100万語、通過しました。(長文でごめんなさい)

[掲示板: 〈過去ログ〉100万語通過報告 -- 最新メッセージID: 8032 // 時刻: 2024/5/20(08:37)]

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[報告] 909. 100万語、通過しました。(長文でごめんなさい)

お名前: ぐら
投稿日: 2003/6/19(15:25)

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 去年の暮れから読み始めて100万語を無事通過することが、できました!うちわけは、以下の通りです。

   レベル 0・・・19冊
   レベル 1・・・37冊
   レベル 2・・・78冊 
   レベル 3・・・27冊
   レベル 4・・・ 3冊
   レベル 5・・・ 1冊

●英語暦
 大学受験の際にでる単や赤尾の豆単などで単語を暗記し無理やり頭に詰め込みましたし、一般教養で英語もやりましたが全然。2年ほど前から英会話教室に通い始めました。週1回、グループで喫茶店で30分ほどです。ペンギンのGRも読み始めました。が、読まない日が1ヶ月ほど続いたり、面白くないものも無理やり最後まで読まないといけないと思っていたので、そういう本はなかなか進まなかったりでした。たまに、相当面白いものにあたると夢中で読んだこともありました。しかし、ここで自分の語威力、文法の理解力は、中学終了程度だと実感。高校以降に習ったことはすっぽり頭の中から抜けていることに、気づきます。(あ、ちなみに高校生だったのはもう20年以上も前のことです)

●100万語を始めたきっかけ
 100万語の本をアマゾンで知って、町最大の書店に行ったが見つかりませんでした。注文しようと店員さんに検索してもらったが、そんな本は出版されていないといわれてすごすごと家に帰ってアマゾンで注文。今はしっかりその書店にも「100万語」がおいてあります。

●経過
 始めは、絵本がイヤで敬遠していました。読んだ語数をあげるのにはむかないし、総語数が少ないのでわからない単語がでてくると意味がとれません。そして何より私にとって問題だったのは、絵本で語数をかせぐには、相当な冊数を読まないといけないので本代がかかってしまうことでした。だから初めの間はほとんど、GRを中心に読みました。自己流でやっていたときは、ペンギンGRしか知らなかったのが、今回はoxfordやケンブリッジが新たに加わり、バラエティにとんでいてとても楽しかったです。
 30万語通過記念にダレンシャンの1巻を買って読みました。わからない単語が多すぎ、この本で読み飛ばしを実感できました。そしてGRでは味わったことのない面白さを感じました!しかし、あまり知らない単語が多すぎる本は、私の場合ストレスがたまるようだったので、ほどほどのものにしようと思いました。なにぶん、欲深い性格なので、わからないところが実はとても面白いことが書かれているかももしれないと思うと、読み飛ばすことにもったいなさを感じてしまうようです。ダレンシャンも感動し、涙を流したほどなので、ある程度は理解できたと思うけどもっと語威が増えてからもう一度、楽しみたいと思いました。キリン読みはあまり読めなかったとしても「ああ、いつかまたこの本を読みたい」と目標を持てるようになるのでとてもいい方法ですね。反対にパンダ読みも、疲れているときやレベルを下げるとあぁ自分はこのレベルを前よりスムーズに読めるようになったなぁと、実感できるのでこれも効果的だと感じました。そして最近は、前はイヤだった絵本を読むのが楽しくなってきています。
 投げ出し本は、数しれず。多分、40〜50冊以上あります。最初の1ページを読んで、あ、なんかだめ。今、この気分じゃない。と、ぽいぽい投げ出してました。でも、また別の時には読めたりすることが多かったです。

●私の読み方
 いつも頭の中で、音読しながら読んでいます。そして日本語に訳さないように、なるべくイメージを浮かべます。レベル1ぐらいまではアクションを表す言葉が多かったので、イメージしやすかったです。が、レベル2ぐらいから感情を表す言葉が増えてきて、イメージするのに苦労しました。自分の中でその感情を思い起こすのではじめのうちは読むのに時間がかかっていましたが、そのうちに慣れてきました。

●壁
 Louis SacharのMarvin Redpostを読んで、Grが急につまらなくなりだしました。ちょうどレベル2の段階で、ペンギンの2と3はほとんど以前よんでいたため、内容を知っているGRをもう一度手に取る気があまりしなかったのも原因のひとつだと思われます。そしてまた老眼がはじまりだした目には、ペンギンGRの字は小さくてつらいということもありました。児童書は字が大きく行間も詰まっていないので、児童書の後にペンギンを手にとって1ページ目を見ると、やっぱり読めない と、よく投げ出してました。オックスフォードもレベル1の頃は、「the coldest place on earth」などの作品に触れて、ペンギンシリーズには無い感動を味わいました。が、あの暗い表紙と内容にも少し飽きてきました。もともと日本語の本でも、気に入った作家を見つけるとその作家の本を続けて読むタイプなので、Louis Sacharというお気に入りの作家を見つけたことが私にとって、幸せでありまた不幸なことでもあったようです。Marvinシリーズを全部読んしまって他にも彼の本は出版されているけど、そこまでの力がないのでまだ読めないのです。読みたいけど読めない。ジレンマでした。
 今思うと、このころがほんとに、「壁」だったと思います。Grも読まなきゃと、児童書を何冊か読んでその間に無理やりGRをはさんで読みました。で、このイライラを解消するために、絵本を読むことがいいことに気づきました。そして先日、ペンギンレベル4のアバウト・ア・ボーイを入手。この作品は映画を見た後だったので、とても楽しめました。これで少し遠ざかっていたペンギンGRもやはり面白いことが実感できてよかったです。

●私なりのアレンジ
 感情に訴えかけてくるものは好きだけど、理系、社会系のものはすっと頭にはいってこなくって駄目です。だから、そういうものはずっとレベルを落として読んでいます。レベル3ぐらいになってから、1ぐらいのものを。苦手だけど、読み出したらこれはこれでとても面白く興味深く読めています。カメレオンの話しや葉っぱの色がかわる話。英語の本でなきゃ、この年になると、このような本は手にとってなかったような気がします。特にファクトファイルシリーズはとても面白いので全部、読みたいですね。今まで興味がなかったジャンルの物を読むことができたことは、私にとってとてもプラスになっています。

●100万語後の変化
 シャドウイングなど今のところ一切していないのですが、英会話教室のテキストの音読、初見ですらすらと口がまわるようになりました

。いつも頭の中で音読しているせいでしょうか。不思議です。 そして、最近、言葉がぱっとでてくることがあります。以前は、日本語で考えてこれを英語でいうには・・えーと・・・うーーんと・・・って感じでした。が、考える時間が随分、短くなりました。ただし、今、レベル2〜3ぐらいを読んでいてでてくる言葉は、レベル0程度。それも、流暢にではありません。しかし「自然に口から言葉が出ることがある」程度のことですが、私にとっては驚きであり喜びです。
 100万語をはじめる前に、レベル4を少し読んだりしていたので、レベル的に言うと今の方が下です。しかし、読む速度は断然、速くなっています。以前は毎日読む習慣ががついていなかったので、一ヶ月かけてGRを一冊よんだりしたこともありました。以前、自己流で読んだ経験と較べてみると、最初の間は少しでも時間をつくって毎日読み続ける方がが効果があるような気がします。今回、100万語を始めてから6ヶ月ほどになりますが、その間、読めなかったのは14日ほどです。連続じゃなくて、合計すると14日ということです。始めた頃は、たくさん時間をとることができたので、一ヶ月で30万語読み、この調子なら三ヶ月ほどで100万語達成!なんて考えてましたが、そのうち忙しくなったこともありどんどん失速して、結局半年かかりました。私の場合は一日平均30分から1時間ほどの読書時間です。読書の場所は、お風呂の中とベッドの中。夜は、疲れて30分も読めずに寝てしまうことも多いです。2週間ほど前からは、朝、起きた時にベッドで15分程読んでいます。ここんとこ、絵本を読みたくてしかたがありません。以前はいやだったのに。長めのものを読みおえたあと、次に読む本を決めかねているとき、気分がのらない時に、絵本を読むをほっとします。お気に入りのシリーズは、curious georgeとamelia bedelia です。

●目標(と質問)
まずは、シャドウイングを始めてみたいと思っています。frog and todのようなもので、イギリス英語の発音でふきこまれているお勧めのものがあったら教えていただけないでしょうか? 始めた頃は、100万語読めたら、ハリー・ポッターが読めるようになるだろうなんて考えていましたが、私の場合はまだまだのようです。しかし、残念に思っているわけではありません。その前に、読みたい本がたくさん出てきたので、そちらが次の目標点になりました。今の目標は、「Holes]と、「cohcolate factory」「matilda」です。

●今後
 「タドキョー」布教成功しました!友人2人、夫が参加しはじめました。しかし、一番よんでほしい子供はいまだに知らん顔です。
今後は、友人達と本の貸し借りができるので助かります。どうも私は洋書僻地に住んでいるようです。こちらの掲示板の書店情報や図書館情報にもでてきていません。多読指導なんて大それたことがはできないだろうけど、家族の許可が得られたらいつか英語本図書館みたいなのを作って本の貸し出しができたらいいなと考えています。

●お礼
 飽きっぽい性格の私にも、続けることができました。今まで、いろんな英語勉強方の本がでているし、私自身もいろんな本を買いました。それらの本に書いてあるとおりに実行したらもちろん、すごく力がつくんだろうけど、私は根気がないので続きませんでした。100万語は根気のない人でも続けやすいと思います。なんと言っても毎回、テキストが新しいのですから。読書が好きな人ならなおのこと、飽きずにのめりこんでいくと思います。
 これからはじめようとしている皆さん。はじめられた皆さん、どんどん掲示板で語数を報告したり疑問に思っていることを投げかけられたらいいと思います。私もずいぶん、みなさんに助けられました。まず、酒井先生がじきじきにすぐにお返事くださって、なんて気さくな教授なんだろうとびっくりしました。他に思いだすのは、Allyさん、とても優しくわかりやすく私の疑問にアドバイスをしてくださって感謝しています。それから、TORAさん、掲示板に書き込まれている内容がとてもしっかりしたものだったので、最初そんなに若い方だとは思いませんでした。今度、留学されるそうですね。できれば、壮行会に参加してお礼を言いたかったんだけど。残念です。向こうへ行かれても、インターネットでここをのぞいてくださいね。
 古川先生、一番はじめのかきこみですぐにお返事くださって感激しました。あれで、よし、やろう!と励みになったことを思い出します。他にもいろいろな方がアドバイスして下さって、感謝しています。

 たまに東京、大阪方面へ行くこともあるので、SSSにもぜひお邪魔したいと思っています。(前回は、読書相談の日じゃなかったので泣く泣く諦めて帰りました。)オフ会などにも、日程があえば是非参加してみたいです!(これが一番の目標かも?!!)


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