Re: チクワさん、ペギーさんへ(けっこう長文)Sixth Grade

[掲示板: 〈過去ログ〉PBの掲示板(ネタバレ可) -- 最新メッセージID: 1182 // 時刻: 2024/5/15(18:58)]

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[バレ] 541. Re: チクワさん、ペギーさんへ(けっこう長文)Sixth Grade

お名前: ミルポワ http://www.geocities.jp/mirepoix_mirepoix/
投稿日: 2004/11/3(23:20)

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チクワさん、ペギーさん、こんばんは〜。

"チクワ"さんは[url:kb:539]で書きました:
〉ミルポワさん、ようこそ〜。

お待たせいたしました!!

〉〉あー、そこまでやるか〜でした!!

〉よかったー!(同じように思ってもらえて・・・)

髪の毛の件なんて、もう学校中大騒ぎになりそうな
気がしますけど、ずいぶんあっさりしてましたねえ。
首謀者2人は停学になったけど…。
あの後日譚も読みたいなーと思いました。

〉〉なんというか、ある意味、小説の真髄を見た気がします。

〉おおお〜。真髄ですねっ。
〉そこらへんをぜひぜひゆっくりしっぽりとっぷり語ってくださいませませー。

「真髄」というのは、作品そのものではなく、
小説作法に関して思ったことなんですけど、
この作品において、Sacharは重要な小道具や設定を
すべて作品中で使い切っている!と感動したわけなのです。

たとえば、

長い髪→切られる
ずっと嘘はついていない→嘘をつく(実はついていた)
メンバーの秘密→あばかれる

という具合に(他にもいろいろありますが)、
いちばん極端な結果を迎える展開になってるんですよね。

もちろん、あえて極端さを排除したり、
あいまいなままにしておくことによって、
より小説の深みを増す、という小説の作法もあるとは
思うんですけど、やはりここまで激しく使い切ってくれると、
パズルがぱちんぱちんと嵌ったような快感がありました。

〉〉明日ゆっくりと、ペギーさんのネタバレ投稿を
〉〉読ませていただきまーす!
〉〉あー、楽しみだな〜♪

〉どうでしたかー?

私は両方とも、少し違った印象を受けてました。

子供の頃、先生が好きだったというよりは、
奥さん(元スクールカウンセラー)を
喜ばせるため(もしくは励ますためとかとか?)に
学校モノを多く描いているのではないかなー、と
思いました。

もちろん、自分にもヤード・ティーチャーだった経験があるし、
奥さんからもいろんな経験談を聞けるから、
それを利用しない手はない、という作家根性も
あるのかなー、と。

子供の頃、大統領になりたかった、というのは
YesでありNoであるのかもしれません。

アメリカの子供の大多数は大統領になりたいと
思ってるんじゃないかなー、というイメージが私の中にあります。
それは、アメリカという国は常に「リーダーたれ」、という教育を
しているように感じられるからです。

バスケが上手な子は、その中のリーダー=プロの選手
になることが夢であるのと同様に、
社会生活のリーダー=大統領なので、
子供たちはそれが将来の夢だと思うんではないかなー、と。

というわけで、Louis少年もそう夢見た時期があっても
不思議ではないし、
もし一度もそう思ったことがなかったとしても、
多くの子供たちが大統領になりたいと思っていることを
知ったら、やはり作品に使いたくなるのではないかなー、と。

つまりSacharって、はちゃめちゃなことは描くけど、
根っこの部分で「リアルさ」を大事にしている
作家なんだろうなー、と推測したのです。
もちろん私の勝手な想像ですけどね〜。(うふ)

  
〉わたしとしては何しろ、読んだばかりのSixth Gradeの印象が濃すぎて、
〉あーん、もっとSixth Gradeのことを言ってよー!と、わがままに読んでしまいましたー。
〉(書評に行きなさい、ですね。はい、もちろん行って楽しく読んできました!)

〉あ、わたしがミルポワさんに聞いてもらえばいいんだー。
〉(ムリヤリ〜)

わーい、語りましょう〜♪

〉Pig Cityの初期メンバー3人はいいとして、
〉その後4人目からのinsuaranceの決め方、実行は
〉なんかイジメみたい〜、と思った、とか。
〉(アイディア豊富だな、とも思ったけど。)

そこがアメリカっぽいのかも!
できるだけ自分の弱みは見せずに、
相手に対して優位に立ちたい、ということですもんね〜。

でも、それを嬉々として受け入れる同級生たちの気持ちが
いまひとつよく分からなかったです。
なぜみんな、Pig Cityをそんなにも魅力的な秘密クラブ、
と認識したんでしょうかね〜?

あ、人気者のLauraが主催してるから、ってことなのかな?
うーむ。

〉まー、こんなことまでやっちゃって、大人になってから
〉だれかお金に困ると、脅迫のネタにするんじゃないのー、と思った、とか。

おお、すごいチクワさん!
そこまでは考えなかった〜。

〉担任の先生の良さが、今ひとつわからなかった(はじめの方でLauraがほめるほどイイひと?)、とか。

けっこう酷い先生ですよね!
授業中に回ってきたメモを取り上げて、みんなの前で読み上げるなんて!
私が生徒だったら、授業をボイコットしちゃうよ〜!!

〉あと、英語で、
〉table of Character(いや〜役に立った・・・)で、
〉Lauraはour"hero"なのね、とか。

table of Characterはホントに役立ちましたね!
Lauraの親友なんか、どっちがどっちか
すぐ分かんなくなっちゃうし〜。(爆)

〉いちばんのラスト・・・友人関係の修復に要した期間が短すぎじゃないか・・・、とか。

普通はあんなもんじゃないんでしょうねー。
でもLauraが成長して違う考え方ができるようになった
ということが表現したかったのかなー、と思いました。

"ペギー双葉山"さんは[url:kb:540]で書きました:

〉 しかし、あれはびっくりしましたよね。
〉 好きな男にラブレター書かされて、
〉 「もし約束を破ったらこれを相手に渡す」
〉 というのを逆手にとる子

うんうん、可愛い顔してババンバーン♪
でしたね!

〉 あと、もし、あの手紙が書き換えられていなかったら、
〉 今頃どうなっていたのだろう、とか?
〉 
〉 あと、たまんねえな、と思ったのは、
〉 膝と膝がくっついているのに、お互い気づかないフリをした。
〉 とか。

〉 あと、最後から2章目くらいの、kiss meの章
〉 あれもたまらんですな。

も〜、甘酸っぱいっすよね〜!!!

第1部と第2部の両方に The Kiss って章があるから
第3章にもあるのかな〜、と思って読んでたら
Kiss me ときて、も〜〜〜〜、やられた〜〜〜、と思いました。
しかも、それでいて生卵なんだもんなあ、ダブルでやられました。

ところで、登場人物のなかで、誰が一番印象に残ってますか?
(LauraとGabrielは除く)

私はHowardかなー。

ではでは、長文お付き合いくださいまして
ありがとうございました〜。


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