Re: 最近読んだPB(その2)です

[掲示板: 〈過去ログ〉本のこと何でも -- 最新メッセージID: 3237 // 時刻: 2024/4/27(05:02)]

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82. Re: 最近読んだPB(その2)です

お名前: みちる
投稿日: 2004/2/29(20:21)

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れなさん、こんにちはー。

〉相変わらず、読みたい本だけ適当に読んでます(笑)。
〉今回は、特にマニア傾向が高いような……。
〉去年の終わり頃に「もうそろそろ何でも読んでいいかも」と思うようになった
〉ので、これまで難しそうだから(できることならちゃんと読みたいから)という
〉理由で読まないできた本たちを解禁しました。
〉そんな訳で、1月2月に読んだ本はある意味私の「真打ち」クラスがほとんど。
〉数は少ないですが、粒選りです。あんまりやさしくない(爆)ですが、
〉よろしければおつきあいください。

ご報告いつも楽しみにしております♪
その中でも粒より。楽しみ〜。

〉Guy Gavriel Kay
〉"The Fionavar Tapestry" LV10
〉大昔に第1部だけが翻訳され、続編が訳されないまま絶版になってしまった、
〉神話系ファンタジーの大作です。洋書を読めるようになった時に、「ああ、じゃあ
〉あの続きも読めるんだ」と思った本の一つでした。でも、本が届いた時に中を見て、
〉その時届いた本達とくらべてあまりにも難しかったので、そのまま積んでました。
〉積んでいることそのものがある種のプレッシャーだったので、今回読み終わって
〉ほっとしています。こちらでいう「コンダラ」の一つだったのかも(笑)。

続編まっているのに〜という本ありますものね。
洋書で続きが読めるのって幸せですね〜。

〉さて、内容ですが、ケルト神話とアーサー王伝説をモチーフにした異世界ファンタジー
〉です。すべての世界の元となる真世界「フィオナヴァール」を舞台に、光と闇の戦い
〉が描かれます。

おもしろそうですね!
アーサー王はさわりくらいしか知らないので、そちらを先に読んだ方がいいですね。

〉Donna Andrews
〉"Crouching Buzzard, Leaping Loon" 87000 LV8 ★★★★★
〉関連書籍:「庭に孔雀、裏には死体」「野鳥の会、死体の怪」「13羽の怒れるフラミンゴ」
〉(早川文庫HM)
〉前回ご紹介したDonna Andrewsの、こちらは日本でもおなじみのシリーズの4作目。
〉とりあえず今のところ翻訳は出ていません。そのうち出るでしょう(笑)。
〉ええと、とにかく大爆笑。全編大爆笑。
〉電車の中で読むのはとても大変でしたよー。このシリーズ、もともと爆笑なんですが、
〉今回のこれはその中でも最爆笑間違いなし。いやあ、笑いました。

〉このシリーズ、日本語では読んでいて大好きなんですが、英語で読むのはちょっと
〉ためらってました。結構語彙が難しそうだなー、と思ってたんですね。ヒロイン達は、
〉「長い単語を覚えて報告するとおこづかいをくれた」というお父さんを持っているため、
〉日常的に長い単語を平気で使う、という設定があるんです(笑)。あと、割と色んな本や
〉映画からの引用があって、そのへんがどうかなー、と。
〉読んでみたら、思ったほど大変ではなかったですが、一応レベルは8にしてみました。
〉にしても、この出版社のPBは字が小さいー。何とかしてー。

わぁ面白そう。そんなに大爆笑なんですか〜。
でも、シリーズものなら、最初からがいいですよね。
まずは日本語でのぞいてみようかしら。

〉David Handler
〉"The Cold Blue Blood" LV9 102000 ★★★★★
〉"The Hot Pink Farmhouse" LV9 118000 ★★★★★
〉関連書籍:このシリーズではないですが、「フィッツジェラルドをめざした男」他
〉(講談社文庫・多分品切れ中)

〉この人はミステリ系の私の真打ちです(笑)。ずっと、いつかはと思ってました。
〉とにかく大好きで、でも、手を出しかねてました。よく考えてみると、私が(翻訳で
〉読んで)好きな作家って、ある種、「読者にある程度の教養を要求する」作品を
〉書く人が多いです。そうですね、コニー・ウィリスあたりもそうかもしれません。
〉読者の知識が日常レベルではなく、それなりの知的階級レベルにあることを最初から
〉想定して書かれた作品。そういうのって、日本語で読む分には解説してあったり
〉して何とかなりますが、英語でそのまま読むにはそれなりの力が必要かなって、
〉さすがに思ってしまうわけですねー。

〉でもとうとう読みました。うーん、やっぱり好きな作家の文章って、読むだけで
〉幸せです。うっとり(笑)。この方の作品は、私がその昔「こういうおしゃれで知的な
〉会話が書けるのなら代償に何を支払ってもいい」と思っていたという、気の利いた会話
〉と流麗な文章が特徴。「現代物のミステリなのにカタカナ語が少ない」ところも
〉ポイント高いです。文学的な文章っていうのかな。私は大好きです。

うわぁ。この本読んでみたいです。

〉3.おまけ この間に読んだ文庫本

〉螺旋階段のアリス(加納朋子/文春文庫)
〉 この人の作品は好きだけど、これはそうでもなかった。

これは読んでいないのですが、「掌の中の小鳥」とかいいですよね。

〉くるみ街道(青木奈緒/講談社文庫)
〉 この人の文章はやっぱり好き。

私も好きです。

〉神秘の短剣・上下(フィリップ・プルマン/新潮文庫)
〉 これも英語が先。ウィルの台詞の訳し方がちょっと嫌。

日本語ハードカバーでそろえていて、英語もボックス買いました!

〉ポケットの中の野生(中沢新一/新潮文庫)
〉 ポケモンの評論(笑)。私はピカチュウが好きです。

わぁ。

〉キャノン姉妹の一年(ドロシー・ギルマン/集英社文庫)
〉 サバイバルな節約生活が楽しい。そのうち英語で未翻訳分を読んでもいいかな。

へぇ、面白そう。

〉というわけで、長い間おつきあいありがとうございましたー。
〉では、楽しい読書を。

楽しいご報告ありがとうございました。

れなさんも、素敵な読書を♪


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