草ですかー?

[掲示板: 〈過去ログ〉本のこと何でも -- 最新メッセージID: 3237 // 時刻: 2024/5/6(15:45)]

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171. 草ですかー?

お名前: たこ焼
投稿日: 2004/7/4(19:38)

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れなさん、こんにちはー。たこ焼です。


〉大丈夫、まだ見てますー。他の方はわからないけど(笑)。


あははっはははh。
こうやって、ひっそりこそこそするもの、なんかとても楽しいですよ。(笑)


〉でも、私が「じゃ、後でお返事書きにこなければ」とそこいらでだらだらしている
〉うちにさらに追加を?


外出した際に本屋に立ち寄って、本を見たんです。
で、予想外の結果に驚き、思わず書き足しました。


〉そうですか、鶏ですか。絵を見ても鶏。鶏………。


ええ・・
念のために書いときますが、
たこ焼は嬉しくはなかったです。はぁ〜(←ため息)。

「牛」「鶏」「草」と文字で読んだ時は迷うかもしれないけれど、
絵で見たら、やっぱり「草」で、たこ焼もやっぱり東洋人!
という展開を予想していました。
しかし、実際にあの絵を見てみたら、逆に迷いがなくなって・・・。
たこ焼はけっこうショック・・かな?(笑)
まさか、ここまでとは!という感じです。


〉〉「納得力」など、れなさんの書き込み、興味深く拝見してますよ〜。
〉〉以後、よろしく〜♪

〉そうですね、直接お話しするのは初めてですよね。お名前はかねがね。
〉ご愛読(?)ありがとうございます(笑)。


れなさんの投稿、いつも面白く拝見してます。
たこ焼は、自分と違う人、あるいは周囲と少し毛色の違う人へ、
なんか知らんけど、注意がいき、 (↑この表現、別に、悪くはとらないですよね?)
好意的な興味を抱くことが多いからでしょうか?(大笑)
(もしかして、これも西洋的?)
そうそうそう、れなさんの文体もすごく好きー!(笑)


〉実は「納得力」についてはもっと整理拡充した投稿を用意してあったんですが(爆)、
〉なんだか最近はそういう話題出してる感じじゃないしなー、と思って封印してあります。
〉そしてだんだんどうでもよくなってくる、と(笑)。
〉そんな私ですが、こちらこそよろしくお願い致しますー。


あははっははっはh。

その原稿、読みたいですねー。興味津々。
う〜ん、どうしたらいいんだろ・・。
れなさんがご自分のホームページを作って、そこに掲載・・とか。

いや実は、たこ焼も、
「言葉の最小単位は・・」の続きとか、「マザーグース分析」、「平安のこころ体験記」、
「日本語と英語とでは、問題解決へのアプローチが全く違う」とか・・・、
いくつか頭の中でほぼ形になったネタがあるんですが、
内にため込むのは少々しんどいんで、文章にして自分の外に出そうかと・・。
で、ごく最近気付いたんですが、自分のホームページなら、
「自分の城」だから自由自在・・って。 どお?(笑)


〉〉〉Richard E. Nisbett
〉〉〉"The Geography of Thought : How Asians and Westeners Think Differently … and Why"
〉〉〉議論好き、比較文化論好きの皆様に捧げる、スペシャルな1冊(笑)。
〉〉まさに、たこ焼「議論好き、比較文化論好き」であります。(笑)

〉お好きな方は本当にお好きですよねー。
〉いえ、こんなものを英語で読んだ私も私ですが(爆)。
〉でも私は、読むのは好きだけど議論は苦手。おすすめはできますが、議論はできないですー。
〉だって危険だし(←何が?)。


あはっははっはははっははははあっはははh。
れなさんって、いいなぁ〜。(爆笑)
まぁ、確かにそうだし(←何が?)。

それにしても
う〜ん、ホントに議論が苦手? (疑いの目)
危険じゃなくって、ちゃんと抑制が効いていれば、
けっこう議論を楽しむタイプのような・・・。(笑)


〉〉「草」というのも、ああ、なるほどね、と分かるんですが、
〉〉「鶏」というのも、ああ、なるほどね、と思っちゃうんです。
〉〉う〜ん、6:4で、「鶏」かなぁ?
〉〉実際に絵を見ないと・・・

〉で、鶏だったと。


以前、秋男さんとマザーグースの話をしたとき、
自分の心の中に西洋精神がかなり存在している事に初めて気付き、
驚きました。そして、あの時は、それが嬉しかったのです。

だって、
苦しいことも多かったけれど、何年もかけて身につけていったサイエンスが、
こんなにも自分の奥深くまで染み込んでいる・・・
となると、やはり、誇らしげに感じました。

しかし、
その後、よくよく考えてみると、
意識的に「東洋を捨て西洋を」というならともかく、
いつの間にか気付かないうちに、
予想以上に「西洋」に侵食されていた・・わけですよね。

また、たこ焼の考えでは、
東洋より西洋が優れている・・とは思っていないんです。
どちらかというと、逆に評価していて、
「東洋」の方が格は上じゃないだろうか・・
と思っております。

だから、
知らぬ間に大事なものを失ったような感じがします。

この数年のたこ焼は、この失ったものを何とか回復しよう
としているのかもしれません。
たこ焼は数年前からユング心理学に凝っているんです。
ユング心理学って、
「西洋精神が東洋精神を発見し、西洋の言葉で記述した心理学」
だとたこ焼は思います。
だから、ユングに傾倒している理由は、もしかすると
分析によって、たこ焼の中の西洋と東洋をつなごう・・あるいは、
たこ焼の東洋精神が過度に抑圧・侵食されるのを防ごう・・
失われた東洋を回復しよう・・
ということなのかもしれません。


〉〉また、サイエンスのトレーニングが、
〉〉東洋的な捉え方を西洋的なものに変えてしまう・・ということもあると思います。
〉〉たこ焼の場合、後者の影響が大のような気がします。

〉そうですね。それは大きそうです。


ええ、特に、知識体系を読んで記憶することよりも、
研究過程の効果が絶大のように感じます。
サイエンスの枠組みの中で、主体的に研究しようとすると、
どうしても西洋的な捉え方が必要になるように思います。


〉私はどう転んでも文系人間ですが、専攻していたのは社会学(社会科学)だった
〉ため、ある程度はそういう教育を受けました。
〉だからやっぱり、今でもいわゆる文学・語学専攻の方々と較べると色々な意味で
〉実証的なものの見方をするようです。


ああ、そうですね、確かに。
西洋的なものは自然科学だけではないですね。
いや、大部分の学術は、西洋化したものだと言ってもいいのかも。
あと、社会制度も。
例えば、憲法問題の根幹は、西洋的な制度を東洋的(日本的)に使おうとしていることの矛盾
だと思ったりします。


〉でも、私は「草」(笑)。


れなさんって、オモロイなぁ〜。(笑)


〉〉例えば、パソコンで、
〉〉「ファイルの中にファイルがあって、その中にもまたファイル・・」
〉〉という構造は、まさに、「カテゴリー」ですね。
〉〉一方、「リンク」というのは、非常に東洋的なのかもしれません。

〉ええと、この件は、この本の中では違います。
〉っていうか、「物」を分類していくだけならそれもありでしょうけれど、
〉もうちょっと抽象的概念になると、西洋人は「線」でものを考えて、東洋人は
〉「円」で考えるという話が出てきました。
〉詳しくは本文をごらんください。図解もされてます(笑)。


う〜ん、
「線」と「円」か・・・。
例えば、「死」を考えるときに、
この世 → 天国or地獄
という直線の一点としてとらえるか、
・・・ → この世 → あの世 → この世 → ・・・
と無限に繰り返される回転の一過程としてとらえるか、
でしょうか。
う〜ん、なるほど・・。


〉〉アマゾンでのこの本の紹介に
〉〉『アメリカ人の生徒に、アニメーションの水中のシーンを見せたところ、
〉〉生徒たちは小さな魚の中に混ざって泳いでいる大きな魚に一斉に注目した。
〉〉ところが同じアニメ—ションを日本人の生徒に見せたところ、
〉〉生徒たちは背景に注目したという。』
〉〉・・・・・
〉あ、これって、書き方ちょっと変なんです(笑)。
〉アメリカ人はともかく(?)、背景に「注目」した、っていうのとはちょっと印象が
〉違う気がしました。だから、私はこの本をご紹介するときにこの紹介文をひっぱって
〉くることはしなかったんですよね。


あっ、そうなんだー。


〉さすがにちょっと難しかったので、ちゃんと読めているかどうか不安なところが
〉あって、詳しくはお話できませんが、これは、「全体をひとつのものとして
〉見ているか、そこにある物に視点を定めて見ているか」という部分のお話で、だから、
〉別に「注目している」わけではないのでした。
〉いえ、アメリカ人から見たら、「注目している」ととらえられるのかも、ですけどね。


もしかすると、
翻訳本のタイトル「木を見る西洋人森を見る東洋人」のことかもしれませんね。

「木木木木木木木木木木木木木木木木木木木」を見たときに、
東洋人は全体をひとつのもの、森としてみて、
西洋人は、に注目する・・。

たこ焼が実際の森を見るときは・・・う〜ん、
ほとんどは森として見ているような・・・気がします。
しかし、いきなり、に注意がいくこともあるような、ないような。
一本だけニョキッと背が高い木とか、
樹皮がむけて白かったりして、一本だけ幹の色が全く違うと、
その木に注目がいくこともあるような、ないような・・・。(笑)


〉というわけで、でも本当に面白い本だったので、ぜひぜひ読んでみてくださいませ。
〉さすがにまだ、「読んだよー」と言ってくださった方はいらっしゃらないですが。
〉私も何週間もかけて(間に他の本をはさみつつ)読んだので、いきなりあっさり
〉読み終わられたらそれはそれでショックかもしれないですけれど(笑)


う〜ん、どうしようかなー。
いや、やっぱり、当分の間、読むのはやめときます。
とても、興味あるけど。

ここんところ数ヶ月、自分の心の中を覗いて分析するのがマイブームなんです。(笑)
自分の中の「無意識」「言葉」「西洋東洋(日本)」の在り様を探っています。

そのため、
「無意識」「言葉」「西洋東洋(日本)」に関する本は、
今はあまり読まないようにしているんです。
昨日、あの翻訳本のあの絵を見るときにも、
「本文は読まないようにして、絵だけを探し」ました。

その理由は、
本を読んじゃうとその本の知識に引きずられるからです。
その本の知識に合うようにしか見えなくなってしまうように感じます。

つまり、本の知識、もっと限定的に表現すれば、
体系的な知識の集まり、カテゴリーの集合体に触れると、
本来働くべき連想が働かなくなるような気がします。
関係がぶつぶつに切れてしまうんです。
(まさに、「牛」「草」のつながりのことです。)

あっ、でも、掲示板の投稿のような文章を読むことには
悪影響を感じません。というか、とても有益です。
耳学問的に入ってくる知識は、断片的だし、
連想がとても生き生きと働くように感じるんです。
ですから、遠慮せず、どんどん書いてくださ〜い。(笑)

ちなみに、
連想を重視するこんな東洋的な考えをたこ焼が持つようになったのは、
ユング心理学を知ってから以後のことです。(笑)

ではでは〜♪


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