意外とやさしい？ The Umbrella Man and Other Stories / Roald Dahl

みなさん、こんにちは。成雄です。
やさしく読めそうな Roald Dahl本を最近読み終わりました。

新作映画の「チョコファク」を観て、
書店で平積みになっていたこの本を先月衝動買い。
ロアルド・ダールの児童書はかなり読んでいますが
一般書は初めてでした。
とても読みやすかったです。
話題も多岐にわたり、まったく飽きなかった。

GRにいろいろ短編集のretold作品があります。
retoldではないこの本、個人感覚ですが、
ページ数の少ない作品で、難しい単語や固有名詞に
こだわらなければ、レベル３ぐらいに思えました。
と言いつつ、Man from the South, The Landlady は
Penguin Readers Level 6 に納められているそうなので、
どの程度理解したいのかによるでしょうね。
他もだいたいレベル４〜６あたりかと思えたのですが。

全部で13作品。
The Umbrella Man and Other Stories (279p)
　　
1. The Great Automatic Grammatizor (26P)
若き天才エンジニア Adolpf Knipe
考案した『小説作成機』は成功するのか？

2. Mrs. Bixby and the Colonel's Coat (22P)
歯医者の奥さんの話。
最初の２ページあたりまでの導入部が難しかった。Matild もそうだった。

3. The Butler (5P)
育ちが違う？品定めは難しい。

4. Man from the South (15P)
ギャンブルのもつ底無しの怖さ。
お金の代わりに青年が賭けるものは。

5. The Landlady (13P)
Dahl が描くホラー。
読み方が浅いからか、あんまり怖くない？

6. Parson's Pleasure (33P)
落語みたい。導入部がすがすがしい。
骨董屋の日曜日の楽しみ。

7. The Umbrella Man (9P)
母親と一緒に歯医者に行く途中、12歳の女の子が見たものは。

8. Katina (32P)
1941年4月の戦地ギリシャの話。
9歳の少女 Katina は頭から血を流し、ひとり、石の上に座っていた。
ダールのデビュー作ってこれ？山について語るシーンが印象的。

9. The Way Up to Heaven (18P)
大金持ちの老夫婦の話。交通機関の事故やトラブルで待たされる苦痛。
老女は長く待たされた。

10. Royal Jelly (37P)
どんどんやせていく乳児の状態に困惑する妻。
夫は読んでいた雑誌の記事がヒントになり、妻と一緒にケアする。

11. Vengeance Is Mine Inc. (26P)
成功の可否は別にして、
商売のタネはどこにでもあるという教訓か。

12. Taste (19P)
このジャンルに詳しくなくてもハラハラドキドキさせられた。

13. Neck (24P)
イギリス貴族の大屋敷が舞台。
女性記者が夫人から招待される。

なぜか、歯医者がらみの話が３作品。
ダールにとって歯医者ってどういうイメージがあるのかなと
少し気になりました。

予定では10月中に読み終えるはずでしたが遅くなってしまいました。
Happy Reading♪