Re: 絵本報告 その32

[掲示板: 〈過去ログ〉本のこと何でも -- 最新メッセージID: 3237 // 時刻: 2024/4/26(19:45)]

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[♪] 734. Re: 絵本報告 その32

お名前: 酒井@快読100万語!
投稿日: 2005/4/1(00:25)

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ひゃははー、でたー! 32回目!!!

(アトムさん、おーたむさんか、ミルポワさんのblogに書き込んで
たよね?)

〉アトムです。お久しぶりです。前回の報告からずいぶん経ってしまいましたが、
〉特に異変があったわけではないので、ご心配なく。(あ、されてない?)

〉今回はブタさん特集です。ブタさんの本はユーモラスなものが多いような気がします。

おー、各種ブタさんが大学でも大評判! 楽しみ!

〉その前に、お断り。
〉・ 本の感想・レベル・お勧め度は、読んだ当時のものです。
〉 (「感想」は、投稿時に付け足していることもあります)
〉・ わたくし、旧体質なものですから、YLには対応していません(笑)。
〉 難易度は「レベル」で表しています。
〉 あくまで私個人の感覚ですので、万人に対応するものではありません。
〉・ 総語数をはじめ、著者名やタイトルが正しいとは限りません。
〉 購入したり借りたりする場合は、なにかで確認してくださいね。

〉うん、こう書いておかないと落ち着かないの(爆)。
〉さ、難しいこと(難しくないけど)は置いておいて、早速。

うん、そうか! 英語でよくある disclaimerっていうのは、
平たくいえば「お断り」なんだね!

〉では、オリビアちゃん。(こぶたの女の子です)

〉□Ian Falconer作

〉■Olivia Ian Falconer レベル1 総語数310語 ★★★★★
〉(邦題:オリビア)
〉■OLIVIA saves the circus レベル1 総語数310語 ★★★★
〉(邦題:オリビアサーカスをすくう)
〉■OLIVIA counts Ian Falconer レベル0 総語数20語 ★★★
〉(邦題:オリビアかぞえる)

〉絵がね、すっごくかっこいいです。アートです、アート。
〉それでオリビアちゃんがね、現代っ子というか、とにかくおませちゃん。
〉“OLIVIA counts”はただ数えているだけで、お話でもなんでもありません。
〉でもまあ、絵を見ているだけで幸せ!という方には(笑)。

これ、大学にない・・・
高いでしょ?

〉■Five Little Piggies Susan Meddaugh レベル0 総語数670語 ★★★★★
〉(邦題:不明)

〉David Martin作。この本を読んだときには気がつかなかったんだけれど、
〉後から「rhymeが元になっているんだ!」と気づきました。
〉これです。

〉 This Little Pig goes to market,
〉 This Little Pig stays home,
〉 This Little Pig has roast beef,
〉 This Little Pig has none,
〉 This Little Pig cries "Wee, wee, wee!"
〉 All the way home.

〉これに肉付けしたお話です。
〉1匹に一つずつお話があります。それぞれが短くて単純なお話なんだけど、微笑ましいです。

これは知らない・・・

〉【脱線】この方の絵本をもう一冊。

〉■Martha Speaks Susan Meddaugh レベル2 総語数730語 ★★★
〉(邦題:いぬのマーサがしゃべったら )

〉Marthaは犬。ある日アルファベットスープを飲んだらしゃべれるようになっちゃった。
〉でも、突然話せるようになったせいか、不適切なところで余計なことをしゃべってしまうのね。
〉これは会話のマナーを何気に教えているのかなあ、と思いました。
〉「いぬのマーサ」シリーズというのがあるようですね。

〉そうそう、マナー本といえばこれ。(脱線は続く)

〉■The Bad Good Manners Book  Babette Cole レベル0 総語数110語 ★★★★
〉(邦題:不明)

〉絵が可愛いんだけど、「〜してはいけません」っていう文が多いです。
〉でも、絵がかわいいので楽しめます。最後がいい。
〉字は手書き風の整っていない書体で、読みにくいかも。

〉脱線おしまい。

うー、いつものアトム節! これくらい節回しのよい人も
めずらしいんじゃないかな? ゆけ、アトム!

〉では次です。

〉■The Three Pigs David Wiesner レベル1 総語数470語 ★★★★★
〉(邦題:3びきのぶたたち)

〉コールデコット賞を受賞(したはず)。「三匹のこぶた」のパロディー。
〉ぶたさんたちが、絵から抜け出して他の絵の中に入っていくのね。
〉なかなかアイディアな本です。

これも知らない・・・

〉■The Three Little Wolves and the Big Bad Pig Helen Oxenbury レベル2 総語数1,200語 ★★★★★
〉(邦題:3びきのかわいいオオカミ)

〉Eugene Trivizas作。絵も可愛いし、オチもいい!サイコー!!
〉そうです、これも三匹のこぶたのパロディです。
〉三匹のこぶたのお話って、いじりやすいのかしらね。
〉ああ、でも、この話に限らず古典ってそういうものか。

三匹のこぶたの話で同じのってないんじゃないかと思うくらい
ちがいますよね。例のI'll huff, and I'll puffなんかは同じだけど。

〉【脱線2】オクセンバリーさんの本を2冊ご紹介。

〉■We're Going om a Bear Hunt Helen Oxenbury レベル0 総語数410語 ★★★★
〉(邦題:きょうはみんなでクマがりだ)

〉Michael Rosen作。これはchildren's action rhymeがベースになっているそうです。
〉どんなふうに遊ぶのか想像できるようなrhymeですが、
〉それをストーリーのある絵本に仕立てています。内容は題名のとおりなのですが、
〉ぜんぜんハンターらしくないです。(赤ちゃんまでいるのよ)

この脱線本も知らない・・・
Helen Oxenburyは知ってます。Three Jovial Huntsmanなんて描いて
なかったっけ?

〉■Franny B. Kranny, There's a Bird in your Hair! Helen Oxenbury レベル2 総語数830語 ★★★
〉(邦題:不明)

〉Harriet Lerner and Susan Goldhor作。
〉Franny B. Krannyの髪の毛はLongでFrizzy。
〉そんな髪の毛をすごく気に入っています。周りはなんとかしなさい、というけれど...

〉オクセンバリーさんはいろいろな内容の本に絵を描いているんですねえ。
〉優しい絵を描く方です。ファンも多そう。

〉脱線おしまい。
〉さて次々と参りましょう。

〉■The Giant Ball of String Arthur Geisert レベル4 総語数570語 ★★★★
〉(邦題:不明)

〉村自慢の大きな毛糸玉を川下の町に奪われます。
〉さあ、何とかして取り返さなければ。
〉その取り返す作戦、一度読んだだけではその仕組みがよくわからなかった。
〉なかなかスケールが大きいお話です。村人がみんなブタさんです。
〉村自慢の大きな毛糸玉ってどうよ、と絵本にけちをつけてはいけません。

うん、けちつけたくなる!

〉※このお話描いた人、ブタ本が多いような気がするの。アマゾンでちらっと見ただけだけど。

どうなんだろ? ぶひままんさんの登場が待たれる!

〉■The Good Little Bad Little Pig Dan Yaccarino レベル1 総語数810語 ★★★
〉(邦題:不明)

〉Margaret Wise Brown作。Peterはコブタがほしくてお母さんに頼みます。Peterがほしいのはどんなコブタ?
〉子供は純粋に楽しめそうですが、子持ちの大人が読むと、考えさせられます。
〉この本を描いた人はタコのオズワルドを描いた人なのね。

ははー!

〉■Pigs Aplenty, Pigs Galore!  David McPhail レベル0 総語数300語 ★★★★★
〉(邦題:不明)

〉すっごく面白かった!文章は韻を踏んでいて読みやすい。
〉著者は26歳のときに”Charlotte’s Web”を読んでWilburに惚れたそうです。

そんな・・・
読みたくなるぞー!

4月17日にこれだけは見せてほしいものだ!!

〉■Pigsty Mark Teague レベル2 総語数430語 ★★★★
〉(邦題:ブタはともだち)

〉Wendell君。この子は人間です。
〉部屋を汚くしているとどういうことになるのか!?ブタがね、すごくいい味出しています。

〉Mark Teague さんはPoppletonシリーズにも絵を描いています。

ああ、あの人!

〉□Cynthia Rylant文/Cynthia Rylant絵

〉■Poppleton in Fall レベル1 総語数830語 ★★★★★
〉■Poppleton Forever Mark Teague レベル1 総語数830語 ★★★★★

〉それぞれ3つずつお話が入っています。
〉このお話すごくいいっ。
〉お隣さんのCherry Sueが素敵なのよね。(ラマなのね。ラマってポピュラーなのか?)

ラマは15年くらい前にアメリカでペットとして流行ったことが
あった。

Poppletonのすごいところは大人と大人の関係を描いてるでしょ?
日本の児童文学ではありえないんじゃないかな? ちがう?
なんか、日本の児童文学は子ども子どもしているような気がする。
きのう林望さんと久しぶりに会ったんです。エッセイストにして、
挿絵も描き、能もたしなみっていう、あのリンボウさんです。
林さんがレイモンド・ブリッグズさんの絵本を訳したとき
(The Man 林望さんの訳した題は「おぢさん」)、文の終わりが
「です、ます」調じゃないと絵本の翻訳は許されないとかで、
出版社と相当なやりとりがあったらしい。
日本の翻訳児童文学界というのはひどーく旧弊だということで
意見が一致してしばらく互いに愚痴ったのでした。
みなさん、この絵本、林さんの力作のようです。
(ぼくはいただいたけれどまだ読んでない・・・)
ぜひどこかで手にとって見てください。

〉Poppletonも心やさしいのよー。
〉文章はあのCobble Streetシリーズを書いたCynthia Rylantさん。

〉■The Apple King Giuliano Ferri レベル3 総語数970語 ★★★★
〉(邦題:)

〉Francesca Bosca作。 Translated by J. Alison James。
〉お城にあるりんごの木。とても立派な実をつけます。
〉王様(これがブタ)は誰にも食べさせず、自分だけ楽しんでいました。
〉ある日、りんごの見張り番のウサギがりんごを見たら、
〉なんと大事なりんごに小さな穴が開いている!

で、どうなったの?

〉■The Amazing Bone William Steig レベル2 総語数1,600語 ★★★
〉(邦題:ものいうほね )

〉コブタの女の子Pearlが学校帰りにしゃべる骨を拾います。
〉おしゃべりしながら歩く二人(?)に大変なことが起こります。
〉スタイグさん(「ろばのシルベスターとまほうのこいし」を書いた人)の絵本って
〉ふざけているのか真面目なのかそれとも両方なのか、
〉とにかく不思議な感じがして、それで、終わりがわりとあっさりしているので、「?」となる本が多いです。
〉でも、よく読めば深かったりするので侮れません。

スタイグさんの絵がぼくはもう一息腑に落ちないのですよ。
それで、どうもちゃんと読んでいない・・・

〉□Jean Van Leeuwen文/Arnold Lobel絵

〉■Tales of Oliver Pig  レベル1 総語数2,400語 ★★★★
〉(邦題:こぶたくん)
〉■More Tales of Oliver Pig レベル1 総語数2,500語 ★★★★
〉(邦題:しりたがりやのこぶたくん)

〉Puffin Easy-to-Read, Level 2ですね。
〉癒されるシリーズですよねえ。(って2冊しか読んでいませんが)
〉ローベルさんがこのシリーズに絵をつけているのは、この2冊だけだと聞いたので、
〉これしか読んでいないです。
〉でも、他の本もいいお話なのでしょう、きっと。

〉ではでは。長くてすみません。
〉ありがとうございました。

いくら長くてもいいんです、この掲示板は!
・・・なんてことはアトムさんに言うことはないんだけど、

やっぱりいっときたい! アトムさん、ありがとー!
次も楽しみ、アトム節も楽しみ!

ありがとー!!!


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