Re: 恢悔介快読400万語と一周年の報告

[掲示板: 100万語超 報告・交流 -- 最新メッセージID: 13567 // 時刻: 2024/4/19(11:18)]

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[♪] 1313. Re: 恢悔介快読400万語と一周年の報告

お名前: 酒井@SSS
投稿日: 2004/3/23(11:52)

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Hankさん、400万語と一周年、どっちもおめでっとーございます!

〉こんにちは、Texas El PasoのHankです。
〉恢悔介快読400万語と一周年の報告を致します。 
(記録として報告していますので読み飛ばしてください。)

Hankさんの英語のとの格闘のご様子ははなから注目しておりました故、
読み飛ばすわけにはいきません。さまざまな角度から挑戦されて、
日々仕事で英語を使う環境にいらっしゃる・・・そういう「厳しい環境」
で多読がどんな評価を受けるかについては大きな関心を持たないわけには
いかないのです。

さいわい楽しく多読をつづけていらっしゃる様子、うれしいです!
100万語ごとに報告すると書いた通りに実行されている!
すごいですねえ。

〉300万語から400万語までは、PBとして最もやさしいといわれている
Sidney Sheldonの本にチャレンジすることにしました。 
Brian Powleの My humorous Japan とWorld 5冊を息抜きに間に
挟みながら、8冊読みました。 

〉最初にSidney Sheldonの「The sky is falling」を読んで、
「天網恢恢疎にしてもらさず」という言葉が浮かんできましたので
「恢」という字を冠としました。

〉多読はこれと全く逆で疎にしてもらすところが味噌なのですが 、
そのお陰で一年間かけてレベルゼロからレベル9まで10万語を
超える本まで読めるようになりました。 一年前にはPBが読めるとは
思っていませんでしたが(理解度は7割程度)、多読三原則と皆さんの
お陰で到達することができました。 この場をお借りして御礼申し
上げます。

天網恢々疎にして漏らす・・・言い得て妙であります。
いくら漏れても気にならなくなるのは多読の妙であります。

〉1.400万語までの道のり
〉    〜100万  03.2.11〜03.5.21    100日間    
〉    〜200万     〜03.9.10    112
〉    〜300万     〜03.12.7   88  一周年;365万語
〉    〜400万     〜04.3.12     96   通算; 396日

〉2.100万語毎の本のレベルと冊数
〉      L0  L1  L2   L3  L4 L5 L6 L7 L8 L9 計
〉〜100万  15  30 100 72 3 1 1 222
〉〜200万   1 24 33 13 2 1 74
〉〜300万  2 26 12 14 6 1 1 62
〉〜400万 1 5 1 2 2 3 14
〉 計 15 31 126 132 33 15 10 4 3 3 372

こうして表になると、100万語ごとの量の推移とレベルの上がり方が
よくわかりますね。300万語から400万語まではたった14冊!

〉3.今回読んだ本
〉 今回は少し外洋にでようということで最もやさしいと言われるSidney
〉SheldonのPBにチャレンジしました。 昔にゲームの達人など超訳で
3−4冊ほど読んだことがあり、それを頼りに長編に挑みました。 
分からないところもありますが、さすがにおもしろいですね。 最初は
話の展開が分からないところもありますが、途中からは引き込まれて先を
読みたくなります。 

外洋といってもSidney Sheldon は陸地沿いの帆走というところで
しょうか。(せっかく外洋に出たのに、冷水を浴びせるようなことを!)
陸地を背にほんとの外洋に出ると、もっともっとわくわくする世界が
広がっていると思います。

〉今まで児童書、GRばかりでしたが、正直ものたりなく、おもしろかった
と思われたのは10%程度でした。 それに比べると格段におもしろい。 おもしろいから読む。 おもしろいものだけ読むということが少し分かり
また。

L4,L5,L6のGRも読んでいますよね?
(それとも児童書ですか?)おもしろいのはありませんでしたか?
最近そのあたりのGRのおもしろさを宣伝しようと思っているんです。
古典への入り口という楽しみ方もあると思うんですよ。

Hankさんは自分で決めた道をきちんと進む方という印象がありますが、
(まちがっていたら、ごめんなさい)
「おもしろいものだけを読む」こともはいってくれば、鬼に金棒で
しょうか・・・ しばらくはレベルも、分野も気にせずにおもいしろい
ものだけを読む、ちょっとでもつまらなかったりつまったり(?)
したらすぐに投げ出す・・・というのをやってみてはどうでしょう?

〉蛇足;Sheldonを敬遠する人は多いですが、非常におもしろく、
現在ハリーポッターを読んでいますが、それよりはるかにやさしい。 
L9と書いてあっても本全体がL9でなく、一部がL9であり、中はL6位で
やさしく書いてある。難しくなったり、やさしくなったりするので
難しいところは飛ばし読みをすればよいと思います。 

ハリー・ポッターよりもはるかにやさしいですか!
うーん、多読指導にはありがたい感想ですが、
それはひょっとするとHankさんが読めるようになってしまったから
やさしく感じるのかもしれません。Sidney Sheldon の前には
ハリー・ポッターを読んでみたことはありますか?
ハリー・ポッターの翻訳や映画は原作を読む前に経験していますか?

〉4.400万語を読んで
〉  特に変わったことはありません。 ただレベル0から始めて
PBまで辿りついたので、それなりの蓄積はできているのかなと思います。 長い本、分からない本でもたじろぐことはなくなりました。 速度は
全然計っていません。 少しは速くなったかと思いますが、500万語で
一度測定しています。 

特に変わったことはない・・・ そうかなあ?
大きく変わられたように思いますが・・・

〉5.一周年について
〉 2002年の暮れに「快読100万語」を知り、2003年2月
11日に多読を開始し、丁度一周年の04年2月10日に365万語
(1万語/日)を達成しました。 SSSの皆さんには改めて感謝申し
上げます。 200万語から300万語の間は音読を少しやっていた
こともあり、英語の文章が少しつながるようになったかな? 少し
聞き取れるようになったかな?と思った時もありましたが、300万語
からはPBになったのでそれが元に戻りまた。

1日1万語と決めて、1年間実行してしまうとは!
毎日かならず1万語読み続けたのですか?
何日か休んだり、まとめて何万語も読んだこともあったのでしょうか?
(よい子はまねをしないよーに!)

これから1年間はすこし楽に読んでみてください。

〉つまり、PBは知らない単語、地名等色々でてくるし、文章も極端に
長い、短いものもあり、同じ100万語でも繰り返しが少ないので実質の
蓄積があまり増えないためではないかと思います。 やさしい本を
沢山読むほうがスピーキング、ヒヤリングに良いといわれていたのを
半信半疑で聞いていましたが、少し納得することができました。

多読そのものが、なんだか魔法のような、詐欺のような、
インチキ商法みたいなところがありますよね?
辞書引かなくていいとか、単語を覚えなくていいとか・・・

半信半疑の人が「少し納得」してくれるとうれしいです。
ほかの半信半疑の人たちにはじめてもらいやすくなるので。

この一年は掲示板には大変お世話になり勉強させていただきました。 
特に最近、話題になった○○さんの報告、TOEIC、語彙の話題は、SSSを
多方面から見直すことになり、より一層、SSSの良さを理解することが
できました。 多読は富士山のように非常に裾野が広く、登山口はいくら
でもありますが、山を登っていくと、その道は合流し、
〉頂上へ一緒に登っていくようになるのだと思います。 また展望台に
立てば、はるか彼方から後を登ってくる人もいますし、同じ高さの展望台
でこちらを見ている人もいるし、もっと先を行っている人もいる。
やっほーと言えばこだまが返ってくる。多読はまだ未知であり、奥行きが
非常に広いと思いますので、入り口をあまり狭めずに(多少のガイドは必要)議論され、発展していくことを祈っています。多読の極意は大量に
本を読めば分かるというものですが、それではそこに到達しないと分から
ないことになります。しかし、何か答えを欲しいのですね。30年近く
ゴルフをしていますが、いまだにうまくなりません。 これは色々な本を
読んではフォームが身につかない内にフォームを変えるためです。 

なるほど! 英語学習本を大量に読むようなもんですね!

〉昔ナイジェリアに行った時に30人ぐらいの日本人に教えましたが、
シングルになったのはたった一人でした。 彼はなにが違ったかというと、教えたことを毎日愚直に繰り返していました。色々とトライするのでなく、多読と同じで量が全てを解決するのです。 分かっていても誘惑にまけます。 ゴルフの二の舞を踏まないように、今回は多読三原則を守ってひた
すら、一年間読んできました。 皆さんの議論と、400万語読むことに
よってようやく、多読の極意が少し分かりかけてきました。 おもしろい
本だけを読む。面白くないことはやらない。ということです。 今までの
読書は殆ど、知識を得るため、教養を身につけるためのものでした。 
この一年間の多読(英語)は今まで、常に何かやらなければいけない、
何か目標を見つけて進歩していかなければいけないという脅迫観念からも
離脱させてくれました。

最後の3行はとくにうれしいです。
不思議ですよね? 進歩しなきゃっていう気持ちを忘れられると、
進歩している! どこか禅みたいでしょ? 魔法とは言わないまでも?

〉当初の目標の英語力の向上については、まだ全然だめですが、
リスニングも、ヒヤリングも当面あきらめて、(やめて)おもしろい
ことだけ、おもしろい本だけをできるだけこれからは読んでいきたいと
思っています。 といいながら、やはりコンダラが頭を持ち上げ、
折り返しの500万語まではすでに購入してあるハリーポッター、
ナルニア、ダーレンシャン、Famous fiveの児童書を読んで
(どうも児童書は向かないようですのでやめるかもしれませんが)
500万語からはHappy readingに浸りたいと思っていますの
でこれからもよろしくお願いいたします。

了解です。あと500万語はコンダラを背負ってください。
Hankさんの背中は400万語1周年までコンダラに耐えた背中です。
あと100万語くらいはなんてことないでしょう。

でもまあ、向かないと思ったら投げ出してください。
(あ、そういえば、投げ出し本がほとんどないんじゃないですか?)

そして早く Happy reading に浸られますよう!


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