかな。
本人の趣味に合った方法で。どちらにしても、外国語が身に付く
のに必要なのは、「量」でしかないと思います。

だって「文法」があって「言葉」があるのではなく、「言葉」があって
「文法」があるのです。そしてSSSでは、直接「言葉を」身につけようと
しているのですから。
あ、なんか言い方きついですね。
ちょっと学校英語に対する個人的な恨みが甦ってきました・・・

さて、じゃあ実際に英語で手紙を書きたいときはどうするか。
それは用例を引っ張ってくるしかないでしょーね。
そしてそれは、日常的なことならレベル2〜3くらいなものでしょう。
もっと違うことを書きたい!ということなら、そういう内容の英文を
大量に読んで、その単語や言い回しに慣れる必要があるかと思われます。

私自身、まだまだ全然、英語書いたりできません。それでアドバイスなど
できるような立場ではないのですが、きっと大丈夫ですよ!と思います。

英検の問題集などは、それで文法を「勉強」しようというのではなく、
自分のなかの200万語分の英語を整理してみようというつもりで
取り組まれるのなら、害は少ないかもと思います。酒井先生から
制止の声が上がっていますが、でも不安に思ったままでいるのも疲れる
んじゃないかなー。解説のところはさっと流し読みだけにして、
問題集もざっとやってみて、ま、こんなもんかな〜みたいスタンスで。

なんだかちょっと、辞書をちょっとくらい使ってもいいかどうかという
議論に似た感じですね・・・

でもなによりガビーさんが、英語の読書を楽しまれてさえいれば、
あとはどーでもいいのでは? 文法の勉強をしてみて、その後、
英語読書がどんな感じになるか(楽しめなくなるか、ならないか)
ご自分でご自分を観察なさってみるといいのではないでしょうか。

600万語だか900万語だか読まれたあずきさんが、英会話を身につけ
たくて、わざと簡単な本を、英会話に役立つ文章を探しながら読んだら、
英語読書を楽しめなくなった、という話がありました。
一方、SSSで多読しながら英会話学校に行って、特に支障がない方々も
いらっしゃるようです。

よろしければまた、その後の経過をご報告ください。
このテーマに興味、共感を感じる人はたくさんいると思います。

では〜


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