Re: I, JUAN DE PAREJA(世界史クラブ行きかも)

[掲示板: 本のこと何でも -- 最新メッセージID: 3236 // 時刻: 2022/5/28(16:50)]

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3226. Re: I, JUAN DE PAREJA(世界史クラブ行きかも)

お名前: かつらぎ
投稿日: 2018/9/18(21:17)

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杏樹さん、こんにちは。

〉I, JUAN DE PAREJA
〉Elizabeth Borton de Trevino

杏樹さんの投稿を拝見してAmazonで検索してみたところ、表紙の画像に見覚えがありました。
以前、Amazonからおすすめされたことがあった本でした(笑)

〉英語の積読本で何かないか探していたら、これが見つかりました。ベラスケスに関する話らしい。ちょうどプラド美術館展をやっていて行きたいと思っていたのでちょうどいい、と思って読み始めました。

プラド美術館展、私も(上野のほうですが)行きました。
美術書でも見られますが、本物を間近で見るというのはやはり違うなと思いました。

〉宮廷にルーベンスがやってきたこと、イタリア旅行に同行したことなど、ベラスケスの人生に関わることが描写されていきます。そしてフアンはこっそり紙と木炭を買い求め、誰にも知られずに絵を描き始めます。

ベラスケスのブレダの開城も、スピノラ将軍とイタリアへ行ったことから描かれたのでしたっけ(絵が完成したときには、皮肉にもブレダはオランダ側に奪還され、スピノラも亡くなっていたそうですが)
当時のイタリア南部はスペインの支配下にありましたから、それでベラスケスもイタリアへ旅行しているんでしょうね。

〉やがてセビリアからムリーリョと名乗る青年がベラスケスの弟子になるためにやってきます。ムリーリョはとても親しみやすい人で、フアンはムリーリョにだけひそかに絵を描いていることを明かしました。ムリーリョはフアンのために絵具をわけてくれたりしました。

バルトロメ・エステバン・ペレス・ムリーリョも登場するんですね。
ムリーリョの絵は親しみやすく愛らしい印象がありますが、人柄も親しみやすかったんですね。

〉最後にポイントになるのがベラスケスの畢生の大作「ラス・メニーナス」ですが、この絵をベラスケスが描いているところの描写がなかったことだけが残念です。
〉「ラス・メニーナス」は相当大きな絵なのでプラド美術館から出るのは無理なんですが、スペインへ行ってこの絵を見ることができたのは幸福でした。でもこの本を読んだらもう一度見たくなります。

ラス・メニーナスを描いている描写はないのですか。
杏樹さんは実際にラス・メニーナスをご覧になったんですね。
美術書の小さな画でも見る者を引き込む引力のある絵ですが、実際にご覧になっていかがだったでしょうか。

〉ここに登場する国王はフェリペ4世で、その時代のスペインの様子が描かれているので世界史クラブ行きかもしれません。一人称で、ベラスケスのことはずっと「Master」と呼んでいるし、国王のことはKingと言って名前があまり出てこないし、この時代のことだという実感は薄いのですが。でも世界史オタクは書かれていることをもとにこの時代の空想を広げるのです。

フェリペ四世の時代のスペインは支配していたポルトガルやオランダが独立し、衰退していく斜陽の国という印象です。
フェリペ四世のせいというより、カルロス一世やフェリペ二世の時代から続く戦争の戦費がかさんだうえ、イングランドに敗れて制海権を失ったことが響いたようにも思いますが。けれど、芸術は花開いたということでしょうか。
手元に積ん読がたくさんありますが、今度注文してみようと思います。
ご紹介ありがとうございました。


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