SSS多読通信 第408号 (2017/4/18)

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1669. SSS多読通信 第408号 (2017/4/18)

お名前: メイ
投稿日: 2017/4/19(23:02)

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        SSS多読通信 第408号 (2017/4/18)

        ~読める本、読みたい本をお気楽に~

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【1】100万語通過報告 (3/6~4/16)
【2】今号のお薦め本 「おかたづけのご褒美」     (メイ)
【3】SSSコラム 「ほめ上手になろう!」 (まりあ)
【4】SSSニュース            (SSS英語多読研究会)
【5】編集後記                  編集:メイ

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【1】100万語通過報告 (3/6~4/16)
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この期間の100万語通過報告はありませんでした。
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【2】今号のお薦め本 「おかたづけのご褒美」         (メイ)
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 年度の変わり目は何かと変化の多い時期で、お引越しをされた方も多いので
はないでしょうか?私もそのひとりで、久しぶりに大規模かたづけをすること
になりました。ごちゃごちゃといろいろあり、うんざりもしましたが、思いが
けず忘れていた絵本を見つけて、なんだかご褒美をもらった気分です。その本
たちをご紹介しようと思います。
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■Shh! We Have a Plan        YL0.4 102語  
……………………………………………………………………………………………
ニットの帽子にまん丸の目をした4人は森に行き、木に止まっている鳥を見つ
けます。3人は鳥を捕まえようと策を考え・・・でも1人だけ鳥と仲良くしたい子
がいます。どこかまぬけな3人と無邪気な1人の取り合わせがユーモラスです。
[url:https://www.amazon.co.jp/Shh-Have-Plan/dp/1406360031/sss-22]
……………………………………………………………………………………………
■Waiting       YL0.5-0.6  270語
……………………………………………………………………………………………
窓辺に並んで外を見るおもちゃたち。窓から見える季節の移ろいー雪、風、月、
雲、虹、花火を楽しみに過ごします。そして新しい仲間が・・・ 特別な事件や展
開はありませんが、おだやかな世界が存在します。やさしい色づかいのかわい
い絵本です。
[url:https://www.amazon.co.jp/Waiting/dp/0062652346/sss-22]
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■Last Stop on Market Street         YL2.0-2.5  757語
……………………………………………………………………………………………
これは最近購入した本で、2016年のNewberry Medal及びCaldecotte Honorに輝
いた本です。
雨の降る日、少年はおばあさんに連れられて出かけて行きます。バスに乗り、
いろいろな人に出会います。着いたところは、貧しい人々に食事を提供する食
堂で、そこのお手伝いに来たのです。折に触れ、少年に大切なこと、美しいも
のを教えるおばあさんがすてきです。
[url:https://www.amazon.co.jp/Market-Street/dp/0399257748/sss-22]
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■Louise,the Adventures of a Chicken     YL2.3-2.7 1,417語
……………………………………………………………………………………………
農家の鶏小屋で暮らすLouiseは冒険に憧れ、小屋を抜け出します。海賊船に乗
ったり、サーカスで綱渡りをすることになったり、アラブ風の町で男に捕まり、
ケージに閉じ込められたり・・・ Kate DiCamilloの作品で、楽しめる本です。
[url:https://www.amazon.co.jp/Louise-Adventures-Chickeno/dp/0060755547/sss-22]
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■Fnding Winnie: The Story of the Real Bear Who Inspired
Winnie-the-Pooh        YL2.3-2.7 1,525語
……………………………………………………………………………………………
 カナダのWinnipegで獣医をしていたHarryは、第1次大戦が始まると軍馬の健
康管理のため、従軍しました。汽車で移動する途中の駅で、猟師の脇に繋がれ
ていた小さな子熊に出会います。
 放っておけない気持ちになり、その子熊を買い取り、軍に連れ帰ります。初
めは渋い顔をしていた上官もその可愛さに心を奪われ、連れていくことが許さ
れました。子熊は、Harryの故郷にちなんで、Winnieと名付けられ、軍のマスコ
ットとなりました。
 誰もが知る"Winnie-the-Pooh"の物語の背景となった実際にあった物語。巻末
には当時の写真もあります。絵も文も美しく、大切に取っておきたい一冊です。
[url:https://www.amazon.co.jp/Story-Inspired-Winnie-Finding-Winnie/dp/1408340240/sss-22]
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【4】SSSコラム   「ほめ上手になろう!」        (まりあ)
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 最近なんだか「にっぽん凄い!」ブームで、日本には四季があり季節感があ
るとか、日本語は情感豊か、とか、いやそれ日本だけじゃないでしょ?とツッ
コミどころ満載な自画自賛が目に付きますね。多読をしているみなさんも、お
そらくそのように感じていらっしゃるのではないでしょうか。

 日本語は情感豊か、って本当でしょうか?もし英語の方が無機質だと感じる
としたら、それは自分の英語力不足という可能性もありますよね?15年以上多
読を続けてきて、最初は登場人物が喜んでいる、悲しんでいる、怒っている、
くらいしか読み取れていなかったのが、だんだんにはしゃいでいる、満足感を
噛みしめている、拗ねてる、とか自棄になっている、などとより深く登場人物
の心境を感じ取れるようになってきたことからそう思うのです。

 ただ、ネイティブと比べたらほんのささやかな私の多読経験からでも、英語
の方がほめ言葉が多く、とくにアメリカ人はよくほめるなとは感じています。
日本語には、愚妻・愚息といった謙譲語を使って相対的に相手を持ち上げる言
い方があるのに対して、英語では相手の方をほめる、ということはいえると思
います。

 さて最近言葉の乱れを痛感したこととして、WEBで読んでいた文章に「義弟
の愚妻」というのがあって、筆者は愚妻=バカ嫁の意で使っていたのでした。
愚妻という言葉には「自分の妻」の意味しかないことを知らないのか!と呆れ
たのですが、もうこんな表現みんなで忘れてしまうのもいいかな、とも思いま
した。自分や身内を貶める言い方で相手を立てる、気分をよくしてもらおうと
するよりも、素直に相手をほめる方がみんなでハッピーじゃないですか(^^*)
そちらの方がグローバルスタンダードにも適いますし。 

 ごく幼い子向けの絵本から大人の本まで、英語の本には相手をほめる表現は
たくさん出てきます。少しそこを意識しながら読んで、ほめ言葉の引き出しを
増やしませんか?そして日本語でもほめる機会を増やしていくと、人間関係も
より和やかになっていくことと思います。
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【4】SSSニュース             (SSS英語多読研究会)
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■ 多読関連講演会・セミナー
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5/5(金) 「読書の楽しみを伝える多読指導」

多読指導をこれから始める方、多読指導をスキルアップしたい方向け
に多読指導で大切なこと、気をつけないといけないことを教えます。
(一般の方の参加も可能です)
主催:SEG英語多読教室 後援:SSS英語多読研究会
講師:古川 昭夫(国際多読学会理事)
場所:東京都新宿区 SEG 多読教室
定員:20名、参加費1000円(多読図書プレゼント付)
※2/11 とほぼ同内容ですのでご注意ください。
参加申込は、
[url:https://www.seg.co.jp/sss/seminar/index.html]
をご参照ください。 
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【5】編集後記                       (メイ)
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この3月で17年務めた勤務先を退職し、4月から別の職場に移りました。これ
まで車で通勤していたのが、電車での長距離通勤で、階段の上り下りと歩くの
が増えたおかげで、筋肉痛になっていました。でも、オフィスの窓からは、川
の土手に咲く菜の花や桜が見え、のどかな雰囲気です。これからは電車で読書
もできそう・・・と楽しみになってきたこの頃です。
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          多読通信、次号もお楽しみに!
        今 週 も H a p p y R e a d i n g !

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