そうです!

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10160. そうです!

お名前: Ryotasan
投稿日: 2007/12/2(10:36)

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英語を英語のままでわかるところはそのまま理解した方がいいのです。

[たとえば]日本語で、自分の近くにある事物を指し示す言葉は「これ」です。相手の近くにある事物は「それ」です。自分からも相手からも遠くにある事物は「あれ」です。

英語では、自分の近くにある事物が "this/these" ですが、自分から遠くにある事物は、相手の近くでも相手から遠くでも "that/those" です。「それ」が "it" に対応するかのように日本では考えられていますが、本当は違います。遠い近いに関係なく it や they は使われます。

体の部位をあらわす名称は、どんな言語でも基本的な語彙とされていますが、日本語と英語で分類のしかたは違います。

日本語では頭と顔を区別することが多いです。顔と胴体をつなぐのが首です。首から上全体を「首」と呼ぶこともあります。

英語では首から上全体が "head" です。英語では "face" も "head" の一部です。硬貨に人の顔 (head) が刻印されている側を、その硬貨の "head" と呼びます。

英語では手の指を "finger" と呼び、足の指を "toe" と呼びます。手の指でも親指だけは "thumb" という名称で別扱いすることが多いです。日本語では手でも足でも指は指です。

日本語では湯と水を区別しますが、英語ではどちらも "water" です。熱湯も "boiling water" ですから "water" の一種です。

英語の "cat" は猫だけでなく、ライオンや虎などネコ科の動物全般を含みます。

こういう例はまだまだ沢山あります。単語レベルで英語を日本語に訳している限り、基本的な単語を正確に理解することはできません。さまざまな英単語のネットワークを森の木々に喩えれば、幹や根っこの位置がずれているようなものです。文全体の意味を理解する時間もかかるし、こういう読み方を続けても単語の知識は増えないと思います。(^-^;)

できれば、あらゆる単語を英語のまま理解するのが理想です。勿論、英語を母語とする人たちはみんなそうしています。日本人でも、非常に簡単な絵の多い本から始めればできます。


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