鶏ですかー?

[掲示板: 〈過去ログ〉本のこと何でも -- 最新メッセージID: 3237 // 時刻: 2024/5/6(19:05)]

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170. 鶏ですかー?

お名前: れな
投稿日: 2004/7/3(22:10)

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たこ焼きさん、こんばんは。れなです。
大丈夫、まだ見てますー。他の方はわからないけど(笑)。

でも、私が「じゃ、後でお返事書きにこなければ」とそこいらでだらだらしている
うちにさらに追加を?

そうですか、鶏ですか。絵を見ても鶏。鶏………。


〉こんばんはー、れなさん。たこ焼です。
〉はじめまして、ですよね。
〉「納得力」など、れなさんの書き込み、興味深く拝見してますよ〜。
〉以後、よろしく〜♪

そうですね、直接お話しするのは初めてですよね。お名前はかねがね。
ご愛読(?)ありがとうございます(笑)。
実は「納得力」についてはもっと整理拡充した投稿を用意してあったんですが(爆)、
なんだか最近はそういう話題出してる感じじゃないしなー、と思って封印してあります。
そしてだんだんどうでもよくなってくる、と(笑)。
そんな私ですが、こちらこそよろしくお願い致しますー。

さて、
 
〉〉Richard E. Nisbett
〉〉"The Geography of Thought : How Asians and Westeners Think Differently … and Why"
〉〉48800  LV9  ★★★★

〉〉議論好き、比較文化論好きの皆様に捧げる、スペシャルな1冊(笑)。
〉 
〉ありがとうございます。
〉まさに、たこ焼「議論好き、比較文化論好き」であります。(笑)

お好きな方は本当にお好きですよねー。
いえ、こんなものを英語で読んだ私も私ですが(爆)。
でも私は、読むのは好きだけど議論は苦手。おすすめはできますが、議論はできないですー。
だって危険だし(←何が?)。


〉「草」というのも、ああ、なるほどね、と分かるんですが、
〉「鶏」というのも、ああ、なるほどね、と思っちゃうんです。
〉う〜ん、6:4で、「鶏」かなぁ?
〉実際に絵を見ないと・・・

で、鶏だったと。

〉たこ焼が典型的な東洋人のような反応ができないのは、
〉おそらく、久子さんと同じく
〉生物系の学校を出たことが理由のひとつだと思います。
〉また、
〉大学院でみっちり基礎科学(実験系)のトレーニングを受けたので、
〉西洋的な見方・考え方のいくつかを、
〉いつの間にか身につけてしまったように思います。
〉サイエンスは、やはり、西洋精神のエッセンスなのでしょう。

〉もともと西洋的な捉え方に親近感があるから、
〉理系の進路に進んで、それ系のお仕事についた・・
〉ということもあるのでしょう。
〉また、サイエンスのトレーニングが、
〉東洋的な捉え方を西洋的なものに変えてしまう・・ということもあると思います。
〉たこ焼の場合、後者の影響が大のような気がします。


そうですね。それは大きそうです。
私はどう転んでも文系人間ですが、専攻していたのは社会学(社会科学)だった
ため、ある程度はそういう教育を受けました。
だからやっぱり、今でもいわゆる文学・語学専攻の方々と較べると色々な意味で
実証的なものの見方をするようです。
でも、私は「草」(笑)。


〉例えば、パソコンで、
〉「ファイルの中にファイルがあって、その中にもまたファイル・・」
〉という構造は、まさに、「カテゴリー」ですね。
〉一方、「リンク」というのは、非常に東洋的なのかもしれません。

ええと、この件は、この本の中では違います。
っていうか、「物」を分類していくだけならそれもありでしょうけれど、
もうちょっと抽象的概念になると、西洋人は「線」でものを考えて、東洋人は
「円」で考えるという話が出てきました。
詳しくは本文をごらんください。図解もされてます(笑)。

 
〉アマゾンでのこの本の紹介に
〉『アメリカ人の生徒に、アニメーションの水中のシーンを見せたところ、
〉生徒たちは小さな魚の中に混ざって泳いでいる大きな魚に一斉に注目した。
〉ところが同じアニメ—ションを日本人の生徒に見せたところ、
〉生徒たちは背景に注目したという。』
〉とあるけど、
〉たこ焼はどっちに注目するんだろう。
〉う〜ん、やっぱり、大きな魚のような気がする・・・。
〉いや、背景の魚かな・・・。
〉やはり、そのアニメーションを実際に見ないと分からないか。
〉う〜ん・・・。

あ、これって、書き方ちょっと変なんです(笑)。
アメリカ人はともかく(?)、背景に「注目」した、っていうのとはちょっと印象が
違う気がしました。だから、私はこの本をご紹介するときにこの紹介文をひっぱって
くることはしなかったんですよね。
さすがにちょっと難しかったので、ちゃんと読めているかどうか不安なところが
あって、詳しくはお話できませんが、これは、「全体をひとつのものとして
見ているか、そこにある物に視点を定めて見ているか」という部分のお話で、だから、
別に「注目している」わけではないのでした。
いえ、アメリカ人から見たら、「注目している」ととらえられるのかも、ですけどね。

というわけで、でも本当に面白い本だったので、ぜひぜひ読んでみてくださいませ。
さすがにまだ、「読んだよー」と言ってくださった方はいらっしゃらないですが。
私も何週間もかけて(間に他の本をはさみつつ)読んだので、いきなりあっさり
読み終わられたらそれはそれでショックかもしれないですけれど(笑)

ではでは。

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▼返答


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