ついに…

[掲示板: 100万語超 報告・交流 -- 最新メッセージID: 13567 // 時刻: 2024/5/14(19:17)]

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2752. ついに…

お名前: じゅん
投稿日: 2004/7/20(22:04)

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 こんにちは、じゅんです。MOMA親爺さんの迎撃オフという名の東京オフ会に参加した皆様に、プレシャーをかけられ、いえ、エネルギーをもらって、ついに1000万語を通過したので、報告させていただきます。目標だった7月23日(この日でちょうど2周年)より、5日早い、7月18日に達成できました!

 1000万語達成して(…これはさすがに通過じゃなくて達成っていう感じです)振り返ってみると、ここまで長かったような、でもあっという間だったような…。この広場に報告するのも、掲示板にあんまり参加していないので申し訳無いかな、とも思ったのですが、きっとこの機会を逃すと、2度と書けないし…と思ったので、書かせてもらっちゃいます。

◆ 「こんな絵本を読んでていつかは本当にPBが読める様になるんだろうか?」と思いながらStep into Readingの『Big Bear Small Bear』を手に取ったのが、ちょうど2年前(私が始めた頃はORTなんてなかった…)。この頃はPBが読める自分なんて、想像もできませんでした。

◆ 1000万語に到達するためのキーポイントは、やっぱりとにかく自分が好きなもの、面白いと思うものを読むこと、のような気がします。児童書が苦手だった私は、まわりの人達の盛り上がりに引きずられ、何度も児童書を読もうとしては挫折してました。最初は楽しめるふりをしてみましたが、でもやっぱり面白くないものは面白くない…。そんなわけで本の選択基準は、自分が楽しめるかどうかだけになっていきました。(このあたりはほんとに潔いんですねー私。無理に児童書を読もうとしていたら、多分挫折か長期停滞してたんじゃないかな)。

◆ 語数を積めば、自分が好きじゃなくても、面白くなくても、ある程度は読めるようになるみたいです。無理して面白くないものを読んで、多読そのものが続かなくなっちゃったら、もったいないですよね。好きな本を読む!という原則に従い、ミステリーしか読んでこなかったのですが、900万語になった時に、これからの100万語は違うものも読むぞ!と決心しました。その結果…ミステリーしか読んでなくても、それ以外の本も一応読めるようになっていました(興味のある方は読んだ本はPBの広場に紹介しておきましたので、どうぞ。そうそう、今はちゃんと児童書も読めます…やっぱりあんまり面白くないですが)。

◆ もう一つのキーポイントはリハビリ本を用意すること。多読がすっかり習慣になったとはいえ、時々読めなくなる状況は発生しました。仕事のことでひっかかったり、自分には難しい本を無理して読んでぐったり疲れたり…。そんな時のために、気楽に、でも楽しく読めるはずの本を常に2,3冊は本棚に用意しておく。それでちょっと辛い状態に陥ったと思ったらそういう本を読む。そうするとまたペースがつかめたりします。でもそういう本を見つけること自体がかなり難しいですが。私にとってはそれがRobert. B. Parkerだったり、James Pattersonだったりして、これらの作者はたくさん作品を出しているので、助かってます。

◆ 次のポイントは、本の好みが似ている友人を見つけること。自分の好みにあう本を独力で探しつづけるのはかなり大変です。特にPB読み始めのころは、何が『読める中で面白い』のか、わかりませんでした。そんなとき自分と好みが似てるってわかってる友人から「この本易しいし、面白かったよ」って言われると、読んでみようという気になるし、地理的に近ければ貸し借りもできちゃうし…。私にたくさんの面白い本を紹介していただいた方々に、この場を借りて厚く御礼申し上げちゃいまーす。
 
◆1000万語読んだ後ってどんなだろう?って思っている方も多いと思います。
 私にとっての1000万語の世界は、
* ベストセラーになっているようなPBはだいたい(全部じゃない)読める、でもその中でも興味が無いものは読めない(というよりも途中で嫌になって投げる)。
* 英語の本を日本語の本と同じ感覚で読めるというレベルには至っていないけれど、とても面白い本で、話に引きこまれると、英語で読んでいることを忘れていることはある。
* わからない単語、文章にはまだまだたくさん出会う。
* PBの理解度は本にもよるけど、多分50〜80%くらい。もっと早く・深く読みたいのに、読めなくてイライラさせられることもよくある。
* でも、『PB読めます』と言えちゃうような…気がする。
* 聞くこともだいぶ進歩していると思う(LRというよりLのみをやってます。一度読んだことのあるPBのオーディオブックをひたすら聞くだけ)。
* シャドーイングは苦手&嫌いなので挫折したまま。
* 話す訓練は何もしていないので、やっぱり話せない。
* 書く練習を始めて5ヶ月経つけれど、やっぱり書けないと思う。

◆ Listeningをずっと続けています。読んだ本の中で、気に入ったもののAudio Bookを購入し、ひたすら聞いてます。大好きなMichael Connellyの本はほとんどunabridgedのAudio Bookが出ているので、これを中心に聞いています。Listeningだけの場合、abridgedはあまりお勧めしません。話が急に展開しすぎて、ついていけないことが多いです。既に読んでいるので、何回も聞いていると、なんとなくわかってくるところもあり、でも全くわからないままのところもありますが、気にせず聞いてます。

◆ 900万語報告の時に紹介した多書ですが、一応現在まで続いています。始めてから約5ヶ月、さて、成果は…?ものすごーくありますよ、と書きたいところですが、自分ではよくわかりません。書くことに対する慣れは感じますが、自分が言いたいことが書けるわけではありません。さて、この先何か進歩があるのか?

◆ あたりまえのことなのかもしれないけれど、読む訓練をしたから、読めるようになったわけで、例えばテニスを練習してバドミントンができないように(一応スポーツという共通点はあるにしても)、読む練習をしたからといって、話せるようには、書ける様にはならないのかも?…なんて感じています。話すことや書くことも、効果的な練習方法を探し出すことができれば、読むことができるようになったように、できるようになる気はしてます(でも方法が見つからない)。

◆ 1000万語通過本、これはだいぶ前から決めてました。Michael Connellyの最新作の一つ手前のLost Light(最新作はリハビリ本として取ってあるんです)。多読で初めて出会った作家で、一番好きな作家であり、私の初enjoyPBも彼の作品でした。ここまで読めるようになったんだなぁ…と感激しながら、味わって読みました。
 
◆今後は…
(1) 読む時間を減らして、お勉強モードに入るつもりです。まずは文法。酒井先生から書くためには文法が必要といわれているので、いままでPBを読んでいた時間に、文法書を読みます。(でも前に一度挫折してるので、あんまり自信はないけど。)
(2) Listeningで1000万語を目指します。今はたぶん300万語くらい。
(3) PBはこのまま、ペースを落として読んでいきます。語数カウントはやめて、冊数カウントにするつもり、次の目標はPB100冊です。今75冊なので、達成できるのは半年後くらいかな。

 さて、長くなっちゃいましたが(ごめんなさい)この辺で報告を終わらせていただきます。ここまで来る事ができたのも、SSSと、SSSに参加している皆様に支えられたおかげだと思ってます。どうも、ありがとうございました。


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