杏樹さん、おめでとうございます!

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10097. 杏樹さん、おめでとうございます!

お名前: ウルトラQの母
投稿日: 2007/11/4(23:55)

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>杏樹さん

810万語+5周年、おめでとうございます。

〉★★700万語から800万語まで読んだ本★★

〉Roald Dahl 「RHIEM STEW」
〉ダールの童話のパロディ本ですが、表紙に「Unsuitable Little People」と書いてあり、内容も少々難しかったです。
→ダールの書くパロディというのは、なかなか迫力ありそうですね。

〉「Stanley Yelnats' Survival Guide to Camp Green Lake」
〉「Holes」の番外編です。本当にサバイバル・ガイドです。サッカー独特の人を食ったような「は?!」と言いたくなるような世界です。
→サッカーは、すんなりはまれる物とそうでもないものがあるんですよね。これはどうだろ?

〉「Alexander the Great」 Dead Famousシリーズ
〉世界史クラブ行きの本ですが、まだ紹介できてません。アレクサンダー大王の本ですが、かな〜りギャグっぽい本です。Alexander's Secret Diaryなんて、手書きのヘタクソな文字と絵入りの日記が挿入されていたり、色々な出来事が笑える書き方をしてたり。これを読んでると、アレクサンダー大王の世界征服って、結局戦争したら勝って、そのたびにどんどん進んでいったらいつのまにかものすごく遠いところまで来てしまった…ということだったようです。まあ、それだけ勝ち続けた、というのはすごいことですが。
〉Dead Famousシリーズは世界史の有名な人のことを書いた本のシリーズです。YLは4〜5ぐらいありそうですのでやさしいわけではありませんが、ある程度読めるようになった人が読んだら楽しい本です。
→Dead Famousシリーズは、まだ未踏。面白そうですね。

〉「Traveling Man」
〉これも世界史クラブ行きの本です。イブン・バットゥータの旅を絵本にしたものです。こんな絵本があるなんて、英語ってやっぱりすごいです。ちょうど本が左から右へ流れて行くのと、イブン・バットゥータがモロッコのタンジールから東へ向けて進んでいくのがシンクロします。
→イスラム文化系も未踏ですが、奥深そう。

〉「The Librarian of Basra - A True Story from Iraq」
〉アメリカによってバスラの図書館が空爆されたときのことを書いた絵本です。図書館員のアリアは周りの人たちに協力してもらって本を運び出します。いつか図書館が再建されることを願って…。
→You Wouldn't Want To Beのシリーズの十字軍の物の中に、イスラム側から見るとこの聖戦はどうなるか・・ということがチラっと書いてありました。

〉「365 Penguins」
〉グルメさんがあちこちで紹介している絵本です。見ているうちにどうしてもほしくなって買ってしまいました。1月1日、ペンギンが1羽送られてきます。翌日にはまた1羽、さらに翌日にまた1羽…。だんだん家の中がペンギンに占領されていきます。数の数え方やペンギンの重なり方がおもしろいです。ペ〜ンギン、ペンギン、かわいいな〜♪でも家の中でこんなに積み重なってたらコワイ…。
→これも、なんだか興味をそそられますね。どこかの図書館が持ってないか、検索してみます。

〉それから「カードキャプターさくら」を6巻。しかも英・仏両方手に入れてしまったので、英仏シマウマ読みです。
→すごいですねぇ。仏語もなさるんですね。

〉ヒストリカル・ロマンスはほとんど「PBの広場」で紹介してしまいましたが…。

〉700万語通過本「A Summer to Remember」がかなり難しくて大変でした。
〉その後Julia Quinnの「The Duke and I」を読んだらまだわかりやすかったです。
→好きな分野があるのって、いいですよねぇ。私は、まだPBが「疲れる」ので、しばらくは、児童書中心にしようと思っています。
 何が好き?って言われたら、ミステリーだったりはするんですが、これって「好き」っていうよりは「気晴らし」に読んでるという感じ。(>なので英語で読んで疲れる・・・は「気晴らし」にならない)
 そういう意味では、まだ、本当に好きなジャンルに出会ってないかもなぁって思ったりします。

〉その後しばらく中国語をせっせと読んでいました。
→すごいですよねぇ。三ヶ国語の多読なんですね。

〉それで、もしや読む力が付いたのかも…?と思って、「A Summer to Remember」のスピン・オフ
〉「Slightly Scandalous」を読んでみました。
〉そうしたら、「A Summer to Remember」よりずっとわかりやすかったです。それほど飛ばさないで読めました。…わからないところはあちこちあったはずなんですが、かなりわかった気になって読めました。YLが低めだったのか、私が読めるようになったのか…。同じシリーズでYLそんなに大きく変わることはないですよね?きっと読めるようになったんだ…と思っておこう。
→ふっと、読む力が上がったの???っていう瞬間ってありますよね。

〉で、それなら難しすぎて6巻で止まってしまった「Darren Shan」がそろそろ読めるかな…と思って7巻をのぞいてみました。そうしたらなんとなくいけそうです。
・・・
あんなにわからなかった6巻をパラパラっと見て、必要なところを選んで部分的に読み返す、なんてことができたのですよ!やっぱり読めるようになってる!
→良かったですね! うれしいですよね。以前苦労したものが読めるようになってるのを発見するのって。

・・・
これだけ理解できるようになってから読んでよかったです。ラストシーンは何度か読み返しました。しみじみじわーっときます。
→キリンもいいけど、「待つ」も大事なんですね。

〉★★多読的精読とは★★

〉ロマンス本を続けて読んだあとにDarren Shanを読んだら、児童書とPBの違いが実感できました。間者猫さんは以前児童書が読めないと言っていましたが、PBはいくらでも飛ばせる、1ページや2ページ、1章や2章飛ばしても大丈夫、でも児童書はそうはいかないということでした。それを実感したのです。
→なるほどー。そうなんだ。

〉精読と言うと、辞書を引いたり文法上の解釈をして細かく詰めながら読んでいくことのように思いがちですが、辞書にも文法にも頼らない多読で「精読」するのならどのようにすべきか…ということが今までも話題になったことがあります。
〉私は「多読的精読」とは、「丁寧に読む」ということでいいんじゃないかと思います。そして辞書引き実験の時に、わからない本は辞書を引いても読めない、辞書を引いてわかるようになるのは、自分が理解できるレベルの本、わかるレベルの文章を読むときに知らない単語が出てきた時だと結論付けました。ですからそういう場合に気になった単語だけを英英辞典で引いてみるのもいいと思います。
→「丁寧に読みたい」本に出会ったら、その本を「丁寧に読む」というのも、とても贅沢な楽しみかもしれないですね。

〉それから、自分にとって優しい本、YLの低い本を「ていねいに読む」ということで読解力の補強ができるのではないかと思います。飛ばさなくても読める、ほとんど理解できるような本をていねいに読むのです。やはりパンダ読みは多読には欠かせません。
→深い示唆が含まれているように思います。

〉★★5周年を迎えて★★

〉最初は5年後なんて気の遠くなるような、考えられない世界でした。「指輪物語」を読みたくて多読をしようと思いましたが、一体どれだけかかるのか、最初はそれが1年でも100万語でもとお〜い先のことのように思いました。
→私もあと半年ちょいで5年です。私達って、「同期生」に近いのね。

・・・
最初は1年とか100万語。200万語ってものすごい長い遠い話に思えるんですね。
→本当にね。でも、楽しく読んでいると知らない間に通過してしまうんですよね。

〉特に300〜400万語ぐらいまでは万年レベル3みたいな気がして、全然進歩しないような気になっていたことがあります。
・・・
超キリンで「指輪物語」は読みましたが、普通に読める本と言えばレベル3。4は少し難しくて、一応飛ばし読みで読めるけどわかりにくい。そんな状態が続いて、結局もともと英語が出来なかったら多読をしても限界があるのか…などと思いました。
→色々悩みながら進んで来られたのですね。

〉そうしたら次は600万語あたりで「レベル5の壁」にぶち当たってました。レベル5以上の本が読めない〜と騒ぎました。でも一体いつレベル3の壁を越えてたんでしょう?壁にぶち当たりながらも読んでさえいれば、気がついたら読めるようになってるらしいです。レベル5の壁も一体いつ超えたのでしょう?
→でも、読んでいたら、知らない間に読めるようになっちゃったんですね。
私の場合は「もどかしさ」の「正体」が、レベル別に理解出来てないんですが、それって、レベルを考えずに記録をつけているからかも・・。
 900万語からは、ちょっとレベルを意識して記録をつけてみようか・・と思っているところです。

〉特にヒストリカル・ロマンスが数冊読んだら前よりはっきり読みやすく感じるようになってるのには驚きました。しかもDarren Shanも読めてしまった。レベル3の壁とか、レベル5の壁とか、なかなか進歩しないように感じていたのに、結局読んでればなんとかなるということでしょうか。
〉♪いやよ、逃げないわ〜あきらめるには早い
〉読んでさ〜えいれば〜読めるようになれるわ〜
〉(通じる人がいない替え歌をまたもや…)
→よし! 私もあきらめずに進みます!

〉でもよく考えたら3年半でPB1冊目を読んでるんです。多読前に辞書を引きながら英語の本を読んでみて、「私には英語の本を読むのは無理」だと実感して、それがPGR0を読んだら「英語の本が読める!」と感動して始めたようなレベルだったのに、3年半でPB読めたらスゴイんじゃないでしょうか。なんだかPBにたどり着くまですごく長かったような気がしてたんですが…。
→それって、すごいですよね。それに、今はPBをかなり自由に読んでらっしゃいますよね。
 私は出発点でPBを一応は「読めた」けど、でも、やっぱり今も「(ラクには)読めない」。

〉結局面白い本だけ読む、を続けてるから続くんですよね。いやもう「続けている」という感覚ではなくて、「本を読んでるだけ」です。
→ほんと、これ、すごい実感です。もちろん、心のどこかで「英語が出来るようになりたい」って思ってるんだけど、心の8〜9割は「まぁ、どうでもいいや」っていうか、特に何も考えずに「本を読んでるだけ」なんですよね。

〉そして最近図書館で絵本を借りて読むようになりました。
→絵本は、英語的にはけっこう難しいですよね。でも、大人にも「人生を語ってくれる」とても深い作品も多く、私も図書館利用でコツコツ読んでいます。

・・・

〉ということで報告を終わります。
→力のこもった報告をありがとうございました。色々考えさせられました。

〉みなさま、Happy Reading!
→お互いに。また掲示板でお会いしましょう!


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