SSS多読通信 第36号 (2004/06/24)

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120. SSS多読通信 第36号 (2004/06/24)

お名前: ポロン
投稿日: 2004/6/24(03:40)

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       SSS多読通信 第36号 (2004/06/24)

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【1】今週のお薦め本   子ども向けノンフィクション
【2】今週の特選投稿 
【3】今週の通過報告 (06/14-06/20) 
【4】SSS コラム     SSS誕生3周年でした!   
【5】SSS ニュース      
【6】編集後記
                             担当:ポロン
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【1】今週のお薦め本     子ども向けノンフィクション
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物語を読むのは楽しいけれど、ときにはノンフィクションにも目を向けてみま
せんか?子ども向けGRや絵本には、大人にとっても読みごたえのあるものがた
くさんあります。そんな中から、私のお気に入り4冊をご紹介します。
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■The Trojan Horse (SIR5)     1,500語 YL2.5
……………………………………………………………………………………………
ギリシャはいかにしてトロイに勝ったのか?「トロイの木馬」はなぜ守りの堅
いトロイ城壁内に曳き入れられたのか?映画「トロイ」の主題ともなっている
トロイ戦争についての歴史伝承を、興味深く読ませてくれます。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000001463]
……………………………………………………………………………………………
■Find the Constellations     8,400語 YL3.5
……………………………………………………………………………………………
"Curious George"の H. A. Rey による科学絵本。星を見分け、星座を見つけ
るための方法がやさしい言葉で語られ、格好の星座入門書になっています。読
めば星空を見上げたくなること間違いなし!の絵本です。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000005664]
……………………………………………………………………………………………
■Life Story            3,500語 YL4.0-4.5
……………………………………………………………………………………………
"The Little House"などで有名な Virginia Lee Burton の大型絵本です。太
陽が誕生し、地球上に生命が生まれてから、私たち人間が現代の暮らしを紡ぎ
だすまでの命あるものの歴史が、壮大なスケールで描かれています。劇仕立て
の構成でわかりやすく、絵はユニーク。詩情あふれる語りから、作者の限りな
い命への思いが伝わってきます。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000001619]
……………………………………………………………………………………………
■Only Passing Through       2,700語 YL4.0-5.0
……………………………………………………………………………………………
19世紀、奴隷解放に力を尽くしたアメリカの黒人女性、Sojourner Truth の伝
記絵本です。彼女は9歳で奴隷として売られ、自由の身になってからはアメリ
カ各地で奴隷解放を訴えつづけました。確固たる信念を持って行動した女性の
生き様に強く胸を打たれます。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000005619]
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【2】今週の特選投稿
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■アトムさんの「絵本報告 その20」
多読2周年を迎えるアトムさん。毎回テーマを決めて紹介してくれる絵本報告
も20回目になりました。今までに紹介した絵本は250冊を越えるそうです!今
回のテーマは「家族(特に母と子)」特集。心惹かれる絵本がいっぱいです。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-f-g&c=e&id=12349]
……………………………………………………………………………………………
■SSS大阪絵本の会 活動報告
月2回の活動を続けているSSS大阪絵本の会。毎回イベントの広場に活動報告
をあげてくれます。内容は、絵本の紹介から読み聞かせ、シャドーイングによ
る昔話のストーリーテリングなど多岐にわたっています。メンバーの熱気に、
私もいつも刺激を受けています。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-event&c=e&id=4423]
……………………………………………………………………………………………
■happyhopeさんの1周年と400万語報告
今月で多読1周年を迎えたhappyhopeさんが、胸躍る400万語通過報告をしてく
れました。記念の本はPBの"Blood Work"。200万語すぎで投げたこともあるこ
の本を、「ひたすら面白くて先が気になるのでどんどん読んだ」そうです。続
けていれば分厚いPBだって必ず読めるようになるという道筋を示してくれまし
た。「GRも児童書もPBもリスニングも全部楽しい!」と言うhappyhopeさん。
一年でこれだけ幅広く英語を楽しめるようになるなんて、素晴らしいですね!
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-report&c=e&id=2272]
……………………………………………………………………………………………
■寝太郎さんの「父と私」
父の日に、寝太郎さんがお父さんとの心温まるやりとりを披露してくれました。
お父さんが次第に多読に興味を示され、タドキストになっていくまでの過程に
素敵なドラマを感じます。これからも親子で多読の報告をお待ちしています!
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-f-g&c=e&id=12376]
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【3】今週の通過報告 (06/14-06/20)
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 今週は、珍しく100万語通過報告がありませんでした。が、100万超通過報告
の広場には、7名もの方が200万語〜550万語の報告をしてくださいました。多
読がそれだけ長く続けられる学習法だということの表れで、とてもうれしく思
います。
 あんにさん、Raquelさん、ぷぷさん、happyhopeさん、けんさん、Skipperさん、
kentapbさん、おめでとうございます!
 100万語を越えて読み進んでいるけれど、一度も掲示板に投稿したことがない
という方はいらっしゃいませんか?あなたのHappy Readingを、是非100万語通
過報告の広場に投稿してください。100万語まであと少しのみなさんも、次週の
報告を楽しみにしています。
 100万語通過報告の広場はこちらです。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-million&num=100]
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【4】SSS コラム(古川)  SSS誕生3周年でした!
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 6月19日に大分のオフ会に行ってきました。地元の大分から6名、隣の福
岡から4名、山口から1名、東京から8名の総勢19名で、地獄蒸しの美味し
い料理と多読談義を楽しんできました。翌20日には、鹿児島でも、初めての
オフ会が開かれました。掲示板での交流も楽しいですが、人間同士、直接顔を
あわせて、同じ空気を吸っている場所での交流には、掲示板だけでは得られな
い、新しい触発があります。今回も、忙しい仕事の中、大分でいろいろなタド
キストの方と交流できたのは、とても有意義かつ面白いことでした。
 各地のタドキストが「多読の情報交換の会」を地元で作り、それらの会同士
がまた全国のタドキストと交流をしていくようなことになっていくと、より、
多くの人が気軽に多読を始められるようになるだけでなく、現在多読を楽しん
でいるタドキストの方も、より楽しめるようになると思います。
 SSSの多読は、今までの「多読」とは比較にならない程、たくさんの本を
読みます。ですから、いろいろな本に出会う場が必要です。でも、そういう環
境は自然にできていくわけではありません。実際、SSSができる前でも、多
読の重要性は多くの英語教師の間で認識されていましたが、多くの本に触れる
機会はどこにもありませんでした。3年前の6月15日にSSSを創立し、
10月から本格的な活動を始めたわけですが、この3年間でこれだけ多読の輪
が広がることは当時誰も想像していませんでした。
([url:http://www.seg.co.jp/sss/material/index.html])
 でも、まだ、初めの一歩を踏み出しただけの状態です。全国に多読bookclub
は、まだ3つしかありません。多くの図書館には洋書はほとんどおいてなく、
また、学校では相変わらず訳読による授業が圧倒的です。多読用の洋書は、多
くの人は個人で買いそろえるしか無いのが現状です。しかし、それを嘆かない
で下さい。そもそも3年前には、書評システムも掲示板も無かったのです。
 多読のための場は誰かが作ってくれるものではありません。私達タドキスト
自身が作っていく以外に道はないのです。多読の場を作っていく道は険しいけ
ど、信頼できて、価値観を共有できる仲間がいればとても楽しいものです。そ
のことを、大分のオフ会で再認識できました。
 大分では、Sakiyukaさんが、全国4番目のbookclubの立ち上げを目指されて
いることも知りました。中高生向けの塾でないところが、本格的なbookclubの
運営を始めるのは、これが最初の実例です。大分で成功すれば、全国に普及し
てゆく弾みがつくことでしょう。
 この4月、タドキストのメイさんが非常勤講師をつとめる専門学校で、予定
していた洋書の予算がつかず、メイさんは全額自腹を切ることを覚悟されてい
ました。でも、メイさんプロジェクトに多くのタドキストの方が協力したため、
自己負担は最小限ですんだと聞いています。
 新しいことを始めるのに困難はつきものですが、いざとなれば、思わぬ人が
助けてくれることも多々あります。ぜひ、みなさんも、自分にできる範囲で、
多読を広げてみてみませんか?
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【5】SSS ニュース
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■「酒井邦秀の多読授業への招待」連載スタート『英語教育7月号』より
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 英語教師向け雑誌『英語教育』に多読授業実践の様子をテーマにした連載が
スタートしました。(7、8、9月号に掲載予定)
 『英語教育 2004年7月号』発行:大修館 定価:800円 ISBN:4469304070
  発売日:2004年6月14日
  【集中連載】酒井邦秀の多読授業への招待[1]100万語多読の成果
 [url:http://www.taishukan.co.jp/]
 ※なお、同誌2004年2月号は「多読特集号」として、100万語多読を導入した
授業実践例を多数紹介しています。こちらもあわせてご覧ください。
 [url:http://www.seg.co.jp/bookshop/personal/sss1ek.html]
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■講演会・セミナーのお知らせ
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◎関東甲信越英語教育学会の東京大会ワークショップで100万語多読指導に関す
る講演を行います。
 テーマ=「100万語多読」指導の実際 講師=酒井邦秀
 主催=関東甲信越英語教育学会 日時=8月5日(木)14:30〜15:50
 会場=東京電機大学 参加申込締切=6月30日
 [url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-f-t&c=e&id=218]
……………………………………………………………………………………………
◎すでに多読指導を実践されている方、これから行おうという方を対象に、英
語教師のためのセミナーを下記日程で行います。
 9月12日(日) 第1回新人セミナー
 会場=SEG   参加申込締切=9月5日(定員になり次第締切)
 [url:http://www.seg.co.jp/sss/information/zenkoku-kouen.html]
……………………………………………………………………………………………
■新しい多読「100万語! 」本、発売中です。
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 『いっぱい読めば自然に身につく 親子で始める英語100万語!』
古川昭夫・伊藤晶子 著 協力 SSS英語学習法研究会
日本実業出版社 価格 税込 1470円 ISBN: 4534037570
 子どもと一緒に多読を楽しみたい方だけでなく、SSS多読法で英語を学び
直す大人の方にも役立つガイドブックとなっています。読みやすく面白い絵本
や児童書がたくさん紹介されています。
 [url:http://www.seg.co.jp/sss/information/oyakode-100mango.html]
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【6】編集後記(ポロン)
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 昨年度一年間、小学校で図書ボランティアとして活動し、日本語絵本の読み
聞かせや図書室の本の購入のお手伝いをしました。
 読み聞かせや購入本のリストアップでは、掲示板や書評で紹介された本をお
おいに参考にしました。一冊一冊、子どもたちが目を輝かせて聞き入ってくれ
たその表情を見ると、次にどんな絵本を読もうか、選ぶのが楽しみでしかたあ
りませんでした。図書室には意外に英米の作家の本が少なかったので、多読で
出合ったおもしろい児童書を購入してもらえるよう、お願いしました。子ども
たちの中には、「本が好きじゃなかったけど、おはなしを聞いて好きになった」
と感想を書いてくれる子もいました。
 英語力をつけたい一心で始めた多読でしたが、まさか自分の生活の中で、英
語読書がこのような影響を及ぼすとは思ってもみませんでした。それも、たく
さんの素晴らしい本を紹介してくださったタドキストのみなさんのおかげです。
 掲示板では、多読がさまざまな場面でタドキストの生活に変化を与えている
様子がうかがえます。映画をよく見るようになった、自分は英語で、家族は日
本語で同じ本を楽しむようになった、英語の音やリズムにはまった、オフ会で
楽しい仲間に出会えた、などなど。このような報告を読むと、私はとても気持
ちが温かくなります。
 本との出合い、人との出会い、多読をとおして得た宝物を、これからも大切
にしたいな、と思います。
……………………………………………………………………………………………
次号の担当は、ジアスさんです。

     今 週 も、 H a p p y R e a d i n g !

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