5年目(680万語)ご報告

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10211. 5年目(680万語)ご報告

お名前: バナナ http://nanaobaba.blog60.fc2.com/
投稿日: 2007/12/21(19:42)

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バナナです。

02年10月に多読をはじめ、本年で丸5年経ちました。
語数的には680万語ときりが悪いですが、年の締めという
ことでご報告&面白かった本のご紹介をします。

5年目になって、GRのレベル5,6あるいはPBを中心に
読んでいます。今年は計30冊。一月に2,3冊読んだ計算
になります。(今年の語数は120万語)

特に面白かったのは下の4冊。1(1)は特にお勧めです。

1.PBなど
(1)Sightseeing:Rattawut Lapcharoensap (著)
 ・今年度私が読んだ、ベスト1の本でした。タイ・バンコクの
  青年・少女を主人公にした短編集。安岡章太郎の若いころの
  ような、リリカルさがあって、僕にはとても合いました。
(2)Mind Math
 ・インド式計算(暗算)が話題ですが、これはアメリカ式暗算の
  有名本。おもしろかったですよ。ただ、章ごとに演習があり、
  これは時間かかりました。2桁×2桁20問とかあります。
  読んだら、確かに暗算力は数段上がりました。

2.GR
(1)ペンギンGRのOn the Beach
 ・近未来SF古典のネビル・シュートの『渚にて』のGR版です。
  本のタイトルだけは知っていてずーっと読みたいと思っていた
  本を、(原書ではないにしろ)英語で読めました。核戦争が
  あり、オーストラリアだけに人類が生き残ったが、北半球の
  放射能が徐々に南に下っていくにつれ、各都市からの連絡が
  途絶えていく。という重い話でしたが、その人々の生き様と
  いうか静かに死を迎える様にとても心打たれました。
(2)ペンギンGRのTeacher Man:
 ・これ文句なしに面白かったです。一晩で一気読みしてしまい
  ました。

児童書は、 Dragon Slayers' Academy を19巻まで一気に買いました。
面白くて好きなので、一気に読み終わってしまわないように少しずつ
よんでます。来年も、これを読むのが楽しみになりそうです。
(そうそう、来年読みたい本といえば、やはり『多読的・英文法問題・集』
 が一番です。)

掲示板では、「洋書中古本を安く手に入れるには?」とか「PayPal
って使ったことあります?」などについて、みなさんにいろいろ教えて
いただき、ここで挙げた本を購入する上でとても助かりました。どうも
ありがとうございました。

ではでは

(追記)
ところで、今年、男性向け18禁本を数冊読みました。ご参考までに
感じたことをご紹介しておきます。

「18禁だと、多読も進むだろう」というのが当初もくろみ。

ただ、いざ探してみると、読む以前の本選びの部分が難しいと感じ
ました。

Amazonを検索すると、まず大量に出てくるのが女性向けロマンス本。
その中をかきわけかきわけ男性向けのものを探しても出てくるのは、
日本人の私から見ると特殊な嗜好のものが多いです。それをより分
けより分けジャンルを絞って買ってみても、大して面白くなかったりと。

それでもいろいろ調べてみると、多少探し方のこつらしきものが
あるかなと感じました。

出版社ごとにブランド(「imprint」というのでしょうか)があって
そのブランドごとにターゲットがあり、傾向がある程度決まっている
ようです。まずは、このあたりを押さえておかないと、「お門違いの
ものを買ってしまった」ということになりやすそうす。

そして「読む」時に感じたことですが

この手の本は(本によっては)PB等厚いのを一冊読むと、いわゆる
「食傷」という状態になるようです。もういいやというのが実感。
なので、「18禁本だと多読もがんがん進むだろう」というのは
ちょっと違うかなと感じました。

また国や文化の違いがあり、まったく理解できない嗜好も多いです。実は
読んでいるとそういう「文化の違い」を意識することも少なくなく、
それはそれで面白いのですが、「看板を見て期待して門をくぐったら別の
お店だった」という感じになることもあります。

読みやすさも本によって大きな差があるようです。「観念的なフレーズや
凝った比喩」を多用する書き手もおり、そうなるとYLはとても高くなり
ます。
一方会話が多いと、内容は想像つきやすいだけに、YLはぐっと低い。
そういう傾向があるようです。この分野は意味が分からない単語があっても
状況の推測はつけやすいのですが、ものによってはYLが高いと。あたりまえ
といえば当たり前ですね。

ほんの数冊読んだだけの所感ですが、ご参考までに載せておきます。


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