実はそうです(笑)

[掲示板: 〈過去ログ〉本のこと何でも -- 最新メッセージID: 3237 // 時刻: 2024/5/6(15:25)]

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143. 実はそうです(笑)

お名前: れな
投稿日: 2004/6/19(22:44)

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杏樹さん、こんばんは。れなです。
レスありがとうございました。

〉れなさんの紹介してくださるファンタジーの報告、いつも指をくわえて読んでます。
私はまだまだ児童書ばっかりです。

ええとー、私からすると、児童書の方が難しいですー。
大人向けの本の方がいろんな意味で読みやすい気がします。なんだか、少ない言葉ですべてを
理解しようとすると、言葉を意識し過ぎちゃう感じ。だから、児童書を何冊も続けて読む
ことはしてないですー。PBだったら、そのまま続けて何冊も(?)読むんですけどね。


〉また、恋愛小説はけっこう好きな方ですが、「ハーレクイン」と聞くと敬遠してしまうのはなぜ?

ハーレクインを敬遠してしまう理由は、私としては

1.表紙が恥ずかしい
2.誰がどう見ても「ハーレクイン読んでるな」とわかる装丁が嫌
3.ハーレクインの男性像が私にはあんまり魅力的じゃない

あたりがあげられます。いえ、以前はそれでも結構読んでた(笑)んですけどね。
最近は文庫で色々出るようになったので、そっちで読んでることが多いです。
洋書読みになって、冊数は激減してるんですけどねー。時間が足りないから。


〉今回これが気になります。
〉 
〉〉Richard E. Nisbett
〉〉"The Geography of Thought : How Asians and Westeners Think Differently … and Why"
〉〉48800  LV9  ★★★★
〉〉議論好き、比較文化論好きの皆様に捧げる、スペシャルな1冊(笑)。

〉…私のため…?

ふふっ、そうです。この本を読んでるとき、杏樹さんをはじめとする何人かの方の
お名前(お顔は存じ上げないのでお名前の字面)が私の心をよぎったのでございます(笑)。
良かったー、気付いていただけて(爆)。

そうですね、杏樹さんなら楽勝かも。ピンインの名前が漢字で思い浮かぶだけでも楽さが
全然違うと思います。後は心理学系の専門用語ですが、そちらもその手の本を読んでる方なら
大丈夫かと。私は大学時代には結構たくさん(心理学の方。中国語は1年で挫折)読んでい
ましたが、最近はあんまりでしたので、まあ、中くらいのわからなさ(?)でしたねー。

ということで、ぜひお試しください。

で、どういう風に応用するか、なんですが、例えば、ル・グィン。
以前から「東洋思想が入っている」と聞いていましたが、もともと東洋人の私には、どこから
どこまでが東洋で、どこからがそうでないのかがわかりませんでした。
でも、この本の考え方に従うなら、ゲド戦記は最初の「エアの創造」からすでに東洋思想
なんですね。

 ことばは沈黙に、光は闇に、生は死の中にこそあるものなれ
 飛翔せるタカの、虚空にこそ輝ける如くに

どちらかを選ぶのではなく、2つの概念が争うのではなく、両方あってこそ、という考え方。
これって、西洋にもあるのかと思っていましたが、どうもそうではないらしいんですね。
私は自分で書いてても嘘じゃないかと思っちゃいますけど、当の西洋人がそう言ってるって
ことは、実際にあまりされない考え方なのでしょう。

という感じで、なかなか新鮮でした。ものすごくたくさん参考文献リストがついていました
ので(でも、日本語の文献のローマ字表記がものすごくいいかげんなのがちょっと嫌)、
そのうちもっと追いかけてみたいと思います。


〉私に読めるかどうかが一番の懸念ですが、この本を読んで思うところをぐちゃぐちゃ
書いてみたくなるかも…。

あんまり細部にこだわらなければ読めると思いますよー。大丈夫。
読みにくい部分もありますが、まあ、そこはそれということで(笑)。

ではでは、楽しい読書を。

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