絵本報告 その40

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1202. 絵本報告 その40

お名前: アトム http://abookstop.blog8.fc2.com/
投稿日: 2005/10/27(23:55)

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アトムです、こんばんは。
タドキスト大会関係の記事で賑わっているところに、すみません。

ちょっと気が重いんですよね、今回。
やっぱり避けて通れないだろうなあ、Dr. Seuss ってことで。

私、好きじゃないんです。(ああ今、大勢を敵に回した)
いや、最初の頃は面白いと思ったの。でも読めば読むほどどんどんイヤに。
以下は読んだ順です。コメントは読んだ当時のものです。どんどん辛口になっていくのがわかります。
Fox in Socksで底を打ち、I can read with my eyes shutで少し持ち直しましたが、
あとはどうでもよくなっています。  ※自分で読んでて可笑しかった。

■And to Think That I Saw It on Mulberry Street レベル3 総語数800語 ★★
(注:これには当時のコメントがありません。
白黒で、ワークブックみたいなものだったので、面白くなかったのでした)
■Hop On Pop レベル0 総語数380語 ★★★★★
1年生夏休み用。すっごく面白い言葉遊びの本。
韻を踏んでいて、最初は頭の中で音読していたけれど、最後には声をだしていました。
早口言葉みたいだった。お勧め!
■Green Eggs and Ham レベル0 総語数700語 ★★★★
このシリーズはリズミカルでいいですね。 I can Read It All by Myself シリーズ。
Do not lile, would not, could notなど、notがたくさん出てきます。
■Mr. Brown can MOO! Can You?  レベル0 総語数600語 ★★★
Bright and Early Booksシリーズ。いろんな音が出せるMr. Brown。
Dr. Seussの絵って、実在しないものになってる。馬の絵とか。なんだこりゃ。
■The Cat in the Hat Random House レベル3 総語数1700語 ★★★
I Can Read it all by Myselfシリーズ。やかましい猫ですね。
■Fox in Socks レベル3 総語数850語 ★★
音読したら舌をかみそうなそんな文章がずらずらと。この人の絵はキライだな。
■I can read with my eyes shut レベル1 総語数400語 ★★★★
I can read it all by myselfシリーズ。
これは、しっかり世の中を見据えよう、っていうメッセージが込められているようです。なんとなく感動しました。
■One fish two fish red fish blue fish レベル1 総語数1300語 ★★★
形容詞いっぱいの本。音遊びいっぱい。
■The Foot Book レベル0 総語数130語 ★★★★
A Bright and Early Books for Beginning Beginnersシリーズ。
いろんな足が出てきます。リズムに乗って形容詞がわかるのね。

いや、多分ね、最初から音も一緒だったら楽しめたと思うんだけどね。
でもさ、音は聞いてないからね、やっぱ絵がさー、どうにも我慢できん。すまん。

なんだかA Bright and Early Books for Beginning Beginnersシリーズというのをたくさん読んでしまったので。あと2冊どうぞ。

■Hand, Hand, Fingers, Thumb Eric Gurney レベル0 総語数150語 ★★
A Bright and Early Books for Beginning Beginnersシリーズ。
Al Perkins作。とにかく、サルとドラムがたくさん出てくる話。

■The Ear Book William O'brian レベル0 総語数140語 ★★
A Bright and Early Books for Beginning Beginnersシリーズ。
Al Perkins作。こんな音もあんな音も聞けるよ、という本。リズミカル。

今回のテーマは、リズミカルな本、ということなんですね、実は。
それでライム特集。

■Nursery Rhymes Michael Foreman's 総語数10600語 ★★★★★
絵がいいー。ローベルさんのマザーグースよりいいと思ってしまった。
テーマごとにライムがまとまっていて、読んでいても面白かった。
Jackのライムとか鳥とかクリスマスとか、関連があってよかった。
買うのはこれにすればよかったよー。

■Walt disney's Mother Goose Disney The Walt Disney Studios 総語数1,370語 ★★★
私はどうもディズニーが好きではないみたいです。あはは。
ディズニーのクラシカルなキャラクターがたくさん出てきます。
間違ってもニモはいません。一昔前のディズニーが好きという方には楽しいかもしれません。42編です。

■Mother Goose Brian Wildsmith 総語数3400語 ★★★★★
作者自身、色をつけるのをすごく楽しんでいるような感じ。洋服や建物が特に。
ワイルドスミスさん、最高。

■An Apple Pie and Traditional Nursery Rhymes Kate Greenaway レベル4 総語数1,200語 ★★★★
グリーナウェイさんです。布の表紙で中の紙の質もよくって、宝物という感じです。
アップルパイでアルファベットを学ぶのもなかなか面白かったです。

■Ride a-Cock-House and other Rhymes and Stories  Randolph Caldecott レベル5 総語数3,510語 ★★★★★
これも布張りの表紙。コールデコットさんです。
確かに難しいものもあるけれど、笑い話だったり、悲しい話だったりはわかるし、面白かった。
ライムも、間をたっーーーーーぷりとって進んでいくので、わくわくしながら読みました。

■The Rooster Grows A Book of American Rhymes and Jingles Maud and Miska Petersham レベル0 総語数2,300語 ★★★★
初めイースターの本だと思っていました。
Roosterでそう思ったんだろうけど、どうしてそう思ったんだろ?
絵が古臭くてライムにぴったり。初めて真剣に読んだライム本です。

■Down by the Pond Dave Saunders レベル1 総語数350語 ★★★★
Margrit Cruickshank作。マザーグースに肉付けしたもの。
しっぽの先が黒い狐をみんなで追い払う話。

■Each Peach Pear Plum Janet and Allan Ahlberg レベル0 総語数110語 ★★★★★
Tom Thumb, Mother Hubbard, Cinderella,
Tree Bears, Baby Bunting, Bo-Peep, Jack and Jill,
Wicked Witch, Robin Hood, Plum Pieなどという、
ライムでおなじみのキャラクターがリズムのよい文章で次々に出てきます。
"I Spy"遊びができます。ふふふ、どこにいるか探してみよう。
知っているキャラクターがでてくるのって、愉快ですよ。

■Over in the Meadow Feodor Rojankovsky レベル0 総語数400語 ★★★★★
John Langstaff作。繰り返しが多くて、すごくリズミカルで軽快だと思っていたら、最後に楽譜がありました。
歌なんですね、どうりでリズムがあると思いました。すごく好きです。
絵も柔らかくて暖かくて。数を数える歌なんです。

■Catch it if You Can Susie Jenkin-Pearce レベル1 総語数830語 ★★★
Brian Thompson選。現代詩なのかな?
馴染みのあるマザーグースのようなものはなかったです。
絵はね、ゆるめで易しい絵でよかったです。

■Joseph Had a Little Overcoat Simms Taback レベル0 総語数180語 ★★★★★
コールデコット。しかけがあって面白いです。
I had a little Overcoatという歌が元になっています。
コラージュもしてあって、ラグマットも暖かそうでお気に入りです。

■This is the House that Jack Built Simms Taback レベル0 総語数450語 ★★★
マザーグースです。最後に謎の人物Xがでてきます。
この本の語数を数えるのもどうかなー、と思ったんだけど。(数えちゃった)

次はライムではないんですけれど、同じSimms Tabackさんの本ってことで。

■Too Much Noise Simms Taback レベル1 総語数730語 ★★★★
Ann Mcgovern作。
ベットも床もきしむし、落ち葉は屋根にあたり、やかんは音をたてる、その音で家の中がうるさくてがまんできーん、
というおじいさんのお話。
おかしいです。文章は繰り返しが多くてわかりやすいです。

トリはブラウンさん。

■My World Clement Hurd レベル0 総語数180語 ★★★★
Margaret Wise Brown作。Goodnight Moonの続きみたいな本です。
雰囲気がまったく同じです。
そうねえ、強いて言えば、ウサギさんの目がちょっとクールになったかな。
詩になっています。「僕」の世界が繰り広げられます。

ごめんなさい、紹介冊数多いです。
最後まで読んでくださったみなさま、ありがとうございます。
ゆっくり目を休めてくださいね。

それでは。あと10回。


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