100万語通過しました! 長文です。

[掲示板: 〈過去ログ〉100万語通過報告 -- 最新メッセージID: 8032 // 時刻: 2024/5/3(21:10)]

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[報告] 3739. 100万語通過しました! 長文です。

お名前: 日向
投稿日: 2004/6/2(16:42)

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蒸し暑い日々がそろそろ〜っとやってきて、ちょびっと憂鬱な日向です。

5/27に100万語を通過しましたので、報告いたします。
約一年での通過となりました。

以下、今までの報告とダブっている部分もあると思いますが、ご容赦ください。
また、かな〜り長いので、覚悟のほどを…すみません(汗)

◆英語学習歴

そんな大層なことは、何もして来なかったのですが…

学生の頃は、高校まで英語を、短大ではドイツ語を選択しました。
もともと語学は好きだったのですが、成績は…汗! 高校までは学年によって、習う先生にものすごい格差があったのですが(じす・いず・あ・ぺん…な先生だったり)、要所要所でよい先生に恵まれたため、今まで嫌いにならずにいられたのかも知れません。そのわりに英語もドイツ語も、発音とリーダーは褒められるのに、文法はからっきしダメでした。(もちろん、国語でも) 文法の先生から、意訳をしない!と言われたことも。だいたい意味が分かってればいーじゃんっていうのが、ダメだったらしい。それからは、イヤミな程の精訳をしたりしました。

学生時代から、和訳されたSFやファンタジーが好きで乱読していたので、できたら原語で書かれたものを読んでみたいなぁ、と思っていました。訳本に不満があったとか、そういうのではないのですが、訳者のフィルターを通さない単語の解釈を実感したいという、とんでもなく高等な欲求でした。ただ、どんな洋書から読んだら良いのか分からず、書店の洋書バーゲンで買っては、積読状態。絵本すら読めなかったです。その頃、がんばって辞書を引き引き読んでいたらしいマイケル・ムアコックのエルリック・サーガは、3ページ目に栞がはさんであったので、多分そのあたりで挫折したのかと。
↑今でも懲りてません。本と見れば、何でもかんでも買っちゃうタイプです。(未読本と既読本とで家、傾いてます)

10年くらい前、英語で道を訊かれることが何度かあり、「英語がしゃべれたら、ちゃんと教えられるのにーっ ついでに異文化交流もーっ」と思って、Drippyを始めました。10カ月分はやったのですが、プー太郎じゃなくなったので、やらなくなりました。それでも、5カ月分くらいは真剣にやっていたので、英語を文頭から読んでいくことは覚えました。

その後、通信教育の翻訳講座を始めたのですが、2カ月くらいで体調を崩して入院、禁止をくらいました。そして、それっきり。今、教材を見たら「読めるぞぅっ」でした。でも、翻訳は精読なので、たいへんな辞書引きをしなくてはならない。もったいないけれど、ほっぽっておくことに決定しました。

そして…

◆多読のきっかけ

本屋廻りをしているうちに、洋書売り場で何度か「快読100万語!」を目にし、一ヶ月間迷った末、買って読むことに。私が本を買うのに迷うことはまず無いのですが、どうやら「洋書は読めない!」病がかなり進んでいたらしいです。

ぱらぱらと読んで、やってみよう!という気になりました。でも、周りでは誰も多読をやっていないし、「洋書は読めない!病」は進んでいるしで、半信半疑だったため、いつから始めたのか、はっきり記録していませんでした。

◆100万語までの記録

GR : 47冊 (30.9%)
 OBW1*8 OBW2*5 OBW3*7
 PGR2*6 PGR3*11
 MGR3*5
 CER1*2 CER2*1 CER3*2
絵本 : 49冊 (32.2%)
児童書 : 56冊 (36.9%)

 計 : 152冊

レベル0 : 15冊 (9.9%)
レベル1 : 24冊 (15.8%)
レベル2 : 18冊 (11.9%)
レベル3 : 75冊 (49.3%)
レベル4 : 6冊 (3.9%)
レベル5 : 14冊 (9.2%)

2003.05末〜10月 123,949語 17冊(OBW1*7 OBW2*4 PGR2*5 児童書*1←投げ)
11月 82,869語 9冊(OBW3*2 PGR2*1 PGR3*6) 20,717/週 2,762/日
12月 95,082語 11冊(OBW3*4 PGR3*3 児童書*3 絵本*1) 23,771/週 3,067/日
1月 0語 0冊
2月 143,700語 19冊(OBW1*1 OBW2*1 MGR3*1 児童書*16) 35,925/週 4,955/日
3月 210,837語 44冊(MGR3*3 CER1*1 CER3*1 PGR3*1 児童書*15 絵本*23) 52,709/週 6,680/日
4月 200,396語 29冊(CER1*1 CER2*2 CER3*1 OBW3*1 児童書*10 絵本*15) 50,099/週 6,680/日
5月 149,448語 23冊(MGR3*1 PGR3*1 児童書*4 絵本*17) 37,362/週 5,535/日

*CatwingシリーズとICRシリーズは絵本とする。

◆0語〜10万語

プライドが邪魔をして、なんとOBW1からの入門に。「A Little Princess」と「The Elephant Man」以外はサッパリだったにもかかわらず、たった7冊でPGR2へ。黄色の壁にぶち当たり、OBW2の4冊で浮上するが、PGR2「Audrey Hepburn」以外全滅。ヤケのヤンパチで、デルトラに手を出す。

10月くらいにあった酒井先生の講演会に行き、続いてオフ会へ行って打ちのめされる。「みんなすごい人たちばかりだーっ レベルが違いすぎるーっ」と、一ヶ月ほど停滞する。(その時、店で読みかけのデルトラを忘れ、余計にやる気を失う。←デルトラは投げ技を使いました。)

◆10万語〜30万語

11月10日、ふと手に取ったPGR2の「Heidi」で、突然浮上する。続いてのOBW3の「Frankenstein」も思ったよりよく読めて、気を取り直した私は、手帳を買って記録を付けることにする。実は、これが終盤、ちょっとしたストレスになることまでは、気がついていなかった。

この頃、読むペースが遅かったので、これでは2年半以上かかるのではないか、と恐れる。(ペースは未だに遅いものの、一日に読む量は増えました。)

◆30万語〜45万語

Majeika先生シリーズとMagic Tree Houseシリーズにハマる。手帳の感想欄に4段に感想を書くようになり、また、何度も感想を見返すため、手帳がボロボロに…(←感想を見ては、「そうそう、これ、おもしろかってん!」と一人ニヤニヤするので…爆)

溜まっていた和書を読んでいて、一ヶ月まるまる多読をしなかったが、AmazonからMajeika先生シリーズが届いて、復活する。ここからGR離れが始まる。が、まだ絵本は難しくて読めない。だんだん長いストーリーの本になってきて、一日で読みきれなくても大丈夫なことに気づく。そして、想像力をフルに使うことにより、怒涛のごとく読めるようになる。(一日1万語超の日も。) 30万語以前は総語数も少ないし、根性で読んでいたのでしんどかったのではないか、と思う。

この頃から、多読をやっていて感じたことを書き留めるようになる。(ほとんど不定期日記状態) 40万語前後で考えていたことは、日本国内で四六時中英語を浴びようと思ったら、本(読む)>TV(聞く)>>>話す だなぁ、ということ。

◆45万語〜57万語

癒されたくて買ったICRシリーズにハマる。特に、Lobelさん物。よく泣かせていただきました。また、GRのDawson's Cleekにもハマる。いつかPBで…という野望が、ムクムクと湧き上がる。(なのに、Roswell HighのPBを全巻、集めてしまう。)

この頃から、あいだあいだに絵本や短い本を読むパターンが出来る。

そして野望的疑問が湧き上がる。ある程度多読が進んだら、同じ言語形態のドイツ語やイタリア語、中国語の多読がし易くなるんだろうか…?

◆57万語〜85万語

Animorphsにハマる。近所の図書館に、他言語の絵本があるのを知って、狂喜する。(急に絵本の読書量が増えたのも、このため。) 一日の読書量が増え、多い日には2万語超を読むようになる。

そして、とうとう手帳の一部がはずれてしまう…泣

かつての学校英語とのギャップに、驚くことしばし。かつて、学校で習う英語は英語の古典だと聞いたことがあるが、なんであんなに回りくどい表現をしていたんだろう…?

また、分からない単語を飛ばしまくることにより、少しくらいレベルが高くても、それに慣れてしまえば、以前読んでいたレベルがもっとラクに読めることに気づく。(飛ばし読みでも、おもしろい!が最低条件ですが…)

ヒアリングも、聞き取れる量が増える。脳内音読のおかげと思われる。映画を見るときに、日本語字幕でだいたいの意味を瞬時に把握ながら、英語のセリフを聞く…とてもたいへんですが、単語のニュアンスがより分かることがあります。(映画館では、もったいないので絶対やりませ〜んっ また、する映画も選びます。)

平安時代より前から、日本人の一部の貴族階級は、男性も女性も漢文を読んでいた、というTVを見て、かなり励まされる。江戸時代には一般庶民も、漢文を白文で読んでいたり、レ点返り点付きで読んでいたりしたわけで、それならば、文法のよく似た英語も今、読めないはずはないぞ〜、と夜中にテンションが上がる。(爆)

そろそろ「ちゃうかったやん(ウソ覚えてたわ)単語」が増えてくる。
今のところ、but,and,come,close,jaws(笑)。

辞書の使い方も変わりました。まるで漢字がわからなくて広辞苑を引く感覚で、単語の綴りのみを引くようになりました。ついでにあちこち読んでしまうのは、相変わらずですが。

絵本は、よく分かっていなかった箇所が、語数数えの時に突然ひらめいたりすることに気づきました。脳内音読だけでなく、声に出して読むことも大切ですね。(あ、そういえば最近、「声に出したて読みたい日本語」って流行ってましたっけ…)

◆85万語〜100万語

Paddingtonシリーズにハマるが、後になってレベルが5.5と知り、びっくりする。

このあたりで、語数の落とし穴に嵌る。
70万語報告や80万語報告が義務でないことは分かっているのに、自分の中で呪縛を作ってしまう。もちろん、「おめでとう!」と書いていただけるのが嬉しくて報告を書くのだけれど、通過本や語数に、変に固執してしまった。

以前にやっていたDrippyのヒアリングを始めたところ、ものすごくよく聞き取れるようになっていて、びっくりする。そして、Drippyの声がエルモの声よりず〜っと聞きやすいことに気づく。(前は、10カ月もやっていても聞き取れなかったのに…) 物は使い様だと実感。

一年間、ほとんど脳内音読を続けたせいか、日本語まで脳内音読しようとする自分がいました。読むスピードを上げると消えたのですが…かなり、うわあっ!と思いました。32万語から約4カ月、和書をちゃんと読んでいなかったツケかもしれません。リハビリしよう…

◆100万語通過の感想と、これから…

嬉しいのは嬉しいのですが、手離しとはちょっと違うような… 図書館には未読の絵本がたくさんあるし、読了本の向かいの仮設本棚には、推定300万語のGR、児童書が並んでいるし、読みたい和書も、ものすごい量があるし。
なので、100万語以降は語数に囚われることなく、どんどん読み散らかしていこうと思います。目標は、和書でするような乱読を、洋書でもすること! それがGRであろうと絵本であろうと、関係なしに、です。

そして報告も、気が向いた時にすればいいか、と。でも、増えていく語数と本の数、変化は楽しみにしたいので、今後100万語手帳が益々ボロボロになっていくだろうことは必至です(泣) ひとつ問題は、本代です…ちッ

あと、ヒアリングとライティングをどんどんやっていこうと思っています。ライティングはまず、大好きなPaddingtonの文章の丸写しを考えています。
加えて、できたらドイツ語の絵本にも手をだしたいなぁ、などと妄想を広げております。

◆最後に…

とても長い、羅列のような報告を読んでいただきまして、ありがとうございました。

こちらの掲示板には、たいへんお世話になりました。特に、ときどきの掲示板には、読む速度が上がってからも、いつ停滞がくるか分からなくてコワイなんていう理由で居付かせてもらいました。
スレッドを読んでいるだけでも元気が出てくるのに、書き込みの度にお返事をくださった方々、本当にありがとうございました。

そしてそして、これからもよろしくお願いいたします!

More Happy Reading !!!


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