小林秀雄読み

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12838. 小林秀雄読み

お名前: たかぽん http://dandelion3939.blog38.fc2.com/
投稿日: 2013/9/1(18:05)

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goldさん、1000万語通過おめでとうございます!!!

〉悲しいかな、読めるようになった気がぜんぜんしません。

そのお気持ち、よーくわかるような気がします。
私も、12年以上、4000万語以上読んで、そこそこの成長は感じるものの、
思ったほどには伸びていないなー・・・というのが実感です。

言葉の習得にとって、だーっと読むだーっと聞くという意味の、
多読多聴が必要だとは思うのですが、多読多聴さえしていれば十分だ、
というわけでは、ないような気がしています。

こどもが母語を習得するときでさえ、意識的な試行錯誤を通しているので、
おとなが外国語を習得するときはなおさら、意識的な学習が必要なのかなと思います。

ただ、その方法が、なかなか難しいですよね。。
なるべく、苦痛でない、面白くやれる方法がいいですよね。
Tinyさんや古川さんのおっしゃる方法も、いいアイデアだと思います。

私も、気が向いたら、電子辞書で、英英辞書や英和辞書を引いて、
なるほどね〜と学ばせてもらっています。語源が面白いです。
(使っているのは、キャノンのワードタンクという機械です。)

あと、これは良いなと思うのが、「小林秀雄読み」です。
名前は私が勝手につけました。。
あの小林秀雄がやっていたという、外国語習得法です。
加藤周一『読書術』から引用します。

 (小林は)外国語の本を読むのにも、一日一冊を片づけられる程度の速さがなければ、
 そもそも外国語の知識というものは使い物にならない、という演説をしました。
 どうすればそういう速さで外国語の本を読むことができるか。
 教室で読むように、ていねいな読み方をしていたのでは、らちがあかないでしょう。
 翻訳のある小説を買ってきて、原書を右手におき、翻訳書を左手において、
 左の翻訳書を一ページ読んでから、右の原書の一ページを読む、字引は使わない。
 わからないところはとばす——そういうやり方で一日一冊を読んで一年に及べば、
 おのずから翻訳なしに外国語の本を一日一冊片づける習慣がつく。
 おのずからその要領をつかむこともできるようになるだろうというのです。

たいへん魅力的な方法かと思います。
私は、ここで書かれているようにはきちんとやっていないのですが、
和訳を少し読んでは原書を読むとか、和訳を一冊読んで原書を読む、
ということはたびたびやっておりまして、そのおかげで少しレベルが
上がったような気がします。

他にもいろんな方法があると思います。
いろいろ試してみてください。
(ひと様に言うばかりでなく私も試してみようと思います・・・)

それでは Happy reading!!


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