[掲示板: 100万語超 報告・交流 -- 最新メッセージID: 13567 // 時刻: 2024/11/6(21:10)]
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お名前: 柊
投稿日: 2007/10/8(21:33)
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こんばんは、柊です。
突発的に、近況報告がしたくなりました。400万語通過の時にいまいち調子が出なくて、読んだ本の感想も書かなかったし、最近変化もあったので忘れないうちに書きたいしということで、語数とは関係なく投稿することにしました。
無理矢理こじつけると、450万語通過報告に出来ますが、こじつけなくてもいい気がするのです。
多読通信で酒井先生がコラムを書いていたのを読みながら思いだしたのが、そういえば私も半信半疑で始めたかも、ということです。いえ、始めた時には「本を読まないと生きていけないと思っているぐらいの本好きなので、読むだけでいいならなんてラッキー」と思いつつ、面白い本が見つかるだけでもいいやと思っていたぐらいでした。
でも、多読を知ってから始める(2005年の末)までに一年ぐらいは期間があり、その間、非常に否定的だったということが、最近わかりました。すっかり忘れていたのですが、以前の英語の勉強用のノートが大量に出てきて、その中のメモに書いてあったのです。
英語が書いてあるノートと、単語を引いては意味を書いたノートは、40枚綴りや50枚綴りで10冊ぐらいありました。あまりの量に自分でもびっくり。これはあの本に出てくる単語を引いたノートだとわかるものもありましたが、何だか難しい単語が沢山書いてあって、どういう基準で選んだのかよくわからないものもありました。
200万語前後の頃どこかで、文法のことはもう200万語読んでから考えると書いたのを、400万語を通過したあとに思い出しました。最近その辺りで悩んでいなかったので、すっかり忘れていました。
思い出したように文章を書くと、誰かに似ている気がして、誰だこんな話し方をするのはとよくよく考えると、Diamond BrothersのNick。以前のお手本はNate the Greatだったので、こういう探偵ものの文章と相性がいいようです。
ブツブツとぶっきらぼうに切ってもいい、流暢につなげなくてもいいというのが、書きやすいポイントでしょう。Timに説明をするときのように、長くてややこしい単語は使わないやり方です。
以前苦手だったのは召使いなど、教養のない人の話し方。何をどう略しているのかわからなかったせいですが、シャドーイングのおかげでわかるようになってきました。Public Enemy Number TwoのTimの鼻づまりの台詞も結構わかりました。
今度苦手になったのは、上流階級と弁護士の、婉曲な話し方。長い単語がどんどん出てきて、結論を言うまでの間に色々なフレーズが挟まって、語調が薄まって何をどの程度強く言いたいのかわからない。
英語学習に関してだったと思いますが、なにかの本かホームページで、ある程度実力がつくと伸びが緩やかになると読んだのですが、最近、非常に力がつくのが実感しやすいです。
Lisa KleypasにしてもDiamond Brothersにしても、読み始めは何が何だかわからないと思ったのですが、途中からはすごくわかりやすかったです。一冊読んで顕著に変わるという点では、多読を始めてから一番わかりやすい気がします。
フランス語をやろうと思って色々試してみているのですが、何となく目移りしてドイツ語にも手を出してみると、ドイツ語の方が圧倒的にやりやすい。以前、テレビとラジオのドイツ語講座を数ヵ月集中して視聴した成果が出たようです。ラジオの方はスキットの文章を見ていると、ここにこんな効果音が入っていたということまで含めて、頭の中で音が鳴ります。
英語の本の中で出会うのは、フランス語ばかりで、フランス語がやりたかったのですが、こうなると迷います。しかもcobaのCDを買ったらイタリア語が曲名であちこちにあって、イタリア語もやりたくなってしまいました。
☆最近読んだ本☆
I know what you did last Wednesday (Diamond Brothers)
このシリーズは全体にとりあえず行動という感じですが、これは本格推理の定番「嵐の山荘」っぽかったです。まあ、そういうところでいつものぼけとつっこみもしてましたが。
誰と誰がいるかはっきりとわかっている離れ小島。しかも同窓会で集まっている。そういう話を読み過ぎたらしく、真相にはあまり驚きませんでしたが、状況はわかりやすかったです。
The Blurred Man(イギリス版)を買ってからThree of Diamonds(アメリカ版)を買ったのですが、読み比べてみると、特にTimの病院での台詞はほぼ総入れ替えで、イギリス版とアメリカ版で他にも結構違うところがありました。
The Falcon’s Malteser (Diamond Brothers)
The French Confectionに比べて、長いのでややこしかった。これは伏線だろうかという沢山の記述で頭がこんがらかりながらも、一日で読了。一日で読了できた本の最高語数記録になりました。もっとも、二日かけたら、あれこれ忘れて余計ややこしかったと思いますが。
The Cat who Saw Red
The Cat who could read bakwards (The Cat Who...)
八割ぐらい読んだところで興味を失って投げるという妙な癖があって、両方とも途中でストップしていたのを、急にまた読む気になって読破しました。
何しろ猫は好きだし、翻訳で何度も読んだのでストーリーやキーワードは頭に入っている。どんどんページがめくれるので計算したところ、普段読んでいる本の半分ぐらいしかページあたりの語数がなかったので、それも読みやすかった原因でしょう。
The Cat who Saw Redには料理の名前が次々出てくるのですが、ほとんどわかりました。チーズの名前も、フランス語、イタリア語含めて全部知っていた。雑学がいきました。
Public Enemy Number Two (Diamond Brothers)
これも一日で読破してしまいました。前作に比べると、謎に向かって一直線という感じで、あまりこんがらからなかった。慣れたのかもしれません。脱獄の辺りだけ、ちょっとわかりにくかったですが。
ただ、読み終わったあと消化不良の感じが強く、ふと思いついたのは、今回は書評がすでにあったのであらすじを書いていないこと。早速書き出してみると、頭の中が落ち着きました。
長い話を読んだあとは、あらすじを書いてみるのもなかなか大事なようです。あいにく、まだ英語では書けませんが、英語で書いた方が整理しやすいのかな。
Incident on the Kalka Mail (Feluda) by Satyajit Ray
インド英語もしくは、インドの言葉らしいものが良く出てきて、あちこち小さなハテナだらけでした。それでも以前に読んだものより読みやすかったのは、日本語訳を二冊読んだあとだったからでしょうか。ただ、人の名前と地名だけは、どうにもならなかった。メモするほどではなかったのですが、もっと長い話だとメモが必要になるかもしれません。本気で推理することもないので、雑な読み方でもわかりますし。
これは、電車の中でアタッシェ・ケースを取り違えたという依頼人に、自分が持ってきてしまったものの持ち主を捜し出して、交換してきてほしいと頼まれる事件。これがどうしてフェルダーが手がけるほどの大事件になるのか、というのが前半の(読者にとっての)謎です。何しろ、高そうなものや珍しいものはどちらのアタッシェ・ケースにも何も入っていない。
最後の最後で明かされる利益が、推理小説としてポイント高し。
A Killer in Kailash (Feluda)
今回の依頼人は、フェルダーがよく知恵を借りに行く博識な伯父さん。古い寺院にあるYakshiの像の頭が一つ盗まれた。それを売りつけている人間を見たので、取り返してほしいというのが依頼。
ただの珍しい美術品として裕福な欧米人に売りつけたようだが、インドにとってあれは計り知れない価値のある宝だという伯父さんに賛成し、探偵料はもらわないと言って引き受けるフェルダー。Yakshiとは薬師菩薩かと思ったら、夜叉の可能性が強そうです。
私が買ったのはフェルダー全集で、しかも二冊とも買ってしまったのですが、読めるようになってきました。枕に丁度いいぐらい分厚い、場所をとる本です。
Secrets of a Summer Night by Lisa Kleypas
この著者の作品は、投げたのを数えるとすでに二冊半読んでいましたが、そのおかげでしょう、最初から話がわかりやすかった。それでも、私はYLは8をつけますが。
初日に八割方読んでしまい、さすがに目をやられました。起きて割とすぐに読み始めて、寝る少し前まで読んでいたので、当然の結果ですが。
時速一万語前後の私の場合、10時間ぐらいあれば読める計算なので、まあまあ計算どおりのスピードです。ただ、こんなに速くなると、読む本がなくなってしまう……。
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