300万語通過&多読一周年経過しました

[掲示板: 100万語超 報告・交流 -- 最新メッセージID: 13567 // 時刻: 2024/5/22(11:31)]

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2068. 300万語通過&多読一周年経過しました

お名前: 慈幻 http://www.memorize.ne.jp/diary/96/28454/
投稿日: 2004/5/29(17:41)

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どうもご無沙汰しております。慈幻です。

先日、5月8日、記念すべき多読開始1周年にLilian
Jackson Braunの「The Cat Who Could Read Backwards」
を読了し、累計300万語語を突破しましたのでご報告
します。

200万語を達成したのが今年の1月21日ですので、200万
語から300万語までに要した期間は3ヶ月弱、語数平均は
1日9,000語程度。

読んだ本は、GR7冊、児童書107冊、英語版の漫画4冊、一
般書3冊、計137冊、1,026,640語です。

300万語を達成した感想ですが、ようやく英語に慣れてき
たかなと思えるようになりました。

仕事の関係で、BSEや鳥インフルエンザ等の最新情報
について、WHOや米国農務省のホームページを見て確
認する必要に迫られたのですが、以前のような圧迫感は
感じずに済みましたし、PBはまだしんどいですが、日
本の新書に相当するだろうA Very Short Introduction
シリーズが何とか読めるようになったからです。

取りあえず、この調子で読んでいけば、何とかなるだろ
うというのが感覚的に納得できるようになったのは非常
に大きいと思います。

今後は、児童書やA Very Short Introductionシリーズで
足慣らしをしつつ、徐々にPBや専門書なんかにも挑戦し
ていきたいと思います。

ただ、300万語&多読一周年を経過してから、語数を数え
て記録するのが苦痛になって来たため、多読は続けてい
るものの、読書記録をつけなくなりました。

と言う訳で、新規開拓シリーズの紹介などは、気が向い
たら行うかもしれませんが、語数報告は今回で最後にな
るかと思います。

●新規開拓シリーズ評(250万語報告の分も再掲)

○Adam Sharpシリーズ LV1?

謎の諜報機関IM8が誇る敏腕エージェント、Adam Sharpの活躍(?)を
描くシリーズ。

Nate君がフィリップ・マーロウ的なハードボイルドなら、Adam君はタキ
シードを着こなし、世界を股に掛けて活躍する007ことジェームズ・
ボンドばりの少年スパイです。

毎回、ボンド・ガールよろしく、アシスタント役の少女スパイも登場す
るなど、007シリーズが好きな方なら思わずニヤリとさせられるパロ
ディも随所に散りばめられています。

事件そのものは、深刻なのかお間抜けなのか判断しかねる部分もありま
すが、敏腕エージェントらしく華麗に事件を解決しようと悪戦苦闘する
Adam君は見てて楽しいです。

○Andrew Lostシリーズ   LV3?

10歳の発明好き少年Andrewと彼の13歳の従姉Judy、そして彼らの叔父Al
の発明したロボットThuddが、トンデモ発明品によって引き起こされる
ドタバタに巻き込まれる姿を描くSFコメディ。

MTHと同じく、4巻構成になっていて、1〜4巻が何でも縮小させる装置
で小人になった3人が近所での大冒険を繰り広げる縮小編、5〜8巻が
フォルクスワーゲンを改造した小型潜水艇の暴走により海をさまよう海
洋編で、現在、7巻まで発売中。

ちなみに、著者のJ.C.Greenburgは、Zack Filesシリーズの著者の奥さ
んだそうです。

○Animal Arkシリーズ   LV4?

獣医夫婦の養女で動物好きのMandy、その親友Jamesが、野良猫やペッ
トなどの動物を巡る騒動に巻き込まれる動物モノ。

動物を巡る現実をかなりシビアに描いている点は評価できますが、
「動物のお医者さん」的なドタバタを期待していた私には今一つの
感が否めませんでした。

とは言え、まだ1巻しか読んでないので、今後の展開次第で評価は
変動する可能性はあります。

○Pixie Tricksシリーズ  LV3?

妖精界から逃亡した13人の妖精を捕縛するため、妖精の女王から
人間界への追撃を命じられた妖精捜査官Sprite。彼は人間の少女
Violetとその従弟Leonの協力を得て、逃亡妖精達の調査を行うと
いうコメディー・ファンタジー。

惜しむらくは、余り人気が出なかった為、予定よりも少ない巻数
で終わらせようと、途中から1冊で2人とか3人の妖精を捕まえる
ように話を変更させたということ。そのせいで、途中から無理な
展開が目立ち、13人の妖精それぞれに得意技と弱点を設定してい
たにも関わらず、それらを十分に活かしきれずに終わってしまい
ました。

○Upchuck and the Rotten Willyシリーズ LV4?

小柄な猫のUpchuckと大型犬Rotten Willyの種族を超えた友情と
彼らの視点から見た人間世界の不可思議さなどを描く異色作。

ありふれた日常を題材に、犬や猫の視点を通して、かなり普遍
的なテーマを描こうとする作者の力量には正直脱帽しました。

個人的には、往年の名作アニメ「トムとジェリー」を犬と猫に
置き換え、彼らから敵対関係と取り除いたらこんな感じになる
かな〜とか思わないでもなく。

○Werewolf Clubシリーズ LV2?

Norman Gnormalは「犬好き」(?)の両親に犬として育てられた少年。
従って、人として振舞うよりも犬として振舞う方が良いという変り種。

そんな彼に手を焼いたPantalone校長により、勝手にWerewolf Clubに
入会させられてしまう。そして、彼は「人狼」しか会員になれない筈
のWerewolf Club初の人間会員としてクラブ活動に参加することになる。

のっけからぶっ飛んだ設定で、「お馬鹿」度もテンションも高いシリ
ーズです。ただ、面白いことは面白いのですが、設定のぶっ飛びさ加
減に負うところが高く、お話としての完成度としては判断に迷います。
かなり好みに左右されるので、万人向けとは言い難いです。

○A Very Short Introductionシリーズ LV5〜6?

OXFORD大学出版局から出ている社会人や大学一年生を対象に、ある分
野を概説した入門書のシリーズ。

入門書と言いながら、本によってはかなり高度な内容を扱っているの
で、日本語である程度その分野の素養がないと厳しいものもあるよう
です。

幸いなことに、岩波書店から同シリーズを翻訳した「一冊でわかる」
シリーズが発売されましたので、日本語版と原書をパンダ読みという
形で読むこともできるようになりました。

とは言え、「A Very Short Introduction」を「一冊でわかる」とする
のは明らかな誤訳だと思えるので、日本語の翻訳がどの程度正確なのか
保障しかねるというのが正直な感想です(苦笑)


▼返答


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