絵本報告 その32

[掲示板: 〈過去ログ〉本のこと何でも -- 最新メッセージID: 3237 // 時刻: 2024/4/25(07:54)]

管理用 HELP LOGIN    :    :


上へ上へ | 前のメッセージへ前のメッセージへ | 次のメッセージへ次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む返答を書き込む | 訂正する訂正する | 削除する削除する

731. 絵本報告 その32

お名前: アトム http://hw001.gate01.com/atomy/atomy/
投稿日: 2005/3/30(16:20)

------------------------------

アトムです。お久しぶりです。前回の報告からずいぶん経ってしまいましたが、
特に異変があったわけではないので、ご心配なく。(あ、されてない?)

今回はブタさん特集です。ブタさんの本はユーモラスなものが多いような気がします。

その前に、お断り。
・ 本の感想・レベル・お勧め度は、読んだ当時のものです。
 (「感想」は、投稿時に付け足していることもあります)
・ わたくし、旧体質なものですから、YLには対応していません(笑)。
 難易度は「レベル」で表しています。
 あくまで私個人の感覚ですので、万人に対応するものではありません。
・ 総語数をはじめ、著者名やタイトルが正しいとは限りません。
 購入したり借りたりする場合は、なにかで確認してくださいね。

うん、こう書いておかないと落ち着かないの(爆)。
さ、難しいこと(難しくないけど)は置いておいて、早速。

では、オリビアちゃん。(こぶたの女の子です)

□Ian Falconer作

■Olivia Ian Falconer レベル1 総語数310語 ★★★★★
(邦題:オリビア)
■OLIVIA saves the circus レベル1 総語数310語 ★★★★
(邦題:オリビアサーカスをすくう)
■OLIVIA counts Ian Falconer レベル0 総語数20語 ★★★
(邦題:オリビアかぞえる)

絵がね、すっごくかっこいいです。アートです、アート。
それでオリビアちゃんがね、現代っ子というか、とにかくおませちゃん。
“OLIVIA counts”はただ数えているだけで、お話でもなんでもありません。
でもまあ、絵を見ているだけで幸せ!という方には(笑)。

■Five Little Piggies Susan Meddaugh レベル0 総語数670語 ★★★★★
(邦題:不明)

David Martin作。この本を読んだときには気がつかなかったんだけれど、
後から「rhymeが元になっているんだ!」と気づきました。
これです。

 This Little Pig goes to market,
 This Little Pig stays home,
 This Little Pig has roast beef,
 This Little Pig has none,
 This Little Pig cries "Wee, wee, wee!"
 All the way home.

これに肉付けしたお話です。
1匹に一つずつお話があります。それぞれが短くて単純なお話なんだけど、微笑ましいです。

【脱線】この方の絵本をもう一冊。

■Martha Speaks Susan Meddaugh レベル2 総語数730語 ★★★
(邦題:いぬのマーサがしゃべったら )

Marthaは犬。ある日アルファベットスープを飲んだらしゃべれるようになっちゃった。
でも、突然話せるようになったせいか、不適切なところで余計なことをしゃべってしまうのね。
これは会話のマナーを何気に教えているのかなあ、と思いました。
「いぬのマーサ」シリーズというのがあるようですね。

そうそう、マナー本といえばこれ。(脱線は続く)

■The Bad Good Manners Book  Babette Cole レベル0 総語数110語 ★★★★
(邦題:不明)

絵が可愛いんだけど、「〜してはいけません」っていう文が多いです。
でも、絵がかわいいので楽しめます。最後がいい。
字は手書き風の整っていない書体で、読みにくいかも。

脱線おしまい。
では次です。

■The Three Pigs David Wiesner レベル1 総語数470語 ★★★★★
(邦題:3びきのぶたたち)

コールデコット賞を受賞(したはず)。「三匹のこぶた」のパロディー。
ぶたさんたちが、絵から抜け出して他の絵の中に入っていくのね。
なかなかアイディアな本です。

■The Three Little Wolves and the Big Bad Pig Helen Oxenbury レベル2 総語数1,200語 ★★★★★
(邦題:3びきのかわいいオオカミ)

Eugene Trivizas作。絵も可愛いし、オチもいい!サイコー!!
そうです、これも三匹のこぶたのパロディです。
三匹のこぶたのお話って、いじりやすいのかしらね。
ああ、でも、この話に限らず古典ってそういうものか。

【脱線2】オクセンバリーさんの本を2冊ご紹介。

■We're Going om a Bear Hunt Helen Oxenbury レベル0 総語数410語 ★★★★
(邦題:きょうはみんなでクマがりだ)

Michael Rosen作。これはchildren's action rhymeがベースになっているそうです。
どんなふうに遊ぶのか想像できるようなrhymeですが、
それをストーリーのある絵本に仕立てています。内容は題名のとおりなのですが、
ぜんぜんハンターらしくないです。(赤ちゃんまでいるのよ)

■Franny B. Kranny, There's a Bird in your Hair! Helen Oxenbury レベル2 総語数830語 ★★★
(邦題:不明)

Harriet Lerner and Susan Goldhor作。
Franny B. Krannyの髪の毛はLongでFrizzy。
そんな髪の毛をすごく気に入っています。周りはなんとかしなさい、というけれど...

オクセンバリーさんはいろいろな内容の本に絵を描いているんですねえ。
優しい絵を描く方です。ファンも多そう。

脱線おしまい。
さて次々と参りましょう。

■The Giant Ball of String Arthur Geisert レベル4 総語数570語 ★★★★
(邦題:不明)

村自慢の大きな毛糸玉を川下の町に奪われます。
さあ、何とかして取り返さなければ。
その取り返す作戦、一度読んだだけではその仕組みがよくわからなかった。
なかなかスケールが大きいお話です。村人がみんなブタさんです。
村自慢の大きな毛糸玉ってどうよ、と絵本にけちをつけてはいけません。

※このお話描いた人、ブタ本が多いような気がするの。アマゾンでちらっと見ただけだけど。

■The Good Little Bad Little Pig Dan Yaccarino レベル1 総語数810語 ★★★
(邦題:不明)

Margaret Wise Brown作。Peterはコブタがほしくてお母さんに頼みます。Peterがほしいのはどんなコブタ?
子供は純粋に楽しめそうですが、子持ちの大人が読むと、考えさせられます。
この本を描いた人はタコのオズワルドを描いた人なのね。

■Pigs Aplenty, Pigs Galore!  David McPhail レベル0 総語数300語 ★★★★★
(邦題:不明)

すっごく面白かった!文章は韻を踏んでいて読みやすい。
著者は26歳のときに”Charlotte’s Web”を読んでWilburに惚れたそうです。

■Pigsty Mark Teague レベル2 総語数430語 ★★★★
(邦題:ブタはともだち)

Wendell君。この子は人間です。
部屋を汚くしているとどういうことになるのか!?ブタがね、すごくいい味出しています。

Mark Teague さんはPoppletonシリーズにも絵を描いています。

□Cynthia Rylant文/Cynthia Rylant絵

■Poppleton in Fall レベル1 総語数830語 ★★★★★
■Poppleton Forever Mark Teague レベル1 総語数830語 ★★★★★

それぞれ3つずつお話が入っています。
このお話すごくいいっ。
お隣さんのCherry Sueが素敵なのよね。(ラマなのね。ラマってポピュラーなのか?)
Poppletonも心やさしいのよー。
文章はあのCobble Streetシリーズを書いたCynthia Rylantさん。

■The Apple King Giuliano Ferri レベル3 総語数970語 ★★★★
(邦題:)

Francesca Bosca作。 Translated by J. Alison James。
お城にあるりんごの木。とても立派な実をつけます。
王様(これがブタ)は誰にも食べさせず、自分だけ楽しんでいました。
ある日、りんごの見張り番のウサギがりんごを見たら、
なんと大事なりんごに小さな穴が開いている!

■The Amazing Bone William Steig レベル2 総語数1,600語 ★★★
(邦題:ものいうほね )

コブタの女の子Pearlが学校帰りにしゃべる骨を拾います。
おしゃべりしながら歩く二人(?)に大変なことが起こります。
スタイグさん(「ろばのシルベスターとまほうのこいし」を書いた人)の絵本って
ふざけているのか真面目なのかそれとも両方なのか、
とにかく不思議な感じがして、それで、終わりがわりとあっさりしているので、「?」となる本が多いです。
でも、よく読めば深かったりするので侮れません。

□Jean Van Leeuwen文/Arnold Lobel絵

■Tales of Oliver Pig  レベル1 総語数2,400語 ★★★★
(邦題:こぶたくん)
■More Tales of Oliver Pig レベル1 総語数2,500語 ★★★★
(邦題:しりたがりやのこぶたくん)

Puffin Easy-to-Read, Level 2ですね。
癒されるシリーズですよねえ。(って2冊しか読んでいませんが)
ローベルさんがこのシリーズに絵をつけているのは、この2冊だけだと聞いたので、
これしか読んでいないです。
でも、他の本もいいお話なのでしょう、きっと。

ではでは。長くてすみません。
ありがとうございました。


▼返答


Maintenance: SSS 事務局
KINOBOARDS/1.0 R7.3: Copyright © 1995-2000 NAKAMURA, Hiroshi.