John Grisham(中間報告)

[掲示板: 〈過去ログ〉本のこと何でも -- 最新メッセージID: 3237 // 時刻: 2024/5/19(16:55)]

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298. John Grisham(中間報告)

お名前: 間者猫 http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Keyaki/6250/
投稿日: 2004/9/23(05:09)

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Hankさんのご要望で
これまで読んだJohn Grishamのレビューを一覧表(10册)にしてみました。
グリシャムは登場人物が多いのと
お金の額がよく分からんというのを気にしなければ
比較的読みやすいです。
GRは短過ぎるので是非原著で堪能する事をお勧めします。

■The Client ☆☆☆☆☆ level7 140000
面白かったです。分らない単語も多いですが、
人物描写・風景描写が細かく描かれていて、とてもイメージしやすいです。
もっとマフィアが前面に出てくるのかと思いきや、実は、Mark&Regggie vs FBIなのです。
マフィアは”刺身の褄”みたいなもんです。とにかくストーリーが分厚いんです(本も分厚いですが)。
1パラグラフ分らなくても、長いので、読んでいるうちに大体分かりました。
最後の終わらせ方も本当にいいです。
全速力で走った後に軽いジョギングをしているような終わらせ方。うまいです。
あと登場人物が多いので、人物リストを作るべきだったかなあと思います。
300ページ近くまで誰が誰だかよく分らなかったです(最後の方では大体掴めてましたが)。
とにかく今は、”グリシャム読めた”ということで満足しています。
 
■A Painted House ☆☆☆☆ Level7 127000
読みやすかったです。”結構いろんな事があるもんだなあ”と思いながら読みました。
グリシャムは描写が本当に細かくて、読んでいて眼に浮かんできます。
長い事が苦にならない方でしたらレベル6が読めればかなり楽に読めるのではないかと思います。
レベル9になっていますが、個人的にはレベル7ぐらいだとおもいます。
 
■The Street Lawyer ☆☆☆ Level8 107000
読み始めは”グリシャムにしては粗いなあ。イマイチやなあ”なんて思いましたが
30章以降グリシャムらしさで一気に読ませてくれました。
最後ちょっと、じ〜んときました。社会的弱者に対する眼差しが優しいよね、グリシャムは。
あとがきでも述べてますが、これまで感心のなかったホームレス問題を取り上げ、
より社会と関わろうとしている意欲を感じました。
単語(法律用語?)が難しかったですが、文章自体は読みやすかったです。
これって矛盾してるかなあ?
 
■The Firm ☆☆☆☆☆ Level8 148000
よく分らなかった所もありますが面白かったです。最初から最後まで眼が離せません。
特に最後の100ページは手に汗握る展開、ドキドキしました。
読み手に余韻を残させる終わり方、グリシャムは本当にうまいですね。
先に読んだ”The Street Lawyer”よりも読みやすく感じました。
 
■The Pelican Brief ☆☆☆☆☆ Level8 107000
政・官・財の癒着を一人の法学生とジャーナリストが暴いていく、
なかなかスリリングな展開。面白かったです。結構好きな話です。
最初の2人の判事が殺害される所は結構エグかったです。
”The Street Lawyer”、”The Firm”よりも少し難しく感じました。
 
■The Rainmaker ☆☆☆☆☆ Level8 176000
200ページぐらいまで、よく分からなかったですが、読みやすく面白かったです。
法廷闘争に入るまでは、結構ゆっくりした流れでしたが、自分としてはいい感じで読めました。
法廷闘争からは本当に一気読みです。600ページの長さを感じさせない1册。
この作品で”alone”と”lonely”の違いを捉えたような気がします。
 
■The Camber ☆☆☆☆ Level9 211000
死を覚悟したサムと生き長らえさせたいアダムとの葛藤、
サムの娘リーの生き様など死について家族について考えさせられる。
祖父サムの生き様を知ることにより自分自身が何者なのか、
アダムの自分探しの物語のような気がします。
ところで、印字が全体的に真中によっていて結構読みにくかったです。
文章自体は読みにくくはなかったですが。
 
■The Partner ☆☆☆☆☆ Level8 134000
登場人物も多く、話ややこしかったですが、読みにくくはなかったです。
最後の最後で・・・大・ドン・デン返し! 参った。ボーゼン。
読後唸ってしまいました。グリシャムもこんな大仕掛けをするんですね。
どこかに布石あったんかな? 見逃してたら悔しいです。
参った、参った。ホンマにやられた。”とにかく読んでみて!”としか言えない。
 
■Bleachers ☆☆☆ Level7 44000
とても読みやすく感じました。たまにはこういう話もいいかも。
過去のいざこざの折り合いをつけて新しい1歩を踏みだしていく。
分かっちゃいるけどじーんときました。
でも一番のお気に入りは、87年決勝、Neely率いるSpartanがコーチ不在の中、
31ー0から奇跡の逆転劇を演じるラジオ放送です。
こちらもラジオを聞いている気分にされてくれます。
 
■The Runaway Jury ☆☆☆☆☆ Level9 167000
いやあ面白かったです。読後唸ってしまいました。
Marleeっちゅう女はホンマたいした女ですわ、天才や。
300ページぐらいまで”よー分からんなあ。それに語彙がちょっと難しいなあ。”
”投げるタイミングを逸したかなあ?”などと思いながら読んでましたが、
そこからは結構忙しかったです。
登場人物も多く誰が誰だか良く分からなかったですが、だんだん気にならなくなりました。
NicholasとMarlee、Fitchの3人だけ押さえておけば大丈夫。


▼返答


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