スペイン語で360万語通過しました

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3262. スペイン語で360万語通過しました

お名前: 柊
投稿日: 2018/10/24(15:11)

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皆様、こんにちは、柊です。スペイン語で360万語通過しました。

前回の340万語通過時からそれほど変わったことはありません。と言うか、文法の勉強をするか何かしないと、これぐらいの語数からはあまり劇的な変化はないでしょう。ただ、今はフランス語の文法を始めたばかりで、しかもそのトレーニングが私の計算では6ヵ月かかるので、そのあとでないとスペイン語文法はできません。

前回から読んだ変わった本ですが、あまり沢山はありません。例によって再読が多いです。

まずは、"¿Hay alguien ahí?"ですね。これはヨースタイン・ゴルデルで日本語訳は「ハロー?」です。読んでみてわからないところが多かったので、フランス語訳も読んでやっと話がわかりました。何語でも良いので、是非読んでみて下さい。お薦めです。話の内容としては、宇宙人(?)が来ちゃって、哲学的な問答をして過ごす、ほのぼのしたファンタジーです。

それから、"Italiana"も読みました。Jean Plaidyの"The Italian Woman"のスペイン語訳で、私が読んだのは古本で買った紙の版なので、結構傷んでいて、ほこりっぽくて、あまり長く触っているとじんましんが出そうなやつでした。

話の内容としては、フランス王妃カトリーヌ・ド・メディシスとナヴァラ女王ジャンヌ・ダルブレの、どちらもかなりいっちゃった同士の争い。本来的にはジャンヌが聖女で、カトリーヌが悪女なのかなと思いますが、著者の性格でしょうか、ジャンヌも相当危ない人になってしまっています。このシリーズでは丁度宗教戦争がひどいのですが、俗っぽいローマ法王の姪でカトリックに幻滅しているのか、カトリーヌさんはどっちもいかれてると思って距離を置いているんですね。自分の永遠の命のためなら息子のこの世での人生どうなっても良いなんて、まともじゃない、親じゃない、信心深くも慈悲深くもないとジャンヌを批判している。その辺りのバランス感覚、好かれてさえいれば、「どっちも同じ神様だし」といったエリザベス1世や、ジャンヌの息子のアンリ4世の「柔軟さ」になるのでしょうが、カトリーヌさんは嫌われて畏怖されて嫌悪されているので、「腹黒い」「どちらの味方かはっきりしない」と警戒されます。

まあ、そのカトリーヌさん(と呼んでいる)が私は結構好きなのですが。Plaidyだと毒殺魔なのですが……。冷血な策士なところが格好いいのかなあ。でも、結構子どものこと可愛がってたり(特に三男)、なのに愛情が通じなかったり上手くいかなかったり、気の毒な気がします。産むなり夫の愛人に持って行かれて、返された時にはもう自分には懐いていないという。

スペイン語名前の人が英語で書いた、スペイン語の本が沢山参考文献に入っている小説では、娘思いの優しい母親になっていて驚きました。娘が一人スペイン王妃になっているので、その関係で出てきたのですが、もしかして、フランス以外ではいい人になっているのかなあ。イタリアでの評価が気になるところですが。

あと、フランス語は150万語、ドイツ語は59万語です。ドイツ語はちょっとずつ読んでいるせいか、なかなか進まないし、波に乗れません。Nate the Greatのドイツ語訳もやけに難しいし、マンガは読み飽きた上に本が傷んできたし、次に何を読んだら良いのだか。あと、まだ発音法則が怪しいところがあって、スペイン語と時々混ざっています。j,y,hあたり。音読か、聞き読みでもしようかと考え中。


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