100万語を突破しました。

[掲示板: 〈過去ログ〉100万語通過報告 -- 最新メッセージID: 8032 // 時刻: 2024/4/20(16:17)]

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[報告] 7744. 100万語を突破しました。

お名前: ものぐさ父さん http://monogusa103.jimdo.com/
投稿日: 2012/6/7(00:39)

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ついに 100万語に到達しました。通過本は、『The Buddy Files #5: The Case of the Library Monster(Dori Hillestad Butler)』です。自分の英語での読書力を過大評価していた前半の50万語に10カ月かかったのに対し、パンダ読み中心に切替えてからの後半の50万語には3カ月しかかかりませんでした。これが、100 万語を達成できた理由の一つだと思っています。その中でもいくつかのシリーズものが大変大きな役割を果たしています。Marvin Redpost シリーズ、Captain Underpants シリーズとともに、この The Buddy Files シリーズもそんなシリーズの一つです。
90万語到達の報告をこちらでさせていただいたぐらいから英語の本を読むのが億劫ではなくなってきたような気がしますが、読解能力やスピードが著しく向上したという気はまだしません。でも、英語の児童書を読むのがとても楽しく、最近は暇さえあればペーパーバックや Kindle の児童書を読んでいます。大人向けの本もそれなりに読めそうな気はするのですが、児童小説でも冒頭の『起承転結』の『起』の部分、つまり物語の設定紹介の部分、がまだ苦手なので、この部分が長い大人向けのペーパーブックはまだちょっと億劫です。
もうしばらくは児童小説中心で、少しずつ対象年齢の高い本にシフトしていけたらと思っています。
[url:http://monogusa103.jimdo.com/英語の修行/読書記録手帳2-100万語/]

なお、お借りしていた sss回覧セット(3)については、下記掲示板にてバトンを第15走者のせきけんさんに渡しました。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-lib&c=v&num=100]

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90万語から100万語到達までに読んだ本は以下の通り。読んだ順番にご紹介いたします。シリーズ本以外でとくに印象深かった本に、これまでに読んだ『The Giver』、『Kira-Kira』に加えて、今回読んだ『Rules』を加えたいと思います。

『Marvin Redpost #8: A Magic Crystal?(Louis Sachar)[Kindle Edition]』
願い事が叶うという Magic Crystal の話を Casey から打ち明けられたことから始まる騒動です。『Class President』で、さりげなく Marvin を助けてくれた Casey は私にとっても気になる存在でしたので、とても楽しめました。ここでこのシリーズが終わるのは、もはや Marvin は小学生男子(だんし)ではなく、思春期の男の子になったということなんでしょうね。
Louis Sachar さんの本は、もう少し続けて読んでいきたいと思っています。

 
『Captain Underpants #8: Captain Underpants and the Preposterous Plight of the Purple Potty People』
シリーズ第8巻です。今回は、我らが Captain Underpants の影はとても薄いのですが、そのかわりすご〜く渋いヒーローとヒロインが登場します。前巻から続いての時間旅行に加えてパラレルワールドまででてきて、男子系(だんしけい)おバカものとしては行き着くところまで来てしまいましたが、この巻も「つづく」で終わります。果たしてちゃんと終息するのやら。次の第9巻『Captain Underpants #8: Captain Underpants and the Terrifying Return of Tippy Tinkletrousers』は、2012年8月29日発売予定とのことです。

 
『Rules(Cynthia Lord)』
ニューベリー賞オナー賞(いわゆる佳作)、全米図書館協会優良図書賞を受賞している作品です。
主人公 Catherine の弟 David は自閉症であり、彼の自立のために彼女が弟に教えるルールを自分のスケッチブックに書き込んでいます。このスタイルで、日々のできごとが各章のタイトルとして綴られていきます。David の他、彼が通う occupational therapy(作業療法)のクリニックで知り合った麻痺のために聴くことはできてもカードを使うことによってしか話すことができない Jason、新たに Catherine の隣家に引っ越してきた Kristi との交流が自閉症の弟を持ったが故に Catherine が身につけたものを際立たせてくれます。設定が設定なだけに重いお話ではあるものの、読みながらいつの間にか微笑んでしまうような優しい気持ちにさせてくれたり、胸が締め付けられるような気持ちにさせてくれたり、とにかく心を動かされる作品です。ただし、私の場合はすっと入ってくる英語ではなく、時差ぼけの頭で読んだことも加わり、前半 40ページぐらいまでは何度も気絶しながらの読書でした。しかし、主な登場人物がほぼ出揃ってからはどんどん先が読みたくなり、残りの 160ページはスムーズに読むことができました。特に、中盤の Jason とのカードを使った会話から始まった一連のできごとには胸を打たれました。結局、この後読むのを止めることができず、深夜2時半にようやく読み終えました。
英語は割とシンプルだと思います。難しい単語はあまりでてこないと思います。意味がわからない単語もあるにはあったのですが、雰囲気はわかりました。
Jason との会話のために Catherine が一つ一つのカードを作っていくシーンでは、アメリカの小中学生が頻用する単語をかいま見ることができ、ビジネス書や大人向けの小説ではなかなかお目にかかれない単語の実際の場面での使い方を学ぶことができました。もっとも、「Gross!」だの「Stinks a big one!!!」など知ったところで、あまり使い道はありそうもありませんが…

いつか、うちの子どもたちにもこの本を読んでもらいたいと思います。また、Catherine のような優しい子に育ってほしいとも。ちなみに、Scholastic の Kitchen Table Reviews: Rules も読後に読むと面白いと思います。
[url:http://www.scholastic.com/teachers/article/kitchen-table-reviews-rules]

 
『The Buddy Files #4: The Case of the Fire Alarm(Dori Hillestad Butler)』
このシリーズを読むのも、もう4作目ですし、『Rules』を結構なスピードで読めたので、この本はあっという間に読めるかなと期待したのですが、そこまで実力は向上していない模様。もっとも、このシリーズはどこかのほほんとしているので、のんびり読む方がいいのかも知れません。
今回の事件は、火災報知器のベルを鳴らした犯人探しです。いよいよ Buddy もセラピー犬としてコナーの通う小学校で働き始めます。最後まで読んでから読み返してみると、解決の糸口がちゃんと前半に出てきているのですが、それを意識させないところがうまいなぁと思います。

 
『Sense and Sensibility (SCE2)』「いつか晴れた日に(映画の邦題)」
SSS 回覧セット(3)で残っていた最後の1冊。結論から言うと、CD だけ聞きました。冒頭の部分で登場人物が急にたくさん現れてちょっと混乱しましたが、だいたいのところは聴き取れたと思います(7割ぐらい)。内容自体に興味が持てなかったので、リスニングも途中からはながら聞き。リーディングはパスしました。相性の問題だと思います。中学生の時だったら、もっと興味を持てたかもしれません。

 
『There's A Boy in the Girl's Bathroom(Louis Sachar)[Kindle Edition]』
ここまで読んできた本でお気に入りは、『Kira-Kira』と『Rules』。どちらも作者が伝えたいことを一気に書き上げたような勢いがあります。野球で言えば、直球勝負。一方、Louis Sachar さんのこの本は、技巧派投手のたくみな投球のようです。いつの間にか、空振り三振したりゴロをうたされてしまう、そんな感じです。小学生中学年でも理解しやすいように、計算しつくされた構成とキャラクター作り。わかりやすく子ども向けではあるのに、それを意識させません。そして、どの作品も作品全体が人間に対する優しさと愛情に満ちあふれていて、読み終えたあと一歩前にでていきたくなるようなそんな作品ばかりです。
この作品も、主な登場人物が出揃う冒頭で最後はなんとなく想像がつきます。Sachar さんの作品ですから、当然、ハッピーエンドで終わります。でも、その間にどんな展開があるのかが予想がつきません。今回も、途中から思わぬ展開になりながらもちゃんと主人公が自分の機転でピンチを乗り切ります。その主人公の持っている本来の力を引き出すのを手助けするのが、新任カウンセラーの Davis先生(本人は、Carala と呼んでくれるとうれしいわ、と言っていますが)。コーチングの本から飛び出してきたような先生です。
ハッピーエンドではありますが、ちょっとほろりとさせられる場面も。

 
『The Buddy Files #5: The Case of the Library Monster(Dori Hillestad Butler)』
いつものようにほのぼのとした「事件」を Buddy が解決(?)していくお話です。今回は、Buddy が図書館で見かけた Monster の謎を解きます。人間が犬の言葉を解してくれないことに苛立ながらも、最後はハッピーエンドというのはいつも通りです。
このシリーズの最新巻『The Case of the School Ghost』は、まだペーパーバック化されていないので、ここでしばらく休憩です。

 
 
<<(おまけ)私に読んでもらうのを待っている本たち。>>

『The Boy Who Lost His Face(Louis Sachar)[Kindle Edition]』:Louis Sachar さんの本ということで、購入。
『Dogs Don't Tell Jokes(Louis Sachar)[Kindle Edition]』:Louis Sachar さんの本ということで、購入。
『Because of Winn-Dixie [Kindle Edition]』:たしかWeb上で評価が高かったので、購入(だったかな)
『Small Steps(Louis Sachar)』:Holes の続編というか番外編。
『mockingbird(Kathryn Erskine)』:どうして購入したのか、忘れてしまいました。
『Charles and Emma(Deborah Heiligman)』:洋書ファンクラブで紹介されていた。ある程度、読み進めればすいすい読める気がするのですが…
『The Door into Summer(ルビ訳版)』:昔、翻訳版が好きだったので購入。
『Magic Tree House Fact Tracker #5: Rain Forests: A Nonfiction Companion to Magic Tree House #6: Afternoon on the Amazon』:MTHシリーズのガイド本。杏樹さんのおすすめ。


▼返答


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