牛は草、さるはバナナです

[掲示板: 〈過去ログ〉本のこと何でも -- 最新メッセージID: 3237 // 時刻: 2024/5/6(14:34)]

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172. 牛は草、さるはバナナです

お名前: れな
投稿日: 2004/7/4(21:42)

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たこ焼きさん、こんばんはー。
盛大にうけていただいて、感慨無量です(笑)。
この広場はある意味ちょっと敷居が高いらしい(?)ので、こそこそするには
いいですよね。でも、「最新投稿一覧」をまめにチェックしてる方にはバレバレ?


〉念のために書いときますが、
〉たこ焼は嬉しくはなかったです。はぁ〜(←ため息)。

〉「牛」「鶏」「草」と文字で読んだ時は迷うかもしれないけれど、
〉絵で見たら、やっぱり「草」で、たこ焼もやっぱり東洋人!
〉という展開を予想していました。
〉しかし、実際にあの絵を見てみたら、逆に迷いがなくなって・・・。
〉たこ焼はけっこうショック・・かな?(笑)
〉まさか、ここまでとは!という感じです。

あれは問題の出し方がまたよくわからない(笑)んですよね。
子ども向けの質問として「仲間はどっち?」と言われたら私だって「鶏」にすると
思います。「どっちにつながる?」と言われたら「草」。
でもその「つながる」という感覚がないのが西洋人らしいですが。

〉 
〉 
〉れなさんの投稿、いつも面白く拝見してます。
〉たこ焼は、自分と違う人、あるいは周囲と少し毛色の違う人へ、
〉なんか知らんけど、注意がいき、 (↑この表現、別に、悪くはとらないですよね?)
〉好意的な興味を抱くことが多いからでしょうか?(大笑)
〉(もしかして、これも西洋的?)
〉そうそうそう、れなさんの文体もすごく好きー!(笑)

ありがとうございますー。
とりあえず、「ちょっと変わった人」として自分を作ってきたので(笑)、
そうやって評価していただけると嬉しいです。
文体も、努力の結晶なので(爆)。

〉 
〉 
〉〉実は「納得力」についてはもっと整理拡充した投稿を用意してあったんですが(爆)、
〉〉なんだか最近はそういう話題出してる感じじゃないしなー、と思って封印してあります。
〉〉そしてだんだんどうでもよくなってくる、と(笑)。

〉その原稿、読みたいですねー。興味津々。
〉う〜ん、どうしたらいいんだろ・・。
〉れなさんがご自分のホームページを作って、そこに掲載・・とか。

ホームページは作れません(断言)。
なぜならスキルと根性と時間がないから(笑)。
スキルは大していらない、というお話も聞きますが、とりあえず根性と時間がないのは
事実。それは、仕事が忙しい、からではなくて、私が「睡眠時間が沢山必要な体質」
だから。ネットに関しては私は完全に寄生生物です(笑)。



〉いや実は、たこ焼も、
〉「言葉の最小単位は・・」の続きとか、「マザーグース分析」、「平安のこころ体験記」、
〉「日本語と英語とでは、問題解決へのアプローチが全く違う」とか・・・、
〉いくつか頭の中でほぼ形になったネタがあるんですが、
〉内にため込むのは少々しんどいんで、文章にして自分の外に出そうかと・・。
〉で、ごく最近気付いたんですが、自分のホームページなら、
〉「自分の城」だから自由自在・・って。 どお?(笑)

たこ焼きさんはぜひやってみてくださいー。
そしたらあることないこと(?)書き込みに行かせていただきます(爆)。


〉それにしても
〉う〜ん、ホントに議論が苦手? (疑いの目)
〉危険じゃなくって、ちゃんと抑制が効いていれば、
〉けっこう議論を楽しむタイプのような・・・。(笑)

実は、父に「我が家最大の論客」と称されてます(笑)。
ええと、でも、苦手ですねー。割と個人攻撃に受け取ってしまってぐるぐる落ち込む方
(怒って反撃するより先に、落ち込む)なので、精神的負担が大きいんです。
皆さんのようにどこからかちょうどいい引用を持ってきてそれを使って語る、って
いうのは全然出来ないですしねー。
そして、最大の問題は、「油断して本気を出すと容赦なさすぎ」ってこと?(笑)。
楽しむには修行が足りなすぎる私でした。


〉 
〉以前、秋男さんとマザーグースの話をしたとき、
〉自分の心の中に西洋精神がかなり存在している事に初めて気付き、
〉驚きました。そして、あの時は、それが嬉しかったのです。

〉だって、
〉苦しいことも多かったけれど、何年もかけて身につけていったサイエンスが、
〉こんなにも自分の奥深くまで染み込んでいる・・・
〉となると、やはり、誇らしげに感じました。

〉しかし、
〉その後、よくよく考えてみると、
〉意識的に「東洋を捨て西洋を」というならともかく、
〉いつの間にか気付かないうちに、
〉予想以上に「西洋」に侵食されていた・・わけですよね。

〉また、たこ焼の考えでは、
〉東洋より西洋が優れている・・とは思っていないんです。
〉どちらかというと、逆に評価していて、
〉「東洋」の方が格は上じゃないだろうか・・
〉と思っております。

〉だから、
〉知らぬ間に大事なものを失ったような感じがします。

〉この数年のたこ焼は、この失ったものを何とか回復しよう
〉としているのかもしれません。
〉たこ焼は数年前からユング心理学に凝っているんです。
〉ユング心理学って、
〉「西洋精神が東洋精神を発見し、西洋の言葉で記述した心理学」
〉だとたこ焼は思います。
〉だから、ユングに傾倒している理由は、もしかすると
〉分析によって、たこ焼の中の西洋と東洋をつなごう・・あるいは、
〉たこ焼の東洋精神が過度に抑圧・侵食されるのを防ごう・・
〉失われた東洋を回復しよう・・
〉ということなのかもしれません。


今ちょっと、つっこもうかなー、と思ったんですけど。
でもきっとご自分でもさんざんつっこんでらっしゃると思います(笑)ので、
とりあえず。
失われてなんていないんじゃないかなって、私は思います。
チャンネルが切り替わっているだけ。
努力して身につけたことだって自分にとっては大事なことだけれど、
日本人として生まれたときから刷り込まれてきたことは、やっぱりちゃんと
残ってますよ。ものの見方を変えれば、きっとそこにあります。
ああ、でもそれが、木を見てるってことなのかな。

 
〉う〜ん、
〉「線」と「円」か・・・。
〉例えば、「死」を考えるときに、
〉この世 → 天国or地獄
〉という直線の一点としてとらえるか、
〉・・・ → この世 → あの世 → この世 → ・・・
〉と無限に繰り返される回転の一過程としてとらえるか、
〉でしょうか。
〉う〜ん、なるほど・・。

これは限りなく正解に近いです。ちなみに本文中では「天国」「地獄」ではなくて、
「よい状態」と「悪い状態」。西洋人にとっては「良い方から悪い方へ」か
「悪い方から良い方へ」という二者択一で、東洋人にとっては「良いことがあり、
悪いことがあり、そしてまた良いことが」という繰り返しである、というお話。

 
〉もしかすると、
〉翻訳本のタイトル「木を見る西洋人森を見る東洋人」のことかもしれませんね。

〉「木木木木木木木木木木木木木木木木木木木木」を見たときに、
〉東洋人は全体をひとつのもの、森としてみて、
〉西洋人は、木に注目する・・。

〉たこ焼が実際の森を見るときは・・・う〜ん、
〉ほとんどは森として見ているような・・・気がします。
〉しかし、いきなり、木に注意がいくこともあるような、ないような。
〉一本だけニョキッと背が高い木とか、
〉樹皮がむけて白かったりして、一本だけ幹の色が全く違うと、
〉その木に注目がいくこともあるような、ないような・・・。(笑)

たこ焼きさん、芸が細かいー。
あ、でも、レスにしたら同じサイズに(笑)。
ええと、「森だな」って先に認識するかどうか、なんですよね。
「森だ」って思って、「きれいな森だな」とか「広葉樹林だな」とかまあ、何でも
いいんですけど、とりあえずそう認識して、それから「あ、あそこに珍しい木が」
とか思う。それはやっぱり、東洋人みたいです。


〉う〜ん、どうしようかなー。
〉いや、やっぱり、当分の間、読むのはやめときます。
〉とても、興味あるけど。

〉ここんところ数ヶ月、自分の心の中を覗いて分析するのがマイブームなんです。(笑)
〉自分の中の「無意識」「言葉」「西洋東洋(日本)」の在り様を探っています。

今、マイブーム?
私は大昔からです。自己分析が趣味(笑)。
でも、思考が言語化されていないので、割とマヌケです。


〉そのため、
〉「無意識」「言葉」「西洋東洋(日本)」に関する本は、
〉今はあまり読まないようにしているんです。
〉昨日、あの翻訳本のあの絵を見るときにも、
〉「本文は読まないようにして、絵だけを探し」ました。

〉その理由は、
〉本を読んじゃうとその本の知識に引きずられるからです。
〉その本の知識に合うようにしか見えなくなってしまうように感じます。

〉つまり、本の知識、もっと限定的に表現すれば、
〉体系的な知識の集まり、カテゴリーの集合体に触れると、
〉本来働くべき連想が働かなくなるような気がします。
〉関係がぶつぶつに切れてしまうんです。
〉(まさに、「牛」「草」のつながりのことです。)

そうですね。そういう時期もありますねー。
私はそういう時期もあったし、逆に「読める限りのものをとりあえず片っ端から
読んでみる」時期もありました。でも、ひまぞさんへのお返事に書いたように、
私は原則的に「丸呑み」な人なので、こういったことでも実際にはそこまでの
影響は受けないみたいです。鈍いだけとも言いますが(笑)。


〉あっ、でも、掲示板の投稿のような文章を読むことには
〉悪影響を感じません。というか、とても有益です。
〉耳学問的に入ってくる知識は、断片的だし、
〉連想がとても生き生きと働くように感じるんです。
〉ですから、遠慮せず、どんどん書いてくださ〜い。(笑)

ええとー、でも、嘘を言いそうで恐ろしいので、気をつけませんと(爆)。

ではでは、楽しく色々分析してみてくださいませー。

▲返答元

▼返答


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